201. スモールフット
《ネタバレ》 これ面白かったです。 高い山の上にイエティ達が住んでいて、スモールフットという伝説の生物にたまたま遭遇するという序盤。 この設定にやられましたね。人間にとってのビッグフットの存在を、そのままひっくり返しにしてるわけです。 実にユニークだし、この設定によって、我々人間によるビッグフットへの振舞いを顧みることになるわけですね。 全然説教臭くなく、ユーモアによって鑑賞する子供達に教育的なメッセージを届けられる。 この手の話はなぜか人とビッグフットが会話できたりするもんだけど、ちゃんと会話できないというのもまた良いですね。 ジェスチャーであったり、そのやりとりが微笑ましい。 あとミュージカルの歌もなかなか良かったです。非常に満足のいく完成度の高いアニメ。 [インターネット(吹替)] 8点(2021-07-17 16:51:16) |
202. 残酷で異常
《ネタバレ》 入り口は重く、出口は切なくも甘い作品でした。 内容的に何度も見たくなる代物ではありませんでしたが、 他にあまり類を見ない、オリジナリティ溢れる作品。 やり直しが効く地獄という設定そのものに疑問を抱きつつも、 悔い改めることが人の最大の成長であり、愛することが人生の目的と捉えるなら、 地獄はそうしていくための舞台装置なのかなと。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-07-17 16:41:29) |
203. SUNNY 強い気持ち・強い愛
《ネタバレ》 懐かしいですねぇ。当時のコギャルが完全再現されていて、彼女達の見た目には違和感なかったです。 当時はTKサウンド、それからアムラーやルーズソックスが流行っていましたねぇ。 でも日本中の女子高生があんなだったというのは流石に言い過ぎだと思います(笑)。 こじんてきにはCHARAの曲のシーン好きでした。 すずちゃんの体当たり演技や小池栄子のキャラクター等で結構笑わせてもらいました。 難点は、当時の子の役と今の役とが別人の人もいれば同じ人もいたりして、 その辺が少々違和感ありましたね。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-07-06 17:26:39) |
204. ペット 檻の中の乙女
《ネタバレ》 よくある監禁系のやつね、という頭で観てみたもんだから、 中盤からのどんでんには思わずハッとさせられました。 後半からは、完全に主従関係が逆転してくる。 女は物理的に檻に入れられてるけど、主人公は精神的な檻に閉じ込められる。 シリアルキラーなんかに恋したらあかん! [インターネット(字幕)] 6点(2021-07-05 15:05:38) |
205. ビキニ・カー・ウォッシュ
《ネタバレ》 出て来る人たちはみんな爽やかで明るい、嫌味がないですね。青春白書系の作品。 それゆえに癖がなさすぎて個人的には薄いお話やなぁと思ったのですが、 よくいえば、最後まで気持ちよくビキニのお姉ちゃん達を拝める、そんな作品でした。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-07-05 15:02:01) |
206. グッド・ネイバー
《ネタバレ》 パッケージや予告編を見て、まさにそういう筋書きだと思い込んで観ているもんだから まんまとだまされましたね、いい意味で。 中盤過ぎたあたりでようやく気づいて、あぁそういうことなのね、と。 結末は、わりかし考えさせられる余韻もありました。 この人はなぜこうなったのか、こういうバックグラウンドがあるからだって、 そういうことに思いを馳せなさい。二人の若者だけでなく、誰しもが、ね。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-07-02 18:52:05) |
207. 女吸血鬼
《ネタバレ》 う〜ん、まさに珍作でしたねぇ。 本当に訳のわからない展開で、とりあえず吸血鬼や狼男や天草四郎など いろんな要素を一つの鍋に入れてぐつぐつ煮込んだらなんかこんなん出来ました、みたいな。 一つの映画としてのまとまりや整合性は感じられません。 女吸血鬼というタイトルも謎で、別に女性は吸血鬼になったりしません。 よかった点を絞り出してみるとすれば、吸血鬼のおっちゃんの妖しい魅力、 そしてモノクロとはいえある種のヌードを見せている点も当時はそれなりに刺激的だったのではないでしょうか。 よくいえば自由奔放、客観的にいえばヘンテコで支離滅裂な映画です。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-06-25 17:06:40) |
