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181.  ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 
「シンデレラマン」のような感動モノと勝手に決め付けていたので、後半の展開には本当に驚かされた。余りに救いの無い展開に、すぐさま答えが出る様なものでは無いが、此処まで死のうという意志の強い患者は極めて稀で、普通に思い浮かべる重病患者の”尊厳死”とは少し別の様に思う。格闘の道を選んだのは本人だし、厳しい言い方ではあるが死も覚悟していた筈である。主人公が普通に男性であればここまで欝になることはなかったと思う。私は女性の格闘に全く興味が無い。女性が殴りあい、顔を傷つける様に何の爽快感も得られないからだ。どうしようも無い親であったが、「結婚して、子供を産みなさい」という言葉は、ごく一般的な言葉であるが至って自然な考えである。演出も、あの反則だけは度が過ぎている。完全に殺人である、格闘というスポーツを侮辱している感じさえする。クリント・イーストウッドにモーガン・フリーマンという大ベテランコンビはその存在感だけで違った空気にしてしまっている。趣味は違うが、主役の役作りも見事である。 
[地上波(吹替)] 7点(2006-12-16 05:56:05)
182.  インファナル・アフェア 終極無間 《ネタバレ》 
先ず「1」ありきのストーリーなど、映画として破綻している。此方は、「1」から約2年経って唯でさえ記憶を辿りながら観ているのに、それを嘲笑うかのようなあのご丁寧な時間軸のごちゃ混ぜよう、時間が代わる毎にイライラ、ストレスが溜まりまくった。しかも「2」は全く別の話ということで余計にたちが悪い。結局「3」だけを評価するしかないのだが、元々スパイだらけでややこしい上に、そのくせ平気でばれるような突飛な行動をする者が多く、本当に理解に苦しんだ。折角トニー・レオンやアンディ・ラウという、雰囲気のある役者を使っているのに心情が伝わってこないのだ。結局、「1」の直ぐ後に借りれば違った評価になったように思える。
[DVD(字幕)] 4点(2006-12-15 06:38:37)
183.  THE MYTH/神話 《ネタバレ》 
ジャッキーもとうとう武侠モノに挑戦かと思ったら、あっという間の夢オチ・・、結局何時ものジャッキー映画であった。しかし、近年ストーリーがどんどん幼稚になっているような。更に下手なCGとワイヤーを多様するようになり、ジャッキーらしい見所も影を薄めている。女優とのやりとりは、ちょっと良かった。現代を絡めなけばならない最大の理由は、ジャッキーには鎧と兜が似合わない!という点だと思う。
[DVD(字幕)] 3点(2006-12-15 06:18:39)
184.  釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪♪ 《ネタバレ》 
伊東美咲出番少なすぎ、今までのシリーズの中でも一番のお飾り扱いであった。最近、ハマちゃんと関係無くひっついているが、そのせいでハマちゃんとの絡みが少なく実に残念である。ボビーは1/3で十分なのに。このシリーズは、下手なツッコミなどしなくて楽しめるのがいいのだが、流石に「これでイージス艦」はいかんやろ。迷惑も国を超えてしまった。
[DVD(字幕)] 5点(2006-11-19 19:26:31)
185.  ポセイドン(2006) 《ネタバレ》 
実に勿体無い、”もったいないオバケ”が出てきそうな作品である。この大作を扱うにあたって、一番肝心な”人間模様”を端折って90分という短さに纏めてどうするのか。調べると「U・ボート」の監督と知り更に驚いた、くさい人間関係などお手の物だろうに。それ以外は、久しぶりに手に汗握るパニックアクションとして楽しめた。セットの豪華さ映像美と、迫力は十分、本家と逃げ方も違うため予測が付かない。ただ、一か八かの潜水が多すぎて、ちょっと上手くいき過ぎの感はする。カート・ラッセルは主役としては弱いと感じたが、それを補うに十分なのが伊達男の存在。それだけに、死に向かう前に会話が無いなど、そこで盛り上げなくてどうするのだ!という感じである。
[DVD(字幕)] 7点(2006-11-19 03:40:07)
186.  私の頭の中の消しゴム 《ネタバレ》 
