1. ハウルの動く城
皆さんの仰るとおりソフィーは頻繁に説明の付かないような行動をとります。しかしそれはそんなに不思議・不自然なことでしょうか?この映画の主たる部分を占める「魔法」「呪い」そして「恋」、それらは全てそれ自体が説明の付かないものであり、だからこそ魅力的なものです。それを説明することは、映画の魅力を削ることになると思うのです。説明が足りないのではなく、説明は要らないのです。この映画には「魅了」という言葉が最も相応しい。そういう映画には迷い無く10点です。 [映画館(字幕)] 10点(2004-11-30 18:26:55)(良:1票) |
2. マルホランド・ドライブ
怒りと妬みに満ちたベティの目が忘れられない。上手く言えないけれど、時が経つほどに胸を締め付ける。よって7点→10点。 10点(2004-05-17 21:48:13) |
3. キル・ビル Vol.2
感動した。変人が撮ったからこんなんなっちゃったけど、とても普遍的な愛に満ちあふれた、心温まるラブストーリーだ。変人よ、ありがとう。本当に美しい作品をありがとう。 [映画館(字幕)] 10点(2004-05-02 23:56:49) |
4. リトル・ダンサー
笑えて泣けてすがすがしいのは、ショーシャンクより断然こっち。 10点(2004-03-02 22:20:12) |
5. ラスト サムライ
去年劇場で観た映画のほとんどにこの作品の予告があった。ニッポンの歴史と名優を引き立て役にした、トムクルーズの自己満アイドル映画だろうとバカにしていた。ところがどうだ!トムクルーズはストーリーテラーに過ぎない。クラスで言うと書記だ。殺陣もスローにしてくれたり、合戦の戦術も細かく描いてくれたり、時代劇ビギナーでも十分わかりやすい仕上がり(アメリカ人だから当然か)。トムと小雪の絡みは不要だった(あってもいいけどあれはやりすぎだ)けれども、彼がいなければこんな莫大な予算でニッポンバンザイ映画を撮ることもなかったのだからあれくらいの華は持たせてあげても良いだろう。たとえ予算があっても、マゾ気質な日本人には自国の歴史をここまで美化することはできない。たとえまったく同じものを日本人が作れたとしても、観客も遠慮してしまって素直に楽しめなかっただろう。ありがとうアメリカ。感謝の意を込めて満点を捧げます。 [映画館(字幕)] 10点(2004-02-23 01:47:38)(良:1票) |
6. ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer
ダメダメなところはたくさんあるんだけど、そういうところを差し引いても10点。もう、まるごと愛してしまってます。 10点(2004-01-11 22:32:19) |
7. キル・ビル Vol.1(日本版)
友人に「これをおもしろいと言っている女はウケない」と言われてしまった。人格が疑われようがモテなかろうが10点付けてやる!! [映画館(字幕)] 10点(2004-01-10 15:24:16)(笑:1票) |
8. 座頭市(2003)
DVD買いましたが、うちのちっちゃいテレビで見たら10点はあげられないかな。でも劇場で観たときの感動を尊重してやはり10点。ありがとう北野武!あんたは総合芸術家だよ!! [映画館(字幕)] 10点(2004-01-09 22:17:11) |
9. Dolls ドールズ(2002)
知らない間に涙がすーっと流れてました。こういう感覚はそうそうめったに味わえない。 10点(2004-01-09 22:02:19)(良:2票) |
10. ビッグ・フィッシュ
ほとんど家に帰らず、子供の面倒も見ず、いつも夢見がちで、何度も同じ話を繰り返す。こんな男と結婚するなんてまっぴらゴメンだ!・・・と思ったけれど、そんな想いはバスタブのシーンで吹っ飛んだ。 サンドラは今もなおエドワードに恋している。 ああ、なんて素敵なんだろう。 あたしはエドワードブルームの妻になりたい。 9点(2004-11-24 14:36:58) |
11. スクール・オブ・ロック
ジャックブラック・・・この人抜きにこの映画は成立し得ない!!変態的なまでに高いテンションで全力疾走しています(デブなのに)。正直、どことなく秋葉的だからって完全にナメてました。私はツェッペリンとレッチリを混同してしまうていたらく(とりあえず「レッド」でひとくくりになるらしい)ですが、そんな私をも夢中にさせた男、絶対にただ者ではない!!最高っ!!・・・しかしながら観賞後、リトルダンサーと比較してしまったので10点つけられなくなっちゃった。ごめんねデューイ。 9点(2004-10-08 19:02:26) |
12. 僕たちのアナ・バナナ
