201. ボーン・コレクター
最初から80分はかなり面白い。 猟奇的な事件だけでなく、機知に富んだ主人公、強情なヒロイン、優しい看護婦、憎らしいライバル...みんなキャラが立ってる。 ところが。 残り40分、どんどん話がしぼんでいく。 クライマックスなんか、「今までの伏線はなんだったの」っていうくらいひどい。 あーあ、って感じ。 [DVD(吹替)] 4点(2011-10-01 13:40:20) |
202. インシテミル 7日間のデス・ゲーム
「es(エス)」っていう映画に設定が似ている。 もっとも似ているのは設定だけで、お話はesのほうが100倍面白いので、この映画見て不満感じた人は、ぜひ見てほしいなあ。 この映画は、なんというか、ツッコミどころありすぎて笑っちゃうくらい。 もはや映画って、黙って見るもんではなく、レンタルDVDをワイワイと大勢でツッコミながら見るほうが主流なのかもしれない。 そんなこと途中で考えながら見ちゃうほど、呆れた内容。 でも、スピード感があるから、見終わった後にそれほど不快感ないのが救い。 [DVD(邦画)] 3点(2011-09-25 21:51:27) |
203. 書道ガールズ!! -わたしたちの甲子園-
この映画のお話は、はっきり言ってダメです。相当、出来が悪い。 なぜかっていうと、一番キャラの立っている子をフェードアウトさせちゃって、そしたら、残った子は美人ばかりなのに印象がみんな暗くなっちゃってるから。 それに、「書道とは自分に向き合うもの」っていうのはその通りだと思ったから、「みんなで仲良く」なんてのは、逆にちっとも必然性を感じなかった。 でも。 クライマックス、なぜか涙がタラタラ流れちゃって困った。 高校生が集団でエネルギー爆発させてるのを、実にうまく捕らえてる。 クライマックスだけなんて、卑怯な方法だけど、引っかかる自分が悪い。 思わず、クライマックスだけもう一度見てしまった。 やっぱり日本の中高生の部活は、見ていて楽しいなあ。 [DVD(邦画)] 6点(2011-09-18 22:57:20)(良:1票) |
204. レスラー
いろんな意味で気分悪い。 プロレスの舞台裏を見せて、リアルに見せようって魂胆が気分悪い。 必要以上に血を見せるのが、気分悪い。 今のプロレスで血を流すことは、病気の問題もあって、ほとんど無いのに。 主人公の行動が気分悪い。 あんなことしてる奴が、昔メインイベンター張ってたなんて有り得なさすぎ。 全然リアルじゃない。 元でもメインイベンターなら、リング外だってプロレスラーとして振舞うはず。 それが全然ない。そういう意味で全然「プロ」じゃないし。 なんだか週刊誌の「あの人は今」っていう特集を、延々2時間見せられた感じ。 撮ってる方は鼻高々なのかもしれないけど、自分にはサッパリ。 [DVD(吹替)] 1点(2011-09-11 05:29:32) |
205. マンマ・ミーア!
舞台から派生した映画って、自分にとってはハズレばかり。 脚本にこだわりすぎるあまり、映像がとにかく退屈で、それに引きずられて映画全体として退屈ってことが多い。 そんなわけで、アバは知っていたけど、この映画にはあまり期待していなかった。 ところがだ。 いやー、まさかこんな映画とは全然思わなかった。 だって、ストーリーがムチャなのはともかく、歌は結構ヘタだし、ダンスもそろってないんだもん。 若い嫁さんが可愛くて歌もうまいからもっと見たいのに、なぜか下品なオバチャンがしゃしゃり出てくるし。 でもね、見ているうちに気にならなくなってくる。 とにかくノリとテンポがよくて、強引だけど美しい風景も合わせてメチャ楽しいから。 そうなると、後半のムチャなストーリー展開さえ、大笑いして許せる。 映画って、こういうのでも全然アリだと思う。 見終わったあと、幸福感あるし、誰かと話したくなるし。 なら、この映画は、映画として王道でしょう。 [DVD(字幕)] 8点(2011-09-04 02:57:20)(良:1票) |
206. 28日後...
あまり得意でないホラー物。 今回は、家族と一緒に見るために借りた。 前半は、つまらなくはないが、「ありきたりだな~」と思って見てた。 特に、まったく目新しさのないゾンビ像には「これってホラー物のお約束なのかな?」なんて、冷静に観察という感じで見てた。 ぞれから、ゾンビに襲われた町の感じとか、意味無く暗闇で単独行動とか、スーパーで楽しくお買い物とか、ぜーんぶどっかで見たような感じ。 しかし! 後半の展開には正直ビックリした。 「そうきたか!」と思わず身を乗り出し、すごく緊張して見れた。 ストーリーに無理ないし、伏線を効かせたラスト(DVD版)も満足感ある。 今更だけど、「ホラー苦手な人に見てほしい、なかなかの秀作」なんて思った。 [DVD(吹替)] 7点(2011-08-28 23:10:09) |
207. ぼくたちと駐在さんの700日戦争
いったい誰に見せたいんだろう? 悪いけど、ずーっとそう思いながら見ていた。 自分は、この映画の設定、1979年の高校生とほぼ同年代だけど、全然共感できない。 むしろ、違和感ばかり感じてしまう。 やっていることが小学生レベルのイタズラで、しかもストーリーに積み重ねがないから、アラばかり気になってしまう。 特に気になったのは、コンビニの扱い。 コンビニがコンビニと呼ばれるようになったのは、80年代の後半だから。 80年代の前半にセブンイレブンがPOSシステムを導入し、24時間営業化も加速した。 それで、いつ行っても店が開いていて、欲しい物を売っているという状態になった。 それが浸透して、ようやくコンビニはコンビニ(便利)と言われるようになったはず。 そんなの映画と全然関係ないって? そんなこと考えちゃうくらい、つまらなかったってこと! 本来、日本の青春コメディには甘い自分だけど、中途半端にノスタルジー入れたこの映画には、かえって反感ばかり覚えた。 [DVD(邦画)] 2点(2011-08-25 16:14:38) |
208. ザ・セル
《ネタバレ》 序盤からグロい映像が続いて、確かに緊張感はあるんだけど「キツイな~」と思いながら見てた。 そしたら、ヒロインの精神世界で勝負!ってことになって期待度120%。 だって、ヒロインは、正義感も慈愛も強い、ムダに色っぽい心理学者。 期待するなって方がムリ。 ところが出てきた映像は、小林幸子リサイタル会場みたいな... ここで第一の脱力。 しかもそこでヒロインがやることって言ったら、今までの人格ブチ壊し。 おいおい、そこはヒロインの理想世界じゃないんかい! ここで第二の脱力。 そしてクライマックス。 5m四方はあろうかという水槽、つまり5*5*5で125トンの水圧に耐えられる水槽は、当然、刑事の拳銃なんかじゃビクともしない! さあ、刑事はどうする? 書かないけど、ここで第三の脱力。 思うに、中盤まで練りに練った脚本書いてたら、その