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1.  戦国自衛隊 《ネタバレ》 
荒唐無稽のストーリーだから、いちいちダメ出しを出すほうが野暮なのかもしれないが、それでも酷い。 千葉真一のアクションを如何なく見せるというのが、この映画の趣旨なのかもしれないが、 千葉隊長がバカ過ぎて醒めてしまう。 突っ込みどころが無数で例えば、武田と戦うならヘリで敵の本陣を攻撃すればいいのでは?と思ってします。  ただ、こういう荒唐無稽の作品を何らかで作って欲しいという気もする。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-12-03 18:44:46)
2.  新聞記者 《ネタバレ》 
とてもシリアスに作られた立派な作品だが、真面目すぎて緩みが全くなく見てて息苦しくなるというか、なんか嫌になってくる。 もう少し緩急を入れてくれれば、もっと見やすくなると思うが、暗いこの作品を二度見たいとは思えない。
[映画館(邦画)] 5点(2020-12-03 18:28:15)
3.  男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋 《ネタバレ》 
「男はつらいよ」シリーズの中でも最大の問題作と言っていいのではないか。 ロケ地は京都、丹後、鎌倉でいつになく気合の入ったロケーションで美しい。 ただ、それ以上に美しいのがいしだあゆみで彼女の可憐さと妖艶さに見入ってしまった。 誘ういしだに拒絶する寅というもどかしい展開。見ててつらくなってきてしまう。 特に、丹後で寅が寝ている部屋にいしだあゆみが入るシーンはシリーズ屈指の名シーンである。  もどかしさはあるが、詩情あふれる中期の傑作。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2020-10-17 22:16:29)(良:1票)
4.  スティング 《ネタバレ》 
映画館も含めて10回以上見ている作品なのですが、午前10時の映画祭でスクリーンで見ました。 もはや、次の展開とか分かりきっているのですが、それでも面白い。 音楽も含めたクラッシックな雰囲気に入り込めるのだろう。  初見の人には、ラストのどんでん返しが衝撃的だろうが、ラストのどんでん返しを知っていても、 再見で伏線の回収の仕方が分かり、2度目以上の方が面白いという不思議な映画。 よっぽど、頭がよくなければ1回だけでは分からないからね。  詐欺グループたちが楽しそうにノミ屋のセッティングをしているシーンを見て、この映画も こういう雰囲気で撮影されてきたのかなと思う。
[映画館(字幕)] 10点(2019-12-04 23:30:32)(良:1票)
5.  ひとよ 《ネタバレ》 
下の方がコメディとして楽しめたと書かれていたので、ストーリーはほとんど知らず軽い気持ちで見に行ったのだが、 私にとっては重い内容だった。 母親の田中裕子がDV夫殺して、家族の絆がバラバラになってしまった4人の家族の心情変化を丹念に描くという作品 だが、各人の心のすれ違いがもどかしくて、見ていて胸が痛くなってきた。最終的には収束していくのだが、 本当かな?という感じがして、なんかモヤモヤしていく。 以下は自分が感じたことを箇条書で。 ・キャスティングが素晴らしかった。主役の4人はもちろんだが、隅々まで実力者を配置していた。 各人が日本映画やTVドラマ特有の大袈裟な演技をする訳でもなく、各人が持ち味を出していたのが、素晴らしかったし、 リアル感が高まった。ここまで各俳優の個性を生かしたのは、監督の力なのであろう。 ・各キャスト素晴らしかったのだが、MEGUMIが生活感漂う所帯じみた雰囲気を出していて、なんか可笑しかった。 そういうことも出来るようになったんだな。 ・生活感という意味でも、各セットが生活感漂い、なんか昔のATG映画ぽかった。  最終的に手放しで感動できないのは、個人的に何があっても人を殺めることはダメでそれに関しては肯定できない。 そこで、本当は8点なのだが、1点引いて7点ということで。  ただ、見る人によって考え方や感じ方が違うであろうという作品は貴重ではある。
[映画館(邦画)] 7点(2019-12-04 23:12:29)(良:1票)
6.  ジョーカー
見る前から映画の展開はなんとなく想像できたが想像通りだった。 まあ、つまらなくは無かったが、そろそろネタが尽きたのかな という感じもする。
[映画館(字幕)] 7点(2019-11-24 11:50:05)
7.  日日是好日 《ネタバレ》 
