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コメント数 559

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181.  死刑台のエレベーター(1958)
この作品って主人公は”への字口女優”ことジャンヌ・モローですよね。このジャンヌ・モロー演じるカララ夫人を中心として、社長のカララを殺害しエレベーターに閉じ込められたジュリアン、そして花屋のヴェロニクとルイのカップルの犯罪劇、と同じ時間軸で三つの物語を一本にまとめたのが面白い。ただテンポが少し遅いのが退屈にさせてしまった原因でしょうか?それにしてもジュリアンはエレベーターに閉じ込められるわ、愛車をパクられるわ、いわれの無い殺人の嫌疑がかかるわで、ホント運が悪いッスよねぇ~。無邪気でルイに一途だが次第に犯罪に巻き込まれていく花屋のヴェロを演じたヨリ・ベルダンは可愛かったです。マイルス・デイビスのジャズには即興で作ったとは思えない名曲揃いで陶酔です。動かぬ証拠となってしまった思い出の写真が浮かび上がって、消えていくシーンはハッっとさせられました。
6点(2002-07-23 00:38:28)
182.  ヴィドック
映像はまさに「美麗」で、特に背景は絵画のようでした。ただあまりに早すぎるカットが見づらく、ストーリ-も強引だったので、監督が「どうよ!どうよ!!スゴイでしょ!」ってな感じで観客からすると見せつけられた不快感がありました。仮面の犯人があんな派手すぎるアクションをする必要は無いし、ストーリーは謎解きサスペンスに変なオカルトが混ざって、それらに対して説明も不十分。ヴィドックが仕掛けたトリックでスッキリさせるつもりでしょうが、そこまで”見せつけられた”私にはもうどうでも良くなってました。
5点(2002-07-23 00:13:54)
183.  トレインスポッティング
ごめんなさい。ちょっと受け付けなかった。全体的に話がバラバラだったし、ノリでグイグイ引っ張ってた割には後半でだれてくるし...。便器の中にスルリと飲み込まれていくシーンは笑えましたけどね。下ネタがちょっとね~。でも友人が押しかけてきて自分の部屋が勝手に侵食されていくのはツライ...
5点(2002-07-20 15:53:59)
184.  SFソードキル
いくら藤岡弘が熱演をしたところで、日系二世の俳優が全員トホホな演技をしているが為にこの作品はすでに終わってます。ちどり役の派手な顔をした女優の気の抜けたセリフ回しに始まり、雪山を歩くカップルの「ほら、見てごらん。あんなところに洞窟があるよ...」と棒読み。そして寿司屋の板さんの妙なテンション....こんな中に藤岡弘の濃厚な顔と演技を滑り込ませたらそりゃ、ないでしょ。不必要な相手役の記者の語りは常に挿入されてて、言わんでええ事を言ってるし。ただ、この作品にもいいところはあります。冒頭で戦国時代でのシーンがラストでは舞台が変わってまったく同じシチュエーションにデジャヴュのようにオーバーラップするシーン。そして悲しい結末これだけで十分だったのに要らないことをしたがために....藤岡弘のセリフを通訳する板さんが昔の言葉を「方言が強すぎてわからない」というセリフは笑えましたけどね。
3点(2002-07-16 03:10:05)
185.  エクスプロラーズ
多少チープな感じはしますが、子供の頃を思い出すような作品でした。主演三人それぞれのキャラがサイコーに良いです。役割分担をしっかりと把握しているし子役魂みなぎってます。宇宙オタクのイーサン・ホークに、コンピューターマニアのリバー・フェニックス(しかもメガネにダサイ服装!)、そしてクールで行動力のあるジェイソン・プレッソン。もうこの三人の演技は堂々としていました。特にダレン役のジェイソン・プレッソン!彼のしぐさには大人顔負けで、セリフも「俺は夢を見ない」とか「今度会ったらノシてやる!」とかいちいちカッコイイんですよね。ほんとに宇宙船を作っちゃうなんてのは「んな、アホな」な感じですが、ガラクタの工場が彼らには宝物に見えたり、トランシーバーで夢の話をしたり、誰しも経験のある話で微笑ましい。しかもガムを噛んで喜ぶ番犬とか、エネルギーフィールドが通過した後にひょっこり顔を出すモグラとか、この監督のやさしさがにじみ出てました。エネルギーフィールドが部屋中を飛び回るシーンは今見てもよくできた合成処理でした。エイリアンの宇宙船でボディチェックを受けるシーンは笑えました。昔冒険家を目指してた少年時代を思い出して、やさしい気持ちになれました。
