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1.  UDON 《ネタバレ》 
うんとね、凄くつまらない。前半はワケもわからないままうどん雑誌を売っていくんだけど、取材がただ単にうどん食いに行ってるだけなので、どんなアイデアで雑誌が売れていったかの描写が貧相すぎてサクセスストーリーになっていない。一番肝心なうどんのおいしさの違いとか素朴さがむぁったく伝わってこない。これじゃうどん映画を作る意味が無い。そのままなんの原因もわからず勝手にうどんブームが去って(この部分が実際のブームに対する皮肉?)、後半は何の脈絡も無く親父との確執という稚拙な展開が始まるんだけどもうお腹いっぱい。前半とは切り離された感じで別の映画のようだしね。これだったら後半丸々キャプテンUDONでいいです。でもコレ、伊丹十三が撮ったら絶対面白くなったね。そんなのを期待してしまったのかも。
[DVD(邦画)] 3点(2008-02-19 00:34:28)(良:3票)
2.  インファナル・アフェア 《ネタバレ》 
素晴らしいの一言。トニーレオンとアンディラウの見事なまでの対比はもちろん、大福星の「チビ」ことエリックツァンがこんなにも味のあるマフィアを演じてるなんて感動感銘。そんなことよりラウの最期が「太陽にほえろ!」の渡辺徹(ラガー刑事)の殉職シーンと全く一緒wスーパーマリオクラブへのオマージュなのかぁぁぁぁ。
[DVD(吹替)] 8点(2008-02-18 23:40:18)
3.  硫黄島からの手紙
ミスターリアリストの東木監督。今作も過剰な演出のない重い内容で、戦争の「恐怖」とその「事実」がしっかりと伝わってきた。戦争を美化するワケでもなく、戦争で「感動」させるワケでもない。日本側の悲劇を「アメリカ人の表現」でスマートに描きあげている。ニノが演じる西郷が、いわば現在人の思想を持っているので、この映画を日本の現代っ子にとっての一つの教え(自分が思うに戦争の悲惨さと無意味さ、そして国と人を愛する心)として良い教材なんじゃないかと思うんだけどどうだろう。プロパガンダ的なものもないしね。ともかくアメリカの監督が日本人俳優を使ってこんな難しい題材の映画をこのクオリティで作り上げただけで快挙だと思うよん。やっぱ凄いわ。
[DVD(字幕)] 7点(2008-02-18 23:01:08)
4.  香港国際警察/NEW POLICE STORY 《ネタバレ》 
ジャッキーおかえり!良い意味でも悪い意味でもあの頃のジャッキー映画が帰ってきました。物語のベースとラストバトルは「ポリスストーリー3」、ジャッキーの恋模様なんて描いている所は「サイクロンZ」、銃撃戦が多くてちょっとシリアスな展開が「プロテクター」、必要以上の残虐シーンでディープな気持ちになっちゃう所が「デッドヒート」、ジャッキーが自暴自棄になって酔いつぶれるシーンが「酔拳」…と至る所にジャッキーテイストが満載。ストーリー展開のグダグダ感や強引さを取っても、まさに「あの頃」のジャッキー映画が蘇ったと言っても過言ではありません。でも、ここで言う「あの頃」ってのは「九龍の眼」とか「ポリスストーリー2」とかであって、僕ら求めているのはそれより前の「スパルタンX」とか「五福星」とかの笑いと冒険と感動が溢れている映画なんですよっ!今作品は、あの頃のジャッキー映画特有である観終わった後の「爽快感」と「脱力感」に欠けていたと思います。しかしある意味、50歳を過ぎたジャッキー・チェンの進化した姿と今あるべき姿が垣間見えた意味のある作品だとも思います。頑張れジャッキー!
