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プロフィール
コメント数 1649
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。
※2024.2.28ニックネーム変更「ぽこた(ぺいぺい)」→「タコ太(ぺいぺい)」

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181.  図書館戦争 《ネタバレ》 
封切り当時は正直言って全く興味がなかった作品だったのですが、とあるきっかけで鑑賞。原作未読、既存アニメ作品は未見です。なので、なんとなくの事前知識から純粋に近未来SF&ちょっぴりラブコメ作品として鑑賞しました。  荒唐無稽タイプの近未来SFとしては、シチュエーションは興味深いし(もしかしたら社会派作品という期待)、戦争ごっこと評される戦闘シーンもなかなかに凝ってるし(戦略的にはかなり無謀)、観ているうちに結構ハマったアクション娯楽作品ではありました。  が、なんともどっちつかずと言うか、近未来SFとして理不尽で不条理な世の中での混乱ぶりを描くのに徹している訳でもなく、ダブル主演の岡田さんと榮倉さんのラブストーリーに徹している訳でもなく、中途半端感は否めない流れ。あくまでも軽いノリの作品ですよ、と言われてしまえばそれまでなんですが、実際ドンパチやって負傷者や死者も出てしまっていることを考えれば決してライトなテイストでもなく、そういう意味でもどっちつかずな感を拭えないままに観終わってしまいました。  岡田さんのアクションが流石でしたしカッコ良かったこと(チビはないだろ!)、榮倉さんの女子隊員ユニフォームがミニスカなのが今時いいのかよってこと(何かにつけて足が見えるように演出したかったの?と言いたくなる)、超個人的には10年前の西田さんが可愛いこと(今でも素敵です)が印象に残った作品でした。
[インターネット(邦画)] 5点(2024-10-15 00:00:47)
182.  アイミタガイ
原作未読で試写会にて鑑賞しました。封切り前なのでネタバレなしで感想のみ書かせていただきます。  キャスティングの妙ですね。ヒロインを始めとして、一人ひとりの出演者がそれぞれの役の機微を丁寧に演じ上げていることによって、作品中に描かれている以上に物語の背景が浮かび上がって来る感じ。  公式サイトのあらすじにもありますように、ヒロインを軸として人と人との繋がりが描かれていく物語ですが、全ての出演者がヒロイン同様に軸となっていく構成で、それぞれに感情移入出来る感涙の物語でした。
[試写会(邦画)] 8点(2024-10-09 16:08:26)
183.  パラメディック -闇の救急救命士- 《ネタバレ》 
なんとも恐いと言うか愚かと言うか、おぞましき物語ですね。ストーカーここに極まれりといった感じ。  ただ、よくよく考えると結構無理がありますね。車イスにやっと慣れて来た彼が、神出鬼没に行動していくらスレンダーとは言え彼女をベッドまで運んで拘束したりして、どんだけ時間かけてんだろう?みたいなアリエネー感は多々ありますし、野暮なことを言えばそもそもどうやって生活維持(経済面や家事雑事等々)してんだ?みたいに。  終盤、いくら正当防衛だとしても重要容疑者の彼女があっさり殺人犯の彼の病室に入れて、しかも引き取りを許可されるというあり得ない設定。結構啞然モノですが、結末に繋げて締めるには致し方ないと言ったところでしょうね。  救急救命士としてのスキルやコネを超利己的な犯罪に使いまくるという、日々必死に活動している救急隊員に対して極めて失礼な作品ではありますが、ラストの主客逆転の恐ろしさに意外性と爽快感も感じたりして甘めの6点献上です。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-10-09 15:52:09)
184.  告白 コンフェッション 《ネタバレ》 
