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プロフィール
コメント数 4685
性別 男性
年齢 41歳

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2101.  アイアンマン2 《ネタバレ》 
最初のモナコでカーレース中に登場する悪役と、「スーツケース」で変身するアイアンマン。あるいは、終盤での複数の敵との追いかけっこから、日本庭園での戦いにいたるまで、アクションシーンの出来映えは本当に素晴らしいの一言。ヒーローとしてのアイアンマンが、アメリカでどのように振る舞い、政府はどのように対応するのか、そのへんのコミカルな笑いも見ていて楽しい。確かに、中盤はどうでもいいような展開があったりして、中弛みしている感じは否めない。体の病というファクターも、危機感が全くないのでストーリーに活きてこない。それに、悪役が金属を真っ二つに出来る兵器を生み出しておきながら、実に弱いのなんのって。もっと強力な悪者にしてほしかったなぁ。それにしても、新しい元素を作り出すなんてトニー・スターク&父親は一体どんだけ天才なんだよ!(笑)
[DVD(字幕)] 7点(2010-10-28 22:45:53)(良:1票)
2102.  ボーダー(2008) 《ネタバレ》 
デニーロ&パチーノ久々の競演ということで、僕もかなり期待して観たのだけれど、う~ん、一言でいえば、シナリオがあまりに「陳腐」。そこにあるのは、観客を見事に裏切ってどんでん返しを見せようとする制作者側の意図だけであって、血の通った人間ドラマの葛藤とか、見ていてハラハラするようなドラマツルギーもなく、「どんでん」を生み出す為の設定しか存在しえない。そういうわけで、アル・パチーノが連続殺人をするための動機付けが、なんとも弱いように感じてしまった。もちろん、この二人のギラギラした演技を、また再び見る事が出来たのはファンとして嬉しいけれど、作品そのものにはこれといって特筆するところがなかったのもまた事実である。
[DVD(字幕)] 6点(2010-10-27 22:45:02)
2103.  アーサーと魔王マルタザールの逆襲 《ネタバレ》 
昆虫達を乗り物にして空を飛んだり街を走ったり、あるいはこの昆虫達や植物なんかを兵器なり生活の道具に使ったりと、ミニモイの世界は見ていてそれなりに楽しいし、アイデアの一つ一つにも感心はする。それだけリュック・ベッソンが、この世界観を十二分に考えだし、自らこの世界を頭の中でクリエイトし、楽しんだ結果なのだろう。彼の幼児性?が遺憾なく発揮されている。魔王マルタザールの表情も、CGにしては凄くリアルでよろしい。ただ、前作は一つのお話として完結していたのにも関わらず、本作は魔王マルタザールが人間の世界にやってくるところで終わる、まさに尻切れとんぼの結末である。これでは、単体としてのこの作品を評価しようにも、一本の作品として見たらあまりにも物足りないではないか。これを映画館に見に行った観客は、間違いなく釈然としない気持ちになるだろう。そのへんのことをもう少し考えるべきなんじゃなかったのか、と思う。
[DVD(字幕)] 5点(2010-10-25 10:24:42)
2104.  ウルフマン(2010) 《ネタバレ》 
良かった点はと言えば、例えばお城のゴシックな雰囲気であったり、衣装や美術、あるいは全体的な雰囲気の暗さだったり、そういう世界観というものが精巧に作られていて見応えがあるという点と、主人公が狼男へと変貌する際の骨格から変わっていく「ボキボキ」という変化の仕方、その押さえられない獣の情動、といったものがよく表現されていたと思う。ただ、変身しきってからの顔、あるいは全身が、言うならばいかにも着ぐるみという感じで、その点は少々残念。お話自体は、長く語り継がれる古典なだけあって深く切ない。弟を殺した犯人が実は父親で、その父親によって愛する母を殺され、そして自らその父と決闘して倒していく。自分は抑えが利かないので、愛する人に対して自分から離れてほしいと説得する。それはもう、言うならば悲劇の塊のような話ですよ。今のハリウッド映画に移し替えてるからあっさり風味ではあるけれど、やっぱりこのお話はとってもとってもダークで根が深い。人間の不条理の根の深さと同じように。
[DVD(字幕)] 6点(2010-10-25 10:13:12)
2105.  ハート・ロッカー 《ネタバレ》 
