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1.  ロストケア 《ネタバレ》 
42人を殺し、それを救いだったと主張する斯波宗典と、安全地帯から正論を並べるだけの検事・大友秀美の対比が描かれている。テーマはとても重く、救いも無く、答えも出されるわけではないが、現代日本の現実としてみんなが考えていかなきゃならない、そう思わせることに成功しているのだから作り手の勝利。あとは好みの問題になるけど、自分としてはお涙頂戴感がやや強いかなと…。濃さ半分でも全然伝わると思うし、そっちの方がリアルさが増して良いような気もするが、どうだろうか。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2024-03-04 17:31:37)(良:1票)
2.  LOGAN ローガン 《ネタバレ》 
ヒュー・ジャックマンのローガンはこれにて見納め。2000年公開の一作目から17年に渡り演じてきた重みを感じた。同じくパトリック・スチュワートのチャールズもこの映画で最期を迎える。別の俳優(ジェームズ・マカヴォイ)ではあるが、若い頃の活躍も記憶に新しい。単発映画には無い、シリーズものだからこその強みを存分に発揮。また、ローラを守る戦いの果てに、遺伝子の繋がりに留まらない真の親子になる物語も美しい。最後はやっぱり殺しまくるんかい!…とのツッコミを入れつつも、人気キャラクターの最後にふさわしい作品だった思う。面白かった。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-04-12 21:18:59)
3.  ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
単なるスピンオフではなく「エピソード4」の10分前までを描くということで、終盤、どんどん4の世界に寄っていく再現具合は見事だった。ただ、それまでの物語は面白みに欠けた。というか、イマイチぴんと来なかった。事前に4を観直しておくべきだったかも…と反省。ベイダー卿の出番も必要最低限に留まり、やはり寂しさも感じる。クレニック長官はその穴を埋めるような悪役ではない。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-27 00:34:42)
4.  64/ロクヨン 後編
後編は時間を持て余した感があり。わりと早い段階で64の犯人が明らかになり、あとは何するんだろう?って。それからヤクザみたいな東京の記者さんを相手に、病院送りスレスレまで頑張る二課長…とか「なんだこの茶番は」と思いながら見てた。前編の記者クラブ連中を説得する場面は曲がりなりにも心に響くものがあったんだけどな~。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2017-04-09 22:07:41)
5.  64/ロクヨン 前編
どうもごちゃごちゃしててイマイチ楽しめなかったんだけど、後編を観た後でもう一度こちらを観直したら2時間があっという間で結構面白かった。いろいろスッキリして。だから原作を読んだ人、またはドラマ版を見た人なら楽しめるのかな?と思ったが、世間の反応を見る限りそうでもなさそうか…。賞取ったから言うわけじゃないけど佐藤浩市は良かった。脇を固める布陣も豪華。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2017-04-09 22:05:35)
6.  ロボコップ(2014) 《ネタバレ》 
最近のハリウッドのトレンドなんだろうけど「バットマン」や「スーパーマン」と同様に「ロボコップ」もなにやら暗い感じにリメイクされちゃったもんだ。その影響もあるのだろうか、敵の倒し方に不満あり。ラスボスのセラーズもそうだけど、マトックスなんてあんなにあっさり殺していいキャラじゃない。悶え苦しみながらも悪役らしく「やりやがったなクソ野郎、ロボットの分際で!ちくしょーー ぶっ殺してやる!!」とか喚いてほしいわけで。そしてロボコップが決め台詞と共にトドメを刺す。こんな感じで痛快に葬ってほしかった(それができないことでロボットの弱点を浮かび上がらせる意図は分かるが)。良かった点としてはゲイリー・オールドマン、サミュエル・L・ジャクソンなどベテラン勢の存在感を挙げたい。一応ED-209も出てくるけど、オリジナル版ほどのインパクトは無かったな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-12-30 09:32:22)
7.  ロマンシング・ストーン/秘宝の谷
シンプルな娯楽作。マイケル・ダグラスもこの頃はまだ筋肉質な良い体をしているんで、こういう役も悪くない感じ。三つ巴の色をもっと濃くして、つまりはダニー・デヴィートをもうちょっと活躍させてほしかった…ってことだけど、そういう脚本になっていればさらに楽しめたかなと。宝石を食ってすぐずらかるワニがシュールで面白かった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-02-23 00:01:26)
8.  ロボコップ(1987) 《ネタバレ》 
人間ではない。しかし、ただのロボットでもない。生きていた頃の記憶が完全には消えておらずトラウマに苛まれるヒーロー。派手なアクションに加え、自分を取り戻していくというドラマもあるから感情移入しやすかった。犯罪組織から惨殺され、今度は仲間のはずの警官たちから容赦なく銃弾を浴びせられる。ターミネーターのような完全なロボットでも痛めつけられていると哀れみを感じずにはいられないが、少し人間が残っているとなればなおさらだ。正直、最初は強すぎるんじゃないかとも思ったけど、敵も強力の武器を手に入れるし、ロボコップにも致命的な弱点があったりとホント面白い戦いになった。敵の死に方もちょくちょく笑えるし。80年代はこのような優れた娯楽作が多く作られた印象。いい時代だったのだろう。ED-209のぎこちない動きもむしろ味です!
