1. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキー
あまりにも素晴らしすぎて久しぶりに投稿します。 個性豊かで魅力的なキャラクター、テンポの良いストーリー、美しく迫力のあるカンフー、この映画を構成する全てが素晴らしい。 今まで多くのカンフー映画を見てきましたが、ここまでおもしろい作品は初めて。 僕の中で最高のカンフー映画になりました。 あと余談ですが、ワンチャイシリーズの音楽を聞くとフルチンになって筋トレしたくなるのは私だけでしょうか? [DVD(字幕)] 10点(2014-02-18 01:29:14) |
2. メトロポリス(1926)
たまたま完全版を鑑賞出来る機会があったので鑑賞。驚いた!驚異的なクオリティです。このレベルの映画を作られては、同時代の作家達は困ったのではないでしょうか。会社が傾くほどの予算を掛けて作られた、映像の迫力と美しさは筆舌に尽くしがたいです。短縮版は映画に必要な箇所を削られていて、クオリティが著しく低下する為、どうしても見たい!という方以外は見ないほうがいいかと思います。 [DVD(字幕)] 10点(2013-08-10 15:29:37) |
3. チャップリンの独裁者
チャップリンの勇気と決意に感動。とてもじゃないが僕はこの作品に低い点は付けられませんでした。 [DVD(字幕)] 10点(2013-08-10 15:02:00) |
4. リリィ、はちみつ色の秘密
余韻の残る素晴らしい映画。ダコタ・ファニングの演技が凄く上手くて感動します。こういうタイプの映画をもっと見たくなりました。 [地上波(字幕)] 9点(2013-05-21 04:02:17) |
5. 仁義なき戦い 代理戦争
《ネタバレ》 このシリーズはレビューを書いてる現時点で3作目までしか見てませんが、この作品を超える事はもう無理でしょう。次の作品も評価点は高いようなので、かなり期待はしてますが今作がもう断トツにおもしろい!前作までのような銃撃シーンというのは殆ど見られませんが、各々のゲスいやり取りがおもしろくてしょうがない。キャラも魅力的で特に田中邦衛演じる槙原には大笑いさせてもらいましたよ。威勢よく啖呵切ったかと思いきや、襲撃する味方がいないと分かった時のあの慌てぶり、完全にコメディでしたね(笑)。前作までは出演時間も短かったためここまで魅力的なキャラクターだとは思いませんでした。抗争が激化するまでの繋ぎ目的な作品ですが、面白さは群を抜いていましたね。 [DVD(字幕)] 10点(2013-05-05 23:23:03) |
6. 仁義なき戦い 広島死闘篇
《ネタバレ》 前回主役の文太さんは脇に回り、本筋の話とは外れた外伝的な立ち位置。今回主役の殺人鬼山中がどう見たって殺人鬼に見えるのが凄い(笑)。相当ヤバイ眼つきしてて、いまにも人殺しそうな顔してます。内容はスカーフェイスみたいにどうしたって破滅するしかない男の物語ですが、女性に一途であったり、仁義に熱かったり人間的な魅力があるのが少し違うところ。ラストはあまりに悲劇的で哀愁を感じさせます。それと主演の女優さんがもの凄く綺麗な方で見惚れてしまいました。タランティーノが惚れ込むのも納得ですね。 [DVD(字幕)] 9点(2013-05-05 23:00:17) |
7. 仁義なき戦い
ヤクザ映画というのは殆ど見た事がなかったのですが、食わず嫌いであることを後悔するほどの映画。もうなにより菅原文太に釘付けでしたね。彼の物腰、セリフ、表情、全てがカッコよくて完璧。男が憧れる男って感じです。見る前はもうちょっと単純な勧善懲悪物かと思ってましたが、複雑な人間関係と、リアリティあるヤクザ社会を描いた群像劇。主要人物の大半が、タイトルどおり仁義も糞もない人間の中、ただ1人仁義に熱い文太さんがカッコよかった。 [DVD(字幕)] 9点(2013-05-05 22:44:46) |
