1. 和製喧嘩友達
《ネタバレ》 あー『三丁目の夕日』のオート三輪のシーンってコレ? それ以外は…まあ普通にサイレントしてたなあ。 わざわざ「和製」とつけただけあって、ロイドやキートンを思わせる世界観・人間観になっててカラッとまとめてあるのが意外でもあり、気持ち良く観れた感じ。 [映画館(邦画)] 6点(2015-06-15 20:58:24) |
2. 惑星ソラリス
惑星ソラリス。 それは鏡張りのバイオリンが懐古趣味のストーカーを弔う戦場。 タルっこさの全てがハイウェイを流れていく。 モスフィルムは、 この放射線を浴びて、 滅んだと聞く… 眠い… [映画館(字幕)] 7点(2006-03-11 12:50:49) |
3. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
《ネタバレ》 5人の仲間の色分けが明確で、なんか戦隊モノみたいですね(イエローは途中ですべっちゃって代替わりしますが)。歴史モノってよりは、ウッズ=レッド、デニーロ=ブラックの確執を描いた壮大な戦隊モノです。ちゃんと(カネ貰ってるけど)弱きを助けてヒーローしてるし。そしてドラマの時間線が、他の映画にはない独特なセンスで組み立てられていてちょっとビックリです。特に最初、BGMだけがジャンプした時は「え? 禁酒法時代に“イエスタデイ”なんてまだないよ?」ってドキリとさせるあたり、憎いぞコノヤロ。家を出たジェニファー・コネリーが群集の中に消えて行き、モブシーンになるかと思わせておいてまた戻ってきたりとか、大作ぶってる割に発想が若いです。新鮮です。レオーネの遺作だなんて信じられない。他にも演出が跳びすぎてる関係で、いろいろ意味不明な部分があったんだけど、今回じっくり鑑賞して細部がようやくわかった次第。なんせテレビ放映された頃にビデオに撮って、早送りで観たつもりになっていたので…いやあ浸れる映画だなあ。時間がたっぷりある時に、葉巻を片手に楽しむ余裕がないとダメそうですね。こういう、雄大なスケールのしっとりした戦隊ヒーローの引退後映画って、東映で作んないかなあ…作んないよなあ…レッド=役所広司、ブラック=岸部一徳あたりで…チョイ妄想気味…。 ●2007/9/29 追記:エンディングについて。いろいろ思い出しつつレビュー読んでみたけど、「全部が主人公の妄想」以外の解はないと断言する。ヌードルスが今やってきた事への悔やみと償いの想いが、あの都合のいい友情物語に昇華し、過去まで美化したのだ(まあ『マルホ』の男版だね)。この苦みは、味わうに値する。人生は、やった事への取り返しはつかないけれど、まだ夢を観れるじゃん?…ってね。 [DVD(字幕)] 7点(2005-06-06 05:53:17) |
4. わらの犬(1971)
昔からずっと困ってるのは、ペキンパー映画のどこが面白いのかサッパリ不明な点。この作品も、当たり前のように見終わってしまって「え? どこが衝撃だったの?」と狐につままれた覚えがある(まんま犯罪実話ちゅーかねー、普通な展開だと思う…)。まーオイラは『フリークス』なんかも特別ショッキングな映画だと思ってない人間なワケで、『プライベート・ライアン』でも思わず笑っちまったし(しかも映画館で…ひんしゅく買いまくり)、感性的なズレが大きいんだろうなー。ダスティン・ホフマンの演技よりも、イギリスの田舎の息苦しい空気を演じきった脇の方々に敬意を表したいっす。この映画で初めて「世界のどこだろうと村社会っちゅーのはあるんだ」ってのを理解しました。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-04-08 07:12:24) |
5. ワイルドシングス
一度目のどんでん返しの後、「誰がワルか」ってよりも「何人生き残るか」に注目して見たので、ラストの加速の度合いには非常に満足でした。ベーコンは生き残ると思ってたんだけどなあ…。ただ、ヨットのシーンはもっとアングルを凝ってもよかったと思う。美しいばっかで海の怖さが出てませんね。あのシーンは怖さもあった方がいいよー。 6点(2002-09-04 20:30:55) |