201. バイオハザード(2001)
ちょっと落ち着いたオープニングから始まったと思ったら、イキナリ、テンポが急転!何が起こったのか分からないけど、なんだかドキドキ。主人公アリスは記憶を失っているという設定なのだけれど、その記憶が徐々に戻っていくにつれて、物語のナゾも解けていく、といううまい構成。恐い映画はあまり好きではないので、「エレベーターのシーン」や、「レーザーのシーン」では思わず体をそらせてしまいました。 ゾンビ化した研究員の気持ち悪さにもグェ~。このゾンビは、「食べること」という欲望に基づいて襲ってくるという設定なんですが、だったらなんでゾンビ同士共食いしないんだろう・・(生きてる人間しか食べない?)という事はおいといて、閉塞感の中での恐怖の描き方が良かったと思います。 気の強いレイン役のミシェル・ロドリゲスが良かった。 8点(2003-11-13 20:27:30) |
202. トータル・フィアーズ
《ネタバレ》 始まって、よく分からないうちに登場人物がぞろぞろ出てきて、相変わらず覚えきれない・・。誰が国防長官、国務長官で、どういう考えを持っているか予習して観ると良いかもしれません。 分からなくても、なんとなくは理解できるんですけどね。 アメリカ本土に持ち込まれた核爆弾。ボケーっと観ていたら、突然、「えぇぇぇえ!!!!?」と、びっくりして、緊迫のシーンにグイグイ引き込まれて行きました。このシーンは秀逸! そんな簡単に原爆をアメリカに持ち込めるの~。そんなとこに隠さないやろ~。というかあんた、死ぬやろ、それは。放射能って風の向きとかで大丈夫なもんなの、みたいなムチャな設定への突っ込みはこの際、ほっといて・・。 原爆スイッチを巡る米ロ大統領の駆け引きも、なかなかスリリング。 勝手にそれは使えないやろ、終わらせ方がムチャ、なんて突っ込みはこの際、ほっといて、楽しんで観る事ができました。 6点(2003-11-13 20:07:44) |
203. ラッキー・ブレイク
大した練習もしてないように見えるのに、本番のミュージカルではめちゃ上手く歌っているし、ミュージカルと脱走計画がいまいち関係ないように思えるし・・と、突っ込みどころ多し。 5点(2003-11-13 20:04:55) |
204. 猫の恩返し
バロン「本当の名前はなんとかなんとか男爵」 ハル「だからバロン(男爵)なのね!」って、小さい子供は分からないかも(笑) 5点(2003-11-13 20:03:11) |
205. ピンポン
松本大洋原作マンガの映画化。主要選手5人をうまく使って、きっちりと話をまとめていてすごい!!最後までドキドキしながら観ました。 「卓球というスポーツを通して、若き日に誰もが感じた憧れや妬み、挑戦と挫折、夢と現実・・」という紹介どおり、物は違っても、自分が昔打ち込んだ物に重ねながら見てしまいました。 卓球のボールにはCGが使われていたそうですが、聞かなければ分からないほど。出演者の動きとピッタリ合っているからなんだと思いますが、ものすごい事なんでしょうね。 「卓球映画」でこれを超えるものは今後出てこないでしょう(というか卓球映画が今後あるのか知りませんが)。 8点(2003-11-12 21:45:08) |
206. 海辺の家
《ネタバレ》 ヘイデン・クリステンセン演じる息子の心変わりの理由がよく分からないし、隣人やらの無駄なエピソードが多すぎて、ちょっと残念。この映画にH系の笑いを取る為の話は必要ないと思うんですよ。他のコメディ映画ならともかく・・。 海で遊ぶ昔のビデオの映像や、ケビン・クライン演じる父の最期をうまく使えば(ベタな話にすれば)もっと泣けたのになぁ・・。これはこれで良い、と思う人もいると思いますが。 ラスト。あー、そのエピソード持ってきたかぁ・・。忘れてた。 6点(2003-11-12 21:40:59) |
207. ノー・マンズ・ランド(2001)
