1. 惑星ソラリス
《ネタバレ》 地上のシーンと宇宙船の中のシーンの切り替えが見事で気が付くと不思議な郷愁を覚えてしまいます。 ストーリーは今に至る王道中の王道。 死んでしまったはずの愛していた人の記憶と肉体を他の生命体がコピーして作り出し生きていた時と同じように目の前に現れたら、それを偽物として拒否することができるだろうか。たとえ偽物だとしてもそれが幸せならいいと思ってしまうのだろうかという宗教観さえかじられる話です。 「鉄腕アトム」で死んでしまった息子トビオそっくりにアトムを作り出した天馬博士が最初はアトムと一緒で幸せだったのに、ロボットゆえに成長しないアトムに「お前はトビオじゃない」と冷たく当たるシーンがあります。 ソラリスの生命体のように記憶を重ねて成長していくとしたら現実に戻るより、偽物世界を選んでしまうのではと思うこともあります。 [DVD(字幕)] 6点(2019-10-20 06:10:41) |
2. わたしはロランス
《ネタバレ》 ウディ・アレン同様にドラン監督本人が演じてる映画の方が好きです。 性同一障害を描いていますが、ストーリー自体は目新しいものはなかったです。 自分の男性の恋人が、実は心は女なので男として生きるのが苦しいと告白された女性の葛藤を描いている部分はリアリティがあります。 ドラン監督は自分の恋人がいきなり女装したらという目線で撮ったのかなと思える部分もあり興味深かったです。 独特の映像感覚も楽しめました。 [インターネット(字幕)] 6点(2016-12-15 04:48:59) |
3. ワン・ミス・コール
パロディたっぷりのプレミア試写会で見てきました。デイブ・スペクターさんがハリウッド俳優という襷をかけて出てきて、彼のキャラをしても少し恥ずかしそうなイベントでした。映画は俳優も頑張っているし、音楽や映像も怖がらせようとしているのはわかるのですが、いかんせんストーリーがどうしようもなく駄目。原作が駄目なのもは映画化をしてもリメイクしても駄目という見本です。試写会でデイブさんが「私が出てくるシーン。トイレに行ったりしたら見はぐります。くしゃみをしても見はぐるかも」と話していたのが面白かったので+1です。 [試写会(字幕)] 1点(2008-07-10 04:03:39)(笑:1票) |
4. 我等の生涯の最良の年
《ネタバレ》 この映画でオスカーを受賞した実際に義手だったホーマーが映画にリアリティーを与えていました。カフェで、この戦争は意味がなかったという男に、実際に戦争から戻ってきた主人公が、怒って殴りつけるシーンは色々と考えさせられました。数年前にディクシーチックスがブッシュ批判をしたときに、実際に戦争に行っている人への冒涜だと非難されたことを思い出しました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-02-24 15:06:34) |
5. わが谷は緑なりき
《ネタバレ》 フランク・キャプラのコメディ以外の作品など、この時代の映画はいま見ると甘すぎるものが多いけど、これは甘さと苦さの両方が伝わる秀作でした。意味なく生徒をいじめる教師、学校に行った初日にいきなり殴る蹴るをする同級生など、なぜそこまでするのかという理由がわからず、やや強引かなと思いましたが、今に置き換えても古さを感じないストーリーと、全編に漂うやるせないに感動しました。主役脇役それぞれが生きています。白黒の映像も美しかったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-01-22 03:41:00) |
6. 若草物語(1994)
《ネタバレ》 以前に映画化された2本も見ているし、小説でも漫画でも読んでいるのでストーリーはわかっているつもりだったのですが新鮮な気持ちで見てました。ベスが死んだ後のストーリー展開が古典からいきなり現実味を帯びてくるのでびっくりしました。いかにも文芸映画というような映像が美しかったし、トリニ・アルヴァラードの演じたメグが今までの自分が持っていたメグのイメージ(きれいだけど、少しどっしり)と違って気に入りました。過去の2作と比べても遜色はないです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-12-16 10:10:22) |
7. ワタシにキメテ
《ネタバレ》 つまらない男に恋した女性はみすぼらしくなるだけだけど、しょうもない男に恋した女は魅力的になることもある。そんな言葉を思い出しました。三股をかけているプレイボーイの男性のところに3人の女性が同時に訪れることではじまるめちゃくちゃな展開。予想通りのエンディング。ラテン系ののりはしょうもないなあと思いながら見ていましが、女性たちが怒りながら魅力的になっていく後半はなかなか楽しめました。こういう映画はこうでないと成り立たないなあとあらためて思いました。プレイボーイのしょうもなさも良い感じでした。見終ったあとに不思議な元気がでました。ただ連れ回されているだけの犬がかわいいです。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2006-11-07 20:37:41) |
