1. レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ
《ネタバレ》 コメディと称される映画は数多くありますが、これはあまり体験したことのないスタイルのコメディでした。セリフを少なくすることで、こんなおもしろさが生まれるんですねー。主役のバンドメンバーがいかにもウケを狙ったようなキャラクターだったので、そのアクの強さによるドタバタ映画かと思ったら、まったくの真逆。クオリティの低いコメディのようなガチャガチャした感じがないので、落ち着いて楽しめました。 レニングラード・カウボーイズ、セリフが少ないためか、見ているうちになんだか「動物の群れの集団行動に似てるなー」と思えてきました。 アメリカに電話するマネージャーの様子を窓から見ているメンバー達、刑務所内でビールの空き缶を叩くメンバー達、バーで黙々とクルミを割り続けるメンバー達・・・。レニングラード・カウボーイズという新種の生き物の生態を描いているような可笑しさでした。 ロシア民謡から始まって、ロックンロールやビーチボーイズなど、演奏シーンになると、おかしなことをしているわけではないのに、なぜか笑えてきます。映画では「ヘタクソな演奏」という設定でしたが、実際はそんなにヘタではないし、音楽映画としても楽しめる演奏レベルだと思います。 笑いどころはいろいろとありましたが、自分が一番笑ったのは「民主主義復活」のテロップでした(笑) [CS・衛星(字幕)] 9点(2022-05-27 19:33:29) |
2. レネットとミラベル 四つの冒険
《ネタバレ》 若い女の子同士の関係性については、オトコの自分には理解し難いところもあったのですが、何気ないエピソードの中に織り込まれた、ちょっとしたユーモアが楽しかったです。 【青の時間】 自転車のパンクを修理したのは、なんでもテキパキこなしそうなミラベルではなく、ドンくさそうなレネットだった・・・ 【カフェのボーイ】 レネットがコーヒー一杯の支払いに200フラン札しかなくボーイとモメているところにミラベルが現れ、コーヒー一杯を注文し、出したのが500フラン札・・・ 【物乞い~】 お金と罪に関することでお互いの主張をぶつけ合うものの、言葉とは違った行動をとる2人・・・ 【絵の売買】 静寂についてマシンガントークのレネット。「明日はひと言もしゃべらない!」と宣言した途端、画廊に行くのが明日になり、当日はほんとにしゃべらない・・・そしてラストの画商のセリフ・・・ とにかく、ミラベルがいいですね! もし学校にいたら絶対浮いてそうなイタイ子ちゃんのレネットを避けることなく、青の時間にもつきあってあげたり、対等に会話したり、そして友達のためにはコーヒー代を踏み倒して逃げたり、画商を騙そうとしたり、美人でいい子というだけでなく、人間くささも持ち合わせたミラベルがとても魅力的でした。 制作者が意図した笑いどころではないと思うし、この映画においては見方が間違ってるかもしれませんが、個人的に大爆笑したシーンがありました。 ミラベルが「恋人は?」と訊ね、「それは秘密」と答えるレネット。 おいおい、クソ野暮ったい女が美人と対等に恋バナって・・・(^^; ここはツッコんではいけないのかもしれませんが、思わず吹き出してしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-09-23 22:04:58) |
3. レンタネコ
「めがね」のような映画を観たい気分の時ならなんとか鑑賞できるかもしれませんが、そうでない時なら0点レベルの出来だと思います。ストーリーそのものに惹かれる部分がないし、ネコの見せ方に何の工夫もないため、ネコは大好きなのに、まったくかわいいと思えませんでした。演出もあざとい感じがするし、ガッカリでした。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-03-29 14:40:06) |
4. レインマン
初めて見た時はとても感動した覚えがあったのですが、そのイメージが強過ぎたせいか、ひさしぶりの鑑賞は、期待したほどの感動はありませんでした。特にチャーリーの心理描写が浅かったような印象でした。でも名作には違いありませんね。週末の落ち着いた夜に観ればまた印象も変わると思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-10 21:23:36) |
5. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
《ネタバレ》 ストーリー展開のテンポもいいし、いろいろなパターンでハラハラドキドキさせてくれるし、細かいことを気にしなければ、気軽に観るにはいい映画だと思います。シリーズの中でもこの作品が一番面白いと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-19 10:29:00) |
6. レオン/完全版
とても良かったです!完全版の方しか観ていないので比較はできませんが、最初から最後までカットするムダな部分などワンシーンもないと思えるくらいで、2時間を超える長さもまったく気になりませんでした。ナタリー・ポートマン、あの年齢でしっかり主役としての演技を見せてくれました。素晴らしいです。ただ、よく「天才子役」という言葉がありますが、天才的な演技ができる子役などいません。観ている人に「天才だ!」と思わせるような演出や演技指導をするスタッフがすごいのだと思います。でもそんなことはどうでもよくて、とにかく良い作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-03-07 17:31:03) |