181. チャーリーズ・エンジェル(2019)
超メジャー有名看板なのに、公開当時、全く話題にもならなかった映画。予告編を観ても、前2作品のような派手さも感じられず、出演女優もどことなく地味に思えた。なのでほとんど期待せずに鑑賞。ところがどっこい!これが意外にも面白かった!たしかにアクションシーンはイマドキなド派手さもなく、ワイヤーアクションもない。しかしそれが逆に良い!一つ一つのアクションにリアルな説得力が生まれる。アクションを抑え、その分ストーリーに力を入れているようにみれた。2転3転する後半のどんでん返しはなかなかだった。そっちかい!ってなってしまいましたよ。完全にやられた~、でした。地味に思えていたキャスティングも、見終わる頃にはすっかり魅力的に写ってました。また今回は監督さんが女性ということもあってか、作品全体に「凛とした女性」のようなものが、そこはかとなく感じられた。最後のパーティーでの決着のつけ方とかも、力技じゃないところを評価したいです。 短いシーンだったけど、あのダンスシーンは好き。 脇役のキャラにもちゃんと味があるのがまた良い。 殺し屋を演じたジョナサン・タッカーが素晴らしかった。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-09-22 22:56:14) |
182. ONE PIECE FILM Z
《ネタバレ》 今までの劇場版に比べて、原作の馴染みのあるキャラが結構出てくるし、ストーリーにもしっかりと絡んでくるので、映画オリジナルというよりも原作に近しい感覚で観れた。そのせいか、映画というよりもどちらかというとテレビスペシャルのようにも感じてしまった。まあそこが良いのか悪いのかは微妙なとこでもある。 ゼットというキャラだけど、家族を海賊に殺され、自分が育てていた新米も海賊に殺され、その海賊が七武海に迎え入れられたことで海軍に絶望してネオ海軍となり、新世界そのものを破壊、ワンピース自体を抹消しようとする。そのためには一般人の犠牲もいとわない。てことだけれども、ちょっとそこにはあまり「義」を感じられない。なんかキャラを強引に作り上げてしまっているように見えてしまう。それもゼットというキャラの過去を、青キジの語りだけで簡略化してしまったせいもある。掘り下げるには時間が足りないのは分かるけど、なんていうか薄っぺらい。実にもったいない。 だった広いはずの新世界の中で、目的の火山から次の火山までがあまりにも短すぎないか。え!? てなってしまいましたよ。 ゼットに敗れた海賊たちの「最強」ってなんだったん?(笑) ゼットの腹心の部下を二人だけにしたのは正解。スッキリするしゾロとサンジのバトルの見せ場をしっかり作れる。ただその腹心の二人になんの魅力もないのが残念。 12才若返させられた能力が解除されたけど、あれって能力者が負けたから?でも死んでないから自発的?もうちょっと説明描写が欲しかった。 それとどうも釈然としないのが、海軍って捕まえるのが目的じゃなくって、殺すのが目的なの?最後もゼットがまるで殺されたみたいになってるけど、なんか描き方にブレを感じてしまう。あれだけボロボロになって、バトルスマッシャーも失った老兵を、なぶり殺してるみたいで痛い。死=格好良い、ていう厨二病にしか見えなかった。ああいうのはやめてほしい。 総評してとにかくゼットというキャラの魅力にブレを感じ、そのブレのせいで作品そのものも総じてブレてしまっていた。実にもったいなく感じた。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-09-17 21:54:05) |
183. ONE PIECE FILM STRONG WORLD
《ネタバレ》 映画としてのスケール感が素晴らしい。巨大な生き物たち。空中に浮かぶ島の数々。その中を縦横無尽に駆け回るキャラ達。まさに映画ならではの迫力がある。作画もめっちゃキレイ。光と影のコントラスも職人技を感じさせる。ここまで順を追ってワンピースの映画を観てきたが、この作品が今のところ最も「映画」らしさを堪能できた。ただその反面、映画だからという特別さへの欲なのか、麦わら一味に銃やマシンガンといった飛び道具を使わせてしまったのはいただけなかった。あのほんの瞬間だけ「ワンピース」が「ワンピース」ではなくなってしまった。