1. マイ・ハート、マイ・ラブ(1999)
《ネタバレ》 とても印象的で又見たいと思う作品です。夜中にテレビでやってるのをなにげなく見たのですがミステリアスなアンジョリーナ・ジョリーにぐいぐいひっぱられて最後まで見てしまった覚えがあります。それから題名を調べて再度ビデオを借りて見ました。彼女の恋が本当にピュアですごく好きだった。ショーンコネリー好きなのですがこの役については微妙。でもこうやってちょっとずつ謎がとけていく話ってかなり好きみたいです。最後みんな家族でしたっていうのはかなりびっくり。え、よくある話? [地上波(字幕)] 7点(2005-08-11 00:55:35) |
2. ラブ・アクチュアリー
《ネタバレ》 映画としての評価よりも、なんかもう大好きでなんか幸せな気持ちになれるので10点。最初はDVDで見ましたがその後も放送のあるたびになんか見てしまいます。音楽もいいしイギリスっぽいユーモアも結構好き。かなり豪華なキャストですがそれぞれ持ち味を出してバランスが良いと思います。そして何度見てもラストは涙がこぼれます。いろんな物語があっても最後は普通の人たちの再会シーンというあたりまえにあるあたりまえの幸せに戻ってくるところがいいです。好きなシーンはたくさんありますが、特に女の子の歌に鳥肌でした。早くデビューしないかな。ちなみにローワンアトキンソンはまんまでしたがこの映画の中ではDVDのボーナストラックの男の子のウルトラCぐらいヤリスギの感がありました。残念。 [DVD(字幕)] 10点(2005-08-11 00:38:08) |
3. スイミング・プール
《ネタバレ》 8人の女たち、ピーターパンの可愛いレニエちゃんが大人になっていてびっくりしてしまいました。が、シャーロットランブリングに対抗するにはまだまだ荷が重かったのではないかと。それで体だけがすごく印象的になってしまったんじゃないか。。ストーリーとしては、私はフランス映画というのはこんなもんかなとは思いましたが(偏見?)やはり謎でした。。夫と見てたのですが最後二人で終了時間を見ながらなかなかおこらない殺人にやきもきしてしまいました(笑)こういうところはテレビ視聴のよくないところですね。最後のしてやったりというランブリングの笑顔が印象的でした。 [地上波(字幕)] 4点(2005-08-11 00:05:44) |
4. 千と千尋の神隠し
《ネタバレ》 一言で言えない事を作品にするのが芸術家だから解説することは難しい。だから感想だな、これは。言葉で言うと陳腐だけど世の中は思っているほど冷たくはないんだよという優しいメッセージがあったと思う。いろいろ世の中って思わぬ落とし穴や不運に見舞われることが結構あるけれど、私達にも釜爺やリンさんやハクがいて、その人たちに助けられて生きていて、その人たちがいるから頑張れたり、立ち向かう勇気が出たりする。そういう人がいるんだなー幸せだなーと気がつかせてくれるから凄く好きなんだと思うなーこの映画。「愛だなー愛!!」(釜爺) 実は私原作を読んでいるんですが、こんな話だったかなー?でもきっとディティールはまるっきり違う話だったと思います。それをあんな世界観に置き換えたのにもびっくりでした。 それから懐かしい人たちや風景を思い出させてしまうんだよね宮崎マジック。おばあちゃん、って千尋が呼んだとき、だーっと涙があふれてしまいました。。誰が何と言おうとイイ! 8点(2004-12-10 23:33:26) |
5. 真珠の耳飾りの少女
《ネタバレ》 髪を見せないというのがこんなにセクシーなことだとは!!スカーレット・ヨハンソンの半開きの口に合わせて自分もずっと半開きだった。彼女の画家について知りたい気持ちには激しく共感してしまう。知るは楽しみなりと申します。これだけ説得力のあるフィクションならベストセラーになるのもうなづける。でもなんで真珠が必要なのか?何度か見ないとわからないのかな。それにしてもピアス痛そう。。ブルブル。。奥さんがあまりにも不細工なので「なぜ私じゃないの!!!」と言われた時、返事がのどまででかかってしまった。 7点(2004-05-08 12:44:26) |
