1. ロボコップ(2014)
《ネタバレ》 AI時代が進展した昨今だからこそリアリティーを持って見ることができる。近い将来には警官ロボットが本当に登場するかもしれない。そこで問題になるのが感情の有無なわけだが、もちろんロボットには感情はない。で、ロボコップは人間なのかロボットなのか。「感情の制御」をテーマとしつつ、その辺のある種の「曖昧さ」は上手く描けていたように思う。面白いのは警察やオムニ社を捜査し始めるところで、一点の曇りもない清廉潔白な人間など殆どいないわけだから、それをロボット警官が捜査し始めたら、殆どの人間は犯罪者になってしまうのではないかと思った。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2023-05-09 00:39:56) |
2. ロボコップ3
《ネタバレ》 話がデカクなったというか政治的になってしまったせいか、「抵抗する市民が正義!」みたいになってしまい少々説教クサイ内容になってしまった。ロボコップは立場上葛藤はするんだが、結局プログラム変更により改心?してしまうし、オムニVS市民という構図にやや埋没していまい、活躍もイマイチ少ないのも残念。空飛ぶのはそんなに違和感はなかったが。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2023-05-08 00:04:38) |
3. ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん
作風のせいなのか極限状況というのがあまり伝わってこない。尺も短いのでご都合主義的に展開していくし。ただし、貴族少女のプライドと根性には感じるものがあった。 [地上波(吹替)] 5点(2023-01-02 00:11:34) |
4. 羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来
タッチは昭和感が漂う古臭さがあるし、ジブリだかディズニーだかなんか色々と詰め込んだ印象もあるが、世界観は興味深いものがある。とはいえ、共産主義国が作るアニメなのでそこにはなんらかのイデオロギーが内在したプロパガンダがあるわけで、それに気づかずして見るのはあまりにも無邪気というか中国の思う壺。結局は、妖精はウイグル人等の少数民族で、館は強制収容所、国家反逆罪は「最強の執行人」によって裁かれるということなのかと。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-01-01 12:52:06) |
5. ロンゲスト・ヤード(2005)
リメイクされているのは知らなかった。で、これってコメディだっけ?という疑問を持ちつつ鑑賞。バート・レイノルズはチョイ役なのかと思ったら、結構活躍してたのは少々イガイで逆に気になってしまい、これはこれでサービスしすぎな気も。とはいえ、全体的にはオリジナルの熱い部分を残しつつ、エンタメとして上手くまとめて仕上げた印象。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-08-02 11:58:00) |
6. ロックアップ(1989)
古き良き?スタローン王道系の理不尽への抵抗モノで、懐かしさもあってそれなりに楽しめるが、やや「イジメ」不足か。ファンとしてはスタローンがもっと苦しむところが見たいところ。 [地上波(吹替)] 6点(2022-08-02 10:36:22) |
7. RONIN
デニーロがまだ元気だった頃、とは言ってもとっくに50を過ぎてるし、他の面々も皆いい年してるオッサン達のアクション映画。とはいえ、これが年のワリには中々頑張っていてそれなりの見ごたえがある。放送途中でロシアのウクライナ侵攻の緊急ニュースが入り番組中断した後再開したが、その後はロシア勢がイッキに悪者に見えてくる(犯人役がプーチンに見えてくる)というオマケ付き。TV版&緊急ニュースで20分程度カットされて、ストーリーがややわかりにくい部分もあったが、カーチェイスも見ごたえあるし、気晴らしに見るにはちょうどいいアクション映画だと思う。 [地上波(吹替)] 6点(2022-04-20 12:30:53) |
8. ロープ
優生思想批判なのだろうが、ヒッチコックにしては説教クサイかな [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-02-12 11:54:20) |
9. ロビン・フッド(2010)
封建制から自由で平等な社会へとの時代の変わり目を描きたかったのだろうが、それにしては政治色というより勧善懲悪色が強く物語に深みがない。かと言って、ドンパチ期待で見ていると擬似的父子や夫婦のダラダラとした民衆ドラマばかりが続くし、ドンパチは正味最初の10分とラスト10分程度しかないのでもの足りないと感じるかも。この手の歴史スペクタクルを見るなら、日本の戦国・幕末モノを見た方がよいかな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-06-20 11:32:18) |
10. ローラーガールズ・ダイアリー
《ネタバレ》 所謂母娘問題がテーマであり、毒母とまではいかないがまあそれに近いものはある。で、焦点はこの母娘がどう和解していくかなのだが、アメフト好きの父親の介入によって何となくというか安直に収まったという印象でどうもスッキリしないというか、決着が付いてない感じがどうも納得できない。恋愛話の方はいろんな誤解ですれ違ったという事なのだろうが、こちらもスッキリしないものの、でも青春時代はこんなもんだろうなという気はする。主人公は魅力的だし、ガールズムービーとして見れば及第点ではあるのだろうが、家族の問題がゾンザイに扱われた事によりテーマがボヤケテしまい、結局何が言いたいのかわからない作品になってしまった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-03-25 23:03:40)(良:2票) |
