1. ワルキューレ
《ネタバレ》 悪くはなかった。最後まで飽きずに観ました。 でもトム・クルーズのシュタウフェンベルグ大佐のキャラクターが正義とやらの勢いだけで持ってきてるだけで実に平坦で深みを感じませんでした。他の仲間もパッとしませんでした。 そして物語は確かに緊迫した展開が全編にありましたが キャラクター描写の弱さにより『緊迫した展開』のみしかなくそれ以上の面白さは感じられなかったです。 そもそもシュタウフェンベルグがヒトラーの死亡を確認せず勝手に成功したと思って 同士や本来、計画に関係の無い人まで巻き込んでコトを進めたのですからオチでいくらシュタウフェンベルグが、かっこつけたり、立派な事を言っても『すべて、お前が悪いんじゃないか!』という突っ込みが消えなかったです (最初っから観客はヒトラー暗殺失敗を知ってるのですから余計ですね) あと蛇足ですが、ヒムラーとゲッペルスとヒトラーは微妙でした。 あとナチが全編、英語で会話するのは映画上、仕方ないとは言え変な感じでした。 惜しいなぁ・・真面目に作り過ぎたのが仇になった模様です。こういう映画はキレイ事だけではなく悪意とエグさも必要でしょ! [映画館(字幕)] 6点(2009-03-20 20:00:52)(良:1票) |