6. 60セカンズ
《ネタバレ》 吹き替え反対派ですが、テレビで見てしまいました。その所為かニコラス・ケイジが格好良く見えてしまいびっくり。ニコラス・ケイジってそんなに好きじゃないんだけどなんか見てしまうんですな。見る映画見る映画出ていたというか。。いえ、かなりの天才であることは認めてます。あのお目目が素敵なんでしょうね。 作品としてはアンジョリーナ・ジョリーが大好きなので結構満足できました。あの素敵でセクシーなウィンクがやってみたーいとテレビの前で一人で練習してしまいました。車泥棒についてはアメリカじゃーしょうがないっていうか。。。日本人にとって車は財産だけど、あっちじゃ普通は道具だから、高級車を買ってピカピカに磨いてるくせに車庫入れは人に頼んでも平気という人たちは盗まれてもザマアミロと思われてしまうんでしょうね。じゃないとこんな映画はヒットしないよね。ここにも階級社会アメリカが・・・?それにしてもあのニトロとかいうスイッチは本当にあるんですよね?すごーい。そして結局はアメリカ車万歳映画だったことに気付く。。 5点(2004-05-08 11:14:45) |
7. 死ぬまでにしたい10のこと
《ネタバレ》 いいひとしか出てこないので泣けてしまってしょうがなかった。人生の最後を過ごす主人公にとっての最後の贈り物のように。もし自分だったら?と言われても子供もいないし主人公より歳くってるしもう想像を絶している。でも友達を見てるとほんと子供を育てるって大変。きっと自分のことなんて気をつかう暇がなくここまできちゃったんだろうなということは想像がつきます。だからこそ自分が死んだら残された人達が悲しむかな?とかではなくて、純粋に自分が愛した人達にどうなって欲しいかというささやかな希望とやりたくても出来なかったことをやりたいという自分の欲望に忠実で正直なリストにかなり好感がもてた。人間ってどこかしら周りを自分好みにしたいという欲望を誰しも持っていて、子供に口やかましく怒鳴ったり旦那にちくりといやみを言ったり、子供の結婚に反対したり・・・そういうことで生きている部分って実は大きいのじゃないかな。それも愛だったりして。そういうところを丁寧に描いているところもいい。それにしても自分がいなくなった世界を考えるってなんて寂しくつらいことだろうか。子供が成長した姿とか、愛する人が歳をとった姿とか見たくても見れないものがあるってつらい。誰に言ったらいいかわからないけど誰かなんとかして、どうにかならないものかな?という気持ちになります。だから時間って命って大切。それを若者らしく淡々と爽やかに演じた女優さんに拍手。 9点(2004-04-27 17:47:56)(良:3票) |
8. サウンド・オブ・サイレンス(2001)
《ネタバレ》 マイケル・ダグラスの年取りっぷりにがっかり。せめてゲームの時の彼ならなぁ。若い美人妻と幼い娘というのは実人生とダブる。そこが狙いか?いくら精神科医といってもあんな風に奇をてらった治療って・・。そして強気な脅迫犯とのやりとり。。そしてあれだけ下準備していた誘拐犯のあまりにもお粗末な幕引き・・・。ま、映画だしね、という結論づけしか思いつかないが。でもああいう島があるということは初めて知った。それにダイヤや精神科医等いろいろ興味深いモチーフがあるのに、総合して陳腐な映画になってしまっている。残念。 4点(2004-04-09 03:10:45) |
9. 裸足の1500マイル
