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プロフィール
コメント数 3430
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 42
小津安二郎 37
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 18
今泉力哉 24
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 16
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 18
ロベルト・ロッセリーニ 15
ジャン=リュック・ゴダール 38
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 19
ジャック・ベッケル 14
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 28
アルフレッド・ヒッチコック 56
ジム・ジャームッシュ 16
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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2161.  愛のレッスン
どうも軽すぎるし、ベルイマンの魅力が出ているとは言い難い。 そして、私はどうやら、ベルイマンには寓話めいた話を期待しているようだ。 『処女の泉』や『第七の封印』のような・・・
[ビデオ(字幕)] 4点(2008-12-24 23:05:12)
2162.  駅 STATION 《ネタバレ》 
演歌を地で行く世界。 これを見ると演歌もいいものだなぁ、と感じる。  倍賞千恵子が営む居酒屋でのシーン。 高倉健と倍賞千恵子の俳優と女優とのぶつかり合い。 お互いの人間味が弾けんばかりに静かに対峙する。  尺の長さ、前半の無意味なシーン、倍賞千恵子の愛人が実は指名手配犯だったというオチ、テレビ役者が多すぎ、とマイナス点は見受けられるものの、全体としてはなかなか良い雰囲気になっていたのではないだろうか。
[ビデオ(邦画)] 7点(2008-12-23 23:00:38)
2163.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
『未知への飛行』とストーリーが酷似していると感じ、それぞれの製作年を調べたら、なんと同じ1964年。 さらに調べたら、この二つの作品、当時いざこざがあったようだ。  それはさておき、本作は身震いするようなブラック・ユーモアに満ちている。 『未知への飛行』は緊迫感に満ちていたが、こちらは恐怖感。 この二本を両方鑑賞し、対比してみるのも楽しいかもしれない。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-12-23 09:38:33)(良:1票)
2164.  東京の休日(1958)
まあ、これは山口淑子の引退記念で作られた作品なので、あまり観る側を意識して作られた作品ではないのかもしれない。 それと、個人的にミュージカルは苦手。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2008-12-23 00:48:24)
2165.  生きものの記録
基本的に黒澤明監督とは相性が悪いのだが、これは面白かった。 最初は「何言ってんだ、この老人は?」だったが、段々、彼の熱意と気持ちが理解できてくると、俄然、複雑な気持ちになった。 危機意識を持たず安穏と暮している人々、それに対し、未来を予測し独り奮闘する家族思いの老人。 どちらが正しいのか? どちらが狂人なのか? この問いを、我々に投げかける余韻を残すラストは見事だった。 そして、モノクロの映像も美しい。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2008-12-21 19:53:30)
2166.  最後の博徒
成田三樹夫を目当てで鑑賞。 雰囲気・キャスト共に立派なヤクザ映画だが、内容が今ひとつ。 何か起りそうで起こらない、みんな物分りが良すぎ、と消化不良の内容。  肝心の成田三樹夫は出番こそ多いものの、その魅力が十分に発揮されていたとは言えず、もう少しテンション高く悪乗りして欲しかった。  豪華キャストの中、一番印象に残ったのは萬屋錦之介。 迫力ある演技と、凍りついたようなシーンが印象的だった。  鶴田浩二は、相変わらず疲れた役回り。 本人自身が疲れているので、こういう役しか晩年はできなかったのだろう。
[DVD(邦画)] 5点(2008-12-20 10:48:02)
2167.  天使の詩
やばい、いくら集中しようとしても集中できない。 何故か、セリフの一つ一つが頭に入ってこない。 これはヒドイ。 えらく退屈だ。 イタリア映画は大好きだと信じてきた私だが、これでイタリア映画に対するイメージが変わってしまった。 それだけ私にとっては相性の悪い作品だった。
