181. 過去のない男
少しずつ自分のツボから外れていたような印象。それなりの目をもった人が見れば、やはりいい作品なのかもしれない(カンヌで賞も取ってるし)。評価の高い皆さんには申し訳なく思いながら4点で。 4点(2004-07-18 21:10:46) |
182. ラスト サムライ
これまでのハリウッドでの日本の描かれ方が酷かっただけに、ある程度日本を理解した上で描いてくれている事が嬉しいし、日本人としてこの作品を鑑賞できるのも嬉しい。トータルで見て良く出来ている作品だけれど、最も良かった点はやはり「目力」だと思う。「心」「信」「魂」・・・武士道に繋がるあらゆる感情の表現に力強い「目」は欠かせないと思うし、この点で主役二人はいずれも素晴らしい目の演技で作品に緊張感を持たせ続けてくれた。充実した2時間30分に8点を。 8点(2004-07-11 13:01:38) |
183. SWEET SIXTEEN
“based on a true story”の字幕が出てこないのが不思議なくらいのリアリティに溢れた作品。青色と黒色がリアムの中に混在しているけれど、「家族と一緒に暮らす」という事だけは、彼にとって譲れない純粋な望みだったんだ・・・ そんなリアムがラストで「疲れ」を感じているのは、彼が一歩だけ、しかし確実に大人になった証拠かもしれないですね。 8点(2004-07-04 11:56:18)(良:1票) |
184. アメージング・ハイウェイ60
チョイ役ではあっても、実力派の俳優は作品を締めてくれます。しかも配役が絶妙。主人公にとってのターニングポイントで、名優たちがいい仕事をしています。マイケル・J・フォックスを見れたのもほんとに嬉しいなぁ。元気に自転車をひっくり返してましたね(笑)。 テイストは軽めでありながら、言いたい事はしっかりと伝わってくる。見て損はしない良作だと思います。 8点(2004-06-26 14:53:07) |
185. シカゴ(2002)
思わず雰囲気にのまれる映画。アカデミーの審査員もこの雰囲気にのまれたのだろうか(それだけ観る者を圧倒できるのも凄い事だとは思うけど、、、)ただミュージカルの軽いタッチに薄い内容では、あまり後々まで人々の記憶に残る作品とは思えない。ので、ちょっと厳しめですが6点で。 6点(2004-06-19 11:16:07) |
186. E.T. 20周年アニバーサリー特別版
初めて見ました。大人になると作品に求めるものが変わってしまうのか、、悪いところは挙げられないんだけど、どうも素直に10点をつけられない。ドリュー・バリモアの可愛らしさに7点で。 7点(2004-06-13 10:22:08) |
187. ごめん
微笑ましい作品。原作は読んだこと無いですが、あの年代の子供の描き方が凄く上手い。演じた久野君も上手。皆さんと同じように、昔を重ね合わせて観ている自分がいました。あの頃は、色んなものに(もちろん異性に対してもそう)情熱を傾け、愚直に突き進んでいたなぁと。当り障り無く生きる大人の生活の中で、忘れかけていた「熱さ」を思い出させてくれる、観てよかったと素直に思える一本でした。 8点(2004-06-12 07:05:19) |
188. おばあちゃんの家
アメリカ人が「愛」の一言で表現したがる感情が、この作品には(愛なんて台詞は全く無くても)隅から隅まで描かれていて、一つ一つのシーンを思い出す度に目頭が熱くなります。また、既に触れている方がいますが、DVDのメイキングはぜひ観て下さい。映画の中とは一味違った、役を離れた優しさに出会えると思います。 9点(2004-05-30 11:32:30) |
189. オールド・ルーキー
相変わらず「実話モノ=起伏がない」定説は覆してもらえなかったですが、「このJ・モリスの人生を描く事で、観ている人にこういう事を伝えていこう」という製作者の意図は十分に伝わりました。「親子」「夢と現実」「努力」等々のポイントが、ディズニーだけに分かりやすく、しかし的確に描かれていた良作ではないかと思います。 8点(2004-05-29 21:44:56) |
190. パッション(2004)