日本人であれば先ず主役の度を越した暴力シーンで一歩引くだろう。民度の違いか、限度というのを知らないのか? そして、核の”若年アルツハイマー”というテーマに真っ向から立ち向かっているとは到底思えない。実際、出会いから結婚に至るまでの発病する前までの方が楽しめた。男性はチャン・ドンゴン風のワイルドな感じだし、女性は正直タイプでは無いが、毎シーン表情がコロコロ変わるようような不思議な魅力がある。邦画と違い、役者への先入観が無いため自然に見れるのが一番である。何故、病気というか彼から逃げるのであろうか。そして介護を赤の他人に押し付ける様な身勝手さばかりが目立つ。映画だからといって”綺麗事”で済ますのでは無く、同じ病気ではなくとも患者やその家族が見ても共感出来、励まされるような作品こそ望ましいだろう。 
[DVD(字幕)] 5点(2006-11-17 04:32:03)
187.  アイランド(2005) 《ネタバレ》 
近未来SFというと、どうしてもB級感が漂うためスルーしてしまう事が多いのだが、此れはいい意味で期待を裏切る出来であった。最近良くある、無責任に謎を残して終わるでも無く、また起承転結とキッチリと構成されているの点が好感が持てる。正直、今回のオチは特別驚くようなモノでは無かったが、それは革命的な「マトリックス」などの作品が数多く創られ、大抵のモノでは驚かなくなったのが大きいと思う。主役2人は見た目は勿論、いい雰囲気を持っており、今後も注目したい。途中のアクションだけは、如何にもマイケル・ベイであった。肝心のクローンであるが、臓器を取り出すためだけに1人丸ごと創ってしまうというのは、効率からいってもアメリカがやるとは思えない。感情があるからより非人道的と感じるのであって、態々記憶を植えつける理由も分からない。テレビでやっていたが、ヤモリの再生能力を元に、必要な臓器のみを創るという技術の研究が進められているとか。
[映画館(字幕)] 8点(2006-11-17 03:32:43)(良:1票)
188.  ダ・ヴィンチ・コード 《ネタバレ》 
今世紀最大の名前負け&肩透かし映画。レオナルド・ダ・ヴィンチやキリストをよくここまで軽々しく使い、軽薄に描き切ったものである。しかもダ・ヴィンチなど殆ど関係なく、謎も館長が残したのだから「オッサン・コード」ではないか。流石に「ノストラダムス」の様な文献からの謎で無い事だけは分かっていたが、まさか「最後の晩餐」だけだったとは本当に驚きである。「モナリザ」はどうしたモナリザは! キリスト絡みの財宝と言えば、聖杯か槍ぐらいであり、恐れていた聖杯という言葉が出た瞬間一気にテンションが下がった。最大の欠点は核である謎解きを全く楽しめない点、主役があっという間に解いてしまい観客は完全に置いてけぼりを喰らう。最後のオチもあれだけ報道されれば、30分かそこらで大体予想が付く。キリストの子孫という、神をも恐れぬ(全く神など信じていないが)展開、余りにも現実と掛け離れ過ぎておりただ唖然とするしか無い。敵の秘密結社という曖昧な描写加減がイライラ感を更に募らせる。これだけ荒唐無稽であれば、カトリック教会も目くじらを立てて抗議する程の事でも無いと思うが。唯一の収穫は、ヴィンチの発明したというダイヤル式鍵、実に骨董好きの心を擽るデザインである。アレがお宝で十分だろう、私ならその前の十字架でいい。トム・ハンクスは煮え切らない役が多いので苦手なのだが、今回も一段と煮えきっていなかった。せめて女優が良ければ間が持つのだが「アメリ」の娘ではどうしようも無い。一番酷かったのはジャン・レノ。結局、ルーブル美術館に一度は行ってみたいと思ったし、レオナルド・ダ・ヴィンチについては此れまで以上に興味を持った。
[DVD(字幕)] 2点(2006-11-16 04:27:45)(笑:1票)
189.  トム・ヤム・クン! 《ネタバレ》 
「マッハ!」から映画として格段進歩している。昔のゴールデンハーベストとジェット・リーのハリウッド版が混ざったようなアクション映画になってしまっているが。多分不評であった、アクション時のリプレイ・スローモーションの多様がしっかり改善されている。トニー・ジャーのアクションは相変わらず凄いの一言、ジャンピングニー気味のヒザ特攻が一番のお気に入り。ストーリーは相変わらず意味不明、親ゾウはアレを捕る為ということで分かるが、子ゾウは食料として連れて来られたと言う事か?そんなアホなである。アクションに関しては見せ方といい文句は無いのであるが、強いて挙げると多すぎる。どんなに上手い食い物も、食べ過ぎたら美味しく無くなるというもの。今回であれば敵が中国系ということでカンフーの達人との勝負をもっと観たかった。ドニー・イェンぐらいの本格派を呼べば良かったと思うが。プロレスラーとか異種格闘技は次回作に廻せば良かったのである。次の題名は「ナンプラー」ぐらいか?
