181. ハイ・フィデリティ
同棲していた女性に振られたレコードショップのオタク男が、過去の失恋ベスト5の女性に会いに行く・・というもの。 ジョン・キューザックは恋愛ベタという設定なのに、なんであんなにたくさんの女性と付き合っていたんだろう・・。 5点(2003-11-15 01:39:37) |
182. ターン/TURN
牧瀬里穂演じる主人公が交通事故にあい、気がつくと、事故の前日。しかし、その「世界」には誰もいなかった。そして事故の時間になると、また時間が戻って・・。 よくありがちな話だけれど、誰もいない「東京」の映像というのはなかなかすごい。 最後、よく分からないうちに終わってしまった。「タビビトノキ」とかをもっとうまく使えなかったかなぁ。 6点(2003-11-15 01:38:32) |
183. 最高の恋人
《ネタバレ》 電気技師のガスは、別れた妻リーに慰謝料を払わずにすむように、新しい恋人を紹介しようとする。2人とも新しい恋人ができて、幸せなんだけれど、互いに昔のパートナーを気にしている・・。主役の2人がヨリを戻すハッピーエンドを期待して観ていたのだけれど、改めて観ると、主人公の新しい恋人役の女医さんがすごくいい人で、ちょっと胸が痛くなりました。この人に幸せになって欲しいのに・・。 ガスが、ラテン語の植物名を必死に覚えて(カンニングもして)告白している時の、リー(元妻)の嬉しそうな表情がこの映画のベストシーンだと思います。 9点(2003-11-15 01:37:06) |
184. 冷静と情熱のあいだ
《ネタバレ》 フィレンツェの景色が綺麗。テンポはとてもゆっくりしているけど、変に「30歳の誕生日にフィレンツェのドゥオモのクーポラで会いましょう」という事を繰り返したりしていない所が好き。 エンヤの音楽も良いけれど、あのチェロのシーンも良いですよね。一番好きなシーンは、大学生の頃の2人が初めて順正の部屋に来て、キスしそうでしないところ。なんか初々しくて・・。 ラストの電車で追いついて・・のあたりは原作を読まないと意味が分からないかも。原作の終わり方より、映画の終わり方の方が好きです。 9点(2003-11-15 01:34:35) |
185. ラヴソング
最初に観た時はラストシーンの印象がすごく強かったのですが、改めて観てみると、それまでのストーリーもテンポよく進んで良いですね。ヤクザのパウ(エリック・ツァン)やウィリアム・ホールデン好きのおばさんもいいキャラ。 テレサ・テンの曲をバックにしたクライマックスにはジーンときました。そこで終わってもいいのに、反転した「あのモノクロシーン」の余韻にいつもひたってしまいます。 『冷静と情熱のあいだ』はこの映画の影響を受けてるのかも。 10点(2003-11-15 01:32:09)(良:1票) |
186. あの子を探して
13歳の代用教員と、小学生たちの姿を描きつつ、中国の教育事情をも訴えた作品。バスの代金やアルバイトの代金を計算するのに、小学生とは思えない計算をしていく素人の子供たちがすごい。なんだか出来すぎのラストにも、ほっとしてしまう映画ですね。 7点(2003-11-15 01:29:21) |
187. はつ恋(2000)
入院した母が24年前に出せなかったラブレターを偶然見つけた娘(田中麗奈)が、宛先の人を探し出して二人を引き合わせようとする、という内容。ラブレターの内容を普通なら読んでいる娘か、書いた母の声でナレーションを付けるようなシーンだと思うのですが、内容にはほとんど触れず。入院した母のカルテを見せられ、無言のお父さん・・。だまってオルゴールを直すお父さん。写真を見つめる宛先の男・・。しかし、説明がないからこそ、観る側はイメージをふくらませて物語に入り込んでしまうって事もあるんですね。 娘はダメ男になっていたラブレターの受取人(真田広之)を見つけ出し、身だしなみを整えさせて、思い出の「願い桜」の下で二人を引き合わせようとする・・。クライマックスの桜のシーンは、少し予想外で、せつなかった。ラストは、できれば違って欲しかったけれど、ものすごく余韻の残る終わり方・・。最後に流れるオルゴールの音色がいいのです・・。 9点(2003-11-15 01:27:49)(良:1票) |
