2001. べクシル 2077 日本鎖国
《ネタバレ》 まずタイトルが良くない。覚えにくい。主人公の名前をタイトルにするなら「アキラ」や「ゴジラ」くらい物語を背負っているべき。 ストーリーが進むとすぐに全編CGの必然に疑問符が付いた。アクションやチェイスシーンは迫力あったけど、キャラクターが酷い。薄っぺら。決して主人公の声のせいだけではない(笑)。 肝心の鎖国も、謎が明かされたような見せ方をしていたけど、?がたくさん。なぜ国土から山と川がが消えたのか、アンドロイドになりかけの人が集まる東京が、なぜ闇市か縁日みたいな様相になるのか、知ってる人がいたら教えてください。 エンディングもとても情けないオチで、そのオチの結果として、日本は絶滅。ちょっと悲しい気分になったのは自分が日本人だからだろう。 観る前は「鎖国」という響きにかなり魅かれたけど、外国に見せない(見せられない)という意味だけで使っている言葉のようだ。どんなふうに技術が進化すれば国内資源だけで経済が回せるのか、な~んて興味を持った自分が馬鹿みたい。結局ストーリーは二の次で、実験映像が作りたかったんだと解釈すれば、頑張ってる方だと思う。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2008-09-18 16:54:15) |
2002. インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
あの少女がホントにバンパイアだったなら、成長した姿を見なくて済んだものを…。 [DVD(字幕)] 7点(2008-09-18 12:49:16) |
2003. バットマン ビギンズ
《ネタバレ》 旧シリーズの世界観にイマイチ馴染めなかったけど、このバットマンは心安らかに楽しめました。何が違ったのかをよくよく考えてみると、旧シリーズは仮面ライダーと同じなんですね。悪役たちが荒唐無稽すぎる。だからバットマンが頑張っても所詮はライダーキックだし、正義や倫理も芯が定まらなかったんだと思います。今作では、舞台となるゴッサムシティは変わらないけど、街の見映えは普通の都市になり、主人公も修行からやり直したりして、随分と身近な人になりました。結果、お話が人間ドラマになって、安心して楽しめたんだと思います。まだ観ていないけど「ダークナイト」が楽しみです。 [DVD(字幕)] 7点(2008-09-17 19:39:36)(良:1票) |
2004. アイ,ロボット
ロボットの動きが斬新だった。こういう映画を作るときの、ハリウッドの想像力と創造力は日本にはないですね。 [DVD(字幕)] 6点(2008-09-17 18:39:34) |
2005. ロスト・イン・トランスレーション
《ネタバレ》 異国の地で惹かれあった少々訳アリの二人。でも結局は何もせずに分かれたという関係性が、アメリカ人にはインパクトがあったのでしょうね。日本人の自分にはどーってことなかった。舞台はたまたま日本だっただけで、アメリカ人にとって言葉が通じない外国であればどこでも良かったのではないでしょうか。 [DVD(字幕)] 5点(2008-09-17 12:55:15) |
2006. ゴジラ FINAL WARS
《ネタバレ》 〈08/12/23変更〉CS放送の企画でゴジラ映画の一挙放送があって、1954年の「ゴジラ」からこの「FINAL WARS」まで、かなり短期間の間に一気に観た。 この映画にはふたつの側面がある。「ゴジラ2000 ミレニアム」に始まるミレニアムシリーズの最終作という顔と、50年間続いたシリーズの締めの作品という顔。 まず、ミレニアムシリーズに関してだけど、自分の評価は高いです。これまでのシリーズと画期的に違っていたのは、一作ごとに設定をリセットすること。これには賛否があるかもしれないが、特定の設定に引きずられず、一作ごとに新しいことにチャレンジしていたと思います。ゲームの「ファイナル・ファンタジー」シリーズも同様ですね。一作ごとに違う世界を設定しながら、召喚獣やクリスタル捜しとった変わらない部分を残す。変わる部分と変わらない部分を作ることで受容側の「通」の意識をくすぐる。ゴジラ映画で変わらない部分とはもちろんゴジラの存在だけど、その千両役者がいる土壌を活かして、過去のシリーズに較べて内容が濃かったと思います。この「FINAL WARS」も前作からはがらりと変えて来た。北村龍平が作るとゴジラはこうなるという作家性は出てましたよ。 そして、50年の締めとしての作品として観るならば、やはりこういう作りになるのだろうという意見です。ゴジラの造型は平成シリーズのそれに近いものに戻し、昭和シリーズに出て来た懐かしい怪獣をこぞって出演させ、しかもゴジラ映画以外の東宝特撮系のエッセンスを出来る限り投入した。海底軍艦「轟天号」や「妖星ゴラス」を知ってる人には嬉しいサービスです。過去50年間に存在しない温度を持ったゴジラ映画なので賛否両論あって当たり前だけど、今現在に1954年「ゴジラ」を作ることの意義は感じないし、普通に作っては節目にならない。ということで、50年記念のお祭り映画です。自分は楽しみました。 全28作のゴジラ映画を一気に観たゴジラファンとしては、これで終わりとは思いたくない。まだ暫くは我慢できるけど、10年後くらいには復活して欲しいものです。その頃には、新しいゴジラ映画のテーマが生まれているような気がします。 [映画館(邦画)] 6点(2008-09-16 01:49:16)(良:1票) |
2007. 南極物語(1983)
《ネタバレ》 腹がたって仕方なかった。 人間の都合を美談に仕立てる自分勝手さや、取り残された犬たちの冒険のでっち上げ。撮影のために何度も氷の浮いた海に突き落とされたであろう犬たちに痛く同情し、いい映画を作ったという顔をしていた製作者たちを憎みました。 公開当時は確か邦画の興行収入を塗り替えた映画でしたが、こんなものを有難がって感動しているニッポン人たちにも幻滅してました。 [映画館(邦画)] 0点(2008-09-16 01:26:31)(良:2票) |
2008. 隣人13号