悪い作品ではないけれど、確かに、これが「アカデミー賞」かと言われると、う~ん、、、、となってしまう。要するにこの年はそれだけ不作だったということなのだろう。本作は、徹底して「リアル」に描くことに努めている。そう、こういう作品は、リアルが命だから。そして実際、リアルな空気はとても出ていたと思う。ただ、そのリアルを作り出すためなのか、手ぶれやズームの切り替えなどが相当頻繁に行われていて、個人的には過剰に感じた。そこまでしなくてもリアルさはちゃんと出てると思うし、やりすぎると意図的な感じが出ちゃって逆にリアルを損ないかねないと思うのである。シナリオに関しては、爆弾処理の日常を追った内容で、盛り上がるようなストーリーラインはないものの、一つ一つのエピソードが印象的で記憶に強く残る。ただ、主人公が爆弾処理班の立場を逸脱して、テロリストを見つけようとして仲間を負傷するまでの経緯は少々強引に感じた。この作品は、戦争を否定しているわけでもないし、肯定しているわけでもないと思う。ただただ、「戦場でしか生きられない男」を描いたのだろう。
[DVD(字幕)] 7点(2010-10-11 10:02:52)
2106.  バイオハザードIII 《ネタバレ》 
アリスさんて超能力?使えたのね(笑)。なんでもあり路線へと変更したようですねぇ。カラス襲撃のシーンはなかなか良かったし、ゾンビの大群にトレーラーごと突っ込んで吹き飛ばすシーンも爽快で笑えました。まぁ、娯楽作としてはそれなりの出来だと思うので6点を献上しておきましょう。にしても、あれは東京なのか?(笑)
[地上波(吹替)] 6点(2010-10-11 09:19:34)
2107.  正義のゆくえ/I.C.E.特別捜査官 《ネタバレ》 
移民国家、アメリカのリアルな現実を、とても硬派に、真摯に描いた力作である。大半のアメリカ人にとって、移民問題というのは、外からの情報や外面的な知識としてしか認識していないことが多いらしいが、本作はそうではなくて、移民問題を内側から切り込んで、そしてこのテーマをより「共感」という立場として考えることが出来る内容となっている。そのような作りを可能にしているのは、監督・脚本を務めたウェイン・クラマー氏自身が移民の人であるからなのだろう。アメリカは、自由の国として、あなたに無限の可能性を与えると宣伝しておきながら、実際にはその扉は非常に固い。そして、「移民」と「テロ」が混同されているという事実が、この問題をより複雑にしている。娯楽的要素は確かに乏しい作品ではあるが、監督の狙いがきちんと伝わってきて、内容的には成功していると思う。
[DVD(字幕)] 6点(2010-10-11 09:04:15)(良:1票)
2108.  マーターズ(2007) 《ネタバレ》 
ホラー的要素やグロ要素以前に、例えばカット割とか繋ぎとかがなかなかスタイリッシュだし、観客をうまく裏切らせる先の読めない展開の持っていき方とか、シナリオも卓逸していてこの監督さんの才能を垣間みた様な気がする。宣伝文句にされているスプラッターな描写も、ソウシリーズみたいな作品が氾濫している昨今においてはむしろ控えめにすら思える。それよりも、特に後半にかけての主役の女性に対する一方的な暴力や、宗教的な展開などは、「ソドムの市」にも通じる要素であり、それはハリウッド映画とは一線を画す、ある意味ヨーロッパ独特のホラースタイルといっていいかもしれない。
[DVD(字幕)] 6点(2010-10-02 00:40:25)(良:1票)
2109.  ヒッチャー(2007) 《ネタバレ》 
定番のハイウッドスタイルを踏襲しているので、つまらなくはなかったけれど、悪役ジョン・ライダーがあまりに意味不明なキャラだったため、どうしても話の筋に乗る事が出来なかった。なぜあのサイコ野郎は、主役のカップルをさっさと殺さないのか?他の人たちは瞬殺なのに、あのカップルにだけもったいぶってる意味がわからない。最後のマシンガンでやっつけるところは、本来的には観客がスカっとカタルシスを味わって気持ちよくおしまいといくところなのだろうが、僕自身がそういう疑問符を最後まで抱えてしまったので、存分なカタルシスを味わわずに終わってしまった。
[DVD(字幕)] 5点(2010-10-02 00:23:13)
2110.  シャーロック・ホームズ(2009) 《ネタバレ》 
やはりガイ・リッチー作品なだけあって、軽快でもの凄くノリが軽い。そしてこれまでのシャーロック・ホームズ像とは打って変わって、本作のホームズは武闘派で男臭い。アクションもそれなりに格好いいし、テンポも良くサクサク進んでいくのだが、このノリの良さを「推理」シーンでも用いちゃってるのが少々残念なところである。ホームズが早口で推理を語ってモンタージュがパッパッと流れて一方的に説明するだけで、話としての面白みに欠けると言わざるをえない。もし続編をやるのなら、確かに監督は変えたほうがいいかもしれない。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-09-28 11:56:36)
2111.  パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 《ネタバレ》 