《ネタバレ》 ナチスの収容所を思わせる収容施設にはぞっとした。少女達の逃避行の間に周囲の状況をうかがわせる構成がありがちかもしれないが物語に厚みを与えている。白人でも隔離政策に必ずしも賛成ではないこと。あの収容所で育った人の行く末。同じ原住民でも信用が出来ない人がいること。この少女達の賢さ。追跡者の聡明さと静けさ。夕暮れの映像の美しさ。彼らの住んでいる世界のなんと美しいことか!!!それに気付かないことのなんと愚かなこと。 この映画はこれから生まれてくる子供たちとこの傲慢な政策でアイデンティティを失い苦しんでいる「盗まれた世代」の為にあるのだと思う。 8点(2004-04-07 15:31:26) |
10. プリティ・リーグ
古きよき時代の女達はスカートを着せられ化粧をさせられグラウンドでお茶を入れたり編み物をやったりさせられながらも野球をあきらめなかった。男のバカな理想や願望にも付き合ってやる。showとしての野球を要求されればファウルボールをとった奴にキスもするしスカートで滑り込みもやってやる。それだけ女性が活躍できる場所が少ない時代だったからかもしれない。でもこんな逆風にも負けず最善を尽くせる人がどれだけいるだろうか。戦う相手はそれだけではない。男性同様バスで広大なアメリカ中を旅して回り、厳しいスケジュールや怪我とも戦い、そして家族とも離れ、何より戦争で戦う夫の帰りを待っている。でも女だからってみんなか弱い女の子とは程遠く、運動神経抜群の全米から選抜されたアスリートである。強いってカッコいい!!だからスポーツって素敵だ。そして歳をとって思い出せる輝ける日々を今自分が過ごせているのだろうか。。。これからこれから!それにしてもトム・ハンクスうますぎ!!どう見てもうらぶれた足を故障しお払い箱になった野球選手にしか見えない!! 7点(2004-04-05 23:25:29) |
11. ル・ブレ
なんとなく見たけど大笑いできてすっきり。それにしてもフランス映画ってくだらなさ加減がすごすぎる。ブラックなジョークも何の躊躇も無く織り込まれるので刺激が強すぎるというきらいもある。この映画はそれに大掛かりな仕掛けをプラスしているので笑い飛ばせる度合いが強いのかもしれない。でもどんなに駄目な奴も憎めないというのが根底にあって、それが強けりゃいいじゃんというアメリカ映画にないいいところかもしれない。 6点(2004-04-05 12:36:59) |
12. 小説家を見つけたら
ショーン・コネリーの孤独な老人っぷりは正に脂の乗り切った感。決して期待を裏切らないので大船に乗ったように安心してみていられるので大好きです。お元気そうでなにより。アンナ・パキンもアカデミー賞受賞者として恥じない成長ぶり。本当に今後も楽しみだ。作品としては過酷過ぎないストーリーがかえって現実味を帯びているようで、すっきりと心があたたかくなる良い小品でした。音楽がこうるさい感じがするのが玉に瑕でしたが。映像の色調というかなんかスモーキーな感じや、静かで淡々とした日常の描き方が、言われてみれば「グッド・ウィル・ハンティング」に似ていなくも無いかな。こういうシンプルなストーリーで実力派俳優がのびのび才能を発揮している映画は好きです。 7点(2004-04-04 01:20:58) |
13. あずみ
原作の漫画の設定の所為かもしれないけどキャラがちょっとくどすぎて折角の歴史的俯瞰(?)も何もあったもんじゃないですね。出てくる人がどんどん死んでしまうというのは漫画としては連載するのに都合が良い設定ですが、映画としては本当に薄っぺらなストーリーになってしまいますよね。漫画を読んでいないから一概に監督の所為とは言い切れないけれど、これだけ豪華な出演陣を使っておきながら超低レベルゴミ映画とってしまった監督の責任は重いと思う。オダギリジョーが出てるからって特撮物レベルのCGでOK出したやつ出て来い。と、いうことで出演者へのつっこみはあえてしません。 3点(2004-04-04 00:42:36) |
14. 何がジェーンに起ったか?