[DVD(字幕)] 7点(2006-11-16 04:12:40)(良:1票)
190.  亡国のイージス 《ネタバレ》 
真面目な雰囲気だし最初は良かったのだが、思い返すと「中身が無かった」という何時もの邦画であった。アクションの爽快感か、国家の危機を描いたサスペンスかどちらかに焦点を当てればいいものを、結局どっち付かずで、最後は邦画お得意の”お涙頂戴”でお茶を濁している。福井晴敏なので最初から駄目なのは分かっていたが、何時も思うのは何故この程度の作品しか書けない奴を映画界は有り難がって使っているのだろうかという点。軍事に関してもトム・クランシーや「宣戦布告」の麻生幾と比べると天と地程の差がある、どう考えても軍事オンチとしか思えない。ミサイルを主砲で撃ち落すか普通? 此れを観てもイージス艦の能力など全く分からないし、参考にさえならない。今の緊張した情勢からいってもミサイルを撃ち落す能力が本当にあるのか知りたいと思う視聴者が殆どではないのか。今回であれば、即航空機発進で撃破すればいいだけの話。出演者がまた酷い、私の大嫌いな役者が3人も出ていたらストーリー所では無い。特に中井貴一が苦手で、後半のアホ面の多さには本当に鬱になった。寺尾も含めどいつも煮え切らない態度なのでイデオロギーなどさっぱり分からないし、それでいて何処か偽善者的な所がイライラするのだ。唯一期待した真田広之も年下にため口をたたかれているという体たらく。未だに、このようなハリウッドの劣化版しか創れない邦画に未来は無い。
[地上波(字幕)] 3点(2006-11-05 14:14:04)(良:1票)
191.  インサイド・マン 《ネタバレ》 
つまらない作品では無いが、ちょっと淡白過ぎる。見事に点数が伸び悩んでいるし。練られた脚本で良い点は多々あるのだが、一気に盛り上がるようなクライマックスでは無かった。豪華キャストもデンゼル・ワシントンに何時ものキレが無く、ジョディ・フォスターは出番が少なすぎる。犯人が人質に混じるというのは最初から分かっている訳であって、それでも最後納得してしまうのが、人質の中に一旦入っておくという行為。ただ今や「24」であるような最先端な時代に、盗聴器も見抜けないのはお粗末としか言い様が無い。ジャック・バウアーなら衛星の赤外線システムを使って、1時間で解決すると思うが。
[DVD(字幕)] 7点(2006-11-04 10:36:55)
192.  DEATH NOTE デスノート(2006) 《ネタバレ》 
先ず地上放送が早すぎて、そこまでして後編の宣伝をしたいか日テレ!というのが素直な感想。劇場に足を運んだ人の事など全く気にも掛けない無神経さである。返ってこの程度ならテレビで十分とも感じたが。内容については、話事態が突飛すぎて正直ついていけない。死神までは許せても、インターポールが頼るのが日本人のガキというのがもはや漫画である。原作がよく出来ているのは”ノートのルール”を上手く使った殺害方法から見て取れる。問題は役者、藤原竜也は「バトルⅡ」ですっかり格が落ちてしまったし、全然頭が良さそうに見えない。細川茂樹は「敵ボスの器では無いな」と思ったら速攻で殺されるし。良かったのは香椎由宇ぐらい、ただトンデモ戦艦「ローレライ」に続き不幸な役であった。一番の問題は、自称天才の主役がたった30分かそこらで、もう正体が疑われ尾行されているという点。警察関係者の身内ということから足が付いたのだろうが説明不足。あのような初歩的なミスを繰り返す主役をどうしても天才とは思えなし、犯罪者以外も殺す様に全く付いていけない。現在の被害者が泣き寝入りする今の刑法に痛快なメスを入れるような内容を期待したが、流石にそういう映画ではなかった。やるなら”目には目を”で同じ苦しみを味あわせて殺すぐらいやらないと、それに犯人が分からない場合は全く効力無いというのも落差があり過ぎる。警察がそんなに優秀とも思えないし。天才君には、本当に世界を良くしたのであれば、もう少し視野を広めて欲しいものである。
[ビデオ(字幕)] 5点(2006-11-04 09:05:38)
193.  タイフーン TYPHOON 《ネタバレ》 
何と傍迷惑なストーリーであろうか。台風に乗せて核廃棄物を落とす?? 日本に落ちたらどう責任を獲るのか。また日本近海で沈没するな! 自国の事しか考えない思想にはウンザリである。チャン・ドンゴンの”目力”は相変わらずだし、相手俳優も存在感がある。銃撃戦に関してはもはやハリウッドと遜色無い程である。それだけに、この駄目脚本が残念。脱北者の話を映画で実際見たのはコレが始めてであると思うが、実際の事でもあり心を打つものがあった。ただ、やはりこの陳腐なストーリーの中では、逆恨みと獲れてしまう。元凶である北への恨みを全く言わないのも、奥歯に物が挟まった感じを受ける。