大学在学中の悲劇を共有し親友として生きて来た浅井とジヨン。でも待てよ?そもそも何故ジヨンはさゆりを殺そうとした?横恋慕とは言え愛していたのでは?彼女に馬鹿にされたと思ったから?衝動的な殺意にまで及ぶ感情?また、その一方で、浅井は恋人のさゆりの死をどうやって受け止めてどうやって克服したのかをジヨン以外の周囲にどのように理解されていた?17年前の事故の在りようと言うか顛末が今ひとつスッキリ入って来なかったです。  ところが一転、終盤の浅井の告白によって全てが腑に落ちます。二人の男の二つの告白。命を諦めた瞬間に一人が封印を剥がし、それによってもう一人の封印も剝がれていく。緊張感溢れる展開と演出は見応え十分でした。空想の産物とは言え、ジヨンのシャイニングばりの錯乱ぶりには鬼気迫るものがあります。二階と一階での鬼ごっこ&かくれんぼ状態はちょっと可笑しかったですけれど。  短い尺にみっしりと納まったサスペンスとミステリー。いろいろな作品を観て来た後では意外性には欠けましたが(特に浅井の告白)、短い尺でキッチリ纏められた佳作に7点献上します。
[インターネット(邦画)] 7点(2024-10-09 15:37:20)
185.  ヘル・ディセント 《ネタバレ》 
ナチスとか旧ソ連とかを持ち出した秘密の研究施設という設定はかなり使い古されている感が否めませんし、それが地下施設というのも定番。恐ろしい研究からマッドサイエンティストが作り出した怪物、というのも同じく定番ですね。  ただし、本作は地下から逃げ出すことが出来ないままに一人ずつ犠牲になっていき、最後は主人公と怪物の一騎打ち!みたいな定番スタイルではなく、一旦は襲われて負傷しつつも地上に脱出し、新たな仲間たちとともに地上戦を繰り広げる。そして、僅かな戦力となっても怪物の撃滅のために再び地下へと攻め入る、という3回戦マッチ的な展開はスリリングで緊張感が途切れることなく楽しめました。お約束的ではあるものの、きちんと人間ドラマが盛り込まれているところも好感です。6点よりの5点を献上します
[インターネット(字幕)] 5点(2024-10-09 15:12:39)
186.  私を殺さないで 《ネタバレ》 
不慮の死を遂げた女性が、蘇生した後は不死身の体と戦闘能力を身に着けたものの、その維持のためには生きた人間を食いつないでいかなければならないというお話。ゾンビのようでいて確かな人格は保っているのでバンパイアのようでもあるヒロイン。しかも、彼女のような存在は数多く、その存在の抹殺を図る秘密結社まで登場するという、何だか既視感に溢れるとともにテーマ性が今ひとつ不明な作品。  そして、ゾンビ作品的グロさとバンパイア作品的なエロさを存分に兼ね備えている作品でもあります。特にエロさの部分は結構強めで、ヒロイン役のアリーチェ・パガーニさんが惜しげもなく晒す美しい裸体と、イケメン扱いながら賛同しかねる彼氏(イタリア人との審美眼の相違か?)とのセックスシーンばかりが印象に残りました。アリーチェさんのことは良く知りませんが、この手の演出のある作品に多数出演しているのでしょうか?そうでなければ何故この作品で所謂「体当たり演技」を受けたのか理解に苦しむところです。  エンディングは、ヒロイン生き残りました、さてこれからどうなるのでしょう?的で、シリーズもののパイロット版風な結末です。シリーズ化されたのかは知りませんが、何故ヒロインのような存在が生まれるのか?何故それを根絶させようとする勢力が存在するのか?といった物語の根幹部分が明かされないままで今ひとつ製作意図が解らない作品。とは言え、スリリングな展開とおどろおどろしい色彩で退屈することなく鑑賞は出来ましたので4点献上が妥当かなと思った次第です。  ちなみに、タイトルは私には理解出来ませんでした。深い意味があるのでしょうか?本作からは読み取れませんでした。
[インターネット(字幕)] 4点(2024-10-09 14:54:00)
187.  ゾンビ・サステナブル 《ネタバレ》 