恐ろしい姉妹の愛憎劇。でも車椅子の人は1階で生活するべきだ。なかなか妹を訴えない姉の心情がわからずいらいらするが、やっぱり最後に驚きの事実が。白黒の映画のわりにテンポが良かった。 6点(2004-03-24 15:55:11) |
15. ポネット
《ネタバレ》 まず、あんなに強情でものわかりの悪い子が生まれたら大変だなーと思ってしまった。 でもこれはポネットの視点、子供の視点から描かれている映画だから。彼女自身は助けてと手をのばしているのに周りの人たちは誰も真剣に向き合うことはなかった。大人は一つのことに裂く時間は限られているから。そして子供にとって子供の世界はかなり残酷で、むき出しの欲望で簡単に人を傷つけてしまう。 こう考えると子供って大変だなって思う。だから子供にはやはりやさしくしてあげないといけないんだろうなぁ。 でもさようならを言えなかったママを許してあげられてよかった。パパも、もうちょっと彼女を大切にしてあげればよかったけど彼女や妻を愛するあまり死んだ妻を憎んでしまって自分自身もその悲劇に向き合う勇気がなかったのだろう。 そういう心の機微を丁寧に描いているのがよかった。 6点(2004-03-24 15:47:37)(良:1票) |
16. ディアボロス/悪魔の扉
うーん、虚栄ってそんなに罪なこと?もちろんあの状態の妻を放って置いたのはどうかと思うけど。悪魔の考えることはようわからん。でもアル・パチーノかっこえー。シャーリーズ・セロンは大好きだけど泣きの演技は他の映画と全部同じ。。あたりまえ? そしてキアヌ・リーブス。この人どっこがカッコいいの?いつまでたってもわかんない。偏見? 4点(2004-03-19 14:10:31) |
17. 評決のとき
《ネタバレ》 豪華出演陣の割りによくわからない展開。要は原作頼みということか。読んでないが原作に対する感想になるのかな。日本だったら必ず有罪。なーにが心神耗弱だ!?それに、と、いうことはだ、アメリカは法治国家ですらないということを全国民的に認めちゃっているということ。要するに黒人は虐げられており、黒人の少女に対する暴行及び殺人未遂ではせいぜい懲役10年程度で出てきちゃうし、公平な裁判すら受けられないからそれではあまりにも不公平だから無罪だと。それなら法改正しろよ。弁護士の手腕で有罪無罪が決まるというのは階級社会の維持に他ならない。 確かに日本でも監禁事件等の凶悪事件に対し超法規的措置をとったりしているが、子供に対する暴行や傷害や殺人は大人に対するものより1.5倍とか2倍とかの罪にすべきだと思う。それが子供を守るってことなんだと思うけど。でもそれでは人間の重さに優劣をつけてしまうから駄目なんだろうけど。いや故意犯にだけ適用させるとか。。。ぶつぶつぶつ。。。 もとい、映画にもどるが、サミュエルの役のしたたかさが印象的。開き直りっぷりが凄すぎる。それだけ社会的弱者としての自分を客観的に認識しているのがリアル。 そして最終弁論が素晴しかった。自分の中に無意識に存在する黒人への偏見をまざまざと味わうことになる。黒人の少女と白人の少女でなぜこんなにも感じる痛ましさが違うのか?あるいは黒人と白人というより自と他なのかもしれない。日本人と中国人、韓国人、北朝鮮人。この感情を自己欺瞞せずに説明することがなんと難しいことか。思わずひやりとさせられる。その1点だけはジョン・グリシャムを賞賛せずにはいられない。 こんなに長く感想が書けるのだから結構いい作品なのかな。ちょっと甘めに点数直します。 あとサザーランド親子似過ぎ。なんで二人とも出てるの?それにしてもキーファー頭悪い貧乏白人役はまりすぎ。 7点(2004-03-19 12:45:39) |
18. ハートブレイカー(2001)
ジーン・ハックマンは出ている意味あまりなし。でもまぁ後味はよし。ジェニファー・ファブ・ヒューイットの花嫁姿が可愛かった。 5点(2004-03-12 19:39:42) |
19. アバウト・ア・ボーイ
思いがけず良い映画に会えた。それもかーなりタイムリー過ぎる内容。他人の自己嫌悪が自分のもののように感じられるんだから良い映画って思う。ストーリーも現実離れしてそうでムリ無く進むところが良い。 空っぽでも生きてていいんだね? それにしても働いてない人の人権って認められないのね、やっぱり。 8点(2004-03-10 17:37:05) |
20. 歓楽通り
やっぱりフランスの映画はかったるい。根が理屈っぽいのかな。すごーく小さな世界の中で終始しているのはよかった。最初と最後の舞台っぽいセリフもよかった。 4点(2004-03-10 17:35:04) |