1. LEGO ムービー
《ネタバレ》 映像のクオリティは素晴らしく、また、ストーリーもどこにでもいる平凡な人物がヒーローになる!というレゴの世界にふさわしい内容でそこそこ楽しめた。楽しめたがやはり出来ることならリアルな人間は出さないで欲しかった。もしどうしてもというのなら、せめて部分だけ、手だけとか足だけとか、それと喋らせないとか。とにかくリアルな世界の出現で、半分は興ざめしたのもまた事実。そのまんますぎでしょいくらなんでも。せっかくレゴの世界という異質な空間を楽しんでいたのにな~・・・あれはない! この作品のテーマやいいたいことは非常に共感できるし、素晴らしいものだと思う。だからこそ鑑賞する多くの人にできるだけ納得してもらえるような努力とアイデアが、もっともっと欲しかった!本当にそこだけ! 惜しい! PS:ダンブルドアとガンダルフ。どっちがどっちかわからないっていうシーン。あそこだけめっちゃ共感できた(笑) 公開時期も同じくらいだったしね。 [インターネット(吹替)] 5点(2020-04-03 15:41:33) |
2. レプリカズ
《ネタバレ》 キアヌ・リーブス主演で、そこそこ興味を引くような設定なのに、なんでこんなにも投稿者が少ないんだ! まあそれこそがこの作品の実態なのでしょう。 映画通な人ならばこの映画の予告編から、ペットセメタリーみたいなものを連想したに違いない。生き返った家族が別人のようになり暴れだす。そんなことを想像したはず。ところがどっこい、そんなことにはならず、生きてた時となんら変わらない状態で復活しちゃうんですね。記憶だけなら分からなくもないんですが、感情や思考までもが生前となんら変わらないって、どんだけすげぇ技術力なんだよ。ただそのせいでホラーやSF的要素は、ぐーんと減ってしまったけど。さらに言えばそのせいでドラマチックな要素もぐーんと減り、まったくもって面白味のない内容になってしまった。 医療目的と思ったら軍事利用だった!ていうオチもいい加減飽きました。100歩譲ってそういうオチだとしても、もっとグイグイ引き込まれるような展開だったなら、まあ許容できてたかもしれません。 とにかく総評としては、期待ハズレ、でした。 [ビデオ(字幕)] 3点(2019-11-13 21:20:40) |
3. レッド・スパロー
《ネタバレ》 ジェニファー・ローレンスの使い方を熟知した監督さんによる、まさにジェニファー・ローレンス劇場だった。冒頭のバレエシーンは本人が実際に踊っていて、かなりハードなトレーニングを積んだそうで、だからこそ高揚感のあるシーンとなり、だからこそバレエを失った主人公の憤りが半端なく伝わってきた。表情の変化も素晴らしく、いったい今何を考えてるんだろうと、まさに観客を手玉に取るような演技力、そしてそれを引き出す監督の手腕もお見事としか言いようがない。淡々と話が進むのに全くもって欠伸が出ない。そこも評価したい。あと映画配給会社さんにも礼を言いたい。だって、大ドンデン返し!とか、衝撃のラスト!みたいな宣伝文句をしなかったおかげで、あのラストには久々に、うわ~やられた~、てなりましたから。 それにしてもロシアって、やっぱあんななんでしょうかね。怖いよ、ほんとに。 [DVD(字幕)] 6点(2018-08-08 06:52:18) |
4. レディ・プレイヤー1
《ネタバレ》 ん~なんだろう~、素直に面白い!って言えないのは・・・。好きなものや懐かしいものが所狭しとうごめきあい、戦い、暴れ、やんややんやと大騒ぎ。楽しくないわけがない。なのにどうしても今一つ乗り切れない。恐らくその理由は、だからなんだろう、そこに尽きてしまうんでしょう。たしかにね、メカゴジラとガンダムがバトルすりゃあ、そりゃあ興奮もするでしょう。でもね、所詮はゲームだし、なによりも積み上げてきた感触が薄くて、そこにあまり”愛”を感じられないんですよね。私自身の性格のせいかもしれないけれど、それでもやはり、借り物のは借り物、この映画のオリジナルの面白さではない。 それから主人公の彼。その他の人たちもみ~んな、キャラに全然深みがない!だから感情移入もできない。一企業がドローン使ってアパートを爆破。え!?