映画館で鑑賞して1年後くらいにCSで再度鑑賞。 主人公の女性が女子大生から社会人になる過程を茶道を通して描くという話で、 基本的にストーリーとしてはどうってことがない。むしろ平板。 ただ、私はこういうストーリーがないような映画が好きで、この映画も晩春の 系譜の成功した作品だと思う。  ストーリーは大したことはないが、淡々とした美しい映像により、思春期から大人の女性に 成長する主人公の感情の揺れはすさまじく、ジェットコースターのように上下していき、 彼女の心情に思入れながら見るとこちらの心も揺さぶられる。  個人的には茶道とは何かというより、茶道を通していかに感性を磨くのかが、この映画の 裏テーマのような気がする。感性というのは持って生まれた先天的なものかもしれないが、 磨かなければ研ぎ澄まされないと感じた。  映画館で鑑賞する際、内容キャスト何も知らずに見たのだが、樹木希林がお茶の先生というのは、 少し驚いたし面白かった。一般的な茶道先生のイメージと違って、気さくで重要なポイントでは 厳く、なんか本当に理想な先生を演じてくれた。また、要所では樹木希林のオーラを感じるような、 カットを入れて、樹木希林さんの遺作として掉尾を飾ったよう感じがする。  繊細な感情の揺らぎを描く、日本映画でしか出来ない作品をもっと見たいと思う。
[映画館(邦画)] 9点(2019-11-24 11:44:04)(良:1票)
8.  グリーンブック 《ネタバレ》 
映画自体は黒人と白人が理解しあうよくあるパターンのストーリーで面白いのだが、 酒場で主人公が弾く曲がショパンであったり、白人文化に迎合する黒人という感じで違和感があった。  この監督は黒人音楽の豊穣さを分かっていないのだろうな。 そこが黒人が拒否反応を示したと思うと彼らにとっては鬼子みたいな感じなんだろうな。
[映画館(字幕)] 5点(2019-06-13 07:03:57)
9.  ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 《ネタバレ》 
ハリウッドの作るゴジラって何でいつも格好悪いのか。今回は顔が不細工だし、その割には顔のアップが多いし何だかなという感じ。 ゴジラ以外の怪獣の造形はまあまあなので余計に残念になる。それにしても、この監督ゴジラにしろギドラにしろやたら顔のアップにこだわっていたが、それもなんか違うような気がする。  以下、感想を箇条書  ・後半怪獣同志の戦いにもしょうもないストーリーがカットインしてくるのが興ざめだった。 ・街を破壊した後のギドラとラドンのカットが象徴的に入っていたが、破壊した後ではなく破壊しているところを見せろよ。 なんかFWみたいで異質感があった。 ・家族のストーリーなんて丸々いらない。上映時間が2時間超えるゴジラ映画にロクなものはない。どうせ、何分だろうが特撮シーンの尺は決まっているのだから、あとは水増しに過ぎない。ゴジラ映画は100分でまとめろ。 ・世間ではCGの評価が高いみたいだが、個人的にCGの格闘はあまり燃えない。やっぱ、ゴジラは着ぐるみ肉弾戦の方がリアルで面白い。 ・今回は格闘シーンや怪獣が出てくるシーンが夜ばっかで、よくわからないし解放感がない。なんか閉塞的な気持ちで2時間過ごした感じ。 ・渡辺謙もなんかこの映画では魅力なかった。本人より監督の問題だと思うが。  結論としては、ハリウッドでゴジラはもう作らないでいい。歌舞伎の勉強でもしろ。
[映画館(字幕)] 2点(2019-06-13 06:43:49)(良:2票)
10.  ゴッドファーザー 《ネタバレ》 
私がこの映画を見たのは、70年代のリバイバル上映、そのあとTVで1回、今回の午前10時の映画祭で3回目になる。 私は3部作を全て見ているが特別ゴッドファーザーシリーズの熱狂的なファンという訳ではない。 最近、アメリカのオールタイムベストみたいな企画を見るとゴッドファーザーが1位になっていて、そんなに凄かったかな?と確認の意味もあって今回鑑賞した。 結論から言うと私のベストワンにはならないけど、アメリカ人がベストワンに選ぶ気持ちが分かる素晴らしい内容だった。 日常の風景からいきなり殺戮場面に移る演出はいまでは当たり前だが、この手法を始めたのはこの映画だろうし、どの映画よりもインパクトは大きい。 それにしても、今ではお馴染みの俳優が出演しているが、ブランド以外は当時無名だったというのが驚かせるし、比較的静かな映画ではあるが当時無名だった各俳優が躍動しているように見えた。個人的には髪の毛のあるロバート・デュヴァルが少しツボだった。 アメリカの大河ドラマとしては風と共に去りぬとゴッドファーザーが今後も1・2位を争うことになるだろうが妥当な選択だと考える。
[映画館(字幕)] 9点(2019-06-13 06:12:15)
11.  シェイプ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 
