1. 藁の楯
《ネタバレ》 三池監督にしては、途中で放り出さずにきっちりラストまで持って行ってます。 それなりに余韻もあるし、心に響くものもあります。 ゴルゴ13のチェックメイト、スティールメイトに似たストーリーです。 命とはなんなんでしょうかと考えてしまいました。結構理不尽に死んでいきます。 三池監督作品だから許せる。原作も未読ですがバトルロワイヤルぽいんでしょう。 突っ込みどころは満載で頭を空っぽにして観るのをお勧めします。 特に気になったのは普通懸賞金10億円で殺人しますかね。 100億円とか1000億円だったらリアリティあるけど。 遺産13億円の紀州のドンファンですら妻の来てもあまりなかったのですから。 それと日本の警察の官僚体質、ああいう組織というのは分かっているけど、 最近の若者・中年では敬遠するのではないでしょうか。まあ入ってもすぐに辞めるでしょうけどね。 現実には仕事、出世というのは人生の順番がかなり低くなっているのではないでしょうか。 大沢、松嶋のような刑事いないとは限りませんが。 リアリティはいつもの三池監督作品での課題でしょう。手あたり次第作りさがすのではなく 1作、1作大切に作って欲しいと思います。 [インターネット(邦画)] 8点(2021-05-16 19:56:24) |