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プロフィール
コメント数 185
性別 男性
自己紹介 フツ~の映画好きのおっさんです。戦争映画が割と好き。でも、アクション物からロマコメまでなんでも見ます。

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1.  ロード・オブ・ウォー 《ネタバレ》 
思っていたより重いテーマの映画だった。ラストのひねりも良かった。最初の場面からAKの銃弾工場へ、物語が進み、そして一番最後のシーンへとつながる(戻っていく?)場面は人類と戦争のエンドレスな関係を揶揄してるみたいで滑稽で悲しい。結局、誰も戦争を止めないし、止められない。だから金が儲かる。そんなこと、とっくにみんな知ってるはずなのに、きれい事言って目をそらしてるんじゃないよ。そんなメッセージを感じた。日本だって、世界最大の武器商人から毎年せっせと買い物してるものなあ。まあ、それでも映画の中の国よりずっと平和な日本だって、年間3万人が自殺で、1万人が交通事故で死んでいく。まったくこの世界というのは残酷なんですね。そんなことを感じました。
[映画館(字幕)] 7点(2005-12-20 00:38:17)
2.  ローレライ 《ネタバレ》 
期待して行ったんだが…。見終わった印象は「宇宙戦艦ヤマト」+「機動戦士ガンダム」+「天空の城ラピュタ」というか…。CGのチープさとか何とかの以前にバツでした。まず、「原爆が明日(だっけ?)東京に落ちる」と知っていたら、どうして住民の避難などを優先しないで、潜水艦の主砲で飛んでいる爆撃機を撃墜する(まあ、海上から主砲で滑走路を撃つのも同じくらい不可能だと思うけど)のかさっぱり…。米軍の駆逐艦は味方が主砲の射線上にいようが、至近距離で十何隻もがわらわら航行していようが、あんなに主砲を撃って爆雷をばらまくんでしょうか。制空権をなくしてるのに真っ昼間に浮上してひなたぼっこ…。ディーゼル艦って水中では足が遅く、夜間に浮上して昼間は水中を航行するのでは…。潜水艦にとって、駆逐艦(それも大戦末期)は闘ったらほぼ勝ち目のない恐ろしい敵。米軍の駆逐艦はまるでボウリングのピンのようです。それに、いくら特攻隊員とはいえ、「雲の上の人」の艦長とあんなに気軽に接する場面が多いのもどうかと。せめて俳優は全員髪を切らせ(「U571」では世界的スターのボン・ジョヴィですら坊主頭にしていた)、減量ぐらいさせられないものか。真剣で骨太な映画作りは期待してはいけないのでしょうか。むしろ敵役の米艦の乗組員の方が兵士らしく見えた。一緒に見に行った女性は「戦争末期なのに兵隊がみんな顔色が良かったし、あの女の子、狭い潜水艦の中に長い時間閉じこめられていたのに、毎日お風呂に入っていたみたいにきれいでヘンだった」とのこと。確かにそうだ。鍛えられた水兵でも何カ月にも及ぶ潜水艦の生活は過酷なもの。あの女の子、潜水艦の生活にどれだけ耐えられるのか。福井晴敏氏の作品は「亡国のイージス」は読んだけど、スクランブルしたF15が空対空ミサイルでイージス艦を攻撃する場面があった。この人、ホントは軍事オンチなんじゃないかな。くどくど書きましたけど、感動した人には申し訳ないが、普通の戦争映画ファンの立場で見ても、あらゆる場面にリアリティが感じられない。薄っぺらで漫画チックな闘いが描くファンタジーな戦争の姿が訴えるのは「日本人は負けない」なんでしょうか。私は逆に過去の大戦で人生を失い、死んでいった大勢の兵士に失礼な気がしてならない。政治性だの思想だの何だの以前の感想です。
2点(2005-03-07 00:42:57)(良:1票)
3.  ロスト・イン・トランスレーション 《ネタバレ》 
結構期待していったんですが、さらっとしたラブストーリーで、感動するまでには行かなかった。ただ、良かった点もいくつか。見慣れた新宿や渋谷の街が何だか遠い別の街のように少しだけ見えたこと。経験ありませんか? 学校の帰りに少し回り道して帰ると、「あれっ? こんな所にこんなものあったかな?」という視点(というか視界というか光景というか)に気が付くこと。家のすぐ近くにいるのに、遠くに来ているような錯覚に陥ること。誰だったか、有名な哲学者の言葉で、正確には覚えていないのですが、「哲学とは『見慣れたものを見慣れないものに』『見慣れないものを見慣れたものに』する作業だ」てな趣旨の言葉を思い出しました。この映画を見ると、少しだけそういう感覚が味わえるかもしれません。そこに入り込めると、見知らぬ土地で、ふとすれ違っただけのような、それでいて忘れられない、胸の奥の方が少し痛くなった(ずっと昔の)異性との出会いを思い出すかもしれません。新宿の夕暮れの人混みの中を小柄なスカーレット・ヨハンソンが去っていくシーン見ていて、そんな気持ちを思い出しました。私は言われているほど、演出上の必要性を越えてまで、日本人を変に描いているように思えなかった。それと、最後までビル・マーレィとヨハンソンが肉体関係にならないのも良かったです。しかし、スカーレット・ヨハンソンってまだ20歳そこそこなんですね。とてもそんな風に見えない。
6点(2004-05-24 01:39:48)
052.70%
173.78%
2105.41%
3158.11%
4147.57%
52111.35%
63720.00%
72513.51%
83418.38%
9115.95%
1063.24%

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