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1.  ビフォア・ザ・レイン
救いようの無い哀しい話です。戦争の中でも最も理解し難い民族紛争・内戦。そこには大国の影があるにせよ、何で人間は殺し合うのでしょうか?ほんの少し先祖が違うから?宗教が違うから?イラクがこうならなければいいけど。。。
7点(2003-04-15 22:07:12)
2.  しとやかな獣
面白れ~!終始団地の一室だけで展開されているのに、全く飽きさせない演出は素晴らしい。画もなんともフォトジェニック。人間って怖いですね~でもあんな生活できたら楽しいかも?
9点(2003-04-15 21:58:27)
3.  灰とダイヤモンド
どうしようもなく切ない作品。今の日本にいるとあまり感じることは無いが、人には常に「灰」と「ダイヤ」に象徴される両極の人生が存在し、交錯していることを感じさせてくれる映画。花火のシーンとラストはあまりに印象的。
8点(2003-04-15 21:51:42)
4.  第七の封印
とにかく「白」と「黒」が印象的。モノクロとはただの白黒(カラーレス)映画ではなく、最も鮮やかな色である白と黒を使った鮮烈なカラー映画であると教えられた作品。光と闇、チェス、死神の顔とマント、旅芸人の衣装・・・この白と黒の対比は生と死の象徴であると思う。「人生に意味はあるのか?」この永遠の問いに対して、この映画の答えは「No」であり「生きることは虚無である」と言っているのか?救いようのない中にも、夫婦だけが唯一の救いとされているのは?スッキリ感は全く無いのに、映像もストーリーも妙に心に残り、いつまでも忘れられない一作。
10点(2003-04-15 21:41:20)
5.  穴(1957)
57年の日本映画に、こんな凄い作品があったんですね~テンポの良さ、展開の面白さ、どれも超一級です。上辺の斬新さだけを狙ったような今時の日本映画より、何倍も新鮮です。他の「穴」も良いけど、こっちもかなり良いよ~!
9点(2003-04-15 21:19:35)
6.  不思議惑星キン・ザ・ザ
売れない芸術家が作ったような鉄の宇宙船?マッチには凄い値打が・・・変な言葉を喋る異星人は、どう見ても地球人のおっさんだ!ショボイSFが好きな人には絶対オススメ!?
8点(2003-04-15 21:11:01)
7.  JSA
色々なシーンで突っ込み所は多いが、アジア映画特有のこってりしたヒューマンドラマとして観ることができれば、傑作と言える一本。狂言回し的なスイス軍将校のお姉ちゃんの存在が中途半端だったのは残念。
6点(2003-03-18 01:38:13)
8.  炎のランナー
スポーツ物永遠の名作。そしてヴァンゲリスの音楽は言うまでもなく映画史に残る名楽。オープニングとエンディングで浜辺を走るシーン、その時の空が青空ではなく曇り空というのは、いかにも英国映画といった感じで印象深い。
8点(2003-03-17 02:31:44)
9.  トーク・レディオ
小作でもちゃんと毒入りで、適度に痺れさせてくれるオリヴァー・ストーン作品。ほぼラジオスタジオ内でのシーンだが、終始緊張感があり最後まで飽きさせない。見所は<エリック・ボゴシアン>演じる主人公の過激トークだが、それとは対照的に主人公の人間性を冷静に描き、しっかり見せる演出はやはり凄い。
8点(2003-03-16 23:11:30)
10.  ガタカ
テーマも役者も良いし、全体としてはいい作品。しかしどうしても腑に落ちないところも幾つかあった。例えば、<イーサン>の正体がバレそうになった時、<ユマ>が「何も言わないで」という台詞。。。普通これって、彼女が全てを理解して言ったんだなと思うでしょ・・・?どちらかと言うと、近未来の映像で見せる映画ではなく、正体がいつ判ってしまうのか?というサスペンスドラマで引っ張る映画なので、もう少し丁寧に作って欲しかったと思う。
7点(2003-03-11 02:21:10)
11.  ナチュラル・ボーン・キラーズ