予告編を見た段階では、面食いの私としてはこの主役に感情移入することはないなと思っていたのだが、実際には開始数分位でこのヒロインを可愛いと感じてしまい、後は最後まで引きずり込まれて見てしまった。 ストーリー上はいろいろ突っ込み所はあると思うが、ファンタジーとして見れば私としては全然問題では無かった。 半魚人というのは一種のメタファーで恐らく今のアメリカ社会はマイノリティに対する待遇が変わりつつあると思うのだが、マイノリティに対する優しい視線と厳しい現実を描き、この監督自体オタク少年でマィノリティであったためにその心情と現代に対する警告を描けたのかと思う。 ファンタジーでありながらも1本筋の通った主張があり、なおかつ面白いというある意味理想の映画表現のような気がする。  印象的な素晴らしいシーンも多いのが嬉しかった。特にヒロインが半魚人に抱かれている表情やミュージカルのシーンや。  それと、「ヘルプ 心がつなぐストーリー」と「ドリーム(Hidden Figures)」に出演していたオクタヴィア・スペンサーがこの作品でも主人公の同僚で友人として出演していたが、彼女は名作請負人と思えてしまう。
[映画館(字幕)] 9点(2018-03-04 18:51:40)(良:1票)
12.  母と暮せば 《ネタバレ》 
<完全ネタバレです>井上ひさしの「父と暮らせば」は未読で予備知識が全く無い状態で見たので、途中で原爆から生き残りトラウマや罪悪感を背負ったは母親が過去を吹っ切って立ち直る話かと思って見ていたら、あらら意外、幽霊の息子と一緒にあの世に行ってしまう話になるとは思わなかった。何、この夢も希望もない結末は。山田洋次監督は何を描きたかったのか?これが原爆のせいと言うのも違う感じがするし、親子の絆とか言っても死神になって現れて家族をあの世に連れて行く絆なんていらないだろう。母と幽霊息子との会話シーンも驚くほど面白く無かったし、80歳にもなってよくこんなものを作ったなという感じ。山田監督の作品は何十本も見てきたが、間違いなく一番がっかりした作品。一刻も早く記憶から消し去りたい。
[映画館(邦画)] 2点(2015-12-22 01:45:53)
13.  モスラ対ゴジラ 《ネタバレ》 
「モスラ」「キングコング対ゴジラ」などと来て、怪獣映画で政治問題や世相を入れようという流れになり、それはそれで成功しこの作品もその流れのだが、さすがに3~4番煎じとなり、イマイチストーリー的には曖昧になっている。それよりキンゴジで脇役扱いになってしまったゴジラを再度主役に置いて、ゴジラの悪役度を最大限に出したのがこの作品である。ゴジラのヒールぶりを出すのにモスラを対局に置いたのも良かったのかもしれない。子供の頃、映画館で見てイモムシごときにゴジラがやられるのがなんか悲しかったが、この悪さは最高。特に、自衛隊の攻撃をことごく粉砕する場面はこれぞゴジラ。映画的には6点くらいかもしれないが、点数は思い入れいり。
[映画館(邦画)] 9点(2014-03-30 05:58:51)
14.  キングコング対ゴジラ 《ネタバレ》 
前々作のシリアスな内容の「ゴジラ」から一転して、有島一郎を起用しブラックコメディに仕上げたゴジラシリーズ。「ゴジラ」では反核をテーマに入れていたが、今回は資本主義もしくは商業主義。この作品によってゴジラシリーズの多様性を可能にしたのではないかと思う。ストーリーを追うと突っ込み所満載なのだが、そんなことどうでもいいと思わせる面白さがある。軽妙であるが、ペーソスもあり面白く見せる。これが結構難しいんだなと思わせてくれる作品。
[映画館(邦画)] 8点(2014-03-30 05:43:16)(良:1票)
15.  グランド・イリュージョン 《ネタバレ》 
手品の見方なんて人それぞれだが、昔手品好きの人に言われたのは、手品はタネが何かと探すよりそのままを見た方が面白いよと言われたが、その人が突っ込まれたくないから言ったのかもしれないが確かにそうである。この映画は所詮手品の映画で、それに目くじら立てて、ああだこうだ言っても面白さは半減するのではないかと思う(まあ、見方は人それぞれだけど)。ショービジネスでどうスタイリッシュ演出していくかという場面も面白かったが(ただ手品なのでいかにスタイシュリッシュにやっても胡散臭さが残る面白さがあった)、ルパン三世の実写化がこんな感じだったら、結構頑張ったと言われるのではないかと思った。
[映画館(字幕)] 7点(2014-03-30 05:19:15)
16.  男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け
