1. レミーのおいしいレストラン
《ネタバレ》 視覚と聴覚だけでもこんなに楽しめたのに、味覚や嗅覚をもってすれば最高だっただろう。異国情緒たっぷりで、愉快で味わい深い映画だった。 天才ねずみと若者のやり取りを見て学べるのは、謙虚さが大事ということ。これが欠けると、いくら相性がいい者同士でも歯車が噛み合わないのだと感じた。 感銘を受けたのは、田舎料理ラタトゥイユを辛口批評家に出した時、彼の少年時代がフラッシュバックするシーン。眠っていた過去の記憶を呼び起こすほどの、「おいしい」だけの言葉では説明できない、料理の持つ強さを感じた。 [インターネット(字幕)] 8点(2017-11-21 18:43:04)(良:1票) |
2. レヴェナント 蘇えりし者
《ネタバレ》 最初から最後まで重厚感漂う映画。終始大自然を舞台にしている壮大さが印象的。プロット自体はシンプルなのだが、多くないセリフの中にも、細かな動作・心情の変化が丁寧に描かれている。仲間の死は冷静に受け入れるグラスであるが、息子に対する時は全くの別物で、深い愛・生への執念が感じられた。最後のシーン、元妻の描写は何を意味するのであろうか。疑問を投げかけたラストとなっている。 [インターネット(字幕)] 7点(2016-09-19 01:24:14) |
3. RED/レッド(2010)
《ネタバレ》 悪くはない。映像や演出は洗練されていていい感じである一方で、プロットは特に傑出しているわけでもないどこかに同じものがありそうな映画。犯罪ものであるので、もう少しアクションを減らしてシリアスさを演出して欲しかった(副大統領が陰謀に関わっているという大事なので)。過去のグアテマラの事件が今回のキーとなるので、事件をセリフ上で語るだけではなく再現シーンをどこかに挿入して欲しかった。全体としてはインパクトには欠けるが、くつろぎながら見るには楽しめる映画だと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2015-03-25 22:42:10) |
4. レ・ミゼラブル(2012)
《ネタバレ》 セリフがまるでミュージカルのようで、詩的な映画だった。衣装や街の風景が出す味は良く、この映画は夜がよく似合う作品だなと認識。ただ全体的にはものすごい映画と聞いていた評判ほどは感嘆を受けることはなかった。 [DVD(字幕)] 7点(2014-12-07 20:52:32) |
5. レオン(1994)
《ネタバレ》 映画設定としてはかなり異色だけど、プロットが追いやすいこともあってハマった。 殺戮だけを繰り返す殺し屋の内面が、少女を通じて描かれていた。 その少女を演じるナタリー・ポートマンの演技が子どものものと思えず、時にぞっとさせられるような場面も存在し、こんな子がそばにいたら、自分ならどうしてるだろうと想像すらしてしまう。彼らが「仕事」をしているシーンも良かったけど、身支度とか仕事後のシーンが一番魅力的だった。 [DVD(字幕)] 8点(2014-12-03 11:48:19) |