208. シライサン
《ネタバレ》 シライサンがやって来るシーンは悪くないと思うんです。 暗がり中から、ぼうっと浮き上がる輪郭。宇宙人的なその目の大きさはみていて確かに不気味です。 でもなぁ〜、皆さんの演技の出来が物足りない。シライサン遭遇を確率論的に導き出す展開もなんだか笑ってしまった。 [インターネット(吹替)] 5点(2021-06-25 14:52:08) |
209. パペット・マスター(2018)
《ネタバレ》 いや〜全然怖くなかったですねぇ。 子供の頃に見たパペットマスターは人形恐怖症になる程怖かったと思うのですが、 本作は自主映画に毛が生えた程度のクオリティで「画面の外側」をいちいち意識してしまうんですよね。 ああこの人形はこうやって操ってるんだなとか、単にブスブスやってるとこをヨリで見せてるだけで、 個人的には、この人形さんほんまに生きとるな〜!みたいなシーンが欲しかったなと思います。 グロさはそれなりにあったと思うけど、殺戮シーンがショボいもんでどうしても高評価はつけられないです。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-06-15 16:16:47) |
210. テール しっぽのある美女
《ネタバレ》 見終わった感想としては、なんだかよく嘔吐していたな〜ということですかね(笑)。 人とは全く違う種族ということで、精霊なのかUMAなのかよくわかりませんが、 彼らは人間とは確かに見た目が違いのになぜ美女だけは人間のような見た目をしていたのでしょう。 つまらんとまでは言いませんが、面白さよりも疑問とゲロの方が多かったように思います。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-06-06 18:57:30) |
211. レベル16 服従の少女たち
《ネタバレ》 ストーリーの割には、なんとも緩い作品だったなぁと思います。 ハリウッド映画ばかり見ているからか、ひたすら会話をしているだけで退屈さを感じるし、 もっとハラハラさせる展開を入れてきてくれよ並々と思ってしまいます。 この手のお話であれば、最初はこの施設がもっと幸せで平和的な雰囲気に描くべきで そこからの暗転が面白いと思うんですけど、最初から不穏な感じで一本調子なんですよね。 女の子たちの演技は悪くなかったと思うんですけど、もっと良くできるんじゃないかなって思いました。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-06-01 15:28:47) |
212. 宇宙でいちばんあかるい屋根
《ネタバレ》 個人的には結構好きでしたね、この作品。 主役の清原果耶という子は本作が映画初主演なんだそうですが、これがまた凄く良い演技してたなと思うんです。 彼女の魅力がまず本作一の見どころです。それから屋上のちょっとファンタジックな雰囲気とか、 お部屋から街並みから全体としてとても綺麗な画で描かれていて、それもまた彼女の魅力と相まってよかったです。 ストーリーも、じんとくるものがあり、それでいて爽やかなラブストーリーでもあり、好みの世界観でありました。 [DVD(邦画)] 7点(2021-05-19 16:13:06) |
213. アニマルズ 愛のケダモノ
《ネタバレ》 ルルちゃんが可哀想でしたねぇ〜。ほんと、なんでこのカップルは誘拐なんてしてるの?よくわかりません。 実際に起きた事件の映画化とのことですが、確かにリアリティのある描写であったと思います。 特に俳優さんたちの演技はみんな素晴らしいものがあったと思います。 ただ、嫌な気持ちになるだけで映画としてはそれほど面白味を感じることはありませんでした。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-05-19 15:56:11) |
214. バッド・ヘアー
《ネタバレ》 ジャパニーズホラーから多少影響受けているのでしょうか、長い髪が壁を張って 降りてきたり伸びて来たりするシーンは実に貞子的なものを彷彿とさせます。 そういう貞子的なものを魔女に置き換えて黒人社会の中で展開するというのは新鮮でありました。 髪が頭皮に食い込んで痛い、その痛みもまた伝わって来て、それが恐ろしさに結びついていたと思います。 ただ低予算だからか、髪が人を殺めたり相手と対峙したりするシーンは全体的に雑さを感じます。 その辺がもっとインパクト強クオリティに魅せればぐんと良くなったと思います。 服装なり機材なり画質なり、80年代感はすごく出てて、その点は良かったですね。 [DVD(字幕)] 6点(2021-05-06 15:45:36) |
