2041. 春の日は過ぎゆく
気まぐれでカッタルそうなヒロインは日本人受けしそうなタイプで結構イケテルと思うのですが、作品全体までもがカッタルくなってしまっている。ただ、バツイチならもう少し人間としての深みがあってもいいんじゃないの?って思うし、年上気まぐれ女の設定に離婚暦はいらないんじゃないの?とも感じる。離婚によって刹那的恋愛になってる様子もないし。青年の方はノンビリしてそうで粘着質なところが一部の人には共感を与えるのかもしれないが、私は全くダメだった。作品のテンポの悪さとの相乗効果で、観ていてイライラする。 <追記>18年ぶりに再見。全体的な印象は変わらないが年取ったせいか?以前よりも寛容な気持ちで見られた。イ・ヨンエははやり美人で雰囲気はいいし、作品全体としても日本人ウケするのはなんとなくわかる。ただし、個人的には物足りない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2004-03-14 13:27:10) |
2042. ロボコップ2
《ネタバレ》 敵ロボットが中々の存在感で、ロボット復讐劇としては最強なのでは? ロボコップがバラバラにされるところはC3POかよ?って思ってしまった。 敵ロボットを開発者した女性による自分の作品への愛情も垣間見えて、最後街中で暴れるところは、キングコング・ジュラシックパーク2のような巨大生物&女性モノという印象。 <追記>19年ぶりに再見。前作と比べると「精神性」がやや後退し、ロボット対決モノになってしまった印象だが、それでも独特の世界観は維持しており、所々に笑える部分もあって、今の時代から見るとグロなワリには牧歌的というか、これはこれで楽しめる水準は維持している。結局は「脳みそ破壊」で決着つけるという点をどう評価すべきなのかに迷うところ。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2004-03-14 11:51:46) |
2043. 暗殺の瞬間
スウェーデンの首相オロフ・パルメの暗殺という実話をベースとしたハードボイルドサスペンス。かなりシブイ、骨太の作品です。暗殺実行までの過程がスリリングで見応えがある。暗殺側の情け容赦ない冷酷・非情さによって「プロの仕事」を見せつけてくれる。追う側の刑事役も頑張っているのだが、孤軍奮闘という感じで見ていて切ない。しかし、家庭でも一切仕事の話は洩らさないというプロ意識には脱帽させられる。 プロとプロが対決する一切甘えの無い作品。 8点(2004-03-14 01:55:34) |
2044. ラッシュアワー
ジャッキーアクションがちょっと無難にまとまってしまった印象。クリス・タッカーはオカマっぽくてちょっとやだな。子役の女の子がインパクトあったなあ。 5点(2004-03-14 00:39:43) |
2045. 美しき小さな浜辺
《ネタバレ》 傷つきやすく繊細で、絶望・孤独から死を選ぶ主人公と、「愛なんて存在しない。絶対に信じるな。利用しろ」と言い放ち、強かに生き続ける別の男。人間の弱さと強さ。どちらもひとつの生き方なのだろう。惜しい点として、主人公の殺人に至る背景・経緯の描写がちょっと弱い感じがした。 6点(2004-03-13 15:45:18) |
2046. 地上最大の脱出作戦
緊迫感溢れる戦争映画かと思っていたのだが、笑えるドタバタコメディーだった。米・伊・独の国民性の違いも出ており結構楽しめる。 7点(2004-03-13 03:22:55) |
2047. 早春(1956)
どこにでもありそうそうな単なる日常。丸ビル勤務は今でもステイタス?50年前も今も人の言動って全く変わらないなあという事に驚く。 6点(2004-03-13 02:16:08) |
2048. 耳をすませば(1995)
作品に出てくる「進路」っていう単語が妙に心に引っかかる。大人になると殆ど使わないこの単語。でも15の時より35の今の方が、進路について思い悩む事が多い。無限の可能性と限られた可能性の違いだろうか。時間とは残酷なものだと思う。彼らの20年後の「転機」を見てみたい。 5点(2004-03-13 00:07:06) |
2049. ブラックアウト(1997)
酒を飲んでてよく覚えていないという事は誰にでもあるだろう。それを題材にした心理サスペンスらしいが、あまりサスペンスになっていないように感じる。そもそも行為をはっきりと覚えていないわけだから、妄想で追い詰められていくのだが、それでは緊張感や恐怖感があまり感じられず、「この人どうしちゃったの?」というツッコミしかできない。 4点(2004-03-12 15:46:17) |
2050. ドラグネット・正義一直線