[DVD(字幕)] 3点(2006-10-15 03:45:03)
194.  交渉人 真下正義 《ネタバレ》 
映画とは何かと問いたい。フジは”出涸らし”でとことんまで金儲けするつもりだろうが、そのような暇があれば織田と柳葉の仲を修復しろって。水野美紀だけを期待に見たのだが、結局コンサートを観ていただけね。いやホント”あの列車”が出た時点で何度消そうと思った事か。リアリティゼロの設定に緊張感の欠片もない攻防と、コレに関わった者は良く恥ずかしくないものだと思う。交渉の初めのシーン、完全にハリウッドをパクッていたな。そもそも主役に全く魅力を感じないし、他出演者もフジ特有のキャラを強調すればいいという奴らが多々いた。列車も乗客から離れているのであれば、破壊する方法など幾らでもあるだろ。線路上に何か置け! 犯人はいつもの「何を考えているのか分からない若者」、実に脚本家に都合の良い設定である。それでも最後何か一つ「なる程」と思えるオチがあると思っていたら、「感です」ときた・・文句無しの0点。
[地上波(字幕)] 0点(2006-10-15 02:45:33)
195.  機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛 《ネタバレ》 
最後の最後に「やってはいけない事」を犯してしまっている。更に驚くべき事は「ガンダム」の生みの親である富野由悠季が監督でそれをしてしまったということ。無論カミーユの生還についてである。それも「プハー」な無いだろ「プハー」は、どういうセンスをしているのだろうか。20年間の思い入れも全て吹き飛んでしまった、もはや理解不能、この文章を書き終えたら無かった事にする。続編の「ZZ」や「逆襲のシャア」の存在も自ら破壊している。アホの文部省から圧力でもあったのだろうか? 今の風潮か、うわべだけ「幸せ」でハッピーエンドならそれでいいのか? 「Z」は最後、稀にみる”皆殺しオチ”で実に壮絶なものである、カミーユも精神崩壊寸前の所で戦っていた。あの軽いオチではどう考えても前後のバランスがとれない、直感的に嫌な気分しか感じない。他の内容についてであるが、編集は相変わらず下手の一言。ハマーンの所をいったり来たり、捕虜になったり逃げたり、無人のモビルスーツは絶対に壊さない、戦いの最中も下手な説教に異性の事ばかり気にかける、、、もう少し真面目に戦えと。テレビ版であればゆっくり進展していくのでそこまで感じないが、ここまで詰め込むともうストーリーも何もあったものでは無い。時間が短すぎて、幾ら搭乗人物が死んでいっても感情移入出来ない。見所は、最も美しいモビルスーツとされるキュべレイのシーンとハンブラビをぶった斬る所ぐらい。最後にエンディング曲、なんじゃアレ!
[DVD(字幕)] 1点(2006-10-05 19:01:35)
196.  機動戦士ZガンダムII 恋人たち 《ネタバレ》 
題名が「恋人たち」でフォウとカミーユの恋が最大の見所の筈なのに、事もあろうかそのフォウの声優を変えるという暴挙に出たトンデモ作品。経緯を調べても実に不自然極まりない、島津冴子に連絡がいっていなかった事だけは確かなようだ。フォウ=島津冴子しかあり得ないし、実にファンを蔑ろにした配慮の欠片も無い”愚かな選択”である。こうなると、内容そのものが超駄作で返って嬉しくさえ思う。先ずはジャブローの所から有無を言わさず戦闘シーンを散々見せられるのだが、敵・見方の説明が無いため何が何やらさっぱり分からない。同じ連邦軍の筈なのに旧ジオンのモビルスーツを使っていたりで。更にアムロとシャアのやり取りにも重点を置かない訳にもいかず余計ごちゃごちゃに感じる。そして、フォウのシーンも「アレだけ?」というぐらい少ない。劇場版なのだからフォウとの絡みをメインにして話自体を創り直すぐらいの気概が欲しかった。本来であれば、後編に再登場の筈なのに、実に投げやりであっけない結末である。あれでは「ガンダムⅡ」のカイの恋人である。後半がまたどうしようも無い、カツとサラの駆け引きなどずっと誰が見たいと思うだろうか。月面基地爆破の回をそのまま使っいるが実に絵が古くて汚い。イライラする性格のキャラが大勢出るのが「Z」の特徴だがその最たるキャラがカツであろう。また、最後のハマーンに挨拶するカミーユの達の台詞の臭いこと。