映画だからちょっと特別に、ていうのは分からなくもないが、やはりルフィやゾロが銃をブッ放つ姿には違和感しかなかった。せめて実弾ではなく何か変わったものだったら良かったのに。ほんとそれだけ。 金獅子のシキのキャラは良かった。それに声を担当した竹中直人さんはピッタリハマっていた。そのまま実写でも出来ちゃいそう(笑) 2時間枠内という制約の中で、かなりまとめあげられたほうだと思う。ゾロやサンジたちにもっとアクションシーンの見せ場を与えてあげたかったかもしれないが、金獅子のシキをメインにぶれない様に作るには致し方なかったと想像だに難くない。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-09-16 08:38:25) |
184. ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵
《ネタバレ》 ●天才発明家のロボがどれも似たり寄ったりで面白みに欠ける。もうちょっとアイデア出そうよ。●吾郎ちゃんは上手だったけど、極楽とんぼの二人はまあまあかな。●進行中のテレビではまだルフィのギアセカンドが登場してないけど、一足先にこの作品で出てたのにはちょっと感動しちゃった。それもたまたま偶発的にってとこが良い!●やっぱりチョッパーは大谷育江さんだな~、とつくづく思わされた。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-09-07 22:31:19) |
185. シャン・チー/テン・リングスの伝説
《ネタバレ》 結論から言っちゃうと、あまり面白くなかった。まず主人公に魅力がない。壮絶な過去を持っていて、実の父とも戦わなければならいそんな状況なのに、苦悩や葛藤がまるで伝わってこなかった。演技力の問題なのかな。それとその主人公の女友達が自分には椿鬼奴にしか見えず、どうしても鑑賞中そのことが気になって仕方なかった。ヒーローものでその主要メンバーを演じるムービースーターはやはり、誰もが憧れるような存在でなければダメだと思う。もうちょっとキャスティング、なんとかしてほしかったな~。でこれが何よりも一番なんだかな~だったのがアクションシーン。クライマックスの父との対決は思ったほど興奮もせず、龍と魂を食らう魔物とのバトルも、すげぇ!とまではならなかった。前半でのバスでのアクションシーンが結果的に、この映画最大のクライマックスになってしまいました。 アイアンマン3のあのお方の登場にはしてやられました。 [映画館(字幕)] 4点(2021-09-07 14:39:56) |
186. ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島
《ネタバレ》 この映画が公開された2005年3月は、ちょうどフォクシー海賊団とデービーバックゲームをやっていた頃で、地獄の試練がだぶって見えてそれはそれで面白かった。で、その地獄の試練までは楽しかったのだが、後半になってから急にくら~いお話に。「ワンピース」の物語はたしかに過去にも暗い話はいくつもあったけれど、演出や見せ方等で常に感情を揺さぶられる物語だった。だけれどもこの話は全くもって揺さぶられなかった。劇中詳しい説明はなされなかったのであくまでも自己解釈ですが、恐らく何十年か前に難破して一人生き残ったオマツリ男爵が、人の精気を吸い取って生きている植物を発見して、その植物におびき寄せた海賊たちの精気を吸わせ、死んでしまった仲間たちを蘇らせていたと。でも難破して仲間を失ったことにも全然同情出来なかった。もうちょっとオマツリ男爵と仲間たちとの絆や友情みたいのを伝わるようにしてくれてたら、多少は違ったのかも。そこら辺がないせいもあるし、何よりも画面全体がダークなせいでなんていうか突き放されてるみたいだった。格好良い演出をただただ見せびらからされてるみたいでもあった。 そもそも「仲間たちの絆」がテーマになっているのなら、麦わら海賊団全員の力で解決させるべきではなかったのか。原作はいつもそうだったしね。臆病で弱腰だった父親が放った矢で解決させちゃうのってどうよ?意外性をあえて狙ってみたのかもしれんけど、やはり麦わら海賊団の活躍で最後は締めるべきだったと思う。 色々と文句は言ってきましたが、これが「ワンピース」でなければまた違っていたのかも。アニメーションとして見るべきところは多々あったことはたしかです。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-09-02 10:36:59) |
