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プロフィール
コメント数 3430
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 42
小津安二郎 37
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 18
今泉力哉 24
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 16
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 18
ロベルト・ロッセリーニ 15
ジャン=リュック・ゴダール 38
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 19
ジャック・ベッケル 14
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 28
アルフレッド・ヒッチコック 56
ジム・ジャームッシュ 16
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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1.  忘れられた人々 《ネタバレ》 
ハイボよりも共犯のペドロの方がよっぽど酷い目に遭っている。 ハイボは最後撃たれて終わりで済んだが、ペドロは散々ハイボに苦しまされた上に殺された。 なんだかバランスが悪い。  最初は被害者だと思われた盲目の大道芸人が実はかなりイヤらしい人間だったりとか、最初は子どもが悪いように描いておいて実はその子どもたちに愛情を与えなかった親も悪いとか、そもそも貧困が元凶だとか、何かを一方的に悪とはせず物事を多面的に描き出しているのが興味深い。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-10-11 20:53:34)
2.  私が棄てた女 《ネタバレ》 
中盤まではそこそこ面白いが、後半になってカラーになる辺りから意味が分からなくなる。 まあ要するに遊んで棄てた女が死んでしまい、残された者たちはその女の亡霊と向き合って生きていかなかればならず、決して楽しくて明るい人生にはならないよ、って事なんだろうけども。 しかし河原崎長一郎は主役って柄じゃないなぁ。 それとは別に薄化粧な浅丘ルリ子の美しさには驚いた。
[インターネット(邦画)] 6点(2024-08-20 23:01:02)
3.  わたし達はおとな 《ネタバレ》 
若さゆえの思いやりに欠けるセリフの数々、ストレート過ぎる表現で心がざわつく会話の数々、それらにやられて見ている間はずっと息苦しかった。 少なくとも、気持ちの晴れる明るい映画ではない。  付き合ってもいないのに、軽い気持ちで肉体関係をもち同棲すらしている、そうした曖昧な関係性の中にこそ火種があったのではないか? そういうライトな関係性の方が楽なのかもしれないけど、いざ妊娠したとかの問題が起きた時に、逆戻りできない危険が潜んでいる。  ラストシーンで木竜麻生がしばらく茫然とした後、何かを決意したかのように淡々と料理を作り、淡々と一人で食べ始める。 このシーンに子どもを一人で育てていこうと決意した彼女の強さみたいなものを感じた。 泣きわめく事が多く子どもだった彼女が、おとなになった瞬間。 とても印象的なエンドロールだ。  この監督、『ほつれる』もそうだったけど、決して気分の晴れる作風ではないのに、まるでヤクブツのような吸引力がある。 それはこの監督が描く圧倒的リアルさ故か。
[インターネット(邦画)] 7点(2024-07-21 18:08:48)
4.  わたしの見ている世界が全て 《ネタバレ》 