[DVD(字幕)] 7点(2006-02-16 21:01:22)(良:1票)
5.  21グラム
この映画での時系列をバラバラに見せる手法はハッキリ言って失敗。序盤から「未来」と「現在」が無作為に入り混じているから人物の心理状況の変化が分かり難く、最後の結末が何故そうなったのか、という説得力に欠けてしまった。「現在」を「未来」と混ぜるより、悲劇的な「現在」に対しての幸せだった「過去」をインサートさせた方が、大きく遷り変わる人生の重みを感じ取れたのではないだろうか?これでは陳腐過ぎるか?メインの三人誰一人として心理が理解できなかったのだが、特にショーン・ペンについては最初から最後まで何考えてるのかわからなかった。イメージのせいか、てっきりヤクザな男の役かと思ったら大学教授だったとは…。ただ三者の演技は必見です。
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-12 20:17:09)
6.  エターナル・サンシャイン
あ~…惜しい。「別れ」という誰もが胸が詰まるようなテーマと、ファンタジー溢れる展開と映像。これだけでも何でか知らんが涙がこぼれそうになっていたのだが……これ、ラクーナ社の人々のエピソードは完全に蛇足でしょ。もっとジム・キャリーとケイト・ウィンスレットにスポット当てなきゃ感情移入できないのに、必要以上にサブキャラのすったもんだが多くてお茶を濁すもんだから、本線のストーリーが散漫になっちゃった感じがある。もっともマーク・ラファロとキルティン・ダンストのなんか知らんがセツナイ関係の方が身を惹かれちゃったりするし…。イライジャ・ウッドももったいない。 ところでどうでもいいけどこの映画の女性陣二人は最高にエロかわいい。そういや同じ脚本の「マルコビッチの穴」に登場する女性陣にもエロスを感じてしまったのだった。何でだろう? ホントにどうでもいいな。
[DVD(字幕)] 7点(2006-02-12 19:40:11)
7.  クローサー(2004)
四人の主要登場人物全員が、ここまでやるかと思うほどに恋愛においてダラシナイ事凄まじき。衝動的な性欲でしか行動してないんじゃないかと呆れるくらい。だが、ストーリーが展開する度に登場人物それぞれの未熟で自己中心的な言動に不思議と共感をしてしまった。まぁまたその度にその人物に軽い嫌悪感も抱いちゃうもんから、感情移入が次々に他の人物に移っていっちゃう。恋愛でどつぼにハマると結局の決断は自分の気持ちとか感情とかじゃない惰性とか本能で決めちゃって悲しい結末に至ってしまる事って良くある。「人って恋愛での失敗は全っ然学習できない」ってつくづく思いました…。 唯一、愛に「純粋」だったナタリーポートマンがとったラストの結末に、セックスと嘘で固められた自分の恋愛感は物の見事に全否定させられたようで、僕は心から後悔と反省をさせられたのでした。…まぁ作中の人物同様に反省しても学習はしないだろうが。。 この映画、極端に多情で開放的な恋愛模様なんだけど、非現実的では全くなく、下品で深みがあってとても好きです。
[DVD(字幕)] 8点(2006-02-12 19:01:11)
8.  電車男 《ネタバレ》 
ホントにモウ、最近の日本の恋愛映画って男の妄想丸出しのご都合主義がデフォルトになっていやしないか?この映画の主人公は、幸せな事にどうやら初っ端からヒロインに惚れられている。以降、会話をリードするのも家に誘うのもキスをするのも全部女性のほうから。主人公がどんなにドジったってヘマしたって優しくて懐の深いこのヒロインから嫌われる事は全くないのである。こんな希有な女性がいたら主人公がアキバ系じゃなくてもハッピーエンドになるのは当然でしょ。まあ原作がこのまんまなんだけど…。まさにこれこそ、昨今パターン化しているあらかじめ結末が決められた自分勝手な童貞妄想イズム。この後ヒロインが白血病で死んで主人公が泣きながら世界の中心で「助けてください!」を叫んだりしないよね…? んでもってこの映画、主人公が「アキバ系」である時間が大体序盤の10分程度なのである。後は髪型もファッションセンスも生まれ変わった普通の恋愛ベタでシャイなマニュアル男になるだけ。原作を大事に…とは全く思わないけど、もう少し「ヲタク臭」から抜けきれない葛藤とかを全面的に出した方が面白かったのではないか?そうしちゃうと一般の女性には完全に敬遠されますか?ああそうですか。