187. ONE PIECE 呪われた聖剣
《ネタバレ》 今回はゾロがメインのお話。なのでどうしてもゾロの活躍シーンが多くなる。多くなる?ん?ちょっと待って!そんなに活躍したか?たしかに最後に決めたのはゾロだけど、たったの一太刀ってなに!? てかさ、妖刀と合体する前の方がめっちゃ手こずってたのに、合体してさらにパワーアップしたはずの奴に一太刀って・・・なんだかな~でしたよ。ルフィとウソップの洞窟の中をシーンをもうちょっと短くして、最後のゾロと妖刀と合体したサガの対決にまわしたほうが良かったかも。 それと何の情報もなく何も知らずに観たんですが、マヤの祖母の声優ど素人かよ!て思っちゃいました。サガも酷いな~とは思ったけど、祖母は全くもって感情が表現しきれてないし超棒読み。で、エンドロール見てたら納得しちゃいました。世間的ウケ狙いで作品の質を落とすのは本当にやめてほしい。 とにかく全体的に非常に残念な出来でした。 [インターネット(邦画)] 2点(2021-08-31 17:28:26) |
188. ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋
《ネタバレ》 よくある最後に言いたいことブチ上げて民衆の共感を得て大逆転物語。ほんと、アメリカの大好物映画ですね。嫌いじゃないですよ、こういう映画。そこは別にいいんです。ただこの映画の主役にセス・ローゲンは不向きだと思った。悪い役者ではないんだけれど、この映画で一番肝心なのは、才色兼備のシャーリーズ・セロンが人生の全てをかけてまで愛するような男かどうかってところ。そうなるとセス・ローゲンはそこまでの感じには全くもって見えなかった。どんなに毒を吐いても、どんなに醜態を晒しても、どんなに自己チューでも、その確固たる信念に共感できたり漢気を感じたり、または色気を感じたり、そういうオーラを感じさせてくれるのが主役であり、この映画の主人公像だと私は思うんです。ところがセス・ローゲンには全くもって品が無いし、台詞も汚らしいし、共感できるオーラがほとんどないんです。そういう風に演じているのかは知らないけれど、とにかく主役に感情移入出来なかったため、この映画を心の底からは楽しめなかったです。それにシャーリーズ・セロンが彼をそこまで愛するっていうことにも、あまり納得できなかった。風貌とかではなく内面も。 オ○ニーなんてみんなするでしょ!はいしますよそりゃね。でもね、そういうことを平然とオープンにしちゃうのは違うと思う。品のあるなしの問題というよりも、なんていうか逆にじゃあ全てをさらけ出すんですか?てことになる。はっきり言って、ヤクでぶっ飛んだ政治家と国民で作られた国家になってしまう。私はそう感じましたね。 とにかく全体的に、ぶっ飛ぶ=共感が得られる、ていう発想でチンケな映画でした。それと、シャーリーズ・セロンの無駄遣い。 [インターネット(字幕)] 3点(2021-08-29 22:37:50) |
189. トリプルX
《ネタバレ》 「ワイルド・スピード」シリーズは全部観ていて、そういえばこの作品て観てなかったな~、と思い鑑賞することに。ん~・・・監督さんが同じせいなのか、はみ出し者が政府に協力して、ていうところがもうなんていうか既視感しかなかった。まあそれはそれでいいんだけど、アクション映画なのに肝心のアクションそのものに、全くもって見応えを感じられなかった。スタントマンは明らかに別人ってソッコー分かっちゃうし、カットのつなぎが下手過ぎて、スノボーとスノーモービルの位置関係が分かりにくくて、雪崩のシーンの最後でそこだったのか!てなったり、ラストに登場しためっちゃ改造された車もいうほどその能力を発揮しなかったし、とにかく全体的にアクションの面白みが少なすぎた。 それとラストに、女スパイだと知って利用していたって敵のボスが言ってたけど、どこをどう利用してたのか?なんだか取ってつけた設定にしか思えなかった。 あと潜水艇を戦闘機が撃破しようとしているまさにその現場に、なんでサミュエル・L・ジャクソンさん現れるん?だって撃破したら毒ガスが溢れ出すんだよ。本人も一つの街の犠牲で世界が救えるなら、て言ってたじゃん。なんでノコノコ死にに来てるんだ?わけわからん。あと銃の安全装置のことさえ分からないようなXくんが、敵の作った潜水艇の制御盤みたいなやつをちょちょいのちょいで操作してたけど、どこにそんな知識あるんだよ。制御盤の場所の情報しかなかったやん。ほんと、主人公どういう設定なんだよ。 [インターネット(字幕)] 3点(2021-08-26 21:37:14) |