[ビデオ(字幕)] 0点(2008-12-20 00:26:01)
2168.  限りなき前進
フィルムセンター所蔵作品を、池袋・新文芸坐にて鑑賞。 現存するバージョンは、フィルムの断片をつなぎ合わせて復元し、再編集したもので、どこまでオリジナル性が維持されているかは定かでないが、それでもかなり楽しめた。  随所に笑えるところあり、それでいて見応えもある。 そして何より、当時の月給取り(サラリーマン)の実態が詳細に描かれているのが面白い!  小津安二郎の原作で、それを内田吐夢が監督するという、夢の取り合わせ。 キャッチボールのシーンや、会社内でのシーン、子供同士の喧嘩など、初期小津の作風が強く反映されている。 しかし、そこは内田吐夢の技量か、初期の小津作品よりも格段に面白くなっている。  もし初期の小津作品を、「原作・小津安二郎、監督・内田吐夢」の取り合わせにしたら、ひょっとすると、もっと素晴らしい作品が沢山できたに違いないと思わせる出来であった。 それだけ内田吐夢監督の演出が光った作品だった。   それにしても、本作での轟夕起子、なかなか魅力的だったなぁ~ あのスカートからのぞくヒップラインが何ともエロティック。 そして、川に脚を浸している時の、ふくらはぎの質感の艶かしさよ! 轟夕起子という女優さん、今まで全く注目していなかったが、本作でその魅力を十二分に感じることができた。 これも本作を観た上での収穫の一つだ。
[映画館(邦画)] 7点(2008-12-17 22:40:04)
2169.  夏の夜は三たび微笑む
普通の喜劇ドラマだからして、ベルイマンの作風からすれば異色作と言えるのではなかろうか。 ベルイマンはもっと重厚な人間ドラマを得意とする監督なので、どうも本作のような作品の作り手としては不向きな気がする。 ベルイマン作品を観るならば、本作の様な軽い作品を観るより、ひたすら暗い人間ドラマを観ている方がマシかもしれない。
[ビデオ(字幕)] 3点(2008-12-17 00:40:38)
2170.  ラヴ・ストリームス
ジーナ・ローランズとカサヴェテスの組み合わせにはエネルギッシュで力作が多いが、本作はよろしくない。 長いし、退屈だし、ストーリーが悪い意味で平坦だ。 本作では、ジーナ・ローランズも精彩を欠いていた。
[ビデオ(字幕)] 2点(2008-12-16 19:15:24)
2171.  忠次旅日記
フィルムセンター所蔵作品。 全3部からなる作品のうち、部分部分をつなぎ合わせて編集されたズタボロ状態の内容。 鑑賞に堪える状態とは言い難かった。
[映画館(邦画)] 2点(2008-12-16 19:12:42)
2172.  胎児が密猟する時
監禁モノのはしり。 ひたすら女を監禁し、自分好みの女性に仕立てようとする・・・ こう書くと、エロティックで禁断な内容を想像するが、大したことはない。 短いから何とか観られたものの、退屈してしまった。
[ビデオ(邦画)] 3点(2008-12-16 19:10:07)
2173.  若い人(1952)
池部良と吹雪。 これはまさしく豊田四郎監督の『雪国』を想起させる雰囲気だ。 、、と思ったら、豊田四郎も同じタイトルの作品を1930年代に既に作っていたのかぁ。  女子校の教員で28歳の独身男と、17歳の女子生徒との恋愛を描いた文芸ドラマ。 骨太な感じではなく、どことなく軽く仕上がっている。 同僚の女教師の扱いがどうも中途半端で、その存在意義が理解できなかった。 教師と生徒との恋愛を描く上で、あの女教師を出す意味が分からない。 話の筋に女教師は要らない気がした。  杉村春子は相変わらず巧く、二重人格の様な母親役を貫禄十分に演じている。 酔いつぶれたろくでなしの母親、献身的に男を看病する女性。 その全く対照的な二役を、本作では見事演じきっていた。 さすがと言わざるを得ない。  そして市川崑監督。 初期の頃には本作のような文芸作品を作りながらも、戦争映画、ドキュメンタリー、そして後期には『犬神家の一族』の様な娯楽サスペンスまで作ってしまう辺り、底知れぬ幅の広さを感じた。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2008-12-15 22:08:15)
2174.  ホームドラマ
まあ、過激なネタ満載なので、飽きずには観られるのだが、どれも決まりきった踏み外し方で、新鮮味はない。 しかも、最終的に監督の言わんとしていることが理解できず、消化不良。 過激なネタを積み重ねて作り上げただけの気がする。
[ビデオ(字幕)] 4点(2008-12-11 23:29:49)
2175.  次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港