215. PROSPECT プロスペクト
《ネタバレ》 う〜ん、個人的には雰囲気だけの作品だなと思いました。 宇宙船や宇宙服や銃など、レトロそのものなデザインに女の子が聞く音楽もこれまたレトロミュージック。 懐かしい音楽と宇宙、という掛け合わせで独自のスタイルを作り上げているのは認めるのですが、 肝心のお話はつまんなかったです。 [インターネット(吹替)] 5点(2021-05-06 15:37:01) |
216. ワンダーウーマン 1984
《ネタバレ》 前作とはだいぶ趣の違う作品でしたが、案外良かったかなと思います。 マックスにしろバーバラにしろ、元から悪人だったわけではないんですよね。 それどころか、誰しもが真の願いなるものを持っていて、それが基本的にどれも悪どい。 みんなの願いが叶うとしっちゃかめっちゃかな世界になっちゃう、 何かを得るには何かを失うのよ、という道理が描かれるわけですが、 単なる勧善懲悪よりは、たまにはこういうのもいいなと思います。 ダイアナにとっての失うものは元カレで、意外にもグッときちゃいました。 そんでマックスが最後に息子と抱き合うシーンも、ベタなのにこれまたグッときちゃった。 アクション映画としては物足りない気もしましたが、ストーリーは悪くなかったです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-05-04 17:31:45) |
217. ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!
《ネタバレ》 いや〜、自由さが半端ない作品でしたね。 音楽における歴史上の人物を一人ずつ集めていく展開が個人的に面白かったです。 あと、殺人ロボットがフリーザ様のコスプレにしか見えないんですけど(笑)、 見終わってハッピーな気持ちになれる優しい良作でありましたね。 [DVD(字幕)] 7点(2021-05-04 14:20:11) |
218. ゴーストランドの惨劇
《ネタバレ》 マーターズの監督とのことでだいぶ構えて観ていたんですが、結論としてはまぁそれほどでもなかったかなと。 理不尽極まりないし胸糞悪いっちゃそうなんですが、どちらかといえば悪趣味路線の方に走ってて、 姉妹をお人形のようにして扱ってる展開とかはちょっと失笑してしまいました。 中盤のどんでん、実は母親は〜で姉より自分の方が〜の展開は良かったですが、話のミソらしいところはそれぐらいかな。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-04-29 20:10:06) |
219. 青くて痛くて脆い
《ネタバレ》 割と好きですねぇこういうの。全く予備知識なしで見たのが良かったのかなと思います。 序盤の展開から、モアイをぶっ壊すと決意する流れ、そこからの実は〜の展開に驚き。 あぁぁそういう映画だったのかぁと。この展開の裏切りがとても上手いと感じました。 そして、ある種の変態的な話になっていくわけですが、それもまた個人的には好みでした(笑)。 まさしく、タイトル通りの「青くて痛くて脆い」内容でありました。 でもそういうのを包み隠さず見せつけてくる映画は好きです。 [ブルーレイ(邦画)] 8点(2021-04-26 16:26:56) |
220. 魔女がいっぱい
《ネタバレ》 さすがはロバート・ゼメキスだなぁと思いました。安定した、王道の面白さを見せてくれます。 アラン・シルヴェストリの音楽も、まさにハリウッド映画の王道の付け方で、ある種の懐かしさまで感じた次第です。 魔女たちは口が裂けていて、手の指は三本で足の指はなく見た目は結構恐ろしいのですが、 それに対してネズミに返信させられた子供達は可愛らしく実に愉快で笑えたりもします。 そういう様々な要素が一体となっていて、新鮮味があって面白かったです。 特にラストでは子供たちは当然人間に戻ると思っていたので、そういういい意味での裏切りもまた楽しかったです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-04-26 15:32:52) |