《ネタバレ》 「衝撃のラスト」と宣伝されたラストシーンは、予想したものとは違ったのですが、確かに「衝撃」・・。ちょっと呆然としてエンドロールを見守りました。ラストシーンも確かに印象的ですが、そこまでの過程もものすごく心に突き刺さってきました。女性記者の「何もない塹壕だもの・・」というセリフが印象的でした。 6点(2003-11-12 21:38:46) |
208. 少林サッカー
一つの一つのギャグは、アホらしくて何でもない物なのに、ここまで積み上げられると、もう笑うしかない、って感じでした。 また、笑いの中にも涙ありで、ミッフィーのシールを貼った靴にホロリときました(笑)。 6点(2003-11-11 21:48:10) |
209. マジェスティック(2001)
タイトルになっている「マジェスティック」とは、作中に登場する映画館の名前。この映画館で、「巴里のアメリカ人」「欲望と言う名の電車」「アフリカの女王」など往年の名作映画のシーンが映し出されます。ダラボン監督による名作映画へのオマージュ。これらの映画を観た事のある人にとっては感動物なんじゃないでしょうか。「ショーシャンクの空」っぽい映画を期待して行きましたが、やや肩透かし。 5点(2003-11-11 21:46:36) |
210. 模倣犯
《ネタバレ》 クライマックスの中居正広が○○するシーンでずっこけました。あれが映画をぶち壊したような・・。原作にはないらしいラストカットも意味が分からないものになっていたように思います。映画が終わった後、良くも悪くも、場内が「は!?」という感じでざわついていました。浩美役の津田寛治の演技は光っていたように思います。 2点(2003-11-11 21:43:22) |
211. I am Sam アイ・アム・サム
子供をめぐる裁判は、どこかダスティン・ホフマンとメリル・ストリープ主演の映画『クレイマー・クレイマー』に似ていて、この映画の中でも、映画にむちゃ詳しいサムの友達によって『クレイマー・クレイマー』のセリフが効果的に使われています。 サムからルーシーを引き離そうとする児童福祉局のソーシャルワーカーや里親の夫婦、検事さんも決して悪者ではないのに、なんだか悪者に見えてしまう。でも、ストーリーが進むに従って、みんないい人に思えてくる。ひとつひとつのセリフが反則技のように涙腺を刺激して、ちょっとズルイなぁ、と思いながらも、やっぱり涙ぐんでしまいました。 私は、あるシーンで、ルーシーが「Love is all you need(愛こそすべて)」とつぶやくシーンがツボにはまってノックアウトされてしまいました・・ ショーン・ペンの悪人ぽい顔は個人的にはあまり好きではなかったのですが、本作での演技は見事。アカデミー主演男優賞ものです(彼はアカデミー大嫌いですけどね)。 そして娘ルーシー役のダコタ・ファニングの演技もものすごい。この女の子、まだ7歳だそうな・・。「父親を超えてはいけない」「父親に逢いたい」という行動・セリフの一つ一つが涙もの。現実にも、こんなにしっかりした7歳の女の子っていないよなぁ、と思うくらいすごい演技でした。 10点(2003-11-10 22:55:50) |
212. パニック・ルーム
デビッド・フィンチャーっぽいどんでん返しがなかった(?)のがちょっと物足りなかったかな。 防犯ビデオにガンガンに映っている犯人たちが「おとなしく出てきたら危害をくわえないから、(部屋から)出て来い!」と叫ぶのはあんまり説得力がないような・・。 6点(2003-11-10 22:52:58) |
213. スパイダーマン(2002)
自分でスパイダーマンの衣装をデザインして、自作して着替える様子にちょっと笑えました。その後のきちっとしたコスチュームは、誰がどこで作ったんでしょうか??ナゾだ。 6点(2003-11-10 22:50:02) |
214. アトランティスのこころ