[DVD(字幕)] 2点(2006-10-05 18:49:18)
197.  機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者
安易な金儲けとしか言いようが無い。「機動戦士ガンダム」が編集映画とはいえ奇跡とも言える完成度であっただけに、コレの糞具合が際立って見える。更に驚くべき事は、製作に富野由悠季、安彦良和と昔の「ガンダム」に携わった者たちがそのままいるにも関わらずこのレベル(手抜き)いうこと。確かに、この「Z」という題材は設定からして極めて難しく、自分勝手な性格のキャラが多いため纏めるには相当な努力と才能がいるだろう、ただ其れは最初から分かっていた訳であり、それでも踏み切ったのだからせめて2時間で新たなストーリーとして作り直すぐらいして欲しかった。「ティターンズ」と「エゥーゴ」の説明も不親切としか言いようが無く、粗暴でエリート意識=敵というのは余りに単純。内容もカミーユの生い立ちを中心に描く事になるので仕方ないが、余りに暗く重い、”詰め込み”の弊害が一番出てしまっている。唯一の見所は、アムロとシャアの再会のシーン。次に、付け足しの絵であるがメカはいいとして人物の顔だけは完全に浮いてしまっている。今の風潮か何故あんなに線が少ないというか”のっぺり”しているのだろうか? 日本アニメ、特にキャラクターデザインについては完全に退化しているように見える。例えば、昔の「機動戦士ガンダムZZ」の北爪宏幸や「機甲戦記ドラグナー」の大貫健一が描いた女性キャラクターなど芸術の域にまで達していた(ストーリーの面白さは別にして)。昔に頼っただけというこの作品を観て、何か寂しい気分になった。 
[DVD(字幕)] 3点(2006-10-05 18:41:49)
198.  電車男 《ネタバレ》 
既に大ヒットしている原作を安易に映画化した場合に陥る、ただ無難に創ろうとする姿勢というか受身の体制が顕著に現れている。誰もがツッコミを入れるであろうイケメン山田というミスキャストも、女性層にそっぽを向かれたくないという理由で、スポンサーの方しか向いていないからだろう。エルメス=ブランド品を付けた女性と勝手に思い込んでいたので、地味な中谷美紀もイメージと違うと思っていたが、食器と分かるとそれはそれで有りかなと納得した。原作がどうか知らないが、男より女性の方がよっぽど変わっているように見えたが。ストーリーは予測の域を全く出ておらず、これが本当にヒットした作品か?と戸惑う程ありきたり。唯一楽しめたのは多数の人が書込みするシーン、ワクワクの絵文字をまさかテレビで見るとは思わなかった。実際、こんないい人ばかりの訳が無いし、デブや若年層がいないのも不自然極まり無い。最後の夢オチとも取れる演出も、最後の最後に観客を惑わしてどうしたいのだろうか?と率直に感じた。
[DVD(字幕)] 4点(2006-09-30 10:26:32)
199.  ファイヤーウォール 《ネタバレ》 
久々のハリソン・フォードで期待したが、そもそもプログラマーという役に無理があり入り込めない。また”クロエ”がいるため、どうしても「誘拐する相手が違うだろ」と思ってしまう。プログラマー同士の頭脳戦を期待したがそれも微々たるもので、結局はいつもの誘拐モノであった。そうなると絶対に子供には手を出せないという制約があるためワンパターンに陥る。犯人同士の仲間割れ、主役は家族のためなら他人の迷惑など全く顧みない、最後は暴走と何度同じシーンを見たことやら。金を手に入れた後、どう考えても家族(特に主役)を生かしておく意味が分からない。 
[DVD(字幕)] 5点(2006-09-30 08:56:39)
200.  Mr.&Mrs. スミス 《ネタバレ》 
「トゥームレイダー」で私の中で一気に最悪軽薄女のトップに登りつめたアンジェリーナ・ジョリーであるが、今回やっとその呪縛から解き放たれた。こういう娯楽映画の場合、まあ一つは大目に見て、後はひたすら主役2人の駆け引きと、アクション楽しめばいい訳であって、この作品はそのすべてを兼ねているように思われる。残念なのはオチ、それまでの主役・敵両方の行動すべてが無駄に近くなり、相当な脱力感に襲われる。アクションも最後だけ悪い、堂々と身を出しておいて、何故隠れたマシンガンを持った特殊部隊に勝てるのか。少しは「男たちの挽歌」を見習って欲しいものである。 
[DVD(字幕)] 7点(2006-09-11 21:17:40)
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