[DVD(字幕)] 5点(2006-02-12 14:16:21)
9.  タンポポ
内容はどうしてもこの年代らしいナンセンスで下らない展開がなんだけど、それを邦画を代表する名俳優の皆さんが糞真面目に演じてるって事がとっても笑かせてくれる。伊丹監督と言えば、「マルサの女」からのどこか説明的な裏事情摘発映画ってイメージがあるんだけど、今作はそういった所も少なく、バラエティに富んだ話がオムニバス風に語られていて非常に実験的。そこに伊丹監督独特の美しく変態的なエログロが満載で、大人も子供(?)も楽しめる痛快な娯楽映画に仕上がってます。やっぱり印象的なのは、物語には全く関係ない「カキの少女」の話。このシーンには大人も子供も何かを感じてまくりなんじゃないのでしょうか。映画全体を通して時折安っぽさを感じてしまいますが、冒頭からラストまでアイデアが詰まっていて、魅力的な豪華キャストのおかげもあって今観ても色褪せない名作の一つだと思います。
7点(2005-03-04 20:22:19)
10.  ミスティック・リバー
これほどまでにとてつもなく深みのある映画は他に観た事が無い。人間が生きていく上での非情な決断や心の奥にある闇を、批判的な表現ではなく、ただ痛烈にその現実だけを見せつけられた。この映画には不似合いなラストのパレードシーン、男女含めた主要人物がそれぞれ犯したその過ちを胸に罪の意識を持ち続けて生きていかなければならない姿を見て、彼らが選んだその結末に、悲しいけど共感せざるを得なかった。凄い映画だ。ただこの映画、推理ミステリーとして十分惹きつける魅力がある為、そういった感覚で観ていると最後に痛い目に会う。「映画的結末」を望むならば、悲しい事件を通じて、男三人が無事に過去との清算を果たす…と。茶番とわかっていてもそんな結末を望んでしまいました。
7点(2005-02-21 15:23:18)
11.  ジョゼと虎と魚たち(2003) 《ネタバレ》 
途中、恒夫がジョゼに近づく理由がわからなくなってしまった。善意か、好奇心か、性欲か。しかし、最後に恒夫が泣き崩れるシーンで納得した。恒夫はジョゼに対して普通の男が普通に女を好きになるように、ただ純粋に惹かれていたんだと思う。恒夫はジョゼを「一人の障害者の女性」として嘘偽り無く愛していた。だから恋愛をする上での善意や好奇心や性欲はあったんだ。二人の間には、健常も身障も関係なかった。この映画は、心の優しい男と心の純粋な女の、誰もが味わった事のある切ない恋愛物語。恋愛ほど素晴らしい事は無い。恋愛とは、出会い、愛し、そして別れる事。その恋愛の全てが、この映画にはあります。あともう一つ、私は恋愛にはセックスが必要不可欠な事だと考えているので、この映画のラブシーンは恋愛の本質の一面を見事に捉えていて非常に重要なシーンだったと思います。またこういったシーンが無かったら単なる「偽善」に成り下がってしまったかもしれません。本当に、素晴らしい映画でした。
8点(2005-02-15 04:43:43)
12.  ドーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
ロメロの金字塔を「今風」にリメイク。今回のゾンビは走っちゃうんだけど、持ち前の「怖さ」と「弱さ」のバランスは損なわれていないので、多い登場人物の割に人間描写も余裕を持って上手く描かれていると思います。ただ、重要な場面で顔アップとかスロー映像とか強引な誤魔化し編集が多くて、「どうやって助かったの?」って思っちゃう所も結構あります。オリジナルよりメッセージ性は薄れてますが、屋上でのやり取りやオリジナル出演者の登場などの小ネタも充分楽しめますし、グロい描写も少なくて途中に無意味な恋模様などもあったりしてご家族揃って楽しくご覧頂けます。傑作のゾンビ・サバイバルアクション映画。ゾンビの群れの中を装甲バスで突き進むシーンは必見。
