1. ロード・オブ・ドッグタウン
スケートボード界に新スタイルで一石を投じたZ-BOYSの中心メンバー3人を真正面から描いた作品。青春時代、仲間との分かち合いや、ぶつかり合いの描き方がとても巧い。彼らはスケボーで、土俵は違えど、共感できる部分は大いにある。あの頃、「いつまでも友達でいよう」と言った親友たち。徐々に離れて暮し出すと、いつの間にか違う価値観を持つようになってしまう。けれど、どこか心の底では繋がっていて、また僕らは分かり合える。そんな青春時代を過ごした仲間との少し切なくて、甘酸っぱくて、熱い作品である。本作を撮った監督のキャサリン・ハードウィックは、本作が10代の女の子が悪の世界にハマっていく過程を描いた「サーティーン/あの頃欲しかった愛のこと」に続く監督第2弾作。雰囲気がどことなく前作に似ている。こういった10代の少年少女の葛藤を描くのが本当に上手なんだなぁと思わせてくれる。女性と男性の視点の違いってあると思うんだけど、女性監督なのに、ここまで男性を頷かせることができるというのは、なかなか凄い。仲間は生涯で最も大切な宝物なんだ、そんなことを再認識させてくれるクールな作品。 [映画館(字幕)] 8点(2006-03-16 19:46:38) |
2. ロード・オブ・ザ・リング
《ネタバレ》 まだ次作を観てない状態でこのレビューを書きます。というのも、連続3部作というのはとても評価するのが難しいから。結局は3作全部で評価しないといけなくなるわけだし。だから2作目以降を観ちゃうと、この1作目を客観的な目で見れなくなりそうなんで。さて、この「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの1作目。既に観終わった時点でこれは原作ファンのための作品なのではないかと思った。3時間という長編で、描く必要のないシーンが多く、上記の通り2作目以降は未見だが、2作ないし頑張れば1作にまとめることもできたような気がする。しかも本作はとても中途半端なところでブチッと切れてる。漫才に例えて言うなら、「フロドでーす!サムでーす!二人合わせて指輪冒険隊でーす!」「さてさて、フロドさん、ようやく僕らの冒険が始まりましたが・・・。」というネタフリの部分で終わったのと一緒。それに3時間も費やされるんではたまったものではない。フロドと旅の仲間4人衆がかなり頭悪くて更に弱っちぃってのはよーくわかった。果たして5点という点数から上がっていくのか、下がっていくのか・・・。次回、フロド、またまた指輪を失くしそうになるの巻き。お楽しみにね!(ナレーション:TARAKO風の俺。) [DVD(字幕)] 5点(2005-04-11 12:50:42) |
3. ロボッツ
「Mr.インクレディブル」を大いに堪能した後だったし、評価もそこまで良くなかったので、「これはダメでしょう」と決め付けて観に行った俺がバカだった。とても面白い。前に挙げたインクレディブルに負けない出来。娯楽的要素が強く、夢を追いかける青年というテーマからしても家族で観るにはピッタリの作品に仕上がっています。個人的に一番笑ったのは突然ブリトニー・スピアーズの曲に乗せてダンスをし始めるシーン。これは完全に不意をつかれた。映画館でゲラゲラ笑ってしまったよ、久しぶりに。自らを自らで改良しなかればならないロボットたち。人間だって同じなのかも。夢は自分の手で掴め、自分の体は自分で管理しろ。うーん、ズシッとくるね。風邪引かないように自己管理はきちんとね。あれ?なんか違う?ま、いいか。 [映画館(字幕)] 6点(2005-04-11 12:49:40) |
4. ロスト・イン・トランスレーション
この作品のテーマは「ホームシック」。レビューを見ていると日本が小馬鹿にされているという意見や、アメリカ至上主義といった意見が目立つが、それにはちょっと違和感を持った。自分がアメリカでホームシックに陥ったとき(一応、今現在も滞在中。)、「何でコイツらは日本語を喋らないんだ?」「本場の寿司なんか知らねぇくせに!」などと自国に思いを馳せていた。そこには日本人の友人がいたので、会う度に「アイツの態度がおかしかった。」「あれってダセぇよな!」などと悪口を言ったりした。ホームシックに陥ったときはその国と比較して自国を懐かしむのは日本人だろうとアメリカ人だろうと一緒なんだなぁと、ある意味安心した。そんな体験をしたので、彼らの気持ちはとてもよくわかるし、とても面白いテーマだと思った。全体的な雰囲気も、現代の日本、というか東京を忠実に描いていて、良い作品だったと思う。けれど、ストーリーが少し弱かったかな。やっぱりボブとスカーレットが短期滞在っていう設定に無理があったのかも。もう少し二人が日本に滞在していれば、次第に余裕も出てきて、日本を楽しんでもらえただろうに・・・と思ってしまうのは僕が日本人だからなんだろうな。しかし、途中に出てきた変な女の「ミスターハリーーース」が頭から離れん。 [地上波(字幕)] 7点(2005-02-22 14:50:51) |
5. ロード・トゥ・パーディション
トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ジュード・ロウ、と。このキャストだからものすごく期待してみましたよ、そりゃ。うーん、、、これはだめだったなぁ。単調としすぎてて退屈だった。たしかに映像はきれいなんだけど、暗い。暗すぎ。それが余計に退屈を増す要因になっていた。ジュード・ロウなんか、最後にチョコっとでてきて、なんだったの?ってかんじでしたし。。。キャストが豪華だった、それだけ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2004-08-31 08:58:01) |