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1.  カメラを止めるな!
予想の上の上を越されてしまいました。小説でいえば「叙述トリック」でしょうか。私の頭脳がいかに固くなっていたのかを痛感。前半は巧妙な伏線ばっちりのホラー、後半は待っていましたとばかりに伏線を消化して感情を横溢させる人間ドラマ。映画というか、演出というか、脚本の可能性に喜び勇んだ時間でした。「ワークショップ」において300万予算で作られたという所もトリックだったらすごいけど。
[映画館(邦画)] 10点(2018-09-27 09:30:09)
2.  SPACE BATTLESHIP ヤマト 《ネタバレ》 
持ち場離れすぎ。飲み会やりすぎ。イチャイチャしすぎ。身の上話が多すぎ。戦闘が簡単すぎ。・・・しかし残念。映像が素敵なので痛い痛い映画。アニメの「ヤマト」に対する愛情を感じませんでした。キムタクだけでなく,ヤマトおよびヤマトの乗組員やガミラス・イスカンダルを描いてほしかった。どこからか圧力がかかったのでしょうか。脚本の大切さを今さらながら感じる。山崎監督は,この脚本家とはもう組まないほうが良いと思う。観ていて,かの「シベ超」に近づく感覚にとらわれた時があった。
[映画館(邦画)] 4点(2010-12-03 18:51:32)(笑:1票) (良:2票)
3.  ナイト&デイ 《ネタバレ》 
辻褄を忘れさせる。トムクルーズとキャメロンディアスのコンビでなきゃ許せないような,笑いありアクションありの無垢な映画。爆睡の後の海外シーンに解放感を感じます。巧みな展開ですね。結構,人が残酷に死んでるのに,スッキリさわやか。さわやかさとしては,ジャイアンツの原監督やゴルファー石川遼を思い出しました。それと,永久エネルギーに期待。
[映画館(字幕)] 7点(2010-10-25 22:33:10)
4.  劇場版TRICK トリック 霊能力者バトルロイヤル 《ネタバレ》 
大人が真面目にふざけるというのはこの事だ。もう、推理とかトリックとかは酢の物になっている。大事なのは、阿部ちゃんの過去の写真や、松平健が白馬に乗ったりすること。インチキ野郎をインチキ野郎で終わらせる基本が出来てれば、これからも御ふざけに期待します。にゃむ。
[映画館(邦画)] 8点(2010-05-25 19:51:08)
5.  ゼロの焦点(2009) 《ネタバレ》 
野村芳太郎の作風を大事に踏襲し、現代の映画に使用される大げさな音楽や映像を落ち着かせて製作した感じが良かった。しかし、犯人の夫の不自然な自殺への感情や、奥ゆかしすぎる田沼久子(昔の売春婦仲間)によって、殺人への罪悪感が少しブレて軽減された感じがしたのは残念だった。個人的にはラストはやっぱり断崖の討論シーンを希望。あまりにもベタになったので、わざと避けたのかもしれませんけど。それと、窓に張り付けて刺し殺される役の人は、原田大二郎の息子さんか、ユースケサンタマリアが大胆に変装したか、まさかスケートの織田さんかと考えながら見ていたのですが、新進の劇団の方だったのですね。
[映画館(邦画)] 7点(2009-11-16 18:32:38)
6.  20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗
足をすくえば倒れる兵器ではいけない。町会の片隅でやっていて、という感じ。1作目から見え見えだったから、取ってつけたようなトモダチの正体事情も薄っぺらでした。悪も正義もこの世に対して「ドンキホーテ」。個人的世界と全体的世界のバランスがバラバラです。
[映画館(邦画)] 4点(2009-11-02 22:45:26)
7.  さまよう刃(2009)
少年たちのズルイ残酷さと、父親の清い愛情を両極端に引っ張って、弾けて感動するものだったと思うが、両方の表現力が弱かった。警察署、別荘地、駅前など映像表現の弱さもある。重みと緊迫感が薄い。学校で見せる教育映画に近いものを感じた。題材としては良いものなので+1点。正直に言えば、犯人2人なんてこの世から消えて当たり前。
[映画館(邦画)] 6点(2009-10-19 18:27:50)(良:1票)
8.  カイジ 人生逆転ゲーム