11. ロッキー・ザ・ファイナル
《ネタバレ》 「過去は存在しない」にも関わらず過去に生きてしまう老年の悲哀、そして焦り。生きる時間が長ければ懐かしい思い出や別れは自分を縛る事もある。「老いとは他者の侵入である」らしいですが、本作ではそれを”野獣”と表現しています。これがキーワード。肉体は衰えているのに気持ちは衰えない。その乖離と苦しみ、老いていく事の焦り。スタローンにとっては、ロッキーこそが野獣であり、その決別をしたかったのでしょう。30年ロッキーを演じてきた60歳のスタローンだからこそ書ける脚本です。一歩間違えると暴走老人なんですが、これは暴走を止め、内なる野獣に決着をつけるための戦い。要するに「皆年をとる、過去に縛られず、年相応に今を生きよ」という還暦ロッキー(スタローン)による諦観のメッセージであり、そこには悲哀と諦めがあります。が、過去や野獣と決別するためのリングファイトはやはり感動的でもあり老人として生きる再出発への希望もある。30年の大河ドラマの終結。非常に素晴らしいエンディングです。決して、「挑戦を忘れるな」という団塊世代向けの応援メッセージではありません。が、勘違いする人も多いだろうし、罪な作品だとは思います。難点は息子がいい子ちゃんだったので父子の確執と和解の盛り上がりに欠けるところ。他の母息子とのややダレる絡みを入れるぐらいなら、もうちょっと実父子の関係を詳しく描いてもよかったような。60歳になったらもう1度見たいと思います。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-07-07 12:02:24)(良:1票) |
12. ロッキー5/最後のドラマ
ロッキーが中年の悲哀に苦しむのかと思うと感慨深い。まずは肉体そして精神が変化していく。育成と称してコピー作りしたり、さらには究極のコピーである息子に己を託し、こうやって人は老いていくんだな。6は未見だが、この後息子にも裏切られるのだろうか? [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-07-07 09:54:34) |
13. 浪人街(1990)
バブル真っ盛りにこういう時代劇が製作された事に驚く。ただし、役者陣に魅力はあるものの、ストーリーは冗長でテンポが悪く間延びしている。もうこういう時代劇は作れないんだろうな。昔と今では役者の迫力が違うし。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-04-15 09:58:04) |
14. 60歳のラブレター
ありがちな設定ではあるけれど、高齢者の傲慢さや勘違い等々も描かれており、全体的には悪くはないんだが、ラストがダメだね。これじゃあ「大人の映画」ではない。因果応報的な末路をしっかり描くべき。ただ仕事人間だったってわけじゃないんだからさ。 いくらなんでもシラケルよ。 [DVD(邦画)] 4点(2014-02-18 13:37:33)(良:1票) |
15. ロミオとジュリエット(1968)
《ネタバレ》 恥ずかしながらストーリーの詳細を知らずにみたのですが、最後はどうせ生き返るんだろ?と思って見てたよ。「恋人はゴースト」の直後に見たせいもあるけど・・・。見事に裏切られたなあ?ハリウッドの見過ぎか??? [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-03-17 02:40:31) |
16. ロード・オブ・ウォー
日本でも武器作ってたり、売ってる人やその家族が居るわけで、その人達には罪悪感なんてものはないでしょうね。それが仕事だし合法だし。そもそも戦争自体が合法的な殺人だしね。それがいいとは思わないけど。ちなみに射幸心でパチンコやってる人や性欲満たすためにソープランド行く人や虚栄心で偽ブランド品買う人やソフトの海賊版買う人に罪悪感はあるのかな?これらは違法だし、反社会勢力の資金源になって犠牲者を出してるんだけどね。そういう日本の現実を一切無視すれば、この作品は左の自分としてはそれなりに楽しめるんですが、主人公を悪人だとするのはあまりに安易かと・・・ [DVD(吹替)] 7点(2007-01-08 04:31:19) |
17. ロード・オブ・ザ・リング
2を見て1を思い出したが、チャンバラ以下の2よりは多少マシだという事に気がついた。でもまあ子供向け映画なら100分ぐらいにしないと、見る方の子供達は我慢できないだろうなあ。 [映画館(字幕)] 5点(2005-11-14 00:24:46) |
18. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
戦闘シーンが凄いと言っても、どっかでみたような結構見飽きたパターンだし、たかが300人対10000人の戦いなんて日本の戦国時代の戦に比べれば、小規模なモンだしなあ。あんまり中身が薄いと見続けるのも限界があるよ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-11-14 00:14:33) |
19. 老人と海(1958)
作品の殆どが独り芝居・ナレーションになっており、しかも演じる空間が狭いボート上という限定された空間なので、映像化にはかなり不向きであると感じる。「太平洋ひとりぼっち」に似てなくも無いが、あちらは回想シーンで主人公の生い立ちや旅立ちまでの背景・経緯等々の説明があるのに対し、こちらは何もないので、正直みていて退屈である。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-07 00:13:15) |
20. ローマの休日
中学時代に観て「粋な作品」だなあと思った。20年ぶりに見直したが、印象は全く変わらない。こういう映画も珍しい。 8点(2004-11-28 19:22:22) |