1. ロスト・イン・トランスレーション
いつも歩いている風景(新宿や渋谷)なのに、まるで知らない世界のように見えた。東京という都市を「外国人の目」というフィルターを通して見ると、こんな風に見えるのかも。ここに出てくる日本人は確かに日本人で、変な日本語を話すアジア人ではない。街並みもちゃんと撮影していて、どぎついネオンでさえ本物で、どこかのSF大作で使ったような「へんな大手町」じゃない。東京を演出する姿勢は、おそらく今までのどの映画よりも熱心で忠実かも。だけど、そこにいる人たち(日本人)は奇異で、「まあこんな人もごくごく一部にはいるかも」という人たちばかりだ。確かに東京だけど、淫靡でダークなイメージが強く、個人的に好感が持てない映画だった。ストーリー?そんなものどーでも良いくらいつまらなく、風景が東京でなくよその国だったら、途中で観るのを止めたかも。 3点(2005-02-01 20:01:56) |