暗い話ではあるのだが、日本映画っぽい雰囲気は居心地が良く好み。  食堂に「こくベジ」の文字が!! ロケに使われたこの食堂、なんと私の地元(付近)だ。 300円で手打ちうどんの食べられる実在する食堂が舞台になっている影響で、非常に親しみのわく映画だった。  出てくる4人兄弟姉妹も、庶民的で飾り気のない感じ。 内容的にも日常生活に関するものがメインで、話に入り込みやすい。  森田想という女優さんは二の腕と髪が綺麗、スタイルもよくなかなかに魅力的。 先にも書いたが、話自体は暗い内容なので気分は上がらずも、その映画世界はとても入り込みやすく共感できるもので、見た後の満足感があった。  近々、映画の舞台になったこの食堂に行き、焼きうどんでも食べる予定!  (2024.6.1更新) 映画で使われた食堂に行ってきました! 300円で手打ちうどん食べました。 特別、美味しくはなかったです。 ただ、この映画に使われたテーブルがあって感慨深いものはありました。
[インターネット(邦画)] 8点(2024-05-25 16:41:52)
5.  WANDA/ワンダ 《ネタバレ》 
最近では滅多に感じないほどの期待と緊張感をもって私は本作の鑑賞にのぞんだ。 個人的にはそのザラついた映像が、モンテ・ヘルマンの『断絶』を思い起こさせた。 又、これは見当違いかもしれないが、ヴィム・ヴェンダース初期の「ロードムービー三部作」にも似た魅力を感じた。  バーバラ・ローデンという女性、まず醸し出すオーラからして異質。 独特のヘアースタイルと髪の色も個性的で魅力炸裂。 前半に着ていた水色の花柄シャツが似合い過ぎていて見惚れてしまった。  ラスト付近、男から乱暴を受けそうになり、辿り着いた酒場で女性に救われる。 酒の席に混じり、賑やかな音楽に包まれながらも、彼女は魂が抜けたように無表情だ。  このシーンは彼女の今後も受難続きだと暗示しているのか、それともとりあえずは居場所が見つかってハッピーエンドだと捉えるべきか。 なかなか妙味のあるラストシーンだ。
[インターネット(字幕)] 10点(2024-02-18 15:01:35)
6.  悪い奴ほどよく眠る 《ネタバレ》 
悪い奴ほどよく眠る、いいタイトルだなぁ。 胸のすくほどのバッドエンド。 これが現実の社会なんだろうけど。  それにしても香川京子があまりにひどい役柄だ。 単なるバカ女の役ではないか! つくづく黒澤映画って男の映画なんだなって感じる。 とにかく黒澤映画に出てくる女性は魅力的ではない。  しかし地位や金ってそこまで大切かねぇ。 私には理解はできない。 特に子供に見限られてまで地位や金を守りたいとは思わないね。
[インターネット(邦画)] 6点(2023-05-17 17:28:52)
7.  私たちの幸せな時間 《ネタバレ》 
死刑制度の是非を問いたいのかもしれないが、ネタ的に暗すぎる。 あと、罪をなすりつけられたのならば、最期まで抵抗すべき。
[DVD(字幕)] 4点(2023-02-04 20:32:19)
8.  わが青春のマリアンヌ 《ネタバレ》 
鑑賞後、マリアンヌは結局実在したのかよ!?夢か現かどっちなんだよ!という野暮な疑問に襲われたけど、これはまあ一つの寓話というか、結論なんてあってないようなものでは?というところに、自分の感想は最終的に着地した。  色んな解釈や議論が生まれる作品としてみても、とても幻想的で美しく、そして魅力的な作品ではないかと思う。 まさしくクラシック名画と呼ぶにふさわしい作品だ。
[DVD(字幕)] 7点(2023-01-01 23:37:33)
9.  若草の萌えるころ 《ネタバレ》 
大好きな叔母さんが苦しむ姿を見たくなくて、家から逃げ出してしまう。 側に居てあげるわけでもなく、朝まで外を出歩く。 気持ちは分かる気はする。  それより何よりジョアンナ・シムカスをただただ堪能すべき作品だ。 着ている服、髪型がとっても素敵で、時代を感じさせない。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-09-19 16:30:52)
10.  われ幻の魚を見たり 《ネタバレ》 
男のロマンだか生き甲斐だか知らないが、それにこだわるあまり、家族に苦労を強いて、あげくにはリウマチこじらせたカミさん殺しちまう。 ろくでもない男だ。 そんな事にこだわるなら独りでやればいい。 およそ、家族持ちがやるべき事ではない。  それに、カミさんが危篤なら、まずは側に付いてあげるべきだろう。 勲章を見せて喜ばせたかったとは言え、勲章授与式でスピーチなぞしてる場合ではない。  あと息子の戦死を知った際、泣いたとはいえ、すぐに魚を見に行きやがった! 息子が死んだと知ったら、魚なんかどうでもよくなるはずだ。  魚なんかどうでもいいから、もっと家族を大事にしろよ!
