1. ロスト・イン・トランスレーション
《ネタバレ》 冒頭の尻がヨハンソンさんという保証はないと思うんだが、嫌らしくなく、とても良い。 洋画が日本を舞台にする場合、その扱い方に不満はつきまとうのだ。多くは長年日本に住んでいた実績もない他国人監督がほとんどなのだからとやかく言わない。昔の香港映画とかに鑑みる偏見に比べれば、かなり勉強していると言える。 多くの海外から日本に滞在している他国人が感じる事を誇張している技法は映画的にはむしろ当たり前である。それにしてもロシア、東欧系の女優さんは、個人的に好きで、ヨハンソンさんは個人的に知り合いのロシア人(結婚して日本人)に激似なのも加え、ロードムービー的な撮り方も好きだし、監督は役者としての評価が散々なのだがゴッドファーザーでは『かわいい』と思ったのも併せての評価。エンディングもいい。他国の大都市で出会った、わりと金持ちの男女が互いに心の隙間を抱え、心通わす。ベタベタしてなくて好きな映画どす。 [DVD(字幕)] 7点(2008-06-29 00:55:45) |