9点(2002-07-16 02:54:56)
186.  仄暗い水の底から
黒木瞳の演技には相変わらず、スゴイなぁと思いました。前半で湿気漂うマンションで変頭痛を感じる感情が微妙なシーンがあるんですが、関心しますね。子役の女の子も目を見開いた表情とか、離婚調停中の両親の中で翻弄される役柄もまあまあ上手かったですよね。ラストもあのエレベーターのシーンで終わっときゃあ良かったのに、小説とは異なってわざとらしく子供を助ける母親に仕立てて。いかにもホラーから感動へ昇華させようとしている意図がバレバレ。「魂を揺さぶるグランドホラー」ってキャッチコピーの意味がわかったもののこれのことかと思うと興ざめです。なぜ「私がママよ...」やねん!娘を救うつもりかも知れませんが、取り残された娘の事を考えられない浅はかさにゲンナリですよ。ただ生き物のように侵食していく数々の「水」のシーンはリアルでよかったです。
4点(2002-07-15 23:50:51)
187.  I am Sam アイ・アム・サム
何と言っても豪華なキャスト陣!主演のショーン・ペン、弁護士役のミシェル・ファイファー、外出恐怖症の隣人役にはダイアン・ウィースト、里親役のローラ・ダーン、証言者の医師役にメアリー・スティーン・バーゲン、そしてマニアックなところではビックボーイのウェイトレスにあの「ビバヒル」のクレア役だったキャサリン・ロバートソン!!コケるはずはないでしょう!もう、この配役だけでも一軒の価値ありよ!しかもルーシー役のダコタ・ファニングは障害者の父を持ち多感であるが為に苦悩し、純粋に父親を思う少女役を完璧にこなしているし、劇中のBGMはビートルズのカバー。泣かせ方のツボを良く知っている作品でした。主人公が自分の子育てに検事から聞かれると「抱きしめて、キスをしてあげること」この言葉の持つ意味の奥深さに感動しました。
7点(2002-07-12 18:50:50)
188.  赤い航路
愛憎渦巻く世界観が何とも…自分の妻の遍歴を語る老いた紳士、そして関心が無いといいながらも未知の世界へ次第に興味をそそられてしまう青年。愛情を超えた先に貪欲な欲望のみが残ってしまった夫婦が時にサディスティックに、そして時にマゾヒスティックにお互いが逆転してしまう過程は中々。ただ濃い顔のエマニュエル・セイナーが純真可憐な役柄を演じれば演じるほど、ウソっぽく見えてしまう。そしてあまりに極端過ぎる展開と、しかもラストでは「なんで、そぉ~なるのっっ!!」って突っ込みたくなりました。ま、この作品に関していえば、結果というよりは過程が面白いんでしょうね。人に歴史ありって感じかな?日頃ど~も物足りない恋人同士の方が見るとちょっと気が変わるかも…
5点(2002-07-10 07:03:14)
189.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
いや~、もうSWキャラクタのオンパレード!サービスたっぷりってとこでしょうか。途中誰が誰のこと言ってるのかわけがわからなくなりました。それにしてもナタリー・ポートマンの起用はこのシリーズで大成功ですよね。(めちゃめちゃ強いし…)後ヨーダの表情豊かなCGにバトルシーン!興奮しました。相変わらずラストは続編への期待感と不安感を爆発させてるし。だたちょっと画像が荒いのが気になりました。
8点(2002-07-09 00:31:25)
190.  ソードフィッシュ
スケールがデカイのかちっこいのかよくわからない作品。ラストで「あっ、騙された!」…って思うか??取ってつけたような伏線だったし。ハル・ベリーのうそをまんまと信じ込んだヒュー・ジャックマンもおバカだし、利用された諜報部員の顔が用なしになったのに、上手く逃げおおせたトラボルタが顔を変えないままってのも浅はかだし。だたカーチェイスしながら拳銃をブッ放したトラボルタはちょっとカッコ良かったですね。後、チチを出し惜しみしなかったハル・ベリーには拍手!(不要なシーンだけど…)
5点(2002-07-09 00:20:06)
191.  トレーニング デイ