8点(2005-02-14 16:43:12)
13.  シベリア超特急
私、「シベ超3」を観てから、シリーズ第一作の本作を拝見させて頂いたんですが、シリーズを重ねるに連れて、スケール感・スリリング感・俳優陣の演技力・そして驚愕のラストなど、様々な部分が一作目から全く進歩していない事がよーく分かります。でもさすがに新作ごとに多少なりとも改善されてたり、新しい施しがされてたりする点もあるんですが、それが「列車が走っているように見えるようになった」とか「マイク水野の出演シーンが減った」とかその程度なのである。でもそれはそれでなんか「今度のマリオは空を飛ぶぞ!」みたいで新作が出る度にワクワクしてしまうのだが。そんなこんなで最新作「シベ超5」は「世界初!万里の長城を大階段落ち!」らしい。…ワクワク。
0点(2005-02-11 14:35:30)(笑:3票)
14.  下妻物語
こりゃ楽しイイ映画。テンポが良くて演出が面白いから冒頭から物語に引き込まれた。またこのキャスト陣のハマリっぷりはスゴイ。特に深田恭子と土屋アンナはほとんど「素」だな。それにフカキョン意外と演技上手いじゃん。オジサン驚いた。「アメリ」の邦画版とで言いますか、なんつーか子供の頃に映画を観て思うような「映画に恋をする」資質がこの映画にはあると思う。あえて難癖つけるならやっぱり後半に田舎特有のグダグダ感が出てしまった所と、矢沢心が出てきたあたりから急にVシネ臭が漂ってきた所。まあそれを差し引いてもこの映画は素晴らしいです。拍手。出演者の方のお言葉をお借りしますと、「いやあ、映画って本当にイ(ry
7点(2005-02-08 03:45:03)(笑:1票)
15.  ロスト・イン・トランスレーション 《ネタバレ》 
これほどまでに日本を客観的に正しく描いた外国映画は他にはなかなか無い。なんか「日本を馬鹿にしてる!」とか目くじら立てて怒ってらっしゃる方もおられますが、ゲーセンとかカラオケとかパチンコとか選挙カーとか、実際に馬鹿みたいな文化なんだから言われてもしょうがないでしょ。日本人の描写も、保守的で神経質で無愛想な所を良くわかっていてなかなか面白いと思った。狭いのに人ゴミで溢れていてレベルの低い娯楽が賑わう街東京…生粋のイエローモンキーの俺でも、そんな東京の排他的な所は孤独感や刹那さを語るにはうってつけの街だと思うんだけど、なんつーかこの映画、舞台が東京である意味があまりないと思う。東京「らしさ」が中途半端。これなら極東の都市ならどこだって外人はこの程度の同じような感情になるでしょうな。その上メイン二人の感情描写も中途半端でストーリーもマッタリしているから映画としてじぇんじぇん面白くない。ラストのシーンがめちゃくちゃイイのに感動も何もしなかったよ。でも興味深い所なのがマシュー南が出演しているシーン。これはそれまでのミニスカポリスとかの流れと一緒で、作中のマシューは「下らない西洋人ギミックの日本人TVMC」という役割なんだけど、これってマシューからして見れば「日本語のわからない外人をおちょくって笑いを取る」といういつもの芸風なワケで、この部分だけは逆に馬鹿にされているのに気づいていない米人のことを想像するととても微笑ましい気持ちになってしまいました。つまりこの映画は欧米人だけが観てりゃイイっつー事だ。あとヴァージン・スーサイズの時から思ってたけど、ソフィア・コッポラはやっぱりバイだと思う。女性キャスト選びとその表現・演出がすばらしく良い。そしてエロい。ネガティブ思考の女の子の心理描写だったら右に出る監督はいないね。天才。
6点(2005-02-05 13:53:48)
16.  青い春 《ネタバレ》 
泣いた。「岸和田」がポジティブバカなら「青い春」はネガティブバカだ。リアリティがあるのかないのかよくわからんが、作品全体から滲み出る雰囲気が「青春」の全てを見事に表現していて痛いほど胸に響いた。この後味は最高。嗚呼、青木の春…。ミッシェル嫌いだけどこの映画には抜群にイイ。他人にお勧めするような作品ではないが、こういう日本映画は大好き。だけど一つだけ、最後の青木のアレの姿は絶対に必要なかった。
