2101. 魂萌え!
《ネタバレ》 う~ん。僕の好きな風吹ジュンは可愛いおばちゃん役なので、あのような場面は観たくなかった。主人公のおばちゃんは、仲のいい女性の同級生がいても、自分探しはやめられないんだね。いろんな罠のある社会にあの年齢で出て行くというのは、観ててハラハラする。10年間、家庭を裏切ってきた、旦那の関口が、優しい目をして奥さんと握手する、そういうエピソードは、映画が終わって考えてみると、この旦那、考え違いをしてる嫌なやつだなあと思えてしまう。 [DVD(邦画)] 6点(2008-02-26 13:46:39) |
2102. ノスタルジア
《ネタバレ》 ストーリーは大まかにしか分からなかったですが、映像の美しさで最後まで観ました。家に閉じこってたオヤジが自殺するとき、飼ってたワンちゃんがそれに気づいて、吠えた場面で、この監督、普通の分かりやすい映画も撮れるんじゃないか、と思いました。最後、詩人とワンちゃんが佇んでた広場の場面で、カメラが遠ざかっていくと、実は建物の中、ってとこがポイントなんだろうな、と思いましたが、ロシアの歴史を知らなかったので、それが何を意味するのか、分からなかったので、今、少しづつ、勉強してます。そして、もう一回観ようと思ってます。 [ビデオ(字幕)] 8点(2008-02-18 18:25:57) |
2103. 踊れトスカーナ!
《ネタバレ》 とにかく、楽しい事のおきそうなBGMがずっと流れてて、主役の人は性格良さそうな超美人をものにして、嫌な事の全くおきそうにない映画。こういう映画も大事なんでしょうね。疲れてる人がいたら、薦めたい1本です。 [ビデオ(字幕)] 5点(2008-02-18 18:16:42) |
2104. 第2章
《ネタバレ》 良かったです。最後のマーシャメイスンのセリフ。気にいったので、早速、図書館でニールサイモン戯曲集で調べてみました。確かに同じ内容のことを言ってるのですが、僕には映画の訳の方が好きです。「いまの私は絶好調よ!」良いよなあ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-02-15 16:11:05) |
2105. セルラー
《ネタバレ》 久しぶりに時間を気にしない娯楽作品を観た。最近では「フォーンブース」以来と思ってたら、同じ原作者で、しかも大好きな刑事コロンボで鍛えられた人なんですね。この人、今までの作品できるだけ観たいと思ってます。これが娯楽映画というものさ!キムベイシンガーさんって美しいのに色んな役をしますね。素晴らしい! [DVD(字幕)] 9点(2008-02-14 23:20:55)(良:2票) |
2106. とまどい
《ネタバレ》 「美しき諍い女」でべアールは、気持ちいいほどの脱ぎっぷりでしたが、この映画では、抑え気味でした。老人との絡みが描かれなくても、もういいです。むしろない方が観終った後、大人の恋愛だよなぁ、心の部分でどう結ばれるか、だよなぁと思いました。でも、この女性にとって、恋愛の場合、年齢はそんなに重要じゃないんですね。父親よりも年取ってるかもしれない男性に、男として接していく。そりゃ、若い男は頼りなく見えますよ!! [ビデオ(字幕)] 7点(2008-02-07 02:04:33) |
2107. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
《ネタバレ》 面白かった。誰も殺されたりしないし、派手なカーアクションもない。BGMでぐいぐい引っ張っていく。出てくる連中もみんな、どこか抜けてる。「ブルースブラザーズ」のドイツ版といったところか?娯楽作品として楽しめました。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-02-07 01:40:55) |
2108. 真夜中のパーティー
世間から冷たい目で見られている、マイノリティの、ゲイたちの話。監督はそれを茶化す事も、興味本位に見せる事もせず、同じ高さの視線で描いてる。その意味では「ブロークバックマウンテン」のアン・リー監督よりも、40年近くも前の、このフリードキン監督の方がすぐれてる、と思った。パーティーが終わった後、残ったのは、都会のどうしようもない孤独。演技がうまいなあ、と思ってたら、舞台と同じ役者を起用しての映画化で、そのほとんどは実生活でもホモの人たちらしい。なるほどなあ、と思ったよ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-01-30 19:52:19) |
