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プロフィール
コメント数 730
性別 男性
年齢 34歳
自己紹介 初心者です。7点を中心に見事な二次曲線を描く点数分布。しかし映画の評価は点数に還元しきれぬもの。点数と心中の差をいかにレビューで表現できるか。とはいえ適当なレビューも多数(笑

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1.  わたしはロランス
新鋭グサヴィエ・ドラン。ゴダールの再来を思わせるような色使いや独白、一面の壁、ランプシェード、ジャンプカット。ゴダールにかなりの影響を受けているのは間違いないが、PVのように音楽とぶっ飛んだ映像になることもあり、かなりのオリジナリティを持っている。ぐらぐら動くカメラが続いた後にピタッとしたフィックスのカメラで完璧な構図のショットを見せたりもする。きちんとしたショットが撮れることが前提なのだ。ゴダールだけではなく、小津を思わせる無人の部屋のショットや「マグノリア」を思わせる美しいシーンなど、映画史をふまえているところに映画愛を感じる。ジェンダーに関わる主題だが、男女云々を超えて、ロランスという人物そのものだというのがLaurence Anywaysの意味なのだろう。カナダのケベックということで英語とフランス語の混じりあった(タイトルもそう)会話が心地よい。基本的にはメロドラマなのだが、この撮り方はとんでもないセンスである。今では珍しいスタンダードサイズも、極めて映画的な人物のバストショットを効果的に見せている。傑作。
[映画館(字幕)] 8点(2013-09-16 23:59:48)(良:1票)
2.  ワールド・ウォー Z
3Dとしては3点でいいというくらいひどい映画だった。3Dでなくても、アクションがやや雑だろう。ゾンビが全速力で走る設定のため、市街地でのパンデミックの際、ゾンビから逃げている人間とおいかけているゾンビとの区別がつきづらく、最初の市街地の迫力が失われている。エルサレムのシーンはその分圧巻だった。ラストはなんかホラーゲームみたいになって興ざめである。
[DVD(字幕)] 5点(2013-08-18 01:02:10)
3.  私の奴隷になりなさい
何を期待するかによって違うかもしれませんが、私にとっては何の変哲もない映画でした。
[DVD(邦画)] 5点(2013-04-14 23:29:33)
4.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ/完全版
正確に見比べたわけではないが、完全版のほうがより厚みが増したように感じる。長さのせいだけだろうか? やはりこの手の時間軸が交差している映画は二回以上観た方が味わいが出る。一度目はストーリーの華麗さ、重厚さ、不可思議さに魅了され、二度目は何気ない一つ一つのショットの美しさに息を呑む。ほかにも、ユダヤ系移民であること、デボラがフレンチに慣れていたことなど、一度では気付かなかったファクターに目をやるべきである。そしてこの映画の全体像について、あれやこれや思索を広げなければならない。この映画はそれをやるだけの価値がある。
[DVD(字幕)] 8点(2011-11-22 00:26:19)
5.  惑星ソラリス
ストーリーは非常に分かりやすいが、この映画に何を観たかを説明することは非常に難しい。前半の約一時間は地上の自然を描くが、このシーンがあるからこそ一種の郷愁が宇宙で作用する。タルコフスキーの映画は常に郷愁、ノスタルジーが強烈な原動力になるが、それがあるからこそラストが特に際立つ。結局は良心の問題なのだ。タルコフスキー映画に通底する親子、良心、ノスタルジーといった諸問題を非常に分かりやすいストーリーで描ききった大作。最初にタルコフスキーを観るならこれだろう。
[映画館(字幕)] 8点(2011-10-30 22:20:48)
6.  ワイルド・パーティー(1970)
ものすごい映画だった。意外なほど巧みな構成と意外なほどしょうもない最後のまとめは何なのだろう。ヒッピー全盛の時代とドラッグ、セックスといったロックンロールの栄光を背景にした映画は計り知れないエネルギーを持っている。個人的にこの時代が大好きなので、9点献上だが、人には決して勧めない。 昨日を過去だと思わなかったため、明日のことが見えなかった。とは何と素晴らしい箴言だろう。
[DVD(字幕)] 9点(2011-07-31 17:25:11)
7.  ワイルドバンチ
時代に追い抜かれた男たちの哀しさ、というようなセンチメンタルなものは微塵も感じさせない。むしろ時代に規定されない生き方そのものが浮かび上がるように思う。この映画は哄笑が全編に渡って響き、それが彼らの生き方を表している。良くも悪くも俗で、現世的で高利的な彼らの生き方は、究極的なまでに純粋であり、それが魅力になっている。同じ1969年に、モデルを同じくする「明日に向かって撃て」が公開されたのは驚くべき符牒である。最後の西部劇、と呼ばれるにふさわしい映画であった。
[DVD(字幕)] 10点(2011-06-22 00:07:53)
8.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
ラストの意味があまり良くわからなかったのがとても悔しい作品でした。しかしそれまでの厚みのある構成と音楽、雰囲気がとても好きです。長さも気になりませんでした。ロバート・デ・ニーロは最高の役者です。
[DVD(字幕)] 8点(2007-09-29 22:13:02)
010.14%
130.41%
240.55%
3202.74%
4304.11%
5689.32%
618024.66%
719126.16%
814019.18%
9638.63%
10304.11%

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