190. アンダーワールド ブラッド・ウォーズ
《ネタバレ》 アンダーワールド・シリーズが好きで、ここまで全作品を観てきたけれど、正直言って今回はあまり面白くなかったです。その要因の一つに、とにかく色んな「血」を出しすぎてること。そのせいで焦点がぼやけてしまっている。ライカンのリーダーはマイケルの血を飲んで強くなってるし、ヴァンパイの女リーダーはセリーンの血で紫外線に対応出来るようになったし、でも本筋は娘の血って・・・も~何が何やらです。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-08-26 07:17:23) |
191. 響 HIBIKI
《ネタバレ》 休憩を挟むことなく一気に最後まで観てしまった。それほどまでに引き込まれてしまった。主人公「響」の圧倒的な存在感が、観る者をひきつけて止まない。凄い映画だった。漫画が原作だそうで、そっちも読んでみたくなった。この先どうなっていくのかすっごく気になる。 この作品の中で最も存在感があったのは小栗旬。登場シーンもセリフも少ないのにも関わらず、なんか彼の歩んできた人生がまるまると伝わってきたのは本当に凄いし、それだけの演技力があったということ。 面白い映画ではあったけれど、やはりどうしても主人公「響」のことに触れなければなるまい。まず普通にこのまま彼女が成人してもあの性格のままだと、犯罪者になってしまうのは確実。未成年で世間知らずな範囲で多少なりとも許されてる部分が今回の映画ではあったけれど、常識的に考えても、やはり暴力は暴力だし、不法侵入も不法侵入になる。まあその常識じゃないところが面白いのはたしかなんだけど、犯罪者のレッテル貼られたら物語としてジ・エンドになってしまうんじゃないかと。そんなことばっか気になって仕方なかったのもまた事実です。はい。 とにかく漫画原作読めばいいことなのね。 にしても主人公がこういう性格だとは知らずに観たものだから、ある意味ラッキーでした。これは当たり! [インターネット(邦画)] 7点(2021-08-25 23:13:02) |
192. アンダーワールド 覚醒
《ネタバレ》 いや~面白かった~。なにも考えずに楽しめた。もうなんか、バイオハザード!?て思えても楽しめた。ライカンってそんなに高度な知能あったのか!?てなっても楽しめた。人間サイドは徹底的な感染者あぶり出し作戦を決行しているはずなのに、ライカンが、それも大量のライカンが、大企業で悠々自適に研究を12年間も続けられるってなに?て思えても楽しめた。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-08-24 20:57:59) |
193. THE GUILTY ギルティ(2018)
《ネタバレ》 たしかに悪くはないと思いますよ。ちみ~つに緻密に作られてるとは思うんです。でもだからこそ、緻密だからこそ気になって気になって仕方がないことがいくつかありました。まず一つ。実際のデンマークの緊急オペレーターがどうなのかは知りませんが、すでに赤ん坊が殺害されている状況を把握したのだから、容疑者の確保や事件としてなぜ警察への応援要請をしなかったのか? もうなんていうか「事件」が起きてるわけじゃないですか。警察が大々的に動けばある程度は進展も望めるんじゃないかって。それと「事件」が起きているのに淡々と周りは日常空間で、時間来たから交代ってなにそれ? そして一人で四苦八苦している姿を見てても、おいどうした?なにか起きたのか?てな~んも気を使わなすぎでしょ。私にとってはあのオペレーター室そのものがまさに、ミステリー、でしたね( ̄▽ ̄;)それとですね、これが一番引っかかって仕方なかったのが、精神を病んでる母親側になんで親権があるの?たしかに父親は暴行事件を起こして刑務所にいたかもしれないけど、罪を償った人間よりも精神を病んでる人間に幼子を任せていいのかよ!!??ってね。 釈然としないことが多々ありすぎて、諸手を挙げてまでは絶賛しにくかったです。はい。ただこの映画のチャレンジ精神や、主演のヤコブ・セーダーグレンさんをはじめ、声だけの出演者の方々の見事な演技力は称賛に値します。素晴らしい! ハリウッドのリメイク版に少なからず興味を持ちました。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-08-13 00:06:38) |