面白かったです。中村獅童のキレぶりに最後までダレずに観ました。彼はこれでしょう。吉村由美のヤンママもはまってました。この監督、初メガホン(←今でもこういう言い方するのかな?)のようですが、ちょっとフツーじゃない才能を感じました。今後に期待します。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-09-16 01:04:59) |
2009. トランスフォーマー
《ネタバレ》 CGはたいしたもので最初は引き込まれた。特に冒頭。モビルスーツがビームライフルを人に向けて撃ったらこんなふうになるのかなぁ~と変な感心の仕方。だけど、中盤で主人公の自宅にロボットたちが集まったあたりから話がダレ始めて、テンションは落ちる一方。迫力満点のはずの映像もただのドタバタと映りました。シビアな物語ならもっと点数あげれたので残念。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-09-16 00:35:55) |
2010. ボーン・アルティメイタム
敵対する組織の裏をかく機知と行動力、アクションシーンの見づらいカット割り、といったところは前作までと何も変わらず。主人公の過去も「あっ、そう」っていうくらいでした。なので、少し飽きた感じです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-09-16 00:18:50)(良:1票) |
2011. ジョーズ3
記念すべき初3D映画でした。アバターの30年近く前、技術的には可能だったことには驚く。ストーリーはほとんど覚えていないが、サメに食いちぎられた腕だか脚だかが海中に漂いながら目の前に浮かんでいたことは覚えている。遊園地のアトラクション的なキワモノ扱い。3Dメガネを付けたり外したりしながら、立体的に見えるカットの素のスクリーンはどんな絵になっているのかを確かめたりしていた。そんなことをしていたからか、乗物酔いのように気分が悪くなったことも良く覚えている。 [映画館(字幕)] 1点(2008-09-13 01:23:06) |
2012. 世界が燃えつきる日
《ネタバレ》 昆虫はまぁ許すとしても、根拠のない楽観的なエンディングは許せなかった。 [地上波(吹替)] 1点(2008-09-13 01:08:56) |
2013. 首都消失
「さよならジュピター」でレビューした内容が驚くほどそのまま当てはまる映画です。「ジュピター」では小野みゆきがやってくれましたが、今作では山下真司の「俺の番だ!」でした。点数の違いは、原作の長さの分「ジュピター」の方がダメージが大きかったということです。 [ビデオ(邦画)] 1点(2008-09-13 00:45:39) |
2014. さよならジュピター
小松左京氏のSFはたくさん読んでいて好きでした。この映画の原作も読みましたよ。当時の日本のSF界ではまぎれもないトップランナーで、スケールの大きな作風はクラークに通じる読み応えがある、などと私は思っていました。(褒めすぎ…?) でも、映画になるとダメなんだよねぇ~。何が(誰が)ダメなのか? この映画に関しては、しっかりと製作に関わっていたから言い訳できないんだけど、小松氏はやっぱり活字の人ということなんでしょう。 それと、日本の映画の作風がこのジャンルと相容れなかったことも大きな要因だと思います。原作をフツーに映画にすることすら出来ない。変なところ(例えば無重力セックス)に力を注ぎ、余計な突っ込みどころを累積させる。精神性を強調し過ぎて、共感を減衰させる。日本映画の特徴みたいなものが悪い方向にストレートに出た作品ですね。 もう少し突っ込むなら、監督の責任は大きいでしょう。例えば、リドリー・スコットにこの原作を映像化させたら面白いものになった気がします。映画は「監督のもの」です。 この映画のエンディングで、小野みゆきがいきなり「いやよ!」って叫んだのを覚えてます。どんなシーンだったかは曖昧になってますが、その芝居がものすごーく大根でした。キャスティングの問題も大きいですね。 [映画館(邦画)] 0点(2008-09-13 00:03:59) |
2015. 君に捧げる初恋
前から思っていたことだけど、韓国の連ドラの中身や流行現象は日本の30年くらい前をなぞっているように思える。こんなバカバカしいストーリーも、30年くらい前の日本にはあった気がする。そーいう日本もアメリカの20年落ちくらい…?。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2008-09-12 23:05:48) |
2016. es[エス](2001)
最初はたるかったが、最後はぐおーっと引き込まれた。 [DVD(字幕)] 8点(2008-09-12 02:16:15) |
2017. ミスティック・リバー
《ネタバレ》 派手さはないし、ドキドキする訳でもないけど、見ごたえがあった。じっくりと深いところを描こうとしているということなのだろう。マーシャ・ゲイ・ハーデンが何も知らずに取り残された。その芝居が一番残っている。 [DVD(字幕)] 6点(2008-09-12 02:12:42)(良:1票) |
2018. マスター・アンド・コマンダー
ラッセル・クロウは男くさい世界が似合う。19世紀初頭の海戦とはどんなものだったのかを再現してくれた感じである。 [DVD(字幕)] 6点(2008-09-12 01:54:28) |
2019. トロイ(2004)
見応えありました。ブラピの筋の通った剣士らしさと、オーランド・ブルームのただの女ったらしが好対照で楽しませてもらいました。 [DVD(字幕)] 7点(2008-09-11 03:29:55) |
2020. トロイのヘレン
2004年版の「トロイ」とどう違うのか、という興味で観た。当時としては大スペクタクルだったのだろう。アキレスの描写などは、2004年版の方が深かった(まぁブラピだからね…)。時代の違いか、ヘレン役の女優をあまり美しいとは思わなかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2008-09-11 03:14:28) |