2109. インディアナポリスの夏/青春の傷痕
《ネタバレ》 確かに主人公にそれ程、魅力がなく、これからもさえないだろうな、と思わせるラストに、評価が低いのは分かるけど、これがアメリカ映画だってことが貴重だと思う。性の相手までしてくれてる女友達が、別の男性のとこに行っちゃうなんてラストは、アメリカ映画では珍しいと思う。こんな恵まれた環境で育つから、「いい女」と胸のときめくようなラブシーンがしてみたいなんて思うのだ。馬鹿だねえ。写真の技術で、その女友達を奪い返すようなラストにして欲しかった。 [ビデオ(字幕)] 5点(2008-01-28 19:55:46) |
2110. パリの確率
《ネタバレ》 最後、砂漠で息子のアコが消えたってことは、未来から現代に来てる孫も、消えるって事だよね。その時、この孫の相手をしてる女性は、どんな状態になるのだろう?考え出したら、キリがないタイムトラベル物。ラストのラブシーンはリュシーの体がきれいだった。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-01-28 19:46:51) |
2111. ブラックブック
《ネタバレ》 面白かった。ぐいぐい引き込まれた。でも出てくる人たちが色んな立場の人たちなので名前と俳優さんが途中で一致できなくなりました。戦争が終わった時点で、ちょっとしたエピソードでいいから、1回人物を整理して欲しかった。でもこの主役の女性。最初にウサギからにんじんを取り上げ、ぽりぽり食べるとこで、あ、この女性素敵だ!と思いました。他にもこの女性のたくましさを描く色んな場面が出てきますが、どれも他の映画にないものがあります。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-17 12:02:33)(良:1票) |
2112. パリ、ジュテーム
《ネタバレ》 漫画でいえば、12ページ位の短編が、この映画の一つの話くらいかな、と思って、観てみました。18編全部観終わると、何か物足りない気もします。個人的にはニックノルティの話が一番好きです。パンチが効いてる。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-01-16 21:41:32) |
2113. ホテル・ルワンダ
《ネタバレ》 この映画の事件は、知識としては知ってましたが、こんな近代化された所で起きてたとは。もっと原始的な(失礼しました)部族のぶつかりあいと思ってたので、ショックでした。なぜ、このジェノサイドが起こったかをもう少し丁寧に描いてくれたら良かったんですけど。でも、それは他の映画を観ればいいことですね。「ノーマンズランド」でもそうでしたが、国連の無力さが悲しかったです。 2度目の鑑賞 ジェノサイド。つい最近、我々が友だちと笑顔で話している時代に、この地球上のアフリカで起きた民族大虐殺。 1度目の鑑賞でも思ったが、国連の無力さにガッカリしてしまう。 やはり平和を望む一方で、人間はこういうとこがあると理解しなければ、危なくて生きていけない。 防衛費を増やされるだろうが、それはやはり、人間が怖いということだ。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-15 01:42:57) |
2114. 34丁目の奇跡(1994)
《ネタバレ》 このじいさん、結局何者だったのだろうか?最後に主人公の女の子に大きなプレゼントをするのだが、他の家の子供たちの願いも叶えたのだろうか?特に裁判で争った検事の家は?手話の子は?でもいい映画でした。旧作も観てみたくなった。特に「I believe」と色んな職業の人たちが言うとこや裁判所付近に人がたくさん集まるとこなんか、この頃のアメリカって好きだったなぁ、と思いました。今でもこういう夢の持てる作品を創って欲しい。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-12-25 20:51:20) |
