1. ROBO☆ROCK
主演の塩谷瞬と主題歌のクロマニヨンズに惹かれて観たのだけれど、、う~ん、薄い、薄ら寒い、、。たぶんB級テイストでかつオシャレな映画を狙ったのだと思うけれど、な。ラストで流れる「東京ジョニーギター」がカッコ良さと映画の出来の落差が悲しかった。 [DVD(邦画)] 3点(2008-08-24 16:54:19) |
2. ロボコップ(1987)
去年この作品をはじめヴァーホーヴェン作品をまとめて観たのだけれど、何と言うか、クセのある監督さんだなあ、という印象。ある種露悪的だったり、あるいはアメリカ的・ハリウッド的なものに対してシニカルでありつつ、その「アメリカ的・ハリウッド的」な文法で作品を作り上げる、という、なんかもぉ、二重にも三重にもヒネくれてんなぁ、という感じ。この作品でも、後半でヘルメット(?)が剥がれ落ち、あまりカッコ良くない姿で戦うロボコップは、滑稽でもあり、グロテスクでもあるのだけれど、反面愛おしさを感じなさせなくもない。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-09 18:12:54) |
3. ロンゲスト・ヤード(1974)
《ネタバレ》 最近、70年代アメリカ映画をよく見てます。あんまりハンサムさんは出てこないけど(この作品のバート・レイノルズ、ちょっと渡辺哲に似てると思ったのは僕だけか?)、人間描写にコクがあって良いですね。この作品も、アメリカの人種問題や社会をさりげなくちりばめつつ、人間くさくて男臭くて汗臭い(笑)、熱~いドラマを見せてくれます。看守チームのコーチ、無茶苦茶ヤな奴だけど、ラストで引き金が引けなかったのは、試合を通して主人公と「分かり合えた」部分があったんじゃないかな。やっぱ男はぶつかり合いよ、パッチギよ、んで最後はワッショイワッショイよ(意味不明)! [DVD(字幕)] 8点(2006-08-31 20:17:28) |
4. ロケッティア
《ネタバレ》 これはむかーしビデオで観た事あって、先日DVDで観直したのですが、面白~い!正に「活劇(活き活きとした劇)」って感じ(ちなみに僕は、冒頭のカーチェイスやティモシー・ダルトンの狡猾でイヤラシ~イ悪漢ぶりに「カリオストロの城」を思い浮かべました)。様々な伏線が小気味良く効果を発揮する展開とか、敵役のギャングが後半で良い奴になっちゃう(?)所とか(FBIと顔を見合わせてニヤッとするシーン、良いっすね)、「ステレオタイプ」とか「ありがちな展開」と言えなくもないけど、僕はむしろ「キモチいいツボ」を押されてるような感じで楽しかったです。 [DVD(字幕)] 8点(2006-05-09 19:36:47) |
5. ロスト・イン・トランスレーション
うーん。最初のスカーレット・ヨハンソンのお尻は良かったんだけどなあ。何か、短編映画でも良かったものを日本のエキゾチックな映像(外国人にとっての)とホテルでウダウダする二人のシーンをダラダラ入れて無理に普通の映画の長さにしたという感じ。それにソフィア・コッポラの経験が相当反映されているらしい登場人物二人も、要は家族もいて本来なら幸せな筈なのに何だか不安で自分の居場所がない感じって事でしょ?そんなん、寂しいモン同士で傷を舐め合ったって解決しないぞ。ちゃんと自分の中の「孤独」と向かい合わなきゃ、と画面に向かって説教したくなってしまった。あと、映画に登場する日本人の描写に関しては別に文句はないけどさ、そこで切り取られた日本の風景がいかにも「大都市TOKYO」なトコといかにも「エキゾチック・ジャパーン」な京都ってのがなー。どうせならあんなお洒落ぶったストリップバー(?)とかカラオケボックスとかじゃなくて、浅草ロック座とか新宿ゴールデン街とかに行けば良かったのに。確か上野の方には外国人バックパッカー用の安い民宿とかもあるし、そういうところの方がよっぽど刺激的でスリリングだと思うぞ。ま、良いけどさ。あ、そうそう、意地悪なアメリカ人に「どうして日本人はLとRの区別ができないの?」と言われたら「言語にはそれぞれ発音の体系というものがあって、それから外れた発音の仕方はなかなか体得できないものなのですよ」と丁寧に教えてあげるか、それがメンド臭かったら「アメリカ人だって“カラオケ”って発音しないで“キャリオーキィ”って言うじゃん。あんまし自分たち中心で物事考えてると、知らない内に嫌われるぞ」と言ってあげると良いと思います。 6点(2005-02-11 17:38:28)(良:1票) |
