1. わたしはロランス
監督の絵の作り方に明らかな天才性を感じる。アーティスティックで、ポップで、どこか退廃的で。人の撮り方もうまい。美容院のおばあちゃんたちをあんなに美しくかっこよく面白く撮れる人間はいない。映画でしか味わえない喜びがフィルムからあふれている。でもストーリーは、まあうん、、という感じ。ちょっと長いかな、という感じ。原作つきで、何かやってほしいと思う。きっととんでもないことになる。 [DVD(字幕)] 7点(2014-08-06 01:24:18) |
2. ONE PIECE FILM Z
原作よりも早く提供された情報があったりして、映画としてよりワンピースのストーリーとして観るべき価値があったという印象。内容的にもストロングワールドよりも面白かった。Zのキャラクターはラストとかなかなかよかったです。でもまぁ、それだけかな…。 [映画館(邦画)] 5点(2013-01-09 00:12:00) |
3. ONE PIECE 呪われた聖剣
ワンピースは原作がおもしろいのに、映画になるととたんに色あせてしまう。作画の問題が一番大きいと思うが、ストーリーももうひとつ。赤い月と聖剣って、ワンピースの世界を本当に好きな人だったらつくらないストーリーだと思うんだが、残念です。 [DVD(邦画)] 3点(2010-05-04 21:21:34) |
4. ONE PIECE FILM STRONG WORLD
0巻がかなり罪つくりだった。映画どうこうより、みんなそれ欲しさに行っちゃって、動員が増えている気がします。映画自体の内容は、古き良き子供映画というか、消費する面白さというか。それ以上のものはありません。ストーリーと人間ドラマがほぼないからだと思います。ギャグも全然面白くない。観客の誰ひとり笑ってないのが連発されるのはきつかった。笑いの才能はないといっていい。ただ、動物たちの造形、ルフィたちの衣装、などキャラクターに関するところはすばらしいの一言。結局小田先生は「マンガの」天才なんだと思います。個人的には、もう映画には手を出さないで、一ページでも多くマンガを描いてほしいです。マイケルジョーダンに、野球をやってほしくなかったように。 [映画館(邦画)] 5点(2009-12-26 21:56:31) |
5. ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+冬に咲く、奇跡の桜
結論から言うと、原作のほうが良質な作品だと思う。映画オリジナル要素はいらないと思うし、ドリカムの主題歌は意味がわからない。だけど、それでも。完璧に号泣してしまったものに何が言えようか。ヒルククのとこ、もうほとんど反則。なんなのあれ。大の男が嗚咽。もう、どうかしてるよ。 [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2009-03-22 02:22:47) |
6. わたしのグランパ
《ネタバレ》 なんだろう。菅原さんも浅野さんもすごく味が出てていいのに、どうにもB級ドラマの匂いがしてしまう。8時くらいから日テレでやってそう。ヤクザとか、本当に怖い人じゃなくて、「怖い人風」のヤクザな感じがする。ベンツとか乗ってるし。キャラクターがあまりにもベタだ。それでもいいところもあった。ほのぼのしている会話とか。でも、そうやっていいところもいっぱいあるのに、3点になってしまうのはなぜだろう。いろいろ考えた結果、すべての元凶は、あの椅子空中浮遊のシーンにあるという結論になりました。あれのせいで、見終わった後の映画のトーンが規定されてしまっている気がする。あれが一気にB級感を強めたなぁ。 [地上波(邦画)] 3点(2008-05-19 02:26:24) |
7. 笑の大学
舞台版を見て、これはすごいと感動したことを覚えているだけに、どうしても映画の評価は下がってしまう。オチを知ってたからかもしれないけれど。ただサキサカさんの演技はすごかった。笑えた。でもやっぱりこれはあの舞台でとどめておくべき作品だったと思う。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-08-31 22:08:00) |
8. ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島
《ネタバレ》 映像と絵がやたらおしゃれになってた。おしゃれアニメになってた。サムライチャンプルーだっけこれ、と言いたくなるおしゃれさがそこにあった。超ポップ。綺麗だし、オープニングもかっこよかった。ただシナリオが…。前半の異常にテンション高い明るさが嘘のように、後半すごい暗い。ルフィも無言が多く、伏し目がちだし、作り手の視点が子供を向いていない感じがした。やっぱワンピースは子供が楽しめるものにして欲しかった。親子海賊はとってつけた感があるし、結局ルフィ海賊団の確執は解決してない状態で終わっちゃうし、うーん、いらない登場人物削ってストーリーをもう少し練って欲しかった。映像が綺麗だっただけに…。ただ、金魚すくいのシーンはとても面白かったです。あのテンションで最後まで行って欲しかった。あと、広告のポスターに映画の映像の綺麗さがまったく反映されてない点、コピーで「今度の冒険には笑いがある」って言ってるわりにとても笑いがテーマとは思えなかった点がとても残念でした。材料は一流だっただけに、いろいろ残念な気持ちが残りました。 4点(2005-03-22 01:44:48) |