前作は強烈なインパクトをもった異色のゾンビ作品でした。本作についても全く同様の視点でゾンビを描いています。  ポイントのひとつはゾンビが放つガスをエネルギー資源として活用していること。なので、邦題の「サステナブル」は何を今更といった感があります。相変わらずユニークで楽しいアイディアではありますが。  そしてポイントのもうひとつは、感染してハイブリット化するとゾンビを意のままに操れるようになること。これもある意味「サステナブル」ですね。死者(正確には感染者?)であっても再利用して戦力にする。既視感がないでもありませんがこれまた相変わらずユニークです。  もっとも、予告編でドカーンと出ていた「SDG's」は、真面目に取り組んでいる人たちからは怒られそうな気がしますが…。  結局、マッドサイエンティストは気付いてしまったわけですね。ゾンビ化を防ぐのではなくゾンビを再利用して(操って)こそ、この荒廃した世界を生き抜き支配する最良の選択なのだと。そのあたりを若干過大評価すれば、今まさに世紀末化しつつある世界に対する警鐘となるべきテーマ性を有した作品、と言えなくもないような気がしますが、やはりそれは過大評価とも思えたりして。  前作ほどの強烈なインパクトはなく焼き直し感は否めませんが、スピーディで容赦ない展開と短めの尺によって、本作も大いに楽しめた次第です。6点献上します。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-10-07 23:53:08)
188.  座る女 《ネタバレ》 
かなりの低予算と思われ、特殊効果を殆ど使うことなく一軒の日本家屋(千葉県内のようです)を舞台に撮り上げた作品。はっきりと目の前に居続ける幽霊(最後まで観てからよくよく考えれば死蝋化した死体と思われるのだけれど、移動するのだからやっぱ幽霊?)という発想は新しいかも。しかも、それを警察に通報することもなく、かと言って学術的に研究することもなく、ただ見世物にしようとする(モーリスにしてみれば研究資金を得るための収益事業と考えていた節はあるけれど、それだって歪んだ発想)というのも新しいかも。豪華キャストに頼ることもなく日本ロケ敢行、というのも新しいかも。つまりは、B級ホラー的テイストながらも見るべき点はいろいろある作品、と言って良いのではないかと。  シンプルに纏めれば、行方の知れない家族の帰りを待ち続け、祈りを捧げるうちに絶命した霊能者の怨念の物語。悪霊や悪魔が登場する洋画ホラーではなく邦画ホラー的アプローチ(かなり邦画の影響を受けているようにも思えますが)に徹した作りは好感が持てます。が、どうにもチープ。意欲作とは思うのですが、仮令低予算でももう少し丁寧な作り込みが欲しかったところです。決して称賛は出来ないまでも、興味を抱かせてくれた異色のホラーに甘めの5点献上です。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-10-01 17:57:25)
189.  AWAKE アウェイク(2021) 《ネタバレ》 
人間本当に一睡もしないと3日ももたないのか~。脳が腫れてしまうのか~。それにしても辛そう。 このお母さん、元軍人だけあって強靭な肉体と強靭な精神で突然の難局に適切かつ迅速に対処…出来ないんだ~。最強ヒロインって訳じゃないんだな。まぁ、実際にこんなことが突然起きたら誰だってパニくるだろうし、混乱の極みから判断もミスるだろうな~。しかも眠れてないし。  などと、冒頭から我ながら意外にも作品世界に入り込んでしまいました。  電力喪失と睡眠不能の原因については、ほぼ触れずに物語は進んでいきます。そのあたりの潔さは好感。家族の物語としてのテーマを殆ど掘り下げないところにも好感。短めの尺で一気に展開していくためには重要と思われるところさえも削ぎ落したのは正解に思えました。  (この後は超ネタバレ) 強いて言うならば、未来への希望に繋がるだろうとは思えるものの、娘の睡眠能力維持は仮死状態からの蘇生と判明し?(推測し?)瀕死の母親を水に沈める兄妹って、仮令確信があったってそんなん出来る?一般人の青年と少女が?てか、人類を救う手段がそれ?みたいな感がして、強力な力技で締めたのは、そもそもの異常事態の原因を曖昧にしたから無理無理纏めちゃったのでは?と思えてしまいました。  とは言え、奇抜な設定とスリリングな展開は見応えあり。迷いつつ7点に近い6点献上です。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-10-01 17:23:23)