6. ロボコン
「ロボコン」というユニークな題材に寄りかかりすぎかなあ、という気がしなくもなかったけど、青春モノとしてはなかなか良かったんじゃないかな。はじめは「ウォーターボーイズ」パターンかな、とも思ったけど、ある意味「オズの魔法使い」、つまり登場人物が冒険(この場合は大会だけど)を通じて自分の欠点を克服していく、というお話なんだな、と解釈しました。大会前日のラーメン食べるシーンが良いですね。ただ、主人公の女の子は可愛いのに宣伝用の写真(怒ったような顔でにらんでるやつ)の写りが悪くて、ちょっともったいないな。 7点(2004-10-24 18:09:45) |
7. ロスト・チルドレン
う~ん・・・。心優しき怪力男、彼にほのかな想いを寄せる少女、不気味な双子の老姉妹やグロなクローンたち、ゴシック調の世界観など、どっちかっていうと嫌いじゃないはずなんだが・・・。なんか、ティム・バートンに近い気もするけど、ティム・バートンほど可愛げがないというか「ほっほっほ、常人にはこの芸術が分からないざましょ(いやスネ夫のママじゃないんだからこんな喋り方はしないだろうが)」みたいな感じがしてしまいました。 6点(2004-10-21 19:03:07) |
8. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
うーん、困ったなあ。「どこが悪かったの?」と訊かれたら「別にどこも悪くなかった」と言うしかないんだけど・・・。あんまドキドキ、ワクワクがなかったんですよね。あの竜とかオリファント(ゾウみたいなやつ)とか、凄いんだけど、凄いんだけど、なんかなあ・・・。これは作品の出来とかの問題ではなく、観客の自分のせいかも。というのも、原作を先に読んでいたんで(10年以上前。もちろん映画化するなんて思ってもみなかった)、展開が読めてたっていうのも大きいかもしれないです。何にも知らずにクライマックスシーンを観たら、「うぉぉぉっ!」ってなったかもしんないけど。でも最後のエンドロールは良かったかな。 6点(2004-03-18 19:07:25) |
9. ロジャー&ミー
正直、面白さという面では「ボウリング~」とは比較にならないし、地味、というより悲壮感、敗北感漂う作品です。しかしこれは映画作りに限った話じゃないけど、敗北をきちんと噛み締めてこそ、真の勝利が得られるのだと思います。この作品でのマイケル・ムーアの主張に全面的に賛成するわけではありませんが、この作品を撮る動機がGE社に大量解雇された故郷の人々の惨状をなんとかしたい、というきわめて私的な動機だったことが作品に力強さを与えています。「ボウリング~」を気に入った人にはお勧めしたい・・・のですが、ウサギをペットとして飼っている人はできれば観ない方がいいかもしれません(理由は敢えて書きませんが)。 7点(2003-12-19 17:37:14) |
10. ロックンロール・ハイスクール
んっふっふ。ロジャー・コーマン監督のB級テイストとラモーンズの「スリーコードで行ったれ!」魂は妙に相性がいいのですね。ピストルズやクラッシュでは、こうはいかない。 6点(2003-12-19 16:32:03) |
11. ロミオとジュリエット(1968)
さすがに有名すぎる話なんで(昔、子供向けの抄訳だけ読んだ)、それほど入り込めはしなかったけど、良い映画でしたね。若さ溢れる情熱の恋ってやつですよ。詩的な(悪く言えば芝居がかった)台詞の言い回しも違和感なかったし、なによりオリビア・ハッセーが可愛すぎる・・・。どうでもいいけど映画の中で「巡礼(ピルグリム)」という単語が何回か出てきて、あたしゃ当サイトのピルグリムさんを思い出してしまった。 7点(2003-11-14 17:30:51) |
12. ロスト・イン・ラ・マンチャ