確かに「ありふれた事件」なんかと比べると、この映画の暴力シーンには全くリアリティがないし、登場人物の誰にも感情移入はできない。オリヴァー・ストーンは意図的にそう撮り、客観的に見せることでメッセージ性を盛り込もうとしているのだが、ここが評価の分かれる一番の理由だと思う。原案のタランティーノは「これは僕の作品じゃない」とヘソを曲げたとか(笑)
7点(2003-03-06 22:39:11)
12.  アナライズ・ミー
コメディ系は結構好き嫌いがはっきり分かれますよね?私にはアメリカンジョークてんこ盛りのドタバタ物と比べると数段面白かったです。
7点(2003-03-06 18:02:57)
13.  青い夢の女
昔からのベネックスファンには物足りない作品かも知れない。「ディーバ」なんかと比べると、映像とストーリーの関係もややちぐはぐな感じもする。しかし、サスペンス度もあまり複雑怪奇でなく、素直に楽しめる映画だと思う。
6点(2003-03-04 22:09:16)
14.  息子の部屋
何の盛り上がりも無く、淡々と物語りは進んでいきます。退屈と言えば退屈でしょうが、私的にはとても好きです。家族の在り方とは?を考えさせてくれる良作だと思います。
8点(2003-03-04 21:55:51)
15.  ドニー・ダーコ
解釈色々あるよ~!解らんだろ~?DVD買って何度も見て~!またこんな映画を撮る監督が出てきてしまった・・・そこそこエンターテイメント性もあるし、個人的には結構好きなんですが、やや謎を無理に詰め込み過ぎている感じもして、単なるマニア向けカルト映画と言えなくもない。この系統の監督は一本だけでは何とも言えない気がするんですが、一作目でこの出来なら期待大じゃないでしょうか?次の作品も見たいです。
6点(2003-03-04 21:46:13)
16.  愛の嵐
憎悪と思っていた感情が実は愛であった。。。これが女性の生理的な心理の一つの形なんでしょうか?女性監督が撮った映画なのでそうなんでしょう?ナチス、デカダン、サディズムはワンセットで描かれる場合が多く、これもその例に漏れませんが、他の作品に比べるとナチの狂気の描写やナチ批判が弱く、全体に凄みに欠ける感じもします。
6点(2003-02-26 22:11:07)
17.  風の丘を越えて~西便制
血縁ではなく、韓国口承芸能パンソリで結ばれた、父と義姉弟の激しく切ない人生劇場。「恨(ハン)」というキーワードを日本語で説明するのが難しいように、この映画の良さも言葉では上手く説明できません。是非観て下さい。オススメ!
9点(2003-02-26 00:06:06)
18.  GO(2001・行定勲監督作品)
オープニングを見て、カット割や音楽などただのガイ・リッチーのパクリか?と思ったけど、全然期待していなかった分、意外に楽しめた。ラストなんかはまったくの三流TVドラマだけど、近頃の邦画の中ではまだ良く出来ている方だと思う。K君はもう少し幅のある演技できないんですかね~?
4点(2003-02-24 00:33:40)
19.  レオン/完全版
はっきり言って観るべきシーンはほとんど無く、全くの期待はずれでした。優しい殺し屋と少女の凶暴な純愛?う~ん。ベッソン監督、元々アクション好きなんでしょうが、ハリウッド進出なんかしないで「グラン・ブルー」のような映画を撮り続けて欲しかったな~。アクションやるなら「ニキータ」レベルにして欲しかったな~。
2点(2003-02-23 02:53:38)
20.  地獄に堕ちた勇者ども
ヴィスコンティ監督の貴族デカダンス物の中では1番好きな作品。それらの作品の多くは静かな悲劇であり、激しく音を立てて崩れていくような悲劇であるこの作品は、ある意味特殊なのかも知れない。常識的な人達は皆いなくなってしまい、悪魔的な人達のみが生き残るのだが、彼らの末路もまた容易に想像が付く。
8点(2003-02-22 18:25:03)
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