別に今のこの世界を牛耳ってるわけじゃないでしょ?そんな権力ないでしょ。普通に変でしょ。VRと現実世界とか言ってるけど、肝心の現実世界が描ききれてないから、VRへと没頭したがる気持ちが伝わってこない。貧しい貧しい言いながらも、しっかりとVRしてるし、主要キャラ以外はみんな不満もってるように見えない。それに、お金使いすぎて滞納して働かされるのは自己責任だからね。 10年間全く解けなかった謎が、アッと言う間に解けてっちゃうのも、ご愛嬌と言っていいんでしょうか・・・(;´д`)ね~。 一言で言えば、豪華な食材で彩られた薄味の幕の内弁当、といったところでしょうか。 と散々文句ばっかり言ってはきましたが、これだけのお祭り騒ぎを実現させてしまったことには、大いに感動です。はい。そのことに対してプラス1点献上で。 [映画館(字幕)] 6点(2018-04-21 21:04:08) |
5. レゴバットマン ザ・ムービー
《ネタバレ》 レゴだからって舐めちゃあいけない!レゴだからって馬鹿にしちゃあいけない!子供だましなんかじゃない!こいつぁ大人のための至極なエンターテイメントだ!ちゃんと「バットマン」しています。バットマンといえば孤独なヒーロー。その孤独さに焦点を当て、しっかりとバットマンというヒーローを描いています。ここまでしっかりと作りこんでるとは正直思いませんでした。単なるお祭りバカ騒ぎ映画かと思ってたので。それからこの作品には、過去の様々な映画に登場した悪役たちが総出演します。ハリポタのヴォルデモート・指輪物語のサウロン・グレムリンのグレムリン・その他ドラキュラやジョーズも出てきます。そしてなぜかキングコングまでも・・・悪役か?ってなりましたけどね(笑)とにかくハチャメチャでブッ飛びまくり。でもってバットマンシリーズの悪役たちも総登場。しかし面白いのが、他の映画の悪役とバットの悪役が対立するんです。なんだかスーサイドスクワッドみたいです(笑)あとジョーカーが愛おしくなっちゃいます。バットマンに「お前なんかライバルじゃない。眼中にないよ」て言われて涙目に・・・。繊細で傷つきやすい。ジョーカーがバットマンにお前と俺は似ている、って言うんですが、確かに似ています。どっちも傷つくことを恐れて偏屈になり自己中で排他的。その実ものすごいかまってちゃん。一言で言えば面倒くさい性格です(笑) バットケーブに入るための合言葉が最高すぎ! アイアンマンのバーカ! これめっちゃ好きや~(*´ω`*) [映画館(吹替)] 7点(2017-04-01 19:05:50)(良:1票) |
6. レヴェナント 蘇えりし者
《ネタバレ》 水の音、風の音、木々の音、静寂、自然界が生み出す様々な音。雪、山、川、空、土、石、木々、自然界が生み出す様々な景色。それら音や景色を臨場感たっぷりに体感させてくれる。そんな映画です。熊に襲われるシーンが一番のクライマックスで、あとは何一つとして盛り上がりません。ただただ自然の美しさや過酷さを思い知っていくだけです。ディカプリオ様の演技もほとんど一人芝居の一本調子。別に悪くはないし体当たりで挑んでいる姿には敬意を評したい。だけどそれが最優秀かというとハテナである。この映画自体も撮影技術等の水準地が上がっているだけで、幾多ある復讐劇モノと何ら変わらない。故にディカプリオ演じる主人公グラスの人間性があまり複雑に浮かび上がってこない。ラストの復讐を天に委ねる件も、なんか都合良すぎです。だいたい「天」じゃないしね。ネイティブ・アメリカンだしね。ただね、じゃあ観る価値がないかというとそうじゃない。むしろ劇場で観てほしい。こういう映画は劇場で観てこそナンボですから。先にも述べたように、映像と音響は圧巻の一言です。日々の喧騒を忘れ、雄大な自然に身を委ねる。そんな2時間36分です。 [映画館(字幕)] 6点(2016-04-23 12:55:00) |
7. レフト・ビハインド
