1. レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ
《ネタバレ》 いかにもアメリカって趣きの廃れた地方都市を巡る内容で、ロードムービーとして純粋に面白い。 最高なのはストーリーを変にひねったりこねくりまわしたりせず、ストレートに表現しているので、疲れている時でもリラックスして楽しめるところ。 音楽も自然と耳に入ってくる。 肩の凝らない身軽な演出こそ、アキ・カウリスマキの魅力。 それをふんだんに味わえる。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-09-29 11:53:08) |
2. レネットとミラベル 四つの冒険
《ネタバレ》 「青い時間」なんてなかなか素敵な話だよね、まるで夕凪みたい。 全体的に少女二人の狡猾さが鼻につく展開だったかな。 エリック・ロメールの映画って、神経質な女性同士の会話モノが多いなぁ。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-08-24 09:32:38) |
3. レディ・イヴ
《ネタバレ》 本作でもバーバラ・スタンウィックはスレンダーで美脚だった。 それに惚れ込んだヘンリー・フォンダ、気持ちはよく分かる。 運命の赤い糸で結ばれた二人は、様々な障害をもろともせず、最後は初めて出会った船で結ばれる。 若々しいヘンリー・フォンダに驚いた。 老けたイメージしかなかったので。 話は淡々としていて、特別面白いとは言わないまでもつまらなくもない。 無難なラブストーリーの古典。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-06-16 13:23:11) |
4. レミーのおいしいレストラン
《ネタバレ》 さすがにネズミに料理は無理が… アニメにリアリティは不要なんだろか。 ついていけず。 まあ不幸な話ではないから良いんだけどもね。 [インターネット(字幕)] 3点(2024-06-10 21:58:30) |
5. レクイエム・フォー・ドリーム
《ネタバレ》 不愉快なアメリカ映画。 醜い婆さんばかり見せられて拷問のようだ。 気分ダダ下がり。 どうしてくれるんだ!仕事疲れが倍増したじゃないか! [インターネット(字幕)] 1点(2024-03-07 22:04:16) |
6. 連合艦隊
《ネタバレ》 特撮についてはどうでもよくて、単に話がつまらなかった(史実の勉強にはなったけど)。 永島敏行の話とかどうでも良いし。 トップクレジットの小林桂樹は早々に退場、後半は鶴田浩二と財津一郎が活躍。 三橋達也の爺さんっぽい滑舌の悪さは聞くに耐えなかった。 あと、豪華キャストにしときゃ何とかなるだろ的な印象を受けた。 [インターネット(邦画)] 3点(2023-06-10 17:34:01) |
7. レクイエム~ミカエラの肖像
《ネタバレ》 この話は面白い作りになっている。 最初悪人に見えた人は後半になるにつれ、実は良い人だと分かる。 逆に最初味方に見えた人は後半になるにつれ、害悪だったと分かる。 現実の世界でもそうだと感じる。 初対面で人当たりも良く優しそうだった人が、本当の窮地に陥ると案外助けてくれなかったりするし、その逆で最初は悪人だと思ってた奴が、本当にキツい時に助けてくれたりする。 この映画に焦点を絞ると、主人公を死に追いやった主犯は、あの優しい父親ではないだろうか。 医師から精神科入院の指示が出ていたにも関わらず、娘を少しでも自由にしてあげたいとの理由で、それを母親にも知らせなかった。 ただこれは、娘を思うこその父親の気持ちがそうさせたのであって、勿論、父親は娘の味方だ。 だがこの父親の判断が結果的に娘を追い込んでしまった。 皮肉にも親族でない友人の女性が、一番賢明なアドバイスをしていた。 妙な悪魔祓いにすがるのではなく、精神科で見てもらうよう懸命に訴えていた。 世の中には、おそらくこの主人公のように医者にも見放され、原因不明の病に侵されている人がいるはずだ。 そんな時、何にすがるべきなのか?誰を頼るべきなのか? そのような問題提起、メッセージを本作から強く感じた。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-09-24 16:16:39) |
8. 恋愛準決勝戦
《ネタバレ》 地面から壁へ、そこから天井へ… 部屋を一回転するダンスにたまげた! しかし52歳なのにアステアのダンスが凄い。 顔はしっかり爺さんだが、ダンスが凄い。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-06-26 23:27:23) |