共感とか感動というよりはデンゼル・ワシントンが演じるアロンゾの「オレ学」を学ばされたようなスリリングな映画でした。時折彼が見せる笑顔とも怒りとも思えない表情がゾッとしました。かつては正義感に溢れた捜査官が、周りの環境に染まってしまい、今は自分の保身の事しか気にせず堕落しきっている。そのリアルな展開が面白かったです。ラストでその意思をイーサン・ホークが受け継ぐともっと後味が悪いでしょうか?いやいやあえてそうしないのはドラマティックにするのではなくリアリティを追求したかったからでしょうか?でも、悪者は死んではい、おしまい。ってなご都合な展開にはちょっと不満が…。でもイーサンって一気に老けたよね。目じりとかシワシワだったし。
6点(2002-07-09 00:08:08)
192.  グッバイガール
主演二人のハイテンションなセリフ回しが粋で、かといって臭すぎず、オーバーな振りもなく良かったです。盗難騒ぎから次第に意識し始めた二人が相手を癒し情熱的に恋していく、それでいて理性と戦って苦悩するそぶりが共感です。この両者、ケンカの勝者はいつもエリオット。しかしながら的を得た彼の理屈を受け止め成長していく彼女が、見ていて可愛らしく思えました。はちきれんばかりに幸せなラストのハッピーエンド。グッバイばかりされている彼女がやっと本当の愛情を見つけたシーンは何回見てもいいですね。でもあのギター、あんな雨の中でかわいそうに…ルーシー役の子役もしっかりとした演技で侮れません。
8点(2002-07-08 23:53:31)(良:1票)
193.  マスク(1994)
正直CGバリバリの映画って苦手です。「ふうん、ハンピーエンドでよかったね」って位にしか感じられませんでした。意外とトムとジェリーみたいなベタなノリ(体がペッチャンコになったり、ポケットからとてつもないものが出てきたり...)がこの作品の良さだったりする。ジム・キャリーってネプチューンの原田泰三に似てますよ、絶対!!
5点(2002-07-02 07:48:34)
194.  少林サッカー
意外と多い、痛々シーンに強引過ぎる展開に乗り切れませんでしたが、濃厚な個性たっぷりのキャラクタ陣にはもう脱帽でした。各キャラクタの必殺技には観客一同が「おおぅぅっ!?」とうなるほどカッコよかったです。個人的には饅頭屋でいっしょにダンスする妙な雰囲気を漂わせた学生(?)と鼻ホジホジする美容整形のお姉さん(これも?)が好きです。真剣に観ようとすると疲れますので、肩の力を抜いて...
8点(2002-06-29 23:27:41)
195.  渚にて
SF作品であるのに大掛かりな特殊効果は無く、俳優の演技のみで見せているところが素晴らしい。迫り来る核の恐怖に、愛するものを残し故郷に帰るもの、夫婦で自殺をするもの、愛車のガスを吸い自殺するもの等主要人物の葛藤をよく描いた作品です。愛し始めた女性に思わず妻の名を言ってしまうエピソードを入れるあたりは、実に細かい描写だなぁと思いました。また、廃墟と化した故郷で放射能に蝕まれながら一人暮らすことを望む水平に、館長は潜望鏡を通して会話をする。このシーンがなんとも切なく感じました。救いの無いラストですが、だからこそそうならないようにこの監督の未来へ希望を託した作品だと感じました。ラストで「まだ時間はある、兄弟たちよ!」のメッセージが全てを物語っています。
7点(2002-06-25 04:33:27)(良:1票)
196.  探偵[スルース](1972)
登場人物はこの二人。舞台劇の映画化とあって、やたらとハイテンションなお二人さん。コメディとサスペンスが交互に入れ替わるので正直このノリにひいてしまう。マイケル・ケインが着替えるシーンで、ローレンス・オリビエが「そうだ!脱げ、脱げ!ヒヒヒ。」とおおはしゃぎ。「えっ、なんで?」それにしてもマイケル・ケインの変装は恐れ入った!絶対気づきませんよ。この変装もそうですが予測は不可能な展開。この作品の重要なところはお互いがプライドを傷つけられ、余裕がなくなり憎悪だけが残ってしまった時、果たしてゲームの勝敗はどちらになるのかと言う点。そうです、そこにはゲームという駆け引きなど存在すず、破滅的な結末が残ってしまうのです。所々で笑い人形の表情を挿入しているのですが、どことなく冷ややかな表情がこの二人の愚かさを現していました。
6点(2002-06-25 04:19:14)
197.  スコーピオン・キング
