1. 人間解剖島ドクター・ブッチャー
「サンゲリア」の残りカスみたいな映画だが、ゾンビと食人族とマッドサイエンティストが夢のコラボを果たすという、一粒で三度不味い作品となっている。そして当然、オッパイも沢山見れる。これ重要。支離滅裂すぎてテンパリ気味のストーリー展開や、随所に流れる「ぽろ~ん♪」という脱力気味の効果音が、マカロニ屑映画特有の臭さを醸し出している。映画そのものよりも、こんなものを真顔で真剣に見ている自分が何より一番面白い、そう思わせてくれる作品だ。 [DVD(字幕)] 6点(2005-10-06 03:12:39) |
2. 死霊のえじき
ロメロ三部作を締めくくるに相応しい大傑作。ローズ大尉率いる軍人グループは見事に大馬鹿揃いだし、科学者グループの研究も全く持って無意味。ヘリパイロットと無線士はどちらにも協力しようとはしない。そこでは前作「ゾンビ」でモールを占拠した4人の様なチームワークは微塵も感じられず。まさに絶望のみが支配する終末世界。もっとも人間らしいのがゾンビのバブ、というのが何とも皮肉である。 [DVD(字幕)] 10点(2005-06-01 01:10:26) |
3. ゴースト・ハンターズ
《ネタバレ》 白目をむいた女の前で剣を振り回して踊ってる男。女が剣を受け取ると宙に浮かび天井の玉(?)に触れ、それを見た大王が喜ぶ。「やったぞ、儀式は終了だ!」主人公の投げたナイフが頭に刺さり瞬殺されるラスボス。それを見てプクーッと風船のように膨れて爆発する手下。「え、何だったの?」と考える隙すら与えてくれず、次から次へと珍妙な映像が流れては消えていく。この洪水のように続くバカなシーンが独特のトリップ感を生み出し、観ている方はストーリーなんてどうでもよくなってしまう。恐らく全てカーペンターの巧妙な計算なのだろう。多分。 [DVD(字幕)] 8点(2005-05-21 00:33:27) |
4. となりのトトロ
理屈抜きで感動。心が洗われるというのは、こういう作品を見たときに言うのだろう。これだけ多くの人に愛される映画を作った宮崎監督は偉大。 9点(2005-03-22 00:25:46) |
5. 死霊のはらわたII
一応前作からの繋がりはあるが内容は完璧リメイク。1作目の異様に不気味だったオーラは影を潜め、コメディタッチな演出が大半を占めている。これには相当ガッカリしたが、代わりに前作ではただのへタレだったアッシュの成長した姿が見られたのには大満足。右手にチェーンソー、左手にショットガンを装備したその姿はまさしくヒーロー(まぁ続編で本当に英雄になっちゃうんだけど)そのもの。更に凄いのが、物語の半分以上がアッシュの一人芝居で進行していること。自分の右手にボコられるキャンベルの体当たり演技は下手なコメディ映画よりも笑わせてもらった。まさにアッシュを見る為だけに作られたような映画である。 7点(2005-02-23 02:33:38) |
6. バタリアン
この映画の魅力は何といっても東宝東和の狂ったネーミングセンスにあると思う。邦題の「バタリアン」からして既に謎だが、「オバンバ」「ハーゲンタフ」にいたっては実にシュール。本気でヤクでもやってない限りこんな珍妙な言葉は出てこないハズ。しかも登場人物の台詞に関係無く字幕に混ぜちゃってるもんだから、「ハゲでタフな野郎だ。…まったくハーゲンタフだ。」「名前は?…オバンバ。」といった摩訶不思議な会話が飛び出す始末。こりゃやりすぎですよ…。 8点(2005-02-19 01:12:01) |
7. ビヨンド
これぞフルチ映画の集大成。相変わらずストーリーはよく分からんけど、怒涛の如く展開されるグロシーンの前には全てが吹っ飛んでしまう。スタッフロールに流れる不気味な歌も最高。それにしても驚きなのがジャネット・デ・ロッシの特殊メイク。少女ゾンビの頭半分が吹っ飛ぶシーンなんかは完璧にサビーニ様を越えちゃってるぞ。 8点(2005-02-14 01:06:51) |
8. スペースバンパイア
大袈裟すぎるテーマ曲にマチルダ・メイのパイオツ。生体エネルギーが飛び交う中、いきなりゾンビ映画にシフトチェンジしちまう終盤など、B級映画好きには堪らない展開のオンパレード。オッサン同士のキスシーンは演じてる役者が気の毒だった。 7点(2005-01-11 20:48:29) |
9. デモンズ2
感想としては前作とほぼ一緒。舞台設定が全然生かされてなかったり、本編とは関係の無いチンピラ共のシーンを長々と入れたりと、相変わらず支離滅裂な出来。しかし女子供、そしてペットの犬までもが容赦無くデモンズ化する辺りは結構好きだったりする。篭城作戦の甲斐も無く全員ブチ殺される所とか最高っすよ。 7点(2004-12-17 00:31:35) |