これは見応えのある作品でしたねえ。モノを作るということは(っていうか、そもそも生きること自体が、かもしんないけど)闘いである、ということをまざまざと見せ付けてくれました。こういう「闘っている」人の映画を観ると、生きる勇気がモリモリ湧いちゃうんですよね。モノ作りってどんなものでも「血を流す」なんでしょうけど、特に映画というジャンルはたくさんの人がかかわるから、余計に大変なんだなー、と思います。トリュフォーの「アメリカの夜」なんかもそうですけど、こういう作品を観ちゃうと、ちょっと自分に合わなかったからといって簡単に「駄作!」と切り捨てることは出来なくなっちゃうなあ。それにしても、まるで無邪気な子供のように映画作りを楽しむテリー・ギリアムは本当に素敵でした。ジョニー・デップの役も今までなかったような三枚目で、この映画が完成したらなあ・・・。ちなみにこの作品、エンドロールの後まで観なくちゃ駄目ですよ。 9点(2003-10-07 15:23:29) |
13. ロッキー・ホラー・ショー
ちゃちゃちゃちゃちゃちゃたぁーっちみー!むかーしTVで深夜にやっているのをチラッと観た時は「な、な、なんじゃこりゃー?」と思ったけど、今観てみると楽しくてキュートで、ちょっぴり切ないミュージカル映画でした。音楽がかっこよかったですね。ホラー映画に対するオマージュの部分なんかがよく分からなかったのが残念ですが・・・。きっとキリスト教文化圏の人にはこの反モラル的なデカダンがたまらないのでしょうね。それにしても特筆すべきはスーザン・サランドン!今の彼女もとっても魅力的だけど、この映画の彼女はお色気爆発!決してすごい美人というわけではないけれど(今でも魅力を失わずに第一線で活躍できるのは、そのせいもあるのでしょうが)素敵ですねえ。そりゃティム・ロビンスも惚れるわな。 7点(2003-08-25 22:02:41) |
14. ロックンロールミシン
《ネタバレ》 うむ、傑作!行定監督が本当に撮りたかった作品を撮った、っていうかんじですね。主役四人の演技は言うに及ばず、室内の光の感触とかもかなり良かったし、スタジオとして使っているマンション(アパート?)に行く途中の坂道や、束の間の開放感を象徴するような屋上のショットが印象的でした。ラスト、夢破れ、また退屈な日常に戻ったかに思えながらも、かすかな希望を感じさせる「Tシャツ」のエピソード、オフィス街をふわりと飛んでいく風船、そして一心不乱にミシンがけをするリョウイチの姿に心動かされます。 9点(2003-08-20 19:18:09) |
15. ロブ・ロイ/ロマンに生きた男
別にリーアム・ニーソンに対する罪悪感から言う訳じゃないけど(「マイケル・コリンズ」拙レヴュー参照)、僕は素直に良い映画だと思ったんですけどねえ。権力を持った悪役にいじめられる正義の主人公、という設定は別に目新しくもないオーソドックスなものだけど、俳優の演技も良かったし、話の筋もしっかりしてたと思いました。誇りと名誉を重んじる主人公ロブ・ロイと、彼を愛するが故にその誇り高さに反発してしまう妻メアリーの絆が良く描かれていました。ある意味サムライの武士道精神に通ずるものがあるから、時代モノが好きな人は気に入るんじゃないでしょうか? 8点(2003-07-13 21:26:47) |
16. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
うーん・・・。音楽はカッコ良かったんですけどねえ。なんと言うか、話はトリッキーなんだけど、それが面白さにつながらなかったんですよね、僕の場合。あんまり心に残るものがありませんでした。ということで、ごめんなさい。 4点(2003-07-07 21:57:39) |
17. ローズ