194. 天使のくれた時間
《ネタバレ》 どんな内容かも知らずに観賞しました。純粋な現代の恋愛ドラマかと思ってたら、まさかファンタジーものだったとは。こういう設定は個人的に好みなので、嬉しい誤算でした。 ニコラス・ケイジさん。面長でどこかだらしなく頼りなさそうな顔立ちなのに(失礼)なんだろう、人を惹きつけてやまないその魅力は。同性なのに惚れ惚れしてしまう。特に安物のスーツと高級スーツとで、顔つきが微妙に変わるのがミソ。 見終わってとても暖かく、それでいて胸を締め付けられる。そんな映画でした。自分にもやり直せたならて思える愛しい人がいたから、痛いくらいこの映画は刺さりました。でも天使さん。あぁやって人を査定してるんですか?もしあのコンビニの店員が素直に対応してたらどうなってたんだろう?てま、そんなどうでもいいことまで妄想させてくれる、素敵でとても良い映画でした。人に勧めたい! [インターネット(字幕)] 6点(2021-07-25 07:11:52) |
195. ブラック・ウィドウ(2020)
《ネタバレ》 ん~・・・観終わった瞬間まさに、ん~・・・だった。決してつまらなかったわけではないんだが、少しばかり期待していたものとは違った。ブラック・ウィドウことナターシャといえばやはり「孤独な暗殺者」なイメージだし、アベンジャーズにいても気心のしれ合った感じはしなかった。なのに例え偽装とはいえ曲がりなりにも「家族」という枠組みに押し込んでしまい、その「家族」と共闘して悪に立ち向かうって、なんからしくない感じだった。もっとダークでシリアスで悲しいものを想像していた。たしかに彼女の生い立ちは酷いけれど、演出のせいか、その悲壮感が全く伝わってこなかった。なんか明るいんですよね。それと母親役も今までずーっと逆らわずに従ってきたのになんで急に手のひら返すのかも理解に苦しむとこで、そもそも組織のナンバーワン科学者なら、いくらでも洗脳を解くことやフェロモン対策だって出来たはず。それをやらないで今までノホホンと暮らしてきたのが腑に落ちない。腑に落ちないのは父親役も同じ。スーパーソルジャー化されたそうだが、ならあんな刑務所、簡単に脱獄できたでしょ。なんでしなかったのってね。それに全然活躍しないし。でこれが一番なんだかな~だったのがラスボス?組織のボスがただのじいさんだってこと。特別な能力や武器があるでもなく、こんな奴を倒すための映画なのか!? てちょっとガッカリだった。それにあの仮面の娘も最強みたいな感じ出しておいて終わり方があれじゃあなんかしっくりこなかった。てかあの至近距離の爆発で即死じゃないのがウソだろ!!?? だった。 とにかく総評して思っていたのではなくて残念だった。でも個人的ブラック・ウィドウが好きなので点数はちょっと甘めにしちゃいました。 [映画館(字幕)] 6点(2021-07-11 15:06:36) |
196. ゴジラvsコング
《ネタバレ》 【めっちゃネタバレあります!注意!!】 今までハリウッドが制作してきた「ゴジラ映画」の中でも、ダントツに面白かった。それはきっとコングという、人間と怪獣との間を受け持ってくれる存在があることで、怪獣同士のバトルに感情移入をしやすくなっている点と、メカゴジラの存在を隠したことだろう。まさかメカゴジラが出てくるなんて夢にも思わなかった。それもギドラの骨を利用して!ていうのがもうね、機龍を思い出させるじゃん。暴走もしてたし。ただデザインはあまり日本人好みには見えなかったかな(^_^;) ゴジラとコングの闘いそのものは、第1戦の水上は圧倒的にゴジラが有利でコングの負け、第2戦の香港はご先祖様の武器で勝ったかのように見えたが結果、ゴジラの反撃を食らってコングの負け。やっぱりゴジラ強し!だった。そりゃあ核エネルギーの怪物やもんね。てかコングのご先祖様?が対ゴジラ用の武器を作っていた?のか?にはぶったまげましたよ。そんな知能あったのかよって!むしろ今度はそのコングのご先祖様の映画を作って欲しいわ。 そして最後は二人?で協力し合ってメカゴジラを倒し、最後はコングに視線を送って去ってゆくゴジラ。格好良すぎっしょ。てか少年ジャンプかよ! さあハリウッドさんよ、まだ「ゴジラ映画」作っていくんですか?ある程度人気怪獣は出しちゃったけど、まさかファイナルにデストロイアとか考えてるんでしょうか?それとも禁断の亀型怪獣か!!まこれはないでしょう(笑) とにかく今回のこの作品があまりにも素晴らしかったので、頑張ってまた作って欲しいです。 [映画館(字幕)] 8点(2021-07-10 19:31:16) |