190.  君への誓い 《ネタバレ》 
実話を元にした、と聞かされると中盤過ぎまでの展開はあまりに切なく悲しいです。事故の前までのラブラブ度から一気に赤の他人へと突き落とされる感覚。平常心を保つのはキツイですね。そのあたりの二人の感情の移ろい加減が上手く表現されていて、いつの間にやら感情移入していました。  本当の愛を得るためのハードルだったのか?あまりにトントン拍子に恋に落ちたツケが来た?そんなこともないでしょうけれど、さらりと語られる後日談で現実の二人がその後幸せな人生を歩んでいると聞かされ、エンドロールまで感情移入が続いていた私としてはホッとして胸をなでおろした次第です。  幾分性善説的に過ぎる感もありますが心温まる良作、7点献上します。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-10-01 00:37:56)
191.  ビューティー・インサイド 《ネタバレ》 
以前から気になっていた作品をやっと鑑賞。アマプラ、残り20時間切ってました。  いや~、ヤラレました。この奇想天外なファンタジーをファンタジーじゃないかの如く真正面から叩き込まれては、ホラーやサイコサスペンスやサメ映画が好物なくせにラブコメやお子ちゃま向けアニメで涙腺を崩壊させてしまう私はひとたまりもありませんでした。しかもヒロインがストライクゾーンにピンポイントでド真ん中。もう何も語らずして10点献上したいぐらいです。  とは言え少しは中身の感想を。ファンタジックなラブコメのスタイルで作られた本作品。けれども至極全うに大真面目に作られている作品。人間の本質、愛の本質に変化球と見せかけて大上段から切り込んでいる、ある意味硬派な作品とも言えそうです。  そもそも姿形は観る者が想起するもの。他者は勿論のこと鏡に映せば本人でさえ同じこと。例えば私が面と向かって見ている丸顔で浅黒い肌の男性がいたとして、同じ場にいる友人が同じように見ているかどうか。もしかしたら細面で色白な男性に見えているかも知れない。流石に性別や人種まで違って見えることはないとしても(否、あるかも知れないけれど)、同じに見えているかどうかは誰にも証明出来ないでしょう。もっと単純に、同じ赤い色のクルマを見ていたとして、私の見ている赤色が同時にそのクルマを見ている他人の見ている赤色と全く同じと誰が言えましょうか?極端な話、私が赤と思っている色は他人には私の定義するところの白に見えているのかも知れない訳で、色をコードで認識したところで結果は同じ。突き詰めれば自分自身にしか判らないわけで(否、自分だって解ってないかも)、見た目に普遍性などないに等しい、と常々思ってたりします。  と、少々勝手に屁理屈を捏ねさせていただきましたが、毎日変わる姿形に囚われている限りは混乱し疲弊し愛など育めないでしょうけれど、本質をもって受け入れればそこには純粋な愛しかないのだ、といったテーマ性を感じた訳です。  現実的に考えてしまうとあちらこちらに無理があるのは止む無し。そもそもの設定に超無理があるのだからこの際細かなことには目を瞑るべきですね。エンドロールでのダブルハッピーエンドは、同時に二人の未来も示唆しているトリプルハッピーエンド。繰り返しになりますが、これはヤラレました。満点献上です。
[インターネット(字幕)] 10点(2024-09-30 00:05:09)
192.  ワン・モア・タイム ~あの日、あの時、あの私~ 《ネタバレ》 