8. 乱
凄い!文句なしに10点です!黒澤監督のカラー作品では最高傑作ですね。前作の影武者で戦闘シーンが少なすぎると批判を受けたらしく、今作では戦闘描写てんこ盛りとなっております。個人的には影武者も大好きですが乱の圧倒的なスケールと美しさにはやられました。後皆さん仰る程ピーターの演技は酷いと思いませんでした、素人っぽさがまたリアルで素晴らしかったです。 [DVD(字幕)] 10点(2013-04-25 01:45:17) |
9. ダイ・ハード
悪態ばかりの中年ハゲ、「オドオドしたキャラも演じちゃうもんねっ!」演技派のボス、チョコレート大好きザコキャラと、魅力的なキャラが織り成すドタバタコメディ。 [DVD(字幕)] 9点(2013-02-11 00:23:51) |
10. 夢(1990)
《ネタバレ》 カラーになってから急に芸術志向になりましたよね、他の方からの評価は芳しくないようですが、僕はカラーの黒沢映画も好きです。特に色使いが素晴らしくて、何気ないワンカットの美しさにハッとさせられます。1つ1つの映像が、1枚の絵画のような美しさを有していて、そこらへんはさすが、画家を目指していただけあるなと思いました。全8話あるオムニバスの中で、特に良かったのが赤富士と最後の話です。赤富士は未来を予知していたとしか思えず、黒澤監督の先見性に脱帽でした。原発の安全性を訴え危険性をひた隠しにする構図は、まんま福島の事故を見ているようで身震いしますね。映像面でも赤く燃える富士山のインパクトは強烈で、ビジュアル面のセンスも冴えに冴えていました。最後の話は自然を破壊する人間への批判と、黒澤監督の死生観が込められています。パレードのような葬式も、本来葬式というのは祝うものであって嘆くものではない、天寿を全うして死ねる事ほど嬉しいものはないと語っています。この作品を作った当時、80歳とかなり高齢であったため、迫りくる死を感じていたのでしょう。死の意味を問いかけるとともに、生への喜びに満ち満ちている事に感動しました。 [DVD(邦画)] 7点(2013-02-11 00:08:02) |
11. 父親たちの星条旗
登場人物が非常に多く、かつ時間軸がバラバラなため、把握しきれないのが欠点ですが良い映画です。この映画は回想シーンが唐突で頻繁に使われますが戦争経験者のフラッシュバックを表現したかったのでしょうか。ただその演出は成功しているとは言えず、若干内容が掴み難くて取っ散らかってる印象です。ただメッセージ性は強烈で、地獄の戦場から生還してもなお苦難が待っていた兵士達の人生を見て戦争の愚かさを感じました。 [DVD(字幕)] 8点(2013-02-10 23:13:58) |
12. Mr.インクレディブル
《ネタバレ》 世論に圧されてアンチヒーローに染まった世の中で苦難する元ヒーローという設定がおもしろい。過去の栄光に縛られ、無気力な日々を送る中彼が見付けた生き甲斐はやはりヒーローに戻ることであった。一方で妻は過去に囚われることなく現実を直視しながら前に進んでいる。この男女の考え、価値観の違いを明確に描き分けているのが上手い。テーマは自己肯定と家族愛。能力を授かることを望まなかったヴァイオレットは自分に自信を持てず能力も否定する。それが両親の奮闘や絆を見るにしたがって彼女の中で徐々に何かが変わっていく。世の中自己否定しか出来ない人間もいる中、たとえ根拠のない自信であっても持つ事は素晴らしい事なんだというのを、ラスト別人のように明るくなった彼女を見て感じました。 [DVD(字幕)] 7点(2013-02-06 03:07:20) |
13. 西部戦線異状なし(1930)
傑作反戦映画。この時代にあれだけ悲惨で迫力ある戦場を描けるのは凄い。今の映画みたいに予算をかけなくても創意工夫や演出しだいでいくらでも顔形を変えるって事ですね。ラストシーンの美しさの影に強烈なメッセージを感じました。 [DVD(字幕)] 8点(2013-02-06 02:21:55) |
