181. アバター(2009)
映画の歴史が変わる、というキャッチコピーは嘘ではなかった。3D映画が次の段階に移ったことを決定付ける歴史的作品。とにかく圧倒的・果てしないとしか言いようがない。天才が12年間努力するとどうなるかが証明された大作。 [映画館(字幕)] 9点(2010-08-17 13:57:43) |
182. アタック・オブ・ザ・キラートマト
トマトが人間を襲う。そう聞くと大抵の人はこう思う。さぞ、つまらないんだろうなぁ!友人と突っ込みながら観るか!たっぷりネタにしてやろう!と。しかし、それすら裏切られるあの無常さ。そして、絶望だけが残った…… [DVD(字幕)] 0点(2010-08-17 13:56:52) |
183. 明日に向って撃て!
西部劇をベースに、映画史に残るアンチヒーローを描き出した名作。それはもう理屈抜き、格好いいとしか言いようがないのである。 [DVD(字幕)] 8点(2010-08-17 13:53:59) |
184. 明日の記憶
《ネタバレ》 堤の凝りに凝ったカメラワークがプラスに転じ、不安定な主人公の心情を見事に表現したという名作。この作品で渡辺謙は日本アカデミー賞を受賞したし、樋口可奈子は献身的な日本の妻の代名詞的存在となった。ラストは賛否両論だが、個人的にはあれしかないと思うところで終わった。圧倒的な余韻。 [DVD(邦画)] 8点(2010-08-17 13:53:21) |
185. アザーズ
《ネタバレ》 見せ方が非常に巧い良質ホラー映画。しかもグロくないので安心して観れる。シックスセンスの前に公開していたら神映画だったのだろうが、この映画自体シックスセンスに着想を得ている可能性は高く、この仮定は全くの無意味であろう。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-17 13:52:29) |
186. 悪魔のいけにえ2
前作と全くの方向転換。舞台を地獄の遊園地のような住居に移し、露骨なコミカル路線で新たな怪作が誕生した! ありえねー!と連続で叫びたくなるような人物造形といい、ぶっ飛び方はお墨付き。前作のパロディの如き幕切れに大爆笑!B級の楽しみ方が分かっている人はぜひ。 [DVD(吹替)] 7点(2010-08-17 13:49:05) |
187. 青の炎
邦画ならではの“暗さ”“黒さ”を最後まで貫いた脚本・演出の手腕を評価。そしてその雰囲気に完璧に溶け込んでいる、二宮の常に暗い光の宿った眼が素晴らしい。この時点で他の若手に圧倒的な差をつけていた。 [DVD(邦画)] 7点(2010-08-17 13:45:56) |
188. OUT(2002)
《ネタバレ》 原作のビリビリ張り詰めた緊張感はだいぶ後退してしまっているが、脚色も悪くはなく、まぁこれはこれでアリなのではと思わせるレベル。ラストシーンの女三人がかっちょいい。 [DVD(字幕)] 6点(2010-08-17 13:44:35) |
189. アイ,ロボット
魅力的なキャラクター、意外な展開、サスペンス、エンタメ性が全て高度な次元で融合した、娯楽作として洗練された作品。このレベルの作品が一年に何本も出てくるあたりに、ハリウッド映画の底力を感じる。 [DVD(字幕)] 8点(2010-08-17 13:43:29) |
190. アイランド(2005)
典型的マイケル・ベイ作品。やたらスケールのでかい物語と、ちゃっちゃかしたアクションシーン、どうでもよい人間ドラマ、適度なエロ。どういう話だかよく覚えていないが、主人公二人が逃亡している間に色々な人を轢き殺しまくっていたのは記憶している。 [DVD(字幕)] 5点(2010-08-17 13:42:18) |
191. 愛のむきだし
タイトルが出るまでの一時間は、あまりの馬鹿馬鹿しい迫力にひたすら圧倒されるのみ。その後の三時間は、圧倒されたものの肩透かし感も否めず。宗教と変態の違いとか、そういったテーマは興味深いのだが、執拗なまでの残虐描写と性描写の必要はあったのか謎。とかく、唯一無二の凄まじいエネルギーを持った作品であることは確かである。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-17 13:41:16) |
192. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 どんでん返しの新しい例を見事に提示してくれた作品。後半における“切り替わり”の瞬間が素晴らしい。サスペンスファンであり続けるためには、このようなどんでん返しを実践するために新しい枠組みを構築する、といった試みを受け入れてゆかなければならないのではないだろうか。もう従来の枠組みでのどんでん返しはやり尽くされてしまっているのだから。 [DVD(字幕)] 8点(2010-08-17 13:40:16) |
193. アフタースクール
あまりにも脚本をこねくり回し過ぎたあまり、観客に対しての上から目線が目についてしまい、どうも素直に褒められないという作品。 [映画館(邦画)] 6点(2010-08-17 13:36:20)(良:1票) |
194. アクエリアス
D・アルジェントの弟子はやはり只者ではなかった。ぐるぐる動き回るカメラワークが並以上の恐怖感を生む。ラストの死体を並べた真ん中にフクロウが腰掛けるシーンは、芸術の域。尋常でない血糊の量や巧すぎる驚かせ方まで、もっと評価されるべき良質スプラッター・ホラー映画。 [インターネット(字幕)] 7点(2010-08-17 13:35:42) |
195. アイス・エイジ
斬新な設定も見せ場もない。今見ると、特にどうってことのない王道ディズニー3Dアニメーション作品。 [DVD(字幕)] 5点(2010-08-17 13:34:26) |
196. アヒルと鴨のコインロッカー
「叙述トリックをどうやって映像化するのか」。そんな難問を、かえって真っ向勝負を挑んで解決した珍しい作品。語り口も原作っぽいシニカルさが活きていて良い。 [映画館(邦画)] 8点(2010-08-17 13:33:49) |
197. アイアンマン
《ネタバレ》 「いかに正体を隠すか」ではなく「いかに自分の正体を広めるか」を頑張るヒーローなんてはじめて。グフィネス姐さんや頼れる黒人相棒など、ツボを押さえた設定も素晴らしい。かえって新鮮な感覚をおぼえる良質SFアクションコメディ。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-17 13:33:11) |
198. I am Sam アイ・アム・サム
シナリオと役者の演技にビートルズの音楽、それぞれの素晴らしさが融合し合った、感泣必須作品。 [DVD(字幕)] 9点(2010-08-17 13:32:15) |
199. マルホランド・ドライブ
映画というのは本来、頭で考えるものではなく感覚的に感じるものである。 そんなことを思い起こさせてくれる人知を超えた一本。 全てのシーンに意味があり、それでいて意味が分からない。 映画を観ることの究極的な楽しさを気づかせてくれる歴史的傑作。 [DVD(字幕)] 10点(2010-08-15 15:29:58)(良:1票) |
200. エスター
不穏な導入、適度なグロ、戦慄の走る展開、あっと驚く真相、鬼気迫る演技、怒涛の終盤……。傑作サスペンス・ホラーとしての要素を余すことなく詰め込んだ一本。強いて欠点を挙げるなら、前半どことなく観疲れしたあたりか。しかし、中盤以降の“ここまでやるか”と思わせるエスターの凶行の連続と、阻止しようとする母親の戦いにはただただ見入るのみ。とにかく見せ場を畳み掛けるように用意し、これで終わりかと思わせてもまだまだ盛り込んでゆく見せ場の連続が圧巻。アメリカらしいサービス精神に裏付けされている。これにサイコサスペンス的どんでん返しの要素まであるのだから、もはや文句のつけようもない。名作だと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2010-08-15 00:57:52)(良:1票) |