第一部から第三部までと比べると、少し面白さが足りない。 第三部までは、それぞれが独立した話として楽しめたが、この第四部はどうも“九部作”全体を前提とした作りになってしまっている。 つまり、“つなぎ”的な作りに納まってしまっており、一話完結の面白さが感じられないのだ。 次に楽しみをつなぐシリーズものならではの面白さ、として理解することも可能だが、やはり、それぞれの部が独立した面白さを持っていて欲しいというのが、個人的感想だ。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-12-11 21:36:19)
2176.  タイヨウのうた 《ネタバレ》 
難病に冒された少女。 それを愛した青年。 たとえ時間に限りがあっても、愛した人と一緒にいたい。 限りある時間のなかで精一杯、楽しみたい。 そして、命がついえる最後まで、楽しく幸せに生きたい。 限りある命だからこそ、愛というものは輝きを持ち、価値を増す。 そんな誰にでも気付きそうで気付かない、人生におけるかけがえのないものを、じっくりと映像にやきつけた名編。  健康というものは当たり前のものでは決してなく、今健康に生きていることに対し有り難味を感じ、そして命というものは永遠でないと常に意識している人にとっては心を打たれる作品に違いない。  そして何より、愛とは、相手がどんな難題を抱えていようとも、一緒に最後まで精一杯過ごしていきたいと思う気持ちであり、それは限られた時間であるからこそ輝くものである。 そんな気持ちを持って、愛する人と日々接している人には、なお更の共感を呼ぶ作品であるに違いない。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2008-12-10 23:32:08)(良:1票)
2177.  セクシー地帯
まあ、はっきり言って凡作だ。 だけど、石井輝男監督ならではの魅力が、そこかしこに見られるのがプラスポイント。 都会の裏路地にある平凡なアパート、都会の喧騒、変態的エロスの演出。 全てにおいて、石井輝男にしか出せない絶妙な面白さと魅力を感じる。  女を囲うスケベおやじ。 「相変わらずのキミの肌はスベスベしているなぁ。」  はたまた、女を騙し小部屋に連れ込むチンピラ。 「俺が毎日かわいがってやるよ。」  ピンク映画とかだと、この後の演出が露骨になり、かえって面白くなくなってしまうところだが、石井輝男にかかると、エロスのチラリズムが効いていて、想像力をかきたててくれる。 このさじ加減が絶妙にして、自然でいて、エロチック。 そして何より変態的である。  ストーリーはほんとうに適当で、都合よすぎて何ら面白くない。 しかし、吉田輝雄の相変わらずの不自然すぎる真面目さを筆頭に、石井輝男作品ならではの魅力が散見され、陳腐なストーリーを帳消しにしてしまう面白さを秘めた作品に仕上がっている。  それはそうと、ヒロインがあまりにヒドすぎる! あれは、パンダのぬいぐるみだ! バスト99っていう設定らしいが、単なるデブにしか見えない。 しかもオバサンパーマで、アホキャラ。 顔も気持ち悪い。  これがもっとクールビューティな感じのヒロイン、例えば司葉子辺りが演じていたら、カルトな傑作になっていたに違いない。  陳腐なストーリーのマイナスポイントを、石井監督の演出がプラスに転じさせ、それをヒロインの魅力の無さが台無しにするという、何とも評価し難いアンバランスな魅力と凡作感に満ち溢れた、愛すべき小品である。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-12-08 23:31:11)(良:1票)
2178.  桃中軒雲右衛門
芸のためなら女も殺す。 それを地でいく雲右衛門。 話の筋としては分かりやすいが、月形龍之介が濃すぎて、どうも馴染めない。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2008-12-08 20:59:52)
2179.  泣蟲小僧
泣き虫小僧をとりまく、ほのぼのとした家庭劇。 内容は平和そのもので、後年の男女のもつれや女の情念を描くことを得意とした豊田四郎からはちょっと想像できない内容。 やはり、豊田四郎には大人の女をとことん描いてもらいたい。
[ビデオ(邦画)] 3点(2008-12-08 19:39:53)
2180.  鉄路の白薔薇
サイレントで200分近い尺の長さ。 それも、テンポも悪く、内容も決して濃いとは言えない。 最後まで観るのに、かなりの辛抱を要求されたし、体力も使った。  こういう作品を観ると、いかにフリッツ・ラングやD・W・グリフィスが偉大であるかを感じる。  ラングの神秘的なまでの個性、グリフィスの雄大な語り。 それらと本作を比べると、レベルにかなりの差があるのではなかろうか。  本作について、「フランス映画史上、最高のサイレント映画」という批評をどこかで読んだことがあるが、この批評がもし正しいとすると、フランスのサイレント作品はレベルが低い、と解釈せざるを得ない。
[ビデオ(字幕)] 3点(2008-12-07 22:18:46)
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