[CS・衛星(邦画)] 2点(2022-07-23 21:04:32)
11.  わさび(2016) 《ネタバレ》 
寿司屋を営むシングルファザーはうつ病。 その娘は、高校卒業後に寿司屋を継ごうと健気に頑張る。 それを見た父親は涙を流す。  心に染み入る、ちょっとした良い小話。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-08-11 15:14:32)
12.  わすれな草 《ネタバレ》 
一生、思い出の中に残ってる女性って案外、話したこともなければ名前も知らなかったりするよなぁ。 そして、その忘れられない女性にもう一度会いたいって気持ちは分かるし、話の最後では会えてしまう訳だから、こりゃまさしく男の夢ですな。 まさに、男の夢を実現した話なのだが、再会したところでキスするわけでもなし、ただ見つめ合うだけで、一抹の虚しさも同時に感じる。 男の理想の女性に対する夢物語は、美しくもあるけど、同時に虚しくもあるわけで、見終えた後に何とも言えない切ない気持ちになった。  一方、超イケメンのスモーキーが憧れている女性ってのが、ケリー・チャンってのが納得! 彼女なら確かに、イケメンのスモーキーですら憧れるのが分かる。 「笑顔、初めて見た」っていう最後のスモーキーのセリフ、これもまた素敵!  ろくに話したこともない女性にもう一度会いたい!っていう、愚かで虚しい男の夢物語を、まさに具現化した作品で、とっても素敵で良い映画でした。 見られて良かった作品です。
[ビデオ(字幕)] 8点(2021-08-06 17:53:52)
13.  我等の町 《ネタバレ》 
人畜無害な内容が、とにかくつまらない。 語り部が爺さんだし、しかも説明がくどい。 最後の夢オチも最悪。
[インターネット(字幕)] 2点(2021-06-04 22:43:25)
14.  わたしは光をにぎっている 《ネタバレ》 
映画的な趣きがあるのは好み。 下町の風情が消えてゆく侘びしさ、それを表現したのも意義がある。  ちなみに舞台になった下町は、東京は葛飾立石(寅さん風)だそうです。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-05-30 01:37:20)
15.  わたしの自由について~SEALDs 2015~ 《ネタバレ》 
本作を見たきっかけは、代表の奥田という人とある共通点があったからなのだが、内容は単なる文化祭的なノリの延長線上という印象。  おそろいのTシャツを作って、それをみんなで着て、ラップ調の掛け声でデモをして。 全てが平和ボケの中で生まれた、おままごとのようにしか見えない。 大学生活、勉強するのも嫌だし、デモでもみんなでやりましょか!みたいな。  映画としてはどうか? ドキュメンタリーとして見ても、全く面白くない。 ダラダラとデモの様子を流すのみ。 構成が無いというか。 とにかく平坦な行動日記を延々と見せられた感じ。
[インターネット(邦画)] 3点(2021-05-16 02:13:55)
16.  わらの犬(1971) 《ネタバレ》 
飽きることはないが、不快なストーリー。 レイプシーンは特に不快。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-04-27 21:31:51)
17.  私たちのハァハァ 《ネタバレ》 
青春ロードムービーの傑作! (ヨコシマな気持ちで見始めたオッサンをも満足させる生足の数々も実に素晴らしい)  4人のキャラのバランスが良い。 唯一スカートのかわいコちゃん、ギターの弾けるカッコいい茶髪ちゃん、ムードメーカーのおチビちゃん、ファン過ぎてこじらせ系女子。 それぞれが元気で弾けんばかりの若さを画面に放っている。  確かに、もう一度見たくなる魅力を感じる。 元気はつらつさ、無鉄砲さ、輝ける青春を体感できる、まさに映画ならではの魅力だ。
[インターネット(邦画)] 8点(2021-04-25 20:05:33)
18.  我が道を往く 《ネタバレ》 
全てが生理的に合わなかった。 前半はともかく、後半になるにつれ、腹が立つ音楽のオンパレード。 爺さん牧師にも何故かイラついた。 主人公の歌声には、もっとイラついた。
[インターネット(字幕)] 1点(2021-04-06 22:19:19)
19.  わたしは、ダニエル・ブレイク 《ネタバレ》 
隣人を助けると助け合い精神で良い事あるよ、って話。 国の対応は形式張ってて社会的弱者を助ける機能を果たしていない、何ら罪のない人間が苦しみ、時には命を落としている、これで良いのか?人間の尊厳はどこに?という社会派映画的な側面もあり。  デジタル化への批判、デジタル化によって救われない人たちが出てきている。 教えた上で、本人にパソコン操作させるのではなく、無償でもって代理でオンライン申請を行ってあげるシステムを構築すべきとも感じる。  あとは主人公のような職人気質で頑固な人間は、こういった社会のシステムから排除され、救われない傾向がある。 いつの世も柔軟性が必要なわけだが、全員にそれを求めるのは無理なわけで、画一的なシステムではなく、もう少し市民に寄り添ったきめ細やかなシステム作りが必要だと感じる。 ただし、それを役人に求めるのは、非常に困難だ。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-12-28 10:08:00)(良:1票)
20.  わが谷は緑なりき 《ネタバレ》 
宗教色の強い作品。 いや、宗教色が強くても良いのだが、いささか私には真面目すぎる内容だったかな。  末っ子は、真っ直ぐに逞しく生きており、微笑ましい。 まだ子供なのに、この逞しさ!見習いたいものだ。
[インターネット(字幕)] 4点(2020-12-08 13:17:53)
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