宇野重吉といえば劇団民藝の顔であり代表。おいちゃんこと下條正巳もおばちゃん三崎千恵子も劇団民藝出身。この二人にとっては、自分たちの恩師というか演劇的に言えば原点の人との共演になった。ほんの数分の出演だが圧倒的存在感を示した大滝秀治、佐野浅夫も劇団民藝の俳優である。ちなみに博こと前田吟は俳優座出身。民藝、俳優座と言えばもう一つはの雄は文学座だが、その文学座の看板女優である太地喜和子をマドンナに迎え、新劇三代巨頭に演技バトルを競わせたのがこの作品である。そう考えるとこの作品がとらやの茶の間のシーンから以上にテンションが高い理由も分かってくる。劇団出身ではないタコ社長にまでそのテンションが伝染していくし。山田洋次は俳優の魅力を最大限に生かし、それを映画に反映させるというのが得意の手法だが、主役から端役まであまねく網羅させ成功したのがこの作品である。しかも、山田洋次はこの俳優陣を使い、大笑いさせたり、しんみりさせたり映画の中で振り幅を大きく変えてくるので、見ている方は映画に翻弄させられるしかない。男はつらいよシリーズの最高傑作は寅次郎相合い傘 だと思うが、寅次郎夕焼け小焼けはプログラム・ピクチャーの枠を超えた日本映画の最高傑作の一角に入っていい作品ではないかと思う。
[映画館(邦画)] 10点(2014-03-30 05:03:01)(良:2票)
17.  男はつらいよ 寅次郎忘れな草
山田洋次の女性の好みは時代劇三部作に起用した女優を見ても良く分る。宮澤えり、松たかこ、壇れい。それ以降の作品の主演には再三吉永小百合を起用しているところをみてもいわゆる清純派である。しかし、清純派というのは寅さんのマドンナにはイマイチ違和感があるというのが見る側の気持ちではないか。八千草薫のような例外はあるが、男はつらいよ当初からあった違和感はそこにある。その中で浅丘ルリ子を起用した。浅丘ルリ子に関して山田洋次は全くのノーマークで共同脚本家の朝間義隆の提案で面接し起用を決めたらしい。山田洋次の好みの女優ではなかったのか、起用は決めたもののストーリー的には山田洋次のヤル気の無さが気になる作品となった。しかしストーリのしょぼさなんて払拭する浅丘ルリ子と寅さんの相性の良さが目立った作品になった。渥美清は監督の好みではない女優を相手に水を得た魚のように生き生きしている。監督の当初の意図とは別に役者同士の化学反応が起き別の魅力的な場面が出来た作品となった。山田洋次の好みの女優と寅さんと相性の良い女優は違うということが分かったのは浅丘ルリ子のプロ意識のお陰とも言える。山田洋次もそれに気づいたのか、浅丘ルリ子起用の次作にヤル気を見せてくれた。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2014-01-19 10:59:11)(良:1票)
18.  第三の男 《ネタバレ》 
この映画は今までTVで何度か見たのだが、イマイチぴんとこなかった。東宝の午前十時の映画会という企画で初めてスクリーンで見て、この素晴らしさがやっと分った。とく、この映画は光と影の構図だと言われるがスクリーンで見るとまさにそうだ。この場でも午前十時の映画会という好企画に感謝したい。 ところで、ラストシーンの最初の予定ではジョセフ・コットンとヒロインの女性が抱き合う予定だったらしいが、現場でプロデューサーのデヴィッド・O・セルズニックが現場で素通りさせろと監督に命令して今のシーンになったらしい。・セルズニックは名プロデューサーでありながら監督になにかと注文をつけ、映画監督からは評判悪かったらしいが、このラストがセルズニックが変更させた場面で無かったら、これほど永遠に残る名作になったかどうか難しい問題だ。プロデューサーが映画史上最高のラストシーンを生んだというのも何とも皮肉だ。
[映画館(字幕)] 9点(2013-05-03 10:38:45)
19.  彼女が消えた浜辺 《ネタバレ》 
私はこの映画を同監督の「別離」と二本立てで見たので、この映画だけを見た場合よりも若干理解できたと思っている。西側(日本人)と大して変らない休日の過ごしからだんだんとイスラムの戒律が日常に影響してくることが良く分る。ハンディカメラで手ぶりしまくりの映像は映像酔いをしそうだが、それが逆に臨場感を出している。
[映画館(字幕)] 8点(2013-05-03 10:15:00)
20.  別離(2011) 《ネタバレ》 
一見我々日本人よりも生活水準が高いと思わせるアパートメントから話が始まる。車社会のようで、夫婦二台で乗っている車もそこそこの高級車。物質的にはそこそこ恵まれているが、非イスラム圏の社会と決定的に違うのはイスラム教の戒律の厳しさである。 日常生活は日本と同じでもイスラム教がさまざまな制約を持ち、これが同じ地球の社会なのかとさえとも思えてくる。ただ、作者は一方的にイスラム教の批判をしている訳でもなく、イスラム教によって助けられる部分も描いている。結局、この作品はイスラム教と特有さを描いているのか、宗教全般に関して言及しているのか監督は明確な答えを出していないが、私は後者かなと思う。いずれにしろ、イスラム社会を理解するための一助になるという意味でも非常に重要な作品である。
[映画館(字幕)] 8点(2013-05-03 10:03:36)
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