9. レヴェナント 蘇えりし者
《ネタバレ》 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ作品が好きなので鑑賞。 音楽担当は坂本龍一、グスターボ・サンタオラヤが担当でないとイニャリトゥの良さが出ん! 内容もそこまで面白くないが、アクション好きには楽しめるのではないだろうか。 それにしても、息子を殺されるというのは見ていて辛いものがある。 [インターネット(字幕)] 5点(2020-08-16 13:20:16) |
10. レインマン
《ネタバレ》 前半はモッサリとした展開で、かなり退屈した。 後半、かなり盛り返し、弟の兄への愛が感じられた辺りから、良い話だなぁ~と、幸せな気分になった。 血のつながりという、理屈を超えたもの。 それが良く描かれていた。 なかなかの良作。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-03-21 02:50:03) |
11. レポマン
荒涼とした街風景はとても良い。 こういう舞台設定は好み。 ならず者たちが行き交う街。 そこで繰り広げられる殺戮・・・と思いきや、そんなシリアスなバイオレンス映画ではなく、トンデモ・バイオレンス・SF映画だった。 ご都合主義を基本とし、ストーリーは破綻している。 特にラストシーンは完全にギャグで落としている。 一言で言えば、無茶苦茶な映画。 ギャグ映画なんだけど、少しだけシリアス感があり、基本はバイオレンス。 そしてオカルト風味も、ちらほらと。 主人公が、元プロボクサー世界チャンピオンの“フェルナンド・バルガス”にしか見えなかった。 もっとも、誰もバルガスなんてボクサーは知らないだろうけど^^; [DVD(字幕)] 5点(2016-02-28 23:08:16) |
12. RED SHADOW 赤影
麻生久美子が出ている序盤の部分だけで評価すれば、高得点。 それ以外の、大半の部分は駄作。 おそらく、この序盤とそれ以降とのアンバランスさが、本作が低評価たる所以か。 中野裕之という監督は、なかなか独自のセンスを持った監督であり、本作の失敗ぶりのみで評価するのは勿体ない監督だ。 だが、本作を「撮ってしまった」という汚点は、消すことができない。 結論から言えば、本作を「撮ってしまった」のは、中野裕之の監督キャリアの中で、 確実に失敗である。 中野裕之は、音楽の使い方とセンスに、類い稀なるセンスを感じる。 映像センスも良いし、何より、女優を誰よりも美しく撮る。 特に、再三起用している麻生久美子を撮らせたら、右に出る監督はいない。 麻生久美子の「チュウチュウ」。 いやっはぁ~、たまりませんなぁ~。 それだけに、本作を「撮ってしまった」という失敗、いや汚点は、非常に悔やまれる。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-04-27 23:54:34) |
13. 霊魂の不滅
《ネタバレ》 念願叶っての鑑賞。 まだ観ていなかった最後の大物サイレント作品。 サイレントの中で比較すると、『鉄路の白薔薇』に勝るとも劣らないダイナミックなサイレント作品だった。 数章仕立てになっていて、そこが案外分かりにくかったりするわけだが、最終的に話が収束していく感じは、作品としてのスケールを感じさせる作りになっている。 まあしかし、時代が時代だけに、かなり都合が良い展開のストーリー。 そこに難あり。 あそこまでの悪人が、ああなるかねぇ・・・ その妻も即、夫を許してしまうかねぇ・・・ 難ありだが、サイレント特有の魅力があり、画質も綺麗なところは特筆ものだ。 鑑賞後、帰宅してネット調べて知ったのだが、この作品の監督であるヴィクトル・シェストレムって、イングマール・ベルイマンの名作『野いちご』の主人公イサクを演じた爺さんだったとは・・・ その事実を知った時、時の流れもダイナミックに感じた瞬間だった。 [映画館(字幕)] 6点(2013-07-03 21:41:52) |
14. レオナルドの日記
レオナルド・ダ・ヴィンチらしき人が画を描くシーンが出てきて、そこがアニメーションで表現されている。 それにリンクする様に、その画に関連する実写の映像が挟み込まれてくる構成。 この実写映像がとても興味を引かれるものが多くて、ヤン・シュヴァンクマイエルの本業であるアニメーションの部分より面白かった、という皮肉な感想となってしまった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-05-04 23:33:16) |