よくある三角関係に宗教を重ねることでこんなに重みと深みと真実味が増すなんて!いや、他のラブコメだって深いテーマをはらんでいるのかも知れないのに、その意味に真剣に向き合おうとしてなかっただけか?何にせよ「宗教」を絡めたことで観る側(私)の姿勢を正させたノートンは偉い。ちなみに私は「キリスト教にもいろいろある」という程度の知識(浅っ!!)しかないので理解できていない部分もたくさんあるかと思いますが、それを差し引いても十二分に素敵な作品。今までラブコメもベン・スティラーも嫌いだと思ってたけど、実は好きなのかも・・・なんて思わせるとはたいした奴だよ、ノートン君。 9点(2004-06-12 14:50:25) |
13. 息子の部屋
《ネタバレ》 何か大きなものをなくしたとき、泣いている間は楽なもの。想いを涙にすることで、言いようのない喪失感から逃れることができるから。しかし人はそんなにしょっちゅう涙を流してもいられない。悔やんでも戻らないし、せめて立ち止まりたいと願っても押し流されるように「日常」が始まる。息子を近くに感じるために会いたいと願った「彼女」は少年と一緒にやって来た。彼女と少年を乗せて走る車。ジョバンニは、このドライブの終点が何を意味するかを感覚的に悟っていて、もう少し遠くまで、もう少し、もう少しと車を走らせる。やがて夜が明け、国境に至る。息子の死はもう「過去」。決して言葉にはしないけれど、彼らの諦めともとれるような笑顔に、人間の強さや美しさを感じました。非常にリアルで美しい作品です。 9点(2004-05-19 00:11:59)(良:1票) |
14. 溺れる魚
キャスティングからカメラワーク、青みがかった色、極端に端に寄ったアップの構図、フランス語(?)、小道具・小ネタへの異常なこだわり方、エンドロールまで、すべてが堤ワールド。この監督にとって脚本はさほど重要ではなく、監督自身おそらくあまり理解していない。だからストーリーを重要視する観客は置いてけぼりをくらいます。もっと自由な目で見ないと(笑)。窪塚洋介は苦手な俳優でしたが、この映画では余計なことをしようとしてなくてとても良い。氷のシーンでは思わずドキッとしてしまったし。あと、監督が歌ってたような気がするのは私だけでしょうか?もう一回観てみよう・・・。 9点(2004-02-12 00:49:55) |
15. ラブ・アクチュアリー
好きな人を思いっきり抱きしめて、「すきすきすきすきーーー!!!」と叫びたくなるような映画。相手が一緒に観てくれてればいいけれど、そうでなければただのラテン女になっちまうよ。恋したい欲望をかきたてる、ちょっとアブナイ映画。 8点(2004-08-05 11:41:51) |
16. たそがれ清兵衛
いまだに「真田広之=高校教師」だった私にとって、これは革命。最初から最後まで彼の魅力にグイグイ引っ張られてしまった。清兵衛の優しい性格が全体に滲み出ている上、果たし合いはこれ以上ない程男前だった。ラストの勝ち方はちょっと間抜けだけど。メディアも宮沢りえの7冠だか8冠だかを騒ぐ前に真田広之の殺陣をほめてやってくれよ。頼むから。---地上波放送にて二回目の鑑賞(サッカーと二股で)。↓おっしゃる通り、清兵衛には色気がある。静かな男の色気。ラストサムライの氏尾には無い匂い。あぁ、思い出したらなんかドキドキしてきた。清兵衛さまのところなば、嫁さ行ってもえがんす。 8点(2004-02-16 22:48:12)(笑:1票) |
17. メメント
《ネタバレ》 彼は自らこの病気になることを選び、「犯人」を見つけてはまたリセットするという永遠のループを望んだ。記憶が数分しかもたないことより、こんな選択をしてることのほうがよっぽど重症。 8点(2004-01-25 03:56:42) |
18. 男たちの大和 YAMATO
《ネタバレ》 【抱いときたいねや うちがあんたを、裸で抱いときたいねや】 ココ。ココが一番キた。 死にに行く恋人を全身で覚えておきたい、っていう。 寺島しのぶはとことんこういう役が似合うなあ~。 [DVD(字幕)] 7点(2006-10-13 09:39:53) |
19. 華氏911
これを観たのは奇しくも大統領選当日。午前中に鑑賞し、「こりゃケリーだわ」と思いつつ帰宅すると・・・あれ?コイツ当選しそうじゃねぇ???? この作品中の情報だけを元に一概にどうこう言うのは正しいと思わない。でもそれが事実であるかどうかは別にして、そういった疑惑を持つ十分な余地があると言うことは明らかだろう。 自由だ人権だと高らかに謳う一方で、ブッシュや彼を取り巻く人々のここまであからさまな疑惑(それも人の命をもたやすく奪うもの)を許し、彼を再選するアメリカ国民の懐の深さ(?)に感服する。 世論に煽動されやすい日本人気質を備えた私には到底理解できない思考です。 ムーア君、元気にしてるかな。 [映画館(字幕)] 7点(2005-01-27 17:43:22) |
20. シカゴ(2002)
キャサリン・ゼタ・ジョーンズを「シャンプーの人」若しくは「マイケルダグラスの女」としか思ってなかったことを深くお詫びします。 7点(2004-07-30 18:07:58)(良:1票) |