まったく期待してなかったせいか、個人的には楽しく見ることが出来ました。ヒドラのシーンもなかなかの迫力ですし、終盤の決戦なんかも高所恐怖症の人が見たら縮こまりそうなほどの出来映えだったと思います。確かに、ギリシャ神話の神々が出てくる話なのになぜアメリカ中心なのかという疑問も出てくるかもしれませんが、若者向けのアメリカ映画なんですから、それは仕方のないことです(笑)。パーシー・ジャクソンの水攻撃がもの凄かっただけに、その見せ場をもっとフルに見たかったなというのが正直なところ。どことなく続編を匂わすような作りなので、もし続編が出るなら、ぜひともその水攻撃をさらにパワーアップしてみせてほしいところだ。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-09-20 00:43:33)
2112.  NINE(2009) 《ネタバレ》 
ミュージカルのシーンはどれも見事な出来映えだし、気の効いた台詞が多いし、ダニエル・デイ=ルイスは相変わらずのカメレオン俳優だし、さすがは「シカゴ」でアカデミー賞を獲得したロブ・マーシャルなだけあるとは思う。特に「シネマ イタリアーナ」のシーンはゾクゾクするほどカッコいい。僕はあのシーンだけで6点をつけたい。率直に言って、ストーリー自体は至極退屈で語るに足らないようなものであるから。
[DVD(字幕)] 6点(2010-09-15 22:26:43)
2113.  シャッター アイランド 《ネタバレ》 
確かに、このオチは最近よくあるタイプの「実は自分が~」というタイプで、そういうものに飽き飽きしている人にとってみれば「またか」という思いを抱くのも無理はないと思う。それに、途中から薄々気づくような内容でもあるので、それほどの衝撃は得られないかもしれない。ただ、本作の場合は、単に妄想オチで終わっているだけではなく、ラストにもう一捻り加わっており、私はそこを存分に評価したい。それはすなわち、「モンスターとして生きるか、善人として死ぬか、どちらかだ」で締められているように、主人公テディは最後には正気に戻ったのだが、彼は妄想から抜け出せていないフリをして、自らロボトミー手術を受ける道を選んだという事実である。この一点に、テディの凄まじいまでの苦悩と苦しみを、感じ取ることが出来るのである。どっちに転んでも地獄だが、もうまた同じ苦しみを味わいたくない。それならいっそ、廃人になってでも、この苦しみから抜け出したい。そういう思いなわけだ。ずっしりと、そして深く共感するこのラストの切なさ。単なる妄想オチなら5点だが、このラストで、私は7点を献上することにした。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-09-14 16:42:55)(良:5票)
2114.  タイタンの戦い(2010) 《ネタバレ》 
ありゃ?すげぇ評価低いな、、、、、。個人的には、凄く良かったと思います。一言で言えば、「とてもよく出来た映画」だと思う。まずなによりも、CGが素晴らしいの一言。実写とCGが完全に一つになっていて、もはや描けないものは何も無いんだということを実感致しました。カメラの動きもとてもエレガントですしね。サソリや、クラーケンとの戦いの凄まじさも目を見張るものがあります。キャスト、スタッフ相当共に、全力で作り上げたんだということが伝わってきました。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2010-09-05 20:56:09)
2115.  掌の小説 《ネタバレ》 
16ミリフィルムで撮ってるのかな、、、。全体的に、レトロ感を出していて、雰囲気自体は決して嫌いではないんだけれど、内容がいまいち理解出来ない。もの凄く好みが分かれる作品だろうとは思う。
[DVD(邦画)] 5点(2010-09-05 08:53:04)
2116.  第9地区 《ネタバレ》 
これはまず「設定の面白さ」というのがあるだろう。巨大な宇宙船が南アフリカに漂着し、宇宙人が難民として扱われ隔離されるというその斬新さがまず特筆に値する。そして、リアリティを出す為にドキュメンタリー・タッチで作られている点も興味深い。ともすればくだらないB級SFになりがちなテーマを、この「リアリズム」によってうまく回避している。生のスラム街で撮影することで、本当にありえそうに思えてくるから凄い。そして、主人公のヴィカスが、最初のうちは典型的な「お役人」風であるのが重要なポイントで、露骨に宇宙人達を毛嫌いするのではなく、見下した気持ちを心に秘めて表面上の笑顔で接するこの役人的キャラが凄く良い。自分が「感染」することで、外面が人間から宇宙人にどんどん変わっていくわけであるが、それとは逆に、表面上偽の皮をかぶっていたヴィカスが、どんどんと偽りの衣を捨てて真に人間らしい感性を露にしていくわけだ。たいして特別な事もせずに昇進しようとし、それでいてそう仲良くない同僚達とのぎこちないパーティーが繰り広げられる。そして全面的に身を寄せていた会社からただの金づるにされ、快く思われてなかった父に裏切られる。人種差別だメタファーだと色々な深読みは出来るのかもしれないが、とりあえず言えるのは、最初から最後まで皮肉の利いた作品だと言うことである。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2010-08-28 12:41:13)