8点(2005-02-01 15:00:08)
17.  シティ・オブ・ゴッド
凄い!目覆いたくなるような緊張感溢れる惨劇が続く「ノンフィクション」と、細部まで凝った演出・編集と物語を彩る音楽・映像の「フィクション」が上手く合わさって仕上がった大傑作!リアリティがあって背筋が凍るほど怖いんだけど、バイオレンスな描写を絶妙に抑えて表現しているから拒絶反応しないで観れる。また登場人物全てに見事な「脚色」がしてあるから普通のドキュメンタリーではなく一つのドラマとしてのめり込める。単なる抗争劇ではなく、友情・恋愛・欲望・そして葛藤、全てが詰まったこれがブラジル産のドギツイ青春映画!様々な教訓を物語から決しておしつけがましい事なく教えてもらった。でもこの映画を楽しめるのは僕達が銃社会の国に住んでいないからなんだよね。例えガキが拳銃持とうが飛行機がビルに突っ込もうが津波が襲おうが、何かみんな他人事みたいに思ってる。俺もそう思う。だから何だってワケじゃないけど日本は平和ボケしすぎだな。
9点(2005-01-31 06:16:28)
18.  シベリア超特急3
てっきり「つまらなすぎて面白い映画」だと認識していてわざわざ金出して観る気になれなかった「シベ超」シリーズですが、先日「シベリア超特急5公開記念?」としてTVで深夜に放映していた本作品を何かに導かれるように拝見させて頂きました。ってかコレ何?北朝鮮映画?冒頭の意味の全くない長回しから早くも私はトランス状態。俳優陣の名演技のおかげで全く退屈させられる事無くグイグイ画面に引き込まれ、その後早朝午前4時過ぎまでマイキーマジックを余すところ無く堪能させてもらいました。正直、これほどまで凄いとは思わなかった。しかも聞くところによると今作はシリーズ最高傑作(つーかまともに出来上がった)らしい。これは第一作を観ないわけにはいかない!さあ眠気に負けずにレンタルビデオ屋へ走るぞ!GO!0点!
0点(2005-01-27 10:59:10)(笑:2票)
19.  ブラザーフッド(2004) 《ネタバレ》 
良くも悪くも韓国人特有の極端な考えが出た作品。話の軸の「兄弟愛」ってのが非常に極端。冒頭では気持ち悪いくらい弟を溺愛していて、弟の為なら命も捨てる(親も嫁も捨てる)ような極端な考えの兄ちゃんが、戦争で勲章を取れば弟を除隊できると聞いた途端にさっきまで溺愛していた弟には目もくれずひたすら人殺しに走る極端な兄ちゃんになっちゃったり、弟が死んだと思い込んだら北に寝返って狂った顔で南を殺すわ弟生きてると判った途端に我に返って北をマシンガンで殺すわで極端すぎて怖いです。もう途中から「兄ちゃんもういいよ」って何度も観るの止めようと思った。その辺の人間描写をキッチリしてくれれば感動作に成りえたのに。戦争とはこのぐらい人間の精神を蝕むって事?あと極端にグロいのもどうかと。思わず食べていたキムチとチヂミを吐き出しそうになってしまったじゃないですか。戦闘シーンがやたら多いんですが、それがなかなかの迫力で目が離せない。ストーリー展開も意外性アリ。50年前まで戦争をしていただけに、韓国の戦争映画は怖いほどリアリティがある。このクオリティの戦争映画は日本では絶対に作れない。なんだかんだ言って観る価値のある映画。
7点(2005-01-26 05:52:33)
20.  スクール・オブ・ロック
いやあ~バカだねえ。普通に小学生の軽音楽部の子達が練習を頑張ってコンテストに出ただけみたいな話なのに、ジャック・ブラックが絡むとこんなにもクレイジーになっちゃう。ってかみんな頭おかしいよ?ライブ会場で声援を送っている親御さん達を見て馬鹿らしくなっちゃっいました。みんな素敵!やっぱりコメディ映画はこうでなくっちゃ!でもロックを強要して子供の主張をないがしろにする姿だけはやっぱりちょっと不快。子供達がロックに走る理由もわからんし、子供がコレ見たら意外と悪影響だったりしないか?まあそんな事はどうでもいいくらい楽しい映画だ!
8点(2005-01-26 02:07:39)(良:1票)
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