全体的に色遣いが華やか。アメリアの18歳ファッション(女友だちも含めて)とか部屋とかパーティー会場だとか、所謂サイケと言うか2002年っぽくないな~、もうひと昔ふた昔前の色かな?と言うイメージですけれど、当時のスウェーデンってこんな感じだったのでしょうかね?  クルマに轢かれたショックでタイムスリップ&ループという仕掛けは目新しくないですし、何度も何度もやり直してもそこから抜け出せないというのも定番的。ただし、やり直せば結果は変わる(必ずしも良くはならない)んですけどね。それでも抜け出せない。じゃ、一体どうすれば?  割と早めに彼女は気付くんですけどね、幼馴染のフィオナの存在に。けれども正解は得られない。てか、自ら正解を遠ざけてるって感じ。その辺の二人の駆け引き的な部分がちょっとしっくり来なかった感じはします。もどかしいと言うか。ま、そこんところが本作の肝ですのでササっと進んじゃいけないのは解りますけれど。  誰だって後悔してることはいくつもあると思う(自分と他人を一緒にするなと言われそうですが)のです。肝心なのは自分中心の、自分にとって良くなることだけを考えた後悔ではなく、キチンと大切な人と向き合って、その人の身になって自らを戒めねばばいかんのだよ、ということなのでしょう。そんな当たり前のことを改めて指し示している作品だと思いました。  ラスト、アメリアとフィオナに芽生えた(思い出した?或いは気付いた?)のは真の友情なのかそれとも恋心なのか。傑作青春映画、ラブコメ作品とまでは言いませんが、観終わってみて思わずホロっとさせられる佳作でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-09-29 14:12:17)
193.  ザ・レイク 《ネタバレ》 
冒頭から謎の怪獣が出現するスピーディな展開は好感が持てました。奪われた卵を追い求めて暴れまわる怪獣というのは当然の如く既視感十分ですし、演出的にも特に目新しさは感じませんが、出演者たちの行動や言動に若干の違和感を感じつつも、ハリウッド映画や日本の怪獣映画とは一味違う味付けと思えばそれも本作の魅力なのかも知れません。  怪物のデザインは「AVP エイリアンVS.プレデター」「クローバーフィールド / HAKAISHA」「アバター」等々のクリーチャー・デザインを手掛けたハリウッドのデザイナーということですが、なるほど本邦の怪獣デザインとは異なるテイストですね。タイの風景の中に現れたハリウッドテイストの怪物、新鮮でした。  タイ発怪獣映画ということでモノ珍しさで鑑賞した作品ですが、シンプルに怪獣映画として楽しめたこともあり6点献上します。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-09-29 12:03:35)
194.  トリガー・ウォーニング 《ネタバレ》 
ジェシカさんの美貌と勇姿目当てに鑑賞。それだけに限れば、どちらも観れてまあまあ満足でした。  が、内容的には今一つかと。地元選出の上院議員一族が悪事に手を染め、それに気付いたヒロインの父親が抹殺されてしまう。事態を知ったヒロインは父の敵に真っ向から挑む。ピンチとなれば助っ人が次から次に大活躍。なんだか既視感モリモリ。意外性と言うか何かひとひねり欲しかったところです。  結局、テーマは父娘の愛なのか?権力構造に苦しむ地方都市の悲哀なのか?煮え切らないままに観終えてしまい、正直まぁまぁ楽しんだものの(ジェシカ様様)、短い尺なだけに尚更、結局は何も心には残らなかったという作品でした。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-09-27 21:41:59)
195.  マッシブ・タレント 《ネタバレ》 
まさかまさかのニコラス・ケイジさんの自虐ネタコメディ。とは言え、コメディ感は次第に薄れて結構マジなクライム・アクションとしても楽しめました。(ま、ストーリーは正直薄いですけれど)  ニコラスさんファンだったら文句なしで楽しめますね。そこそこのファンの私でも、盛り沢山の小ネタで何度もクスっとさせてもらえました。尺も適度でしつこくなくて好感。もう少しハジケテ欲しかったところですが、それはそれで観る者に引かれてしまうかも知れず、塩梅としては丁度良かったのかも。  冒頭誘拐された少女の彼氏とかCIAのエージェントとかの犠牲者がさり気なく置いてきぼりになってることとか、過剰防衛気味に殺しまくってしまった上に大使館に突入したニックの処遇とか、ハビが出入国出来る立場なのかとか、真面目に考えるとテキトー過ぎることは多々ありますが、そこはそれコメディってことで。  手放しでは称賛出来ないまでも、本人主演、本人もどきも出演というニコラスさん祭りということで甘めに7点献上します。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-09-25 15:48:04)