8. 惑星「犬」。
《ネタバレ》 この映画や「リロ&スティッチ」など、友達のいない子供と動物のからみものに激しくシンクロしてしまいます。面白いキャラのお母さんをもう少し表面に出せばいいのにと思いました。言葉をしゃべる実写動物ものはあまり好きではないのですが、「キャッツ&ドッグス」「ベイブ」同様に楽しかったです。少し甘いですが7点。 [試写会(字幕)] 7点(2006-05-10 05:51:49) |
9. 我が家の楽園
良い話だと思いますが、見終った後に素直に温かい気持ちになれないのは、この時代が決して優しい時代だとは思えないなあと思ったから。でも銀幕の中の平和を楽しめました。善い人が幸せになるのが当たり前という話は、いま見ると辛いものがあります。アメリカには良い時代だったのでしょう。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-12 05:57:58) |
10. ワイルド・マン・ブルース
すべてドキュメンタリーだとしたら、すごすぎるなあ。インタビューの前にさんざん貶しておいて、インタビューでうまくつなげる。インタビューアーも見るだろうに、でもウディー・アレンだから、あんな発言も許されるんでは。ところでスン・イーってアンドレ・プレヴィンとミア・ファローの養女だった人ですよね。 5点(2003-09-18 03:08:55) |
11. WASABI
鼻の形が似ているからジャン・レノと広末は親子の役になったんですね。納得。リュック・ベンソン、過大評価されている気がします。しょぼかったけど頭に来るほどでもなかったです。 3点(2003-09-04 00:03:53) |
12. ワイルド・スピードX2
カーアクションものなので予想していましたが、思ったより楽しかったです。タイリースの笑い方ってすごいなあ(好感)と思いながら、RapをBGMに気楽に見ることが出来ました。こういう映画はありきたりのストーリーがおいしいんですね。 6点(2003-08-26 03:27:01) |
13. わが心のボルチモア
ひとつひとつの映像がきれいです。見たあとにVTRでもう一度見ました・・・・、やっぱり映像がきれいです。 6点(2003-08-26 03:24:01) |
14. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
長さを感じさせない面白い映画でした。名作だと思います。もう一度観たいかといわれると、特にそうでもないので7点。 7点(2003-08-18 11:09:24) |
15. わんわん物語(1955)
やはりスパゲティのシーンは印象的です。当時はこれと同時上映された「首のない馬」にシンクロしてしまったのを思い出しました。もう一度観てみたい(首のない馬の方です)。 6点(2003-08-18 10:45:59) |
16. ワーキング・ガール
メラニー・グリフィスはやはり苦手です。本当は強いのにホロリと弱く見せるのが得意そうなあざとさを感じてしまいます。 5点(2003-07-09 06:13:18) |
17. 私の中のもうひとりの私
このウディ・アレンは、あまり面白くなかった。いい役者がたくさん出ているんですが。 4点(2003-06-20 08:38:40) |
18. 若草物語(1949)
「若草物語」は北島洋子のりぼんの付録漫画で初めて読んで、感動してあとに映画を見ました。映画でも感動して、小説も読みました。猩紅熱と言う言葉を初めて知りました。4人姉妹が性格バラバラなのに同じように生き生きしていて、いい映画です。 7点(2003-06-20 07:02:37) |
19. 私は死にたくない
見る時期が遅かったのかもしれないですが、ショッキングには感じられなかった。社会的なものとして見ても、あまり好きな内容ではありません。映画を見る時期は大切ですね。 5点(2003-06-19 20:00:28) |
20. ワイルドバンチ
《ネタバレ》 20年以上前映画館で見たときの記憶で7点をつけたけど、ディレクターズカットで再び見てしまいました。当時はきれいな流血映像や、バッカスのような樽の中の狂乱などと共にハードボイルドなイメージで気に入ってました。今回見直して、当時より画像がきれいでびっくりしました。ハードボイルドは相変らずですが、かなりセンチメンタルな映画だと気がつきました。男たちの笑い声が気持ちいい映画です。ラストの余韻がとても好きです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2003-06-17 01:55:27) |