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コメント数 1963
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1.  わが青春に悔なし
この映画は何と言っても原節子が出ているということに注目である。単に出ているだけなら何の注目も感じないし、どうってこともないが、黒澤映画に原節子が出ているというのは小津映画に三船敏郎が出るぐらい凄いことである。男の力強さを描くことに力を注ぐ黒澤明監督が原節子を主演に選ぶというのは小津や成瀬、木下、今井といった同じ時代を生きてきた名監督への挑戦とも考えられなくはない。俺だって、女を描こうと思えば描けると黒澤明監督の叫びが聞えてきそうです。作品全体の空気、原節子にしてもそうです。小津や成瀬映画の常連となる原節子に対してもやはり黒澤明監督はまるで男のように描く。後半の農婦姿での原節子の描き方、力強さは男社会の中でも女はやっていける。十分に暮らして行けるものだ!というような叫びのようなものが聞えてきそうなほどの他の監督作品ではまずは見られない原節子がここにいる。映画的にはそんなにも特別に面白いとも思えないし、黒澤映画の中でも普通の作品というのが評価として最も相応しい映画である。それでも原節子!しつこいようだが、黒澤映画で原節子というのを見れる映画として「白痴」同様貴重な作品という意味で昔の邦画好きなら見て損のない映画でもある。
[DVD(邦画)] 6点(2010-06-21 21:36:45)(良:1票)
2.  忘れじの面影(1948)
何だか解らないなあ!ジョーン・フォンティンのような美人が何故、忘れられるのか?いまひとつ解らないだけにちょっと感情移入しずらい部分がある。ただ、作品全体の雰囲気、まるでヨーロッパ映画でも見ているような錯覚を覚えるほどの美しい映像とジョーン・フォンティンの美しさを見ているという部分においては見ていて物語を忘れてしまうほど、とにかくこの映画は映像といい、ジョーン・フォンティンといい、美しい。話の中には入りずらい部分と何故、ジョーン・フォンティンの存在が男にとって忘れじの面影として残らなくてはならないのかという疑問が残るが、それでもジョーン・フォンティンの存在と演技の上手さ、待つ女の悲しさみたいなものがきちんと描かれているという意味では評価出来るだけの作品だと思う。白いバラが似合う女、ヒッチコック作品同様に美しいジョーン・フォンティンの為の彼女の美しさを楽しむための映画ではないかと思う。
[DVD(字幕)] 6点(2009-06-28 13:54:52)
3.  若草物語(1949)
まずは何という豪華な四人の姉妹であることか!それだけでもこの映画は成功していると思うぐらいの四人、ハリウッド映画が本当に良かった時代、素晴らしかった時代、今みたいに何でもかんでも馬鹿の一つ覚えみたいに凄い特撮、凄い映像、終始鳴り響く音楽、そんなものとは大きな差を感じる品の良さ、女優陣の魅力と気品に満ち溢れた態度、美しさ、笑顔、笑い声、何もかもが本当に美しく見応え十分のドラマにし上がっている。どの配役にしてもこの役はこの女優に当てはまるぐらいのキャスティングの妙、2時間という長さもほとんど感じることなく観れるのはやはり出演者のおかげと監督の演出のおかげだと思う。ラストの空に浮かぶ美しい虹、この映画は本当にどれもこれもが美しい。それにしてもこれだけのキャストの中にあって当時若干16歳にしてこの美しさと可愛さの両方を兼ね備えているエリザベス・テイラー、彼女一人いるといないとでは、また、別の人が演じていたら全く違う作品になっていたに違いない。
[DVD(字幕)] 8点(2007-10-21 15:37:45)
4.  若草の頃 《ネタバレ》 