自分が監督の想定した観客ではない=キリスト教信者ではないという事を差し引いて、この作品を評価するのは非常に難しい。イエスが自分にとって絶対的な存在では無い訳だから、観客として味わう「痛み」も、視覚から来るものではあっても信仰心から沸き起こるものではない。そういう意味でこの作品の評価については、私も「逃げ」の点数です。 ただ純粋に日本人の一観客として観ると、「監督:メル・ギブソン」に期待しすぎたかなと。信仰云々を抜きにしても映画はまず観客ありきな訳で、「字幕無しで作りたい」というふうな自己満足は勘弁してほしい。またどうしても映像化したかった題材ならば、監督として、イエスの死に対する思い入れや自分の思考と言うものももう少し匂わせてもよかったと思う。まぁ作品自体はシンプルかつドラマティックでそう悪い一本とは思えなかったので、今回は6点で。 6点(2004-05-04 11:03:50) |
191. 六月の蛇
「内なるエロス」という主題をオブラートに包むことなく描き出す演出は衝撃的。演じきった役者も衝撃的。黒沢あすかの頑張りがひしひしと伝わってきます。ただ、個人的にはためらいを感じた部分も少なからずあったので、辛めの点数で。。。 6点(2004-03-13 09:28:26)(良:1票) |
192. インファナル・アフェア
「超一流」というには何かが足りない感がある作品だが、102分間を(もう少し長く・深く描いても面白かったかなと思うが)十分に満喫できる一品。この続編とハリウッドリメイク編は注目ですね。この雰囲気はハリウッドでは出せないかもしれないけど、『フェイク』を作った実績もあるし、、、早く見てみたい。 8点(2004-02-29 11:59:08) |
193. 木曜組曲
いい。邦画でここまでよくできたサスペンスは、なかなかお目にかかれないのではないだろうか。唯一の難点は加藤登紀子の演技の弱さかな? 重要な役柄だけに、もっと老練な女優を配したら作品が更に締まったと思う。 9点(2004-02-26 18:27:15) |
194. 壬生義士伝
後半まではずっと引き込まれて見てました。中井貴一の独白シーンにジ~ンときたんですが、、、長いっ。感動の波が去った後でもまだ続いてる;; 原作に忠実なのはわかりますが、映画として見せる以上はもう少し取捨選択があってもよかったのかなと感じました。 7点(2004-02-26 18:06:27) |
195. アマデウス ディレクターズカット
前作より重厚さと解りやすさが増した点に+1、180分という長さに-1点。奥さんとサリエリのシーンは重要です。オリジナルで何故ここをカットしたのかは議論を呼ぶと思います。製作者の主題がわかっているのでオリジナルを観た時ほどの衝撃は無かったですが、「名作は何度観ても名作だなぁ」と感心してしまいました。 8点(2004-02-15 13:45:29) |
196. 11'09''01/セプテンバー11
テロ後のアメリカの一連の行動も含めた上での、9・11に対するオムニバス映画。皆さん言ってますが、オムニバスだけに点数が非常に付けづらい。個人的にはフランスが一番印象深く、あの設定で2時間の作品に仕上げる事も十分に可能だと思った。しかし、、、日本の作品には正直まいった。これが世界(アメリカに限らず)と日本との差なのかと。 8点(2004-01-25 13:52:24) |
197. ボウリング・フォー・コロンバイン
途中までは情報提示(監督による情報の取捨選択は、ある程度仕方ないところでしょう)で、後半でのM・ムーアは、前半に提示された情報(問題点)に対して彼なりの解決の一手法を示しただけだと思えます。少なくとも私にとっては、普段あまり考える事のない銃問題について触れ、自分なりに考える機会を与えてくれただけでも、この作品を観た価値は十分にありました。 8点(2004-01-25 13:37:59) |
198. レザボア・ドッグス
『パルプ・フィクション』と比べると多少見劣りするけど、監督デビュー作でこのクオリティーの高さは凄い。H・カイテル、T・ロス、S・ブシェーミといった演技派たちの競演にも目を見張るが、彼らを上手く魅せ、演技を引き出すのも監督の仕事。んん~、、タランティーノはやはり天才ですね。 8点(2003-12-14 23:01:14) |
199. サルサ!
「ノリ」だけでごまかしていない、ストーリーがしっかりしているのもこの作品のいいところだと思う。ダンス・音楽・ストーリーで1時間半を愉しませてくれる、なかなか面白い作品。 7点(2003-12-05 23:09:25) |
200. ラッシュアワー2
前作と比べてると二人の掛け合い、テンポ、キャラの確立と、いろんな面で「ラッシュアワーシリーズ」としての色が出てきた気がします。ただ、この作品がハリウッドデビューとなってしまったチャン・ツイィーは、明らかに役選びに失敗してます;;; 6点(2003-12-01 22:39:02) |