197. メリダとおそろしの森
《ネタバレ》 総じて可もなく不可もなくといった感じ。おそろしの森、ていう割には特別におそろしさもなく、ただ最凶のクマがいるだけ。それと物語そのものも、躾に厳しかった母親がクマになってしまい自然界と調和していくうちに、しきたりや古い習慣にとらわれない自由な考えになっていき、娘の気持ちを理解するって内容だけれども、なんて言っていいのかな~、その~主人公でヒロインであるメリダ自身はそんなに変わったように見えなかったんですよね。なので母親が成長する物語?ってなってしまいました。 結婚話もいいように誤魔化されたみたいで。 それとあのお菓子、あれって母親にだけ効く魔法じゃなかったの?なんかその辺も曖昧に感じた。 別につまんなかったわけではないけど、何度も見直したくなるか?てなると1回でじゅうぶん、て映画でした。 [インターネット(吹替)] 5点(2021-05-30 18:52:03)(良:1票) |
198. 2分の1の魔法
《ネタバレ》 ピクサー作品なのに、思いのほかヒットしなかった作品。前評判もあまり芳しくなかったので、過度の期待もせずに観賞しました。それが良かったのか、とにかく期待以上に楽しめたし、観て良かったと思った。 テーマとしては王道中の王道。便利になっていく世の中で、忘れられていく不便さからくる探究心。憧れの存在よりも身近にいる存在の大切さ。分かりやすいほど分かりやすいから、すーっと入ってくる。だからいい。それがいい。それと伏線が所々に活かされていてそういうしっかりとした作り込みも評価したい。 妖精たちの暴走族は面白かった。あそこのシーンはかなり細部に渡って演出されてると思うから、繰り返し見るにはもってこいかも。 お母さんの恋人でケンタウルスの警察官の彼が、なんとな~く中途半端な感じがしてしまった。良い人でも悪い人でもなく、また兄弟に対する気持ちもなんかのっぺりとしてて、ややキャラが弱かった。 [インターネット(吹替)] 7点(2021-05-26 07:16:37) |
199. 名探偵ピカチュウ
《ネタバレ》 正直ポケモンはゲームもやったことないし、アニメや漫画も見たことなかったです。なので私にとってはこれが初めてのポケモン体験でした。ピカチュウは有名なので知ってましたが、吹き替えで観てビックリ!だって声がオッサンなんだもん。ラストシーンで主人公の父親の魂が乗り移ってたから一瞬はそれが原因か~て思ったんですけど、父親の魂が抜けたあともオッサン声で喋ってたから関係なかったんですね。(笑) もっとショボイ映画かと思ってたら、しっかりと作られていてそこは良い意味で裏切られました。要所要所の見せ場の盛り上げ方にも工夫を感じられたし、一本調子にならず変化に富んだアクションシーンでとても楽しめました。山のシーンの迫力は凄かった。 ただ吹き替え版を観て一言だけ言わせてもらえるなら、主人公の声を担当した竹内涼真さん。決して下手とかではなくって、なんていうか、もう竹内涼真さんでしかないんですよね。終始それだけが気になって仕方なかったです。PS:字幕版が配信元になかったのでやむえぬ選択でした。 [インターネット(吹替)] 6点(2021-05-07 20:26:02) |
200. 一度死んでみた
《ネタバレ》 デス!デス!デス!デス!あー頭から離れないデス!(笑) お気楽に観るにはちょうどいいデス! でもただのお気楽映画ではあっても、要所要所の伏線がちゃ~んとあるのが関心デス! 娘の名前! 特技の狭い空間での着替え! 宇宙旅行! 人差し指! じいさん! けっこうありますデス! ただな~なんていうか娘が科学の知識をも~ちょっとこう、活かすような、そんな場面があっても良かったかな~、て思うんデス! デス!デス!デス!デス! ジャパーン!(笑) [インターネット(邦画)] 5点(2021-04-30 17:23:17) |