《ネタバレ》 スケール感ゼロのパニックムービーほど観ていて辛いものはない。たとえ予算がなくてもアイデア次第で面白くもできるだろう。なのにアイデアのアの字もありゃしない。なんなんだこの映画は!人をおちょくってんのか!ここ最近観た中で断トツのつまらなさですね。はい。それとすっげぇ気になったことが。世界中から子供たちが消えました。子供たち・・・さて基準は?何歳までですか?10?15?18?次の日が誕生日の場合は?どこで線引きするんですかね。それにさ、親から引き離されたら子供たちだって可愛そうじゃんか。泣いちゃうよみんな。いいのかよそれで!けっきょく天国行っても不幸やんけ!以上! [DVD(字幕)] 1点(2015-12-12 21:27:36) |
8. レスラー
タイトルに惹かれて留守録をした。ミッキーロークが主演というのも気になった点でもある。ここ最近はパッとしないミッキー様ではあるが、やはりド派手なSFXよりも、シンプルなヒューマニズムの方がしっくりとくる。心に染みる。心が痛む。無様で惨めで滑稽で、でもそれでも格好良い!こういった役をやらせたら、ミッキー様に敵う者なんかいやしない。どことなく「ホームボーイ」を連想させるが、そんなこたぁどうでもいい!格好良いもんは格好良いんだから。「俺にとって痛いのは、外の世界なんだ」この台詞はもう・・・名言です。 [地上波(字幕)] 8点(2014-01-18 23:17:02) |
9. レッド・ライト
《ネタバレ》 読まれる方へ。超ネタバレあります。ご注意を!それなりにワクワクドキドキしながら楽しめた。トリックを見破っていく途中まで。そう途中まではかなり期待させられました。が、結末はしょぼすぎて、まさにポカ~ン状態に。まぁね、結局は本物か偽物かってことでしかないから、そんなに期待するのも酷な話なんだが、それにしてもラストの盛り下がり方には泣けてきちゃいました。盲目かと思ったら実は目が見えている。邪魔者だからボコボコにしてやれ。でも殺さない。投げたコインを見えないはずなのに受け取っちゃった。で実は主人公こそが本物の超能力者でした。はぁ~・・・・。もうこの手の映画に、やられた!ていうのを期待してはいけないんですかね。でも結局は観ちゃうんだろうな。だって観なきゃ、分からないから。にしても、はぁ~つまらんかったなぁ~。 [DVD(字幕)] 2点(2013-07-08 10:32:49) |
10. RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語
《ネタバレ》 夢を追いかける男はかっこいい!同じ男なら誰もがそう思う。でも実際には、夢をつかめる人間はほんのひと握りだ。努力努力とよく言うが、それだけで自分の描くことが叶うほど、世の中は甘くない。でもだからこそ、エンターテイメントの世界のおとぎ話に、ひと時の夢を見る。一時の現実逃避。お金を払う側の特権だ。 しかしこの映画は、夢を追いかける男の話なのに、全くもって夢を共感できなかった。作品の中で主人公が言うセリフ「自分のことしか考えない奴がエリートなわけない」て、ちょっと待てよ!あんた今夢追いかけて自分のことしか考えてないやんけ!なんか母親の病気や、友人の死を、上手いこと夢にすり替えてるだけにしか見えない。 それともう一つ共感できない最大の原因は、とにかく恵まれすぎている。母親、妻、娘、仕事仲間、上司、その他出会う人たちみ~んないい人ばかり。典型的なステレオタイプですね。だからハラハラドキドキ、この先どうなるんだ的展開はゼロ。はいはい、て感じ。 それに、田舎は良くて東京は良くないみたいなニュアンスも好きじゃない。息が詰まりそうな都会のジャングルの中で、面白くもない仕事に日々汗水流している人たちはたくさんいます。そういった人たちのおかげで私たちは生活を営んでいるんです。 恵まれた環境の中で、自分の好きなことを仕事にして、豊かな自然の中でのんびりと過ごしている主人公にどうして共感できましょうか。 悪いことばかり書きましたが、主人公の中井貴一は、相変わらず安定した演技力で見ていてホッコリさせられます。それに比べて娘役の子はダメダメでした。喋っている言葉がセリフにしか聞こえない。表現が乏しい。手がブラブラしていて気持ち悪い。ちゃんとオーディションしたんですかと疑いたくなる。 まぁ結論を言うと、日本人が大好きな典型的日本人感動ステレオタイプ映画でした。 [DVD(邦画)] 4点(2012-07-14 09:09:25) |