196.  コンビニ・ウォーズ ~バイトJK VS ミニナチ軍団~ 《ネタバレ》 
この手のアメリカンコメディはハマれば滅茶苦茶楽しいのだけれど、本作の場合、個人的には原語で理解出来ないのは勿論、アメリカとカナダの事情やら背景やら何やらも良く知らないので、小ネタとかはまるで理解出来ず殆ど笑えなかったです。  聞けば監督とジョニーさんの前作のスピンオフのようですけれど、確かに出演者は複数被ってるなって程度しか解らず、ジョニーさんに至っては言われなきゃ誰だか判らないし(もっともそこのところは流石だな、スゲエななどと正直思ってしまいましたが)、何だか家族同士のお楽しみに招かれたものの身内ネタの応酬ばかりで浮いてしまい、結局すごすご帰らざるを得なかったみたいな感覚になってしまいました。  仮にその辺ぜ~んぶ目を瞑ったとしても、ミニナチが登場するまでのグダグダ、何が演出で何がアドリブかわからないJK(つうてもちょっと無理があるかも)二人の掛け合いとか乾いた笑いとか、肝心のミニナチも束になっても全然弱っちいし、申し訳ないけれど殆ど見るべきものはなかったかなと。  どうせならもっと下品に下ネタの嵐で突っ走ってくれれば笑えたのになぁ、などと思うしかない虚しき1時間半でした。あ~あ大笑いしたかったのにな。  ちなみに、邦題は本来のテーマ(あるとすればですが)から外れてるような気がしないでもないものの、本邦において原題直訳は不適切でNGだろうなと思え、止むを得ない窮余の一策かなといった感じですね。
[インターネット(字幕)] 2点(2024-09-24 17:13:49)
197.  トイ・シャーク 《ネタバレ》 
始めは「パペットシャーク」の実写版かと思ってしまいましたが、カナダ映画の「パペット」は純粋にパペットのみによる作品、こちらはサメ映画界の巨匠マーク・ポロニア監督の作品。全く関係ありませんね。  ただし、本作についても主役のサメぐるみは当たり前と言えば当たり前ながら殆どパペット、もしくは張りぼて的頭部を黒子が操っている的状況。原題は「Doll Shark」なので、邦題はまんま「サメ人形の恐怖」とかでも良かったかもです。まさか「トイ・ストーリー」と間違えて本作を観る人もいないでしょうし。  まぁ今回も低予算の中で如何に作り手が楽しんで作ったかがよく解る作品。意外にも、と言ったら失礼かも知れませんが、ストーリー的には纏まっていると思います。悪魔の如きサメの歯を埋め込んだぬいぐるみ。その歯に悪魔ザメの怨念エネルギーが注入され、埋め込まれたサメぐるみが悪魔ザメへと変貌し、人間を次から次へと食い殺す。愛息の危機に駆け付けた父親は、今再び悪魔ザメを退治する。予算さえあればもっと見応えのある海洋パニック作品に…なりませんかね。  いずれにしても、マーク・ポロニア作品を始めとした所謂「サメ映画」好きであれば嬉々として楽しめる作品。勿論私も嬉々として楽しんだ訳ですが、一般論とすればやはりZ級作品的に語らざるを得ないかと。迷いつつも大甘の4点献上です。(サメ映画に甘くなりつつあることを自覚ながらも自戒しない今日この頃です)
[インターネット(字幕)] 4点(2024-09-23 12:08:25)
198.  ペインテッド・イン・ブラッド 《ネタバレ》 
