1. レールズ&タイズ
《ネタバレ》 冷静に考えたら、末期ガンの妻を持つ男が自殺未遂に巻き込まれ、残された遺児を家に迎える…というのはありえない設定だと思うが、感動モノなので仕方ない。 生きたいのに生きられない人と、生きられるのに死を選ぶ人の対比なのだろうが。 イーストウッドの娘うんぬんは抜きにして、テンポが良く見易い作りだと感じた。 良くも悪くも、「死」に対してはあっさりしていた印象。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-30 19:16:30) |
2. 恋愛小説家
《ネタバレ》 見ながら、ラストで結ばれないなら6点、結ばれるなら4点と思っていたが結果は予定調和の、4点。 ここで評価が高いのがわかったような…ご都合主義なストーリー且つ、男に都合が良い展開。 あんな、禿げてて背が小さくて毒舌でイケメンでもなくてマナーも無い…そんな男でも、ひょんなことから恋愛できるという展開が男に受けるのだろう、現実にはありえないが。 現実に、あのスペックの男性が恋愛できるとしたら、相当なお金がある場合だけでは? 加えて、主人公の行動はただのストーカーにしか見えないし、主人公の人格を疑う。 弱者(動物や障がい者など)には優しく、屈強な黒人には強く出れないただの偽善者。 サイモンに優しくなったのだって、彼が怪我をして不自由な身になってからだし。 まだ、主人公に人間的魅力があればハマれる余地があるが、それが全くないのでただの気持ち悪い作品に。ジャック・ニコルソンが出ているから見た、という感じかなー このような作品が作られヒットするのが男尊女卑社会アメリカらしいし、それを追従している日本でウケる(少なくともここでは評価されている)のもまた日本らしい。 女性でこの作品が好きな人は少ないんじゃなかろーか。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-11-17 01:41:47) |
3. レイチェルの結婚
独特のカメラワークや演出で、最後まで退屈させられない作り。 キムの痛々しさが見ていて辛いが、観客が痛々しいと感じられるほど、キャラクター描写が上手くいっているということ。他のキャラクターも、行動原理に矛盾が無い。 この作品のテーマとしては、社会的にスティグマを負う環境(キムのように依存症治療施設・精神病院・刑務所など)から社会に復帰した際に、受け入れる側・当人がどれだけ苦労するか、というところかなーと。 社会的な受け入れられやすさとしては、日本より進んでいる国が多いと思うが(前科者でも普通に仕事に就けたり)個人の感情としては、世界共通で難しいんだろうな…と。 受け入れる側は心配して過保護・過干渉になったりしてしまうだろうし、戻ってきた当人にも負い目があるから自意識過剰に反応してしまう… お互い、愛情や反省の気持ちがあるのに、深いところまでいかずに表面の段階で衝突してしまう…。 このようなことを考えさせられた、人間ドラマとして秀逸な作品。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-09-29 20:14:13) |
4. RENT/レント
共感はできないが、それなりによく出来ているな~と思って見ていたが、終盤の奇跡的な展開には少し冷めてしまった。HIV・同性愛・ドラッグなどタブー視されやすいテーマを扱っているのがウリの作品だが、人種差別問題について全く触れないのは如何なものかと… 少し偽善的に感じてしまった。舞台版はどうなのか、また確認してみようと思う。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-08-13 19:58:21) |
5. 恋愛睡眠のすすめ
エターナルサンシャインが面白かったので、この映画も借りてみたが、この映画はいまいちだった。 現実と夢の区別がつかない男が好き勝手やる話。映像は綺麗で面白いのでが、結局夢の中では上手くいっても現実では何も変わっていない、それどころか悪くなっているという『現実』が悲しい。 監督のセンスとアイデアはいいと思うが、ハッピーなラブストーリーではないので注意が必要。 [DVD(字幕)] 5点(2011-01-27 17:20:48) |
6. レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
兄弟が辛い目にあってゆくのが淡々と描かれた映画。 キャストは豪華かもしれないが、面白いとは思わなかった。 引きつける何かが足りない。 [映画館(字幕)] 5点(2011-01-21 20:25:16) |