正直言ってラストまでは「おお、ベッド・ミドラーの声、結構ジャニスに近いなあ。でもジャニスそのものとはやっぱり違うし、ジャニスをモデルにしつつも「ローズ」という架空のロックスターにしたのは正解だな。」とか「それにしてもこれ、時代は60年代なのに音楽はあからさまに70年代後期の音だなあ。もうちっとサイケデリックな感じにしてほしかったなあ」とか「まあジャニスがモデルってことはオチは想像つくなあ。けっこうベタな流れだし」とか割と冷静に観てたんですが、エンドロールとともに静かに流れ出す「ローズ」を聴いた瞬間、不覚にもどばばーっと涙が・・・。この映画を進めてくれた女友達に言ったら「あたしも同じだった」と言ってた。むう、不思議。それにしてもローズ、そんなわがままかなあ?僕にはいわゆるスターという人種(最近はセレブなんてイヤらしい言い方をしてますね)がどんな気持ちかなんて想像するのも難しいことですが、彼女は(多分ジャニスもそうだったと思うけど)歌がとてつもなく上手くて、コミュニケーションがいまいち下手で淋しがり屋という以外はごくごく普通の女の人だったんだと思います。例えば、マドンナという人は音楽の才能だけでなく自己のマネジメント能力も優れている(ような気がする)けど、ローズはそんな風に器用にできなかったんですよ、きっと。で、ボロボロになって、クスリに手を出して、やっと理想の男性に会えても歌は捨てられなくて、ああいうことになったんじゃないでしょうか。60年代ってロックが急激に巨大化していく時期で、商業としてのきちんとした形がちゃんとできていなかったこともあってジャニスやジミ・ヘンドリックス、ジム・モリソンみたいな悲劇のスターを生み出しちゃったんだと思います。別に破滅的な面にあこがれる気持ちはありませんが、いわば彼らは時代の落とし子であったと同時に犠牲者でもあったわけで、その人生には共感しました。そういえば、ジャニス・ジョプリンはその名もズバリ「ジャニス」というドキュメント映画があった様な気がします。そっちも観てみたいなあ。 8点(2003-04-26 15:50:17) |
18. 浪人街(1990)
この作品は、何の予備知識もなくたまたまビデオ屋で手に取ったんですが、脚本があの笠原和夫(←なーんて書くといかにも映画通みたいですが、サラダパックさんに教えていただくまで全然知らなかったんですよね)!ということで早速観てみました。うーん期待を裏切らない作品!単なる勧善懲悪というのではなく、浪人達がそれぞれ弱さや情けなさをもっているのが笠原さんの良さなんでしょうね。ウヒャヒャ笑いが印象的な原田芳雄(最後の最後でおいしいところもってくのが、ニクい)、勝新太郎の凄みの中にあるある種の愛嬌(この人のラストはイマイチ納得がいかなかったけど)、田中邦衛の情けなーい感じ(決戦に臨む時のなんとも言えない彼の姿は必見!)、石橋蓮司の切なさと悲壮さ(個人的に一番好きなキャラ)、どれも魅力的でした。決戦のシーンはそれ程チャンバラが好きでない僕が見てもドキドキしました。この映画って、昔の同名映画のリメイクらしいですね。そっちも観てみたいなあ。 8点(2003-04-15 21:35:36)(良:2票) |
19. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
ついさっき観てきました。原作が好きで映画化したのを観たらがっかり、ということがよくありますが、この作品に関しては満足です。ただ、結構原作と違ってるところが前作に比べて多い気がします。特に、割と気に入っていたキャラクターのファラミアが原作のイメージと違っていたので「あら?」と思ってしまいました。それとエンディングも「え、ここで終わり?」と、原作を読んでいる人は思ってしまうのでは?でも、三作目のことを考えると〇〇〇が〇〇〇〇に襲われるところから始まったほうが盛り上がるかもしれませんし、映画として面白い作品にするためにはこのくらいのアレンジは必要なのでしょうね。あと、ゴラム(原作ではゴクリ)が丁寧に描かれてるので好感が持てました。 7点(2003-03-05 17:11:51) |
20. ロード・オブ・ザ・リング
僕はビデオで「スターウォーズ」旧三部作を観て、あんまりワクワクできなかったんですが、これはよかったです(原作を読んでたせいかもしれませんが)。三時間という時間も苦にならなかったし。「中途半端なところで終わってしまう」という意見も聞きましたが、三部作ということはわかってるはずだし、それを言うなら「帝国の逆襲」はどうなの?といいたい。 7点(2003-03-03 15:47:05) |