最初のトランプはまだ許せるとして、後は緩い仕掛け。5000万の投資に至っては、コレは無いでしょうとなる。SM趣味の映画。マゾの人が金銭的生命危機の抑圧の快感を感じるのには良い作品かも知れません。罵倒されるのが好きな貴兄に御すすめ。でも昨今の会社員はこの映画の会社に近いカルト教育を受けている感じもする。エコノミックアニマルという言葉の復活を希望する。
[試写会(邦画)] 6点(2009-10-14 22:00:03)
9.  007/カジノ・ロワイヤル(2006)
硬派だ。従来の007から、ユーモア、愛きょう、おんなったらし、変な敵キャラ、秘密兵器などを取り除いた感じ。いまいち不満足。やはり007は、軟派でなくては。今で言えば、石田純一が意外に強いみたいな。
[地上波(吹替)] 6点(2009-10-14 21:32:40)(良:1票)
10.  ナック
アングラ表現が少々鼻につくこともありますね。バーの片隅で何気なく流していたらいい作品かも。
[DVD(字幕)] 5点(2009-09-29 21:11:59)
11.  キサラギ 《ネタバレ》 
二転三転すれば良いってもんじゃないだろう。いや、四転五転、十転二十転?。でも、オタクコミュニュケーション的な雰囲気は良いですね。 演劇で観たい。
[地上波(邦画)] 7点(2009-09-29 21:09:26)
12.  歩いても 歩いても
おばあちゃんが、店屋物の鰻重の出費をぼやくシーンにリアルを感じた。既存の故郷美学映画または田舎平和映画を少しほじっくった感じがいい。
[映画館(邦画)] 7点(2009-09-29 21:02:10)
13.  失われた週末
私もある程度飲むほうなので、幻覚小動物登場までは行きたくないと、心から心から願いました。酔っ払いながらこの映画を見ると、あと一杯が止められます。
[DVD(字幕)] 6点(2009-09-29 20:46:43)
14.  20世紀少年
酷評に期待せずに鑑賞。こういう時はよく感じるもの。もう少し短く切って良かったと思うし、ストーリーは漫画ならではの穴穴だらけです。しかし、ヒーロー願望をくすぐって昭和の心を揺さぶられた。監督は、大作のプレッシャーに立ち向かい、自らの世界(主にトリック)も描いていた。指パッチンだもんなぁ。
[映画館(邦画)] 7点(2009-09-29 20:43:47)
15.  赤い風船
監督もしくはフランス映画に思い入れがある人が見ると良いかもしれません。今、見ると、ストーリーやアイデアが自主映画止まりの雰囲気です。
[映画館(邦画)] 5点(2009-09-29 20:33:00)
16.  ザ・マジックアワー
勘違いの美学。人生、勘違いしている時が幸せなのだ。いい監督・脚本は役者を揺れ動かす。佐藤浩市の新境地を見た思い。 服装も最高。洋品店ばんざい。
[映画館(邦画)] 8点(2009-09-29 20:28:43)
17.  隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS
黒澤作品に、「インディジョーンズ」とトレンディドラマをミックスした様な映画でした。若者をすごく意識しています。マツジュンのキャラが、途中からガラッと変わってしまうので少々戸惑いました。
[映画館(邦画)] 6点(2009-09-29 20:24:02)
18.  レスラー
筋肉と長髪主人公の男性ホルモン活かすのは家庭でもなく女でもない。 リングの上だけ。そこまでにたどり着く描写は、少し弱かったように感じた。結構良い人に描かれているからだろうか・・。
[映画館(字幕)] 5点(2009-09-11 19:18:16)
19.  ノウイング
超常現象は選民意識をくすぐるものだ。宇宙人よ、選ばれし我を助けたまえ・・ってか。
[映画館(字幕)] 4点(2009-09-11 18:58:37)
20.  BALLAD 名もなき恋のうた
これは、山崎監督が昭和物の「オトナ帝国」に着手する助走であると考えておきたい。 
[映画館(邦画)] 5点(2009-09-11 18:41:57)
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