14. チェンジリング(2008)
《ネタバレ》 アンジェリーナ・ジョリーの演技が滅茶苦茶良かった。彼女の声、表情、仕草1つ1つが素晴らしくて引き込まれます。正直ただの色物女優だと思っていたので、まさかこんなに演技力があったとは驚きです。終始重苦しく胃が痛くなるような映画ですが、希望を持たせてくれるラストがいいですね。 [DVD(字幕)] 8点(2013-02-06 02:05:33) |
15. ヤングガン
《ネタバレ》 OPが死ぬほどカッコいい!あまりにもツボに入りすぎて何度も何度も繰り返し見ちゃいました。個々のキャラもそれぞれ個性と見せ場があって素晴らしい。ただチャーリー・シーンだけあっさりしすぎて、絶対後半にまた出てくるんだろうとか思ってたらあんな事になっちゃって不憫でした。話の内容だけでいくと7点くらいですが、OPのあまりのカッコよさにプラス1点です! [DVD(字幕)] 8点(2013-02-03 13:44:22) |
16. ヘル・レイザー
《ネタバレ》 グロテスクとチープさの融合っていいですよねー大好物です!想像してた内容とは大分違いますが、意外性がありました。ラストは案外あっさりですが続編もあるという事で期待したいです。ベルセルクの元ネタにもなってるらしい魔導師達を見れただけでも収穫でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2013-02-02 01:34:29) |
17. グラン・トリノ
イースト・ウッドの終着点にして集大成、齢78にして作り上げた最高傑作。 [DVD(字幕)] 10点(2013-02-02 00:36:06) |
18. 影武者
《ネタバレ》 白黒の頃と比べて、娯楽性より芸術性を重視した作品のためか好き嫌い分かれがちだと思いますが、個人的にはかなり楽しめました。カラーになってからの黒沢作品は初めて見ましたが、見所たっぷりですね。3人の人物を引き画の長回しで見せる冒頭の画面の力強さからして映画に引き込まれます。それとこの映画では影武者を初めて見付けた場面というのは描かれていません。描く必要の無い部分を潔く省くこの省略も上手いですね。映画は3時間の長尺ですが無駄な場面は殆ど感じられません。後よく勝新太郎が出てないからダメだという意見を目にしますが、仲代達矢の演技はこれ以上ないくらい素晴らしいですし、たとえ勝新が主演であったとしてもこの演技と並ぶ事はあっても超えるというのはちょっと難しいのではないでしょうか。 [DVD(邦画)] 9点(2013-02-01 22:46:45) |
19. わが青春に悔なし
黒澤作品にしては珍しく退屈した作品です。黒澤監督が脚本を担当してないからか、娯楽性もほぼ0で起伏に乏しく深みのない脚本に仕上がってます。さすがの天才監督もこの脚本ではどうしようもないというのが伝わってきますね。ただ主演の原節子の存在感と演技力は素晴らしくて、前半と後半では全く違う演技が要求される役柄を見事に演じています。この女優さんが主演で監督も随分救われたのではないでしょうか。 [DVD(邦画)] 5点(2013-01-30 17:57:10) |
20. オーメン(1976)
雰囲気とか話の内容がどことなくエクソシストに似てますね。ただエクソシストにあったような崇高な人間ドラマを廃して、ショッキングシーンや宗教性をより強めた作品という印象です。あちらはホラー映画史に残る大傑作でしたが、こちらはまずまずといった所。ラスト、エクソシストとの違いをあえて出すための、あのラストだと思いますが、その事だけに意識が向きすぎて取って付けたような感じで練り込まれていないと感じました。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-01-30 17:46:42) |