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-16 12:07:20)
9.  六條ゆきやま紬 《ネタバレ》 
重苦しい映画だった。名家に嫁いだ主人公のいね。夫が借金を残して自殺すると、もともと結婚に反対していた姑はいねを六條家から追い出そうとする。イジメの数々は見ていて気持ちのいいものではないし、くどい演出は一般的によく言われる1960年代後半からの邦画衰退を象徴しているようにも感じられる。「治郎と奥さんが、治郎と奥さんが、治郎と奥さんが」…。悪い意味で時代を先取りしちゃったのかな。面白みの薄い悲劇で、あまり好きではない。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-11-28 16:37:40)
10.  ロード・トゥ・パーディション 《ネタバレ》 
アカデミー撮影賞に輝いた映像は重厚で素晴らしいと思うが、ストーリー展開は物足りない。マイケル・サリヴァンは追われているわけだけど、そんなに怖くない。個人対組織なのに、追ってくるのは一人だけだからかな? 逆に復讐はいとも簡単に果たせてしまう。これではちょっと…。父と子の絆を描きたかったのは分かるけど、もっとハラハラドキドキさせてほしかった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-10-01 20:03:21)
11.  ロスト・イン・トランスレーション
これは無理。日本人だから日本の描き方が気になって集中できない。中国や韓国が舞台ならきっとそこそこ楽しめたんだろう…。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2012-09-27 18:03:58)
12.  ロッキー・ザ・ファイナル 《ネタバレ》 
シリーズ一挙放送のおかげでロッキー漬けの日々。いよいよこれが最後だと思うと観る前から寂しくて…。案の定しんみりしたスタート、時の流れの残酷さに歳は取りたくないと思うばかり。しかし、ロッキーは再びリングに戻る。もう一度真剣勝負がしたい…。日本にもマスターズの大会に挑み続ける中高年がいる。数年前、還暦近いのに140キロのボールを投げる村田兆治が話題になったりもした。対戦相手が現役の世界チャンピオンというのはやりすぎだけど、夢を見せてくれるのが映画と言われればそうかもしれない。心に熱いものがあるなら年齢を言い訳にせず挑むべきだ。そんな熱いメッセージが心を揺さぶる。喧嘩で終わった「5」より明らかに締めくくりにふさわしい作品。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-24 17:32:11)
13.  ロッキー5/最後のドラマ 《ネタバレ》 
シリーズで一番評判が悪いみたいだけど、なかなか面白かった。トレーナーとしての新たな日々。有望な弟子にも恵まれ、コンビで駆け上がっていく。かつての自分とミッキーの関係のようで、それは幸せな日々だったと思う。結局、自分のもとから離れていったけど、トミーを応援する気持ちは変わらなかった。ロッキーがどういう人間であるかがよく分かる。ダメだと感じたところはロッキーが貧乏になる理由が強引すぎるのと、最後のストリートファイト。「どうしてこうなるんだ…」と少々呆れてしまった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-24 17:32:08)
14.  ロッキー4/炎の友情 《ネタバレ》 
「ロートルvs未知の新鋭」「小柄vs大柄」「伝統的なトレーニングvs科学的なトレーニング」などは良いけど「アメリカvsソ連」のせいで臭くなった気がする。ロッキーシリーズに政治は絡めてほしくなかった。それから、ロッキーが復帰する理由を作るためにアポロまで殺してしまうのも納得できない。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-08-24 17:32:04)
15.  ロッキー2
ロッキー馬鹿だなぁ。アメリカ人は貯金しないからいけねぇや。エイドリアンのつらさもよく分かるけど、やっぱりロッキーはボクシングでしか生きられないんだ。「Win! 」の後は熱い。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-24 17:31:54)
16.  ロレンツォのオイル/命の詩 《ネタバレ》 
これほど重たい映画はそうあるものじゃないな…。ロレンツォ役の子役が凄すぎて本当につらかった。もう楽にさせてあげるべきではないかとの声も聞かれる中で、諦めず闘い続けた夫婦の壮絶な物語。数値が正常になったとき、吸引器を外せたとき、意思の伝達が出来たとき、そして小指を動かせたときの感動たるや…。一歩一歩前進していく様子が丁寧に描かれていて、感情移入できる。ただし、この映画は1992年のもので、その後のことを知ってしまうとちょっと複雑。本作が多くの失望を招いた面もあるようで、見終えた直後は満点のつもりでいたけど、1点だけ引かせてもらって9点ということに。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2012-07-25 14:00:58)
17.  ロゴラマ
たくさんのロゴが出てくる。欧米の企業が多いせいもあって、意図を汲み取れなかった所もあるかとは思うけど、ミネラルウォーター「エビアン」のロゴで山を表現したり、そもそも地球自体が映画会社「ユニバーサル」のロゴだったりと、工夫されていて、無駄がない。ただし、ストーリーは特にどうという事もなく、映像へのこだわり一本の映画と言えそう。ロゴは全部無許可で使用したらしいけど、「マクドナルド」ほどの大企業になるとあんな使われ方でも怒らないんだな~。すごい。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-05-28 16:30:17)
18.  老人と海(1999)
油絵が動いている! 短編は2時間ものとは土俵が違う気がして、採点は難しいけど、良いものを見せてもらった。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2012-02-25 14:31:41)
19.  ロビン・フッド(2010)
ロビン・フッドについてほとんど知識がない為か、前半は睡魔との闘いだったりもして…。でも、イングランドvsフランスは迫力があり面白かった。それだけでも十分見た甲斐があった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-11-21 18:05:04)
20.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 《ネタバレ》 
いよいよ完結編ということで気持ちよく満点を付けたかったが、どうもマンネリ化している気がしてならない。ここまで来ると若干飽きてくる。とはいえ、あらゆる種族、生物(死者まで)が入り乱れた戦いはさすが完結編のド迫力。「フロドのために…」 いやー かっこいい。でも、そんな思いを知ってか知らずか、最後の最後で裏切ったフロドにはずっこけた。守られてばかりで、最後も指輪の力に負けたか。なんてかっこ悪い主人公なんだろう。アラゴルンが主人公と思えばすっきりするけども。シリーズを総括してみると、結局「1」が一番好きかな…。あれが一番地味なんだけどね。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-10-15 00:02:14)
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