呪われた○○に惹き付けられた者の悲劇、みたいな物語は数多ありますね。本作も呪われた一枚の絵に惹き付けられた画家志望の青年の物語。かなりの低予算作品と見受けられ、舞台となるのは個人経営の小さな美術館と主人公の住む貸家のみ。特殊効果も殆どなく、件の絵に取り憑いた魔人?は被り物のようです。出演する役者さんたちも正直なところ知らない方ばかりでして、主人公を始めとして申し訳ありませんが演技が素晴らしいとは言い難いように思えます。  とは言え、比較的短い尺も幸いしてか作品世界には惹かれるものがありました。呪いの正体、魔人の正体は必ずしも明確にはなりませんが、画家を志す数多くの者たちの魂を吸い上げ絵の向こう側の世界(この場合はイコール魔人そのもののようですね)に並べられた肖像画に封印しているなんてのは、ありふれているようでいて目新しさも感じました。もっとも、マリクが自由に行き来するのは都合が良過ぎますが。  一番残念だったのはラスト。美術館の館長?経営者?がマリクのしたことに気付きながらも「やるわね」みたいに見逃したのは、作品そのものを最後の最後に思いっきり軽くしてしまいました。なきゃないで締め括れないシーンですが、何かひとひねり欲しかったところです。
[インターネット(字幕)] 4点(2024-09-20 11:56:25)
199.  複製された男 《ネタバレ》 
原作は未読です。自分的には、原作を先に読むか?はたまた原作を後に読むか?問題というのが長年ありまして、ノベライズ版の小説だったりすればどっちでもいいのですが(出来れば映画が先)、本作のように原作者はノーベル文学賞作家なんていう場合には、やっぱし原作に敬意を表して先に読むべきかと思ったりもします。  つまりは後悔しきり。これは原作を先に読むべきでした。若干ミスリード気味の邦題があるから尚更です。SFっぽ過ぎますって、邦題。  結局、全てはひとりの男の意識下から出ることなく、二人の男は同一人物の思念の産物。いや潜在意識の産物?潜在意識そのもの?妄念の具現化とでも言いましょうか。  とは言え、矛盾も避けられないです。それぞれの妻の存在。妻も同一人物?主人公の意識下で全てが成立しているのであれば当然の如く同一人物かも知れません。作品の全体が彼の妄念そのものであるならば矛盾もないのですが、仮令断片的にでも覚醒している部分があるのであれば、妻の存在は矛盾をはらみそうに思えます。自分以外の者の思念において死亡してしまう訳ですから、彼女自身の意識の行き処はどうなっているのでしょう?そもそも彼の思念が作り出した虚像・偶像だから関係ない?  秘密クラブで裸女のハイヒールで踏みつぶされそうだった蜘蛛。部屋全体を満たすほどに巨大化した蜘蛛。ハイヒールも蜘蛛も重要なアイテムとして作品テーマの一端を暗喩しているのでしょうけれど、かなり解りにくいですね。他の数々のシーンやアイテムも然りです。とてもじゃないけど自説を披露する自信などありません。  心理学的、或いは哲学的なテーマを映像として表現することの難しさを感じさせてくれた一本でした。ジェイクさんと二人の美女の好演に救われた作品のように思えてなりません。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-09-20 11:15:43)
200.  オットーという男 《ネタバレ》 
これは泣けてしまう。全編通じてコメディベースで作り込まれているところが良いですね。コメディ演出の要所要所に挿し込まれているトムさん演じる主人公の深い悲しみと彼を取り巻く人々の人間味や優しさが、見事なメリハリをもって迫って来るのに涙腺が耐えられません。原作小説も元ネタ作品も未読・未見だったので尚更に心に沁みたのかも知れません。何の先入観もなかったので。  脚本の妙も然ることながら、役者さんたちの微に入り細に入りの演技も素晴らしかったです。トムさんひとりがグイグイ引っ張るようなことはなく、主な登場人物一人ひとりのキャラクターがキッチリ立っている感じ。野良猫役の猫さんまでもが単なる添え物ではない存在感を放っていました。  元ネタも観たいと思いますが、現時点で特に異議なしの10点献上します。
[インターネット(字幕)] 10点(2024-09-17 10:31:24)
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