2117.  Dr.パルナサスの鏡 《ネタバレ》 
そう、テリー・ギリアムの作品は、実を言うと至極退屈である。この退屈さこそが、彼の作風であり持ち味なのだから。一般のベクトルとは真逆に生きる、かなりマイノリティな映像作家である。それはシナリオからカメラワークに至るまで、全て「我が道を行く」スタイルであり、どれほど名が売れようと、大衆併合せずに己のスタイルを突き進む彼の姿勢に尊敬の念を抱かずにはいられないのである。それ故に、ギリアム作品だけは、普通の観点で鑑賞したり語ったりは出来ないと思っている。彼の作品を鑑賞し楽しむには、彼の作品の為だけに特別な観点が必要とされる。ヒース・レジャーと3人の代役、馬車に衣装に小道具。ダリの絵画をモチーフにした夢の世界。皮肉とブラック・ユーモア。個人的にはこの作品は、彼のベスト3に入ると思う。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-08-28 10:15:50)
2118.  さまよう刃(2009) 《ネタバレ》 
作品自体は、とても真面目で誠実な作り方をしていて好印象を受ける。ただ、原作を読んだ身として言わせてもらうと、もちろんあれだけの大作を2時間の尺の中に収めるにはそれなりの割愛も必要だし、ある程度の描写不足は仕方ないとは思うのだが、それでもやはり、もっとここの部分を描いてくれれば、もっと感情移入出来る作品になったのに、もったいない、という気持ちを持ってしまうことは否めない。たとえばこのお話は、少年側と父親・娘側の双方が両輪となって、この作品のテーマを浮かび上がらせているわけだが、その両輪の描きが足りないので、結果としてテーマの力強さが弱まってしまっている印象を受ける。少年側のチンピラ二人組の憎たらしさがまず描写不足で、その二人組にこきつかわれて恨みを持つ中居誠がさらにまた描写足らずである。一応、刑事の側から中井が長峰のところに電話をかけた心境を説明する下りはあるものの、彼自身の心の葛藤や心境の説明がほとんど描かれていない。チンピラ二人組も、もっと腹立たしい描き方をしないと、テーマの力強さに肉薄してこない。父親も、タイトル通りさまよってはいるものの、憎しみや苦しみを、もっと表象的に見せるシーンがあってもよかったと思うし、娘も生前の描写がほとんどない。父娘がどれほどよい関係であったかをもっと描いておけばさらに良くなったはず。色々と不満を書いてしまったが、原作がとても素晴らしく、テーマ性は深く考えさせるものなので、それで辛口となってしまいました。でも、決して悪い映画ではありません。
[DVD(邦画)] 7点(2010-08-27 09:54:28)
2119.  アリス・イン・ワンダーランド 《ネタバレ》 
ディズニーだからなのか、それともティム・バートンが年をとったからなのかはわからないが、彼の持ち味であるグロさやキッチュさはほとんど影を潜め、彼の作風である物悲しさや切なさは完全に脱色され、ただ淡々と無味乾燥な絵巻物に徹しているだけなのである。馬鹿デカイ頭の赤の女王やチェシャ猫など、目はいくらか楽しめるかもしれないが、頭は全く楽しめない。この作品を見に来る人は、もっともっと「奇妙でヘンテコ」な世界を見たかったんじゃなかろうか。このままではティム・バートンの作家性は、ただの「ヴィジュアル」だけになってしまう。彼のファンだからこそ、大衆併合化しているバートンを危惧してやまない。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2010-08-27 09:08:07)(良:1票)
2120.  インビクタス/負けざる者たち 《ネタバレ》 
マンデラ大統領は、本当に素晴らしい人物ですね。融和の為に、真に公平の立場、完全平等の精神を貫いた。本作のテーマは「赦し」であります。自分を許し、相手を許す。人間にとって、あるいは最も困難なことかもしれない。でもマンデラは、とてつもなく大きな器を持ってして、それを成し遂げた。数十年も監獄に入れられようと、たとえヤジを飛ばされ、命を狙われようと、その理想を貫き通した。そして自分と他人を許したら、次のステップは「信じる」こと。不可能はないんだと、自分たちを信じること。2時間ちょいのこのドラマには、人生の教訓が果汁100%のように、ぎゅっと詰まってる。
[DVD(吹替)] 7点(2010-08-12 21:53:01)(良:1票)
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