わざわざ金掛けてこれかいな?ってのが正直な感想です。あっちじゃぁ、かなり盛況した作品らしいけど、この作品の一体どこにそんな要素があるんでしょ?「ハムナプトラ2」の登場からどうも演技らしい演技が出来ていない印象がありましたが、まぁ、この作品でもそういう意味では期待を裏切ってくれてません。ロックを含め出演者(エキストラも!!)殆どが視線泳ぎまくりの哀れな演技に冒頭で一気にテンションが下がりっぱなし。この作品で唯一ケリー・ヒューの存在が救いでした。彼女も殆ど素っ裸状態で演技させられ、さぞかし苦痛だったでしょう。始まってすぐにロックが囚われた兄弟を助ける為、アジトを上るシーンかあるのですが、彼が担ぐおっきな岩はハリボテ丸分かりでぷーらんぷらんしてます。ふんだんにCG使う前に他にすることあろうにっ!!私はこんなトホホ作品をラジー賞に推薦しますよ。
3点(2002-06-25 04:05:05)
198.  ピクニックatハンギング・ロック 《ネタバレ》 
不思議すぎて一体どう見てよいのか...監督は恐らくこの物語の真相に興味があるわけでは無く、思春期の少女たちのみが醸し出しうるはかなさそして掴み所の無いイメージを映像に託すしたかったのではないでしょうか?ミランダ役の少女の絵画から飛び出たような魅力(劇中でもそういったセリフがあります)にただただ圧倒されます。あまりにミステリアスすぎて実際に解決されていない話なので、当事者が語らない限りいくら回りの人間が語ったところで説得力が無いので、それをちらほら(というより殆ど?)伏線めいたものを散りばめベールで包んでしまおうという演出は見事だと思いました。忽然と姿を消した少女達、怪しい行動をし同じく行方不明になった教師、生還したものの真相を語らない少女、行方不明の少女にほのかな恋心を抱き投身自殺した少女...とにかく考えると自分も後戻りできない霧の中に取り残されるような感覚を覚えました。何度も出てくる岩(岩山)と少女という対照的な映像がこの作品のカギではないかと思いますが...この岩にどことなく性的なイメージを感じるのは私だけでしょうか?
6点(2002-06-22 21:40:48)(良:1票)
199.  冬の嵐
登場人物は少なく、監禁する人間が迫力に欠ける老人二人なんでどうもテンポがねぇ....ただストーリー展開は突飛だし、マジックミラーとか衣装とか小道具を上手く使っていていい演出効果が出ていると思うんですよ。そして特筆する点は主演の一人三役の演技!前半でそれぞれの役をそれぞれの環境で演じ、終盤で役が入れ替わるところなんて、イブリン本人とケイティが演じるイブリンとでしっかりと役作りが出来ていて表情から真偽が分かるようになっている。これはさすがと言うべき。気になってしょうがないのは、死んだジュリーを何故シリコン質バレバレの人形にする必要があるのか?どっからどーみても人形。後半で見せたようにそれぞれを主役に演じさせ、カメラ割りでごまかせれば十分迫力もあるし、こんな興ざめたカットにはならなかったはず。しかもラストではその人形(死体)を使ったトリックを披露しているが、重量感が無く、人形丸分かり。こんな昔のお化け屋敷の人形を使う監督の気が知れない。全体的にいい素材に恵まれた作品なのに、このジュリーちゃん人形一つで台無し。監督には「こんな人形が無くても十分リアルなスリラーの演出が出来る!!」と言って欲しかった。
6点(2002-06-18 07:05:43)
200.  わらの犬(1971)
妻の故郷に帰ってきた無抵抗主義者の主人公がその町の人たちと壮絶な闘いを繰り広げる。それによって彼の中に眠っていた闘争本能を目覚めさせ、新しい自我を確立していく...嫌がらせを受けても言い返せない彼の性格は何ともリアルで、上手く丸め込まれる彼に妻は「何とか言いなさいよ!」と攻め立る。このあたりの演技がもう、ダスティン・ホフマンらしい演じ方でした。ただ物語終盤の対決シーンは意外とすんなりと入っていくものの、その後の展開は極端すぎる気もしました。常にノーブラの妻役の女優さんの魅力は最高です!ただ物語の清涼的なイメージではなく、あくまでも彼の自我を目覚めさせる要素となっている為サディスティックかつエロティック部門を担ってしまっているだけなのが残念でした。
7点(2002-06-16 13:51:24)
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