「オズの魔法使」で素晴らしい歌声を聞かせ、世界中の映画ファンにジュディ・ガーランドの名を知らせ、そんなジュディ・ガーランドが五年後の当時、若干22歳という若さでありながらも更に見事な歌声と素晴らしいダンスを披露しています。これは間違いなく彼女の代表作の一つとして記憶されるべき傑作です。まずは何と言っても最初に馬車に乗ってやってくる所からして、もう何という可愛さ、テニスのラケットを片手に家の中に入ってくる時のあの可愛さ、そんなジュデイ・ガーランドの美しい歌声が最初から最後まで全編に渡って流れてきます。セントルイスの自宅に招待された大勢の人達とのダンスシーンの優雅なこと、あのダンスシーンだけでも鳥肌が立ちました。これこそ正しく良きハリウッド映画の香り十分のミュージカル映画としての楽しさ、とにかく観ていて本当に楽しくなります。そんな楽しいこの映画、やはり映像美も素晴らしい。窓から入ってくる光の反射の美しさ、サンタクロースが来るのを待ちわびている健気な妹とそんな妹思いの優しきジュディ・ガーランドをはじめとする家族達、音楽の楽しさと家族の絆の大切さを素晴らしい音楽と映像に乗せて見せる素晴らしさ、何とも優しさに満ち溢れたこれまた素晴らしい映画だなあ!と観終わって良いもの観たそんな気がします。これ、絶対にDVD欲しくなる。もう、欲しくて欲しくてたまらん!絶対に買います。これでジュディ・ガーランドの出ている作品を見たのは「オズの魔法使」「イースター・パレード」に次いで三本目だけど、今の所、この三本、どれも私の中では傑作だと自信を持って言うことが出来ます。
[ビデオ(字幕)] 9点(2007-05-05 16:09:33)(良:2票)
5.  私を野球につれてって 《ネタバレ》 
野球とミュージカルという組み合わせ、果たしてどんなものか?て期待よりも不安の方が正直、大きかったけど、どうして、どうして、良いではないか!まずはこの映画の中で描かれている昔の懐かしい雰囲気、野球場の雰囲気、手書きのスコアボード、これぞベースボールって感じが十分に伝わってきて観ていて楽しい。そんな楽しい雰囲気の中でこれまた二人のミュージカルスターであるジーン・ケリーとフランク・シナトラが良い。歌に踊りにとお決まりのパターンではありながらもきちんと楽しませてくれる。「3球三振こそ野球の醍醐味」みたいな台詞に、おう!投げる側からしたら正にその通りで、打つ方からしてみたらそれは違うものの、野球を愛する者の情熱が伝わってきて本当に楽しいです。そんな楽しい場面が幾つもある中で、特に楽しませてもらったのが、フランク・シナトラ扮するライアンに猛烈なほどのアタックをして見せるシャーリー婦人と逃げ回るライアンとのやりとり、一方でもう一組のジーン・ケリーのオブライエンとヒギンスとのやりとりも楽しい。また一つ面白いミュージカルを観れて良かった。
[DVD(字幕)] 8点(2007-03-25 14:06:02)
6.  我が道を往く
正にアメリカンヒューマニズムというべき言葉がぴったりの映画です。ビング・クロスビー演じる神父チャック・オマリーは、善人を絵に描いたような素晴らしく愛すべき人物です。決して押し付けがましくなく、人を驚かせようとするわけでもなくいたってシンプルに人間的にごく普通の優しさに満ち溢れた何とも心の温かい本当に人間味溢れる人物象として描かれていて良かった。役者の演技の素晴らしさは言うまでもなく、映画の中で使われている音楽がこれまた素晴らしい!こういう映画、つまり人間味溢れる素晴らしい映画が昔のアメリカ映画には沢山あったんだとこの映画を見ると改めて思う。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-09-16 22:30:05)
7.  我等の生涯の最良の年
戦地から帰ってきた3人の男達の人間模様に見終わった後、色々考えさせられました。ウィリアム・ワイラー監督って娯楽作から人間ドラマまで色んなジャンルを本当に丁寧に描く素晴らしい監督だなあ!と思います。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-28 16:27:01)
8.  わが谷は緑なりき
ジョン・フォード監督による西部劇以外の作品で一番最初に観たのがこの映画です。個人的には「静かなる男」の方が好きなのだが、これはこれでまた味わい深い映画です。舞台となっている十九世紀末の炭鉱の町並み、そこに描かれている人達の人間的なドラマとして見応え十分の秀作という言葉がぴったりの作品だと思います。ジョン・フォード監督は西部劇だけの監督でないことをこの映画を観て知りました。
[DVD(字幕)] 8点(2005-08-17 22:39:46)
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