ただのドタバタ刑事もの。オリジナルを知らないからあまり楽しめなかったのかも。折角の2人の個性・魅力もあまり発揮されているとは言えない。暇つぶしにはいいかもしれないという程度。 5点(2004-03-12 14:24:05) |
2051. スローターハウス5
訳がわかりませんでした。 3点(2004-03-12 04:33:38)(良:1票) |
2052. マンハッタン無宿
NYであんなのかぶって、ブーツ履いて「真夜中のカウボーイ」か!?と思ったけど、中身はいたってごく普通の刑事もの。あまりにも単調すぎるなあ。ラストはウルトラクイズの会場だっけ? 5点(2004-03-12 03:47:33) |
2053. スリーウイメン/この壁が話せたら<TVM>
ショッキングな映像で訴えかけてくるものはあるが、どう評価していいのかわからない。犯罪は絡んでいないわけだから、どの選択肢も善悪ではなく、自業自得でしかないと思う。最後はちょっとやりすぎに感じた。 かなり後味の悪い映画。 5点(2004-03-12 02:45:42) |
2054. 映画に愛をこめて/アメリカの夜
「プロジェクトX ~映画を製作した人達~」ですね。多少娯楽性を前面に出していると思われ、実際にはもっとドロドロしたものがあるんだろうなあとは思います。それを表に出したら映画にならないんでしょうけど。 7点(2004-03-11 14:53:40) |
2055. パトリオット(2000)
見応えはあるし、退屈もしないんですが、それだけの映画。家族愛のようなものは伝わってきますが、それを題材にどうも戦争を美化しているというか正当化している印象はぬぐえない。結局戦争ってのは主義主張や大義の衝突だし、正義なんてのは各々にある。英国にもパトリオットはあっただろう。史実にどこまで忠実に作られているのかわからないが、歴史モノとしてはやや偏向があるように思える。 6点(2004-03-11 04:22:58) |
2056. クライング・ゲーム
これは愛なんだろうか???情って感じもするけど。情にもいろいろあるからなあ。 7点(2004-03-11 02:37:01) |
2057. スケアクロウ
《ネタバレ》 「カカシは美しい。なせなら笑う事を覚えたからだよ」ここでハックマンがカカシになるところはグッときますね。人は出会いによって変われるんだなあと思います。でも自分の感情を押し殺してカカシで有り続けようとして悲しみを堪え、壊れてしまうアルパチーノも切なくて、心を揺さぶられます。 <追記>17年ぶりに再見。改めて見ると、ハックマンがカカシになるところはちょっと唐突感はあるが、実は内面的には変わってはいなくて「演じる」ことを覚えただけと解釈できないこともない。それでも十分な成長ではあるが。壊れてしまうアルパチーノもちょっと大げさな感じもしないでもないが、こちらは逆に自分を押し殺して「演じる」人生を送ってきた人間の成れの果てを象徴していると言えなくもない。どっちの生き方がよいのか問われれば、ハックマンのように素直に感情を表に出して、自由に生きる方が楽なのかなって気はする。結果、他人との衝突は避けられないのではあろうが、自分を殺して最後に壊れるよりはマシなのかと。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2004-03-10 15:13:40)(良:1票) |
2058. バンディッツ(1997)
脱獄囚の女性バンドっていう設定と音楽だけでのりきっている中身の無い映画なのだが、カッコイイと感じる人は多いんだろうなあと思う。「自由とは失う事が何も無い事」との事だが、彼女達は自由だったのだろうか?という疑問が残った。 5点(2004-03-10 13:49:07) |
2059. インソムニア
作品で「目的は手段を正当化する」という台詞があるが、自分の気持ちを正当化するのは中々難しい。主人公は正義(目的)の為の嘘(手段)なら正当化できる(しようとする)が、保身(目的)の為の嘘(手段)により、真犯人を逃がすという正義(目的)に反する結果を招く事は自己を正当化できずに苦悩する。結局は「目的」ってのは生き方・信念であり、「手段」というのは日々の意思決定だと思う。ただし人は誠実でありたいという気持ち(目的)もあり、その実現の為の嘘(手段)は永遠に正当化されない。(誠実であるために嘘をつくのは不可能だから。)よって正義の為の嘘(証拠捏造)もいつまでも頭から離れない。そういう目的と手段が複雑に絡み合い、自己同一性の維持に苦悩し不眠になる刑事をアルパチーノは好演していたと思う。 7点(2004-03-10 02:48:40)(良:1票) |
2060. わが谷は緑なりき
炭鉱町のありがちな日常を淡々と描いているだけでちょっと退屈だった。 4点(2004-03-09 03:28:02) |