「初めてのキスは、その後のどんなキスよりも心に残る」みたなセリフがあって、ボビーとキャロルという幼い2人の観覧車での初めてのキスシーンも描かれているんですが、これがなかなかどうしてロマンティックで良いんですよ。「お前ら、まだ11歳やろがー!!」と突っ込みたくもありましたが・・ 5点(2003-11-10 22:48:04) |
215. 春の日は過ぎゆく
録音技師のサンウ(ユ・ジテ)と、離婚歴のあるDJの女性ウンスが出会い、別れる様子を、美しい景色を挟みつつ淡々と描いています。セリフはかなり少なくて、パンフレットには場面説明とセリフを採録したシナリオが完全収録されているんですけど、わずか5ページ。しかし、セリフがなくても、じわーっと心にしみてくる場面描写は見事。二人が愛し合うようになっていくシーンはステキ。何気ないキスシーンばかりなんですけど、本当にシアワセそうっていうのが伝わってきて・・。 「1ヶ月会わないことにしましょ」 でも、多くの恋愛がそうであるように、二人はすれ違っていく・・。離れていく彼女の心にとまどう男のダメっぷりのシーンで観ている女性は結構ひいてしまうのでは?とも思ったのですが、映画はまだまだ淡々と・・ ラスト近くの桜並木のシーンで、画像をぼかした演出がまた良いです。そして淡々としたまま終わる映画。観終わった後、心にしんみり残る何かが・・。 一つ一つの何気ない動作に一喜一憂して、まるで擬似恋愛してしまうような映画。心の中に置いておきたい映画です。 10点(2003-11-10 21:25:20)(良:1票) |
216. アニマトリックス
「セカンドルネッサンス1&2」は、機械と人間との関係みたいなのが分かって良かった。 6点(2003-11-09 20:35:26) |
217. ロックンロールミシン
夢破れた感じはうまく出ていたと思うけれど、池内博之の一連の心の動きの描き方が弱いかも。 アパートに向かう坂道が何度も映し出されて印象的だった。 5点(2003-11-09 20:33:45) |
218. 天国の口、終りの楽園。
《ネタバレ》 ラスト、年上の女性ルイサの秘密がさらっと流れてしまっている気がする。後から見直すと伏線があったりもするんだけど。 4点(2003-11-09 20:28:47) |
219. 友へ チング
《ネタバレ》 「学校で先生に指されまいと机を動かすシーン」「車のトランクのシーン」など、結構笑える小ネタをはさみながら、静かにストーリーが進行していく・・。そしてヤクザのジュンソクとドンスが対立していくシーンへ・・このドンス(チャン・ゴンドン)がかなり渋かったですね。「夜の校舎、窓ガラス壊して回った」りするし・・。映画の看板やちらしにも使われている「クライマックスシーン」には身震いがしました。 韓国ではR-18指定で、日本ではR-15指定。それほど過激なシーンはなかったと思うんですが、ところどころで、ものすごい字幕があって、これがR-15指定の原因なんでしょうかね。 もう戻れない懐かしい昔を思い出してしまう映画。少しノスタルジックに浸ってしまいました。 8点(2003-11-09 16:42:39) |
220. ブラックホーク・ダウン
のっけから息つく暇もない戦闘シーンが30分続く「プライベートライアン」と違って、始まりから約45分間、「静」のシーンが続きます。アメリカの特殊部隊がソマリアで特殊任務につく。すぐに終わるはずの作戦が・・ 45分過ぎからは息つく暇もないシーンの連続。ヘリコプター「ブラックホークダウン」が撃墜され(この時、灰色に変わった画面は衝撃でした。)、アメリカの兵士たちが、民兵に囲まれる・・ スローモーションやモノクロのシーンを混ぜて、淡々と「そこ」で起こった事を描いていく様はすごい・・ お涙頂戴のシーンはあまりなかったのですが、暴徒に囲まれる中、弾が尽きた兵士(?)が「妻と子供の写真」を握り締めるシーンにはちょっと涙目になりました。 6点(2003-11-09 16:39:26) |