188. 初恋のきた道
現在をモノクロ、過去をカラーで撮る不思議な映像だったけれど、主演のチャン・ツィイーのかわいらしさが際立って見えた。あ~、ピュアな初恋の気持ちっていいなぁ・・。 8点(2003-11-15 01:23:22) |
189. Love Letter(1995)
中山美穂が若い・・。関西弁の明るい豊川悦司は貴重。北海道の雪景色が綺麗。映画の中で使われているワープロがルポというのに泣けてくる。「手紙」をうまく使った、ちょっとしんみりする良い映画。韓国でも大ヒットして、影響を与えたとか。 9点(2003-11-15 01:19:24) |
190. リメンバー・ミー(2000)
《ネタバレ》 1979年に生きる女性ソウンと2000 年に生きる男インが電源が入っていない無線機を通して交信する・・。 なんだかありがちなストーリーだけれど、同じようなテーマを扱って時空を捻じ曲げた韓国映画『イルマーレ』と比べて、こちらは、ある意味、時空を捻じ曲げているけど、捻じ曲げていないような(?)映画。 日本版のリメイクもありますが、「その人(金大中)は後に大統領になる」「(南北)統一は(された)?」なんてセリフは韓国ならでは。 主演のキム・ハヌルはちょっと松嶋菜々子似(?)のステキな女優さん。彼女の演技からせつなさが伝わってきて、ホロリとさせられました。 「時空を超えた愛」という宣伝だったので、交信した二人が時を隔てて恋に落ちる、というようなストーリーだと思っていたのですが、ちょっとストーリーをひねったせつない恋愛映画でした。 9点(2003-11-15 01:15:26) |
191. 恋人たちの予感
15年の時を経たハリーとサリーの恋を描いた恋愛映画の名作。 メグ・ライアンが若い。観終わった後、さわやかな気分になります。 9点(2003-11-15 01:13:27) |
192. Interview インタビュー(2000)
女優シム・ウナの引退作、という事で期待していたのですが、話が前後に飛んで、よく分からなかった・・。タルコフスキーのお墓の写真と『市民ケーン』の冒頭は良い、というエピソードくらいしか頭に残っていません。 5点(2003-11-15 01:10:51) |
193. 溺れる魚
女装して動き回る窪塚洋介を見て唖然。 この映画の見せ場はやはりあの「キスシーン」? 5点(2003-11-15 01:08:35) |
194. 姉のいた夏、いない夏
キャメロン・ディアスの妹を演じたジョーダナ・ブリュースターがかわいい。でも、なんで”脱ぐ”かなぁ・・。もったいない・・。 5点(2003-11-15 01:06:38) |
195. OUT(2002)
《ネタバレ》 女たちによるバラバラ殺人というショッキングなテーマを描き、1998年の「このミステリーがすごい!」1位に輝いた桐野夏生の小説『OUT』の映画化。 原作もドラマも未見なんですけど、なかなか面白かったです。手首がいっぱい出て来るので、食事前には見ないほうがいいと思いますけど。 主演の女優4人がそれぞれの持ち味を出していて良い感じ。中でも雅子役の原田美枝子は主演女優賞モノでしょう。弥生役の西田尚美は好きな女優さんなんですけど、この映画の中ではムチャクチャにくらしかったです(笑)。なんでそこでラマーズ法やねん!?って笑えるシーンもありました。 ラストは『テルマ&ルイーズ』みたいにするのかな?と思っていたんですけど、違いましたね。エンドロールが出てくる瞬間のシーンは印象的でした。 7点(2003-11-14 20:33:53) |
196. ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