10. クリッター
毛玉に手足が生えたような造型と、とにかく何でも食っちまうクリッターのキャラクターは良く出来ていると思う。特撮のしょぼさを誤魔化す為かやたらと暗いシーンが多いのがチョット気になるが、上映時間の短さもあって退屈することなく見ることが出来た。「まんちぃず」と比較して見ると面白いかも。 6点(2004-12-01 00:41:54) |
11. プルガサリ/伝説の大怪獣
膨大な数のエキストラにとにかく圧倒されっぱなし。プルガサリの造形も秀逸。へっぽこなCGで重量感が皆無だった韓国産怪獣映画「怪獣大決戦ヤンガリー」と比べても、こっちの方がよっぽど良く出来ている。 6点(2004-10-21 22:42:05) |
12. バタリアン2
子供を主人公に置いたせいで緊張感がゼロ。しかも電気が弱点て何だそりゃ。恐怖と笑いを上手く混在させていた1作目とはうって変わり、お笑いのみに特化させたのは分かるが、だからと言ってコメディとして面白いのか?と聞かれたらこれまた微妙と言わざるを得ない。前作の名コンビを出したのは良かったが、2人の掛け合いが前作とほとんど一緒では見ているこちらも白けてしまう。マイケルジャクソンのシーンとかも本当に要らない。話は変わるがこの映画、主人公の少年がマグナムリボルバーをぶっ放してたり、車を運転していたりと、今思うと結構ヤバイ描写が多いんじゃねーか? 6点(2004-10-21 02:41:24) |
13. レイダース/失われたゾンビ
つまらない。1ミクロンの隙も無くつまらない。こんなビデオを買うために980円も出した自分に乾杯。 0点(2004-09-24 01:39:29)(笑:2票) |
14. スター・ウォーズ/帝国の逆襲
シリーズの中ではダントツで中途半端。ハン・ソロが冷凍されたまま終わるのは、かなりショッキングだった。しかし何と言ってもこの作品でヨーダが初登場!何回見てもいいキャラしてるなぁ~ 7点(2004-09-09 18:07:56) |
15. エイリアン2/完全版
《ネタバレ》 色々と追加シーンがあったけど、一番印象的だったのは娘が死んでいたと知らされるショッキングなシーン。後にリプリーがニュートを自分の娘と重ねる重要な伏線にもなっているのが上手いと思った。 9点(2004-09-09 18:05:36) |
16. 13日の金曜日(1980)
内容は本当にしょーもない。以後シリーズの顔となるジェイソンも不在だし、トム・サビーニの特殊メイクも実際は数秒しか写らない。何よりもボーヒーズ夫人の殺人の動機が無理矢理すぎ。しかし何故か真夏になるとこの映画が無償に見たくなるのは俺だけか? 7点(2004-09-03 02:53:58) |
17. 遊星からの物体X
細胞レベルで相手と同化って…おいおい。これだけ手の付けられないエイリアンも珍しいのでは?頭がパカッ!て割れたり触手がワシャワシャ動いたりと、かなりイっちゃってるその造型も凄い。登場人物がオッサン連中のみで全く華がありませんが、疑心暗鬼を剥き出しにした救いのないストーリーは一見の価値あり。 8点(2004-08-11 18:06:58) |
18. 機動警察パトレイバー
近年の押井作品の特徴にもなっている重苦しさはあまり感じられず、あくまでOVAやTVシリーズに近いノリで作られているのが良い。それでも刑事2人が犯人の足取りを追うシークエンスなんかは、押井守にしか出せない独特の雰囲気が出ていると思う。ラストにあまり余韻が無いのが少し不満。 7点(2004-08-03 22:29:53) |
19. モンキー・シャイン
「B級」の一言で片付けるのは惜しい作品。人間の持つ悪意をエグリ出すような描写が多かったのが印象的。この辺はロメロの十八番と言ったところか。 6点(2004-07-27 18:21:13) |
20. デモンズ
映画館を舞台にしたアイデアとデモンズの造型が秀逸…なのだが、映画としての出来は決して良いものではない。何より唐突な展開が多すぎるのが問題。さっきまで馬鹿っぽかった男が、いきなりバイクを爆走させ日本刀をぶん回しながらデモンズを虐殺したり、強引にへリコプターを落下させたりと、真面目な人が見たら怒り狂うであろう展開のオンパレード。仮面の男も意味不明だし、アキロンの大王なんかはラスボスのくせに放置プレイという始末。しかしこんな映画でもイタリアゾンビ映画の中では相当良く出来てる方なので7点献上。 7点(2004-07-27 13:19:53) |