15. 檸檬のころ
榮倉奈々はとにかくかわいい。 だけど、これは人を選ぶ作品か。 東京に生まれ育った人間が観て、果たしてどれだけ感銘を受けられるか疑問。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2010-07-09 23:43:05) |
16. 練習曲
《ネタバレ》 ホウ・シャオシェン監督の『憂鬱な楽園』でアジアの映像美を撮ってみせたチェン・ホァイエンが、監督業に進出し自らメガホンをとった上に、脚本と撮影までこなした作品。 これがどんな出来栄えになったかと期待して観たのだが、内容はかなり薄く、不発。 意味もなく耳が聴こえない設定の青年が、自転車で台湾を一周するというロード・ムービースタイルの作品だが、設定の割に面白くない。 やはりこういったロードムービーは、行く先々での様々な人々の出会い、それに関するエピソードが充実していないと厳しい。 青年がただ自転車で台湾を一周するだけのお粗末な内容には、大分がっかりした。 貴重でいて秀でたアジア映画を一斉にDVDでシリーズ発売した「珠玉のアジアン・ライブラリー」シリーズだが、面白い作品が目白押しの中、本作は残念ながら最下位に位置する作品だった。 [DVD(字幕)] 4点(2010-06-18 22:19:24) |
17. レター 僕を忘れないで
《ネタバレ》 都会に住むキャリアウーマンと田舎で素朴に暮らす男との、恋愛・結婚・離別までをストレートに描いた、タイ発の切ないラブ・ストーリー。 タイ映画らしい澄んだ映像美は本作でも健在。 タイの緑、風、陽射しを、映像を通して楽しむことができる点は満足。 ただし、難はラストの“子供オチ”か。 あの終わらせ方は不要だと個人的には強く感ずるところ。 男女の素晴らしき出会い、そしてその後に早かれ遅かれ必ず訪れる別れ。 それを、タイの風景を織り交ぜた美しい映像で淡々と描いてくれた方が数倍良かったように思う。 雰囲気は良かっただけに、そういった点において、非常にもったいない作品。 [DVD(字幕)] 6点(2010-06-07 00:00:54) |
18. 錬金術師パラファラガラムスあるいは地獄の蒸留器
伸び縮みするヘビが出てきた時には腰を抜かした。 これじゃ、錬金術師じゃなくて錬蛇術師。 んでもって、あのクモは気色悪い。 『月世界旅行』の、あの月以来の気持ち悪さ! [インターネット(字幕)] 3点(2010-05-04 06:53:06) |
19. レスリー・チャン 嵐の青春
一言。 これはヒドイ!! DVD化されている理由は、おそらくレスリー・チャンの若かりし頃を観ることができる、ただそれだけのことだろうと思われる。 とにかく内容がヒドイ。 最初はどこにでもある80年代の香港青春映画と思いきや、途中から雲行きが怪しくなり、最後は香港人から見た奇妙な日本人像が炸裂し、空回り。 前髪がパッツリそろった気味の悪い日本人女性が日本刀っぽいものを振り回し、およそ殺陣とは言い難い、カンフーもどきのアクションシーンが繰り広げられ、最後は切腹シーン。 うーん、、、レスリー・チャンのファンでさえも厳しい内容。 しかも、レスリー・チャンの魅力もあまり感じられないのが致命傷だ。 まさに切腹に値すべき映画。 [DVD(字幕)] 2点(2009-12-17 22:44:39) |
20. レスリー・チャン あの日にかえりたい
《ネタバレ》 この頃の青春モノ香港映画って、底抜けな明るさというか、一時代前の懐かしさというか、気軽に楽しめる感じとか、そういう見方をしているので、それほどシビアな目で観る気はさらさらないんだけど、これはさすがにヒドかった! ショボイ音楽やダサさ全開のファッションとかはまだ楽しめるとしても、展開がお粗末で突飛なのには閉口した。 しかも女性陣が全く魅力なし! レスリー・チャンも晩年の頃のような気風も感じられない。 ラストが特に酷い。 悪役の殺し屋をやっつけて、はい終り!なんだけど、なんのヒネリもなく悪役をやっつけて映画は終ってしまった。 これには置いてきぼりをくった様な気分になった。 別に古臭くても、ダサくてもいいんだけど、投げやりで雑な脚本はどうもなぁ・・・ 一生懸命さと、緻密さが感じられる脚本なら、もっと好感を持って楽しめたんだろうけど、これは何ともお粗末としか言いようがない。 [DVD(字幕)] 3点(2009-11-16 20:46:40) |