2115. フレンチ・コネクション
ジーンハックマンとロイシャイダーという、今考えると贅沢な二人組み。ニューシネマのあの見終わった後の寂しさもまたいい。映画が好きになった時、まず、かじったのがニューシネマでした。ホントは正統派の映画を観て、それからニューシネマを観れば、骨太のストーリーを好む、健全なおっさんになったろうに、ニューシネマから入ったものだから、映画の中で人が死んだりするのが何でもなく感じられるオタッキ-なおっさんになってしまった。でもジーンハックマンって絵になるよなあ。余談ですが、悪徳保安官のハックマンとこの映画と同時期に創られた「ダーティハリー」のイーストウッドがたたかう映画「許されざる者」がアカデミーを獲ったのは面白い。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-12-20 00:52:50) |
2116. ウィスキー
もてるヤツはもてる、もてないヤツはもてない。 [DVD(字幕)] 7点(2007-12-17 20:13:36) |
2117. 海を飛ぶ夢
《ネタバレ》 僕はこの映画、あまり感心できなかった。ラストの方で「なぜ皆と同じように過ごせないか」と夜中になくシーンがありましたが、そこから映画を始めるべきだろう、と思いました。28年間の自分では何もできず、排泄の処理などやはり精神的につらいこともあったと思います。でも周囲は生きてくれることを望んでた。そして、詩を書いてた。自分を表現する事ができたのですよ。僕はこの詩集から主人公に生きようと思わせる何かが始まって欲しかった。カメラに向かって自殺のコメントを述べるシーンがありましたが、あれは彼に残された最後のプライドのあらわれだったのかも。まあ、「ジョニ-は戦場へ行った」という映画もありましたけど、ヨーロッパの方がこういう映画はうまいですね。この監督、次作に期待します。 [DVD(字幕)] 6点(2007-12-17 19:23:04) |
2118. ピースキーパー
話が二転三転するところなんか、「ダイハード」や「スピード」に負けてないかも。B級作品でも、こんな面白いのがあるのか!って感じ。昔、一緒に同人誌作ってた仲間がこの作品とよく似たゲームを創ったらしく、お勧めと言う感じで、観たが、白紙の状態で観たら、まあいつになったら、一息つけるんだ、という感じだった。いやあ、面白かった。もし「ダイハード5」が創られるならこんなのがいいな。点数は、話は面白いけど、チープな造りだったので、ちょっと減点。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-12-10 02:40:12) |
2119. 三悪人
映画が好きで、昔の作品を観るようになって思うのは、もうサイレントの時代からして、こんな魅力的な悪人たちを描けるほど、文化として完成されてること。白黒の時代に映画の可能性は追求されまくって、もう枯れてるのでは、と思ってしまう。こんな作品を踏まえたうえで、映画を壊していくのは、文化としていいのかもしれないけど、壊された作品を感受性豊かな頃にまず観てしまうと、感性がどんどん暴走してしまうような気がする。批評家受けは悪いかもしれないが、地味だけど、心の栄養になるような作品を、どんどん業界の人は創って欲しい。この映画、皆がスタートしてからの場面はCGなどでは感じられない迫力が胸に来る。最後まで粋な作品だった。ちょっと、「男はつらいよ」が入ってた。 [ビデオ(字幕)] 8点(2007-12-06 21:39:56)(良:1票) |
2120. チップス先生さようなら(1969)
《ネタバレ》 最後の方で、校長に選ばれたチップス先生をからかおうとして、最悪のタイミングでイタズラしてしまった時に見せる、ピーターオトゥールの演技。つらい。家族のものが「コルチャック先生」と間違えて、ストーリーを聞かされてたので、ラストは心配でしょうがなかったです。でもやはり、戦争による悲劇がここでも。日本では「二十四の瞳」が有名ですが、戦時下の先生の話ってつらいですよね。校長に選ばれたことを妻に知らせようと、年をとっても全力疾走で校内を走るあの姿。ああいう姿を見せることが子供たちにいい教育になるような気がします。 [ビデオ(字幕)] 8点(2007-11-16 00:38:19) |