ビートルズの『ヘイ・ジュード』をバックに、”天才”の子供たちの生い立ちを説明するシーンは、何が始まるのかドキドキさせてくれるものがあった・・のだけれど、ちょっと面食らってしまいました。この映画をおもしろおかしい映画と思って観に行ったのだけれど、全然違って、「家族の再生」をテーマにした人間ドラマだったみたい。 グウィネス・パルトロウが、小さい頃に指を一本切り落とされた元天才脚本家で、今は浮気を繰り返しているダメ女を演じてるのですが、この姿は結構衝撃かも・・。これがあの、『エマ』の人!?って思うくらい。というか、キャストロールを見ないとグウィネスが出ているのかどうか分からないくらい・・。あと、アンジェリカ・ヒューストンが恐い(笑) 5点(2003-11-14 20:30:42) |
197. アバウト・ア・ボーイ
38歳の独身男ウィルと12歳の子供マーカスの触れ合いを描いた映画。時折、「心の声」という形で出てくる二人のセリフがコミカルで面白かったです。マーカスの母親役トニ・コレットは『シックスセンス』にも出ていましたが、全然別人かと思いました。 ホラー映画好きの男の子、「クールな」CDなどの小ネタでクスクス笑わしてくれて最後はちょっとホロリとくる「いい話」。 レイチェル・ワイズ演じるステキなシングルマザーがウィルに言う「あなたは空っぽ」というセリフが胸にしみました。 5点(2003-11-14 20:28:13) |
198. RETURNER リターナー
鈴木杏が14歳ながら地球の未来を背負った女の子を演じていて、これが良いんですよ・・。金城武は素で演技していたみたいだけれど、格好よく見えてくる不思議。「シール爆弾」の一連の内容・セリフが個人的にはヒット。 宇宙船やら宇宙人やらのVFXは確かにすごいですけど、個人的にはそれよりストーリーが良かったと思います(飛行機の変身とかもすごいですけどね)。軽い伏線をうまく使った「ラスト」も観終わった後の感じが良し。 コレが初の悪役という岸谷五朗がとんでもないワルを熱演。『レオン』のゲイリー・オールドマンをほうふつさせるような狂いっぷりで映画に華を添えていました。ワキでは樹木希林の怪演がすごい・・ 8点(2003-11-14 20:25:49)(良:1票) |
199. サイン
映画館の入り口で「WARNING」と書かれた4つ折のちらしを渡され、「このマニュアルには重要な謎について書かれていますので、映画が終わるまで中を見ないでください。」という説明を受ける。ちらしにも書いてるんだからわざわざ説明しなくていいってさ。余計見たくなるじゃん。 ミステリーサークルがバンバン出てくる映画なのかと思えば、そうでもなく、「何か」不気味な感じを醸し出して映画は進む。ドキドキ・・。音や画面を使ってこういう感じを作るのうまいよね、この監督。何が出てくるんだろう・・。しかし・・・このチープさは何???今回の映画は「最後に秘密があります」なんて言ってないので、どんでん返しを期待するわけではないけれど・・。なんだかB級映画の匂いがぷんぷん・・。これが1000万ドルの脚本??いや、B級の内容を超大作として公開できるのがこの監督のすごい所なのかもしれない・・。映画にはシャマラン自身も重要な役で出ているのだけれど、出すぎのような気も・・ 伏線をたくさん張り巡らして、後で「あれはこういう意味だったんだよ」とするのが好きみたいだけれど、なんだか監督1人で盛り上がっている気も。この辺りは私が合わないだけで、他の人は上手くできてる、と思うのかもしれない。 3点(2003-11-14 20:22:20) |
200. 命
重いテーマながら、出産シーンまでこなした江角マキコと、体重を13キロ落として撮影に臨んだトヨエツの熱演に圧倒されました。私は泣きはしなかったですが、言葉を失ってしまいました。 ワキでは、樹木希林の怪演がすごい。岸谷五朗のセリフは全くなかったような・・。3番目に名前が出ている筧利夫の出番もほとんどなく、ほぼ二人の映画と言っても過言ではないかも。 奇しくも『石に泳ぐ魚』裁判がいろいろな意味で文学史上に残る作品となった作家・柳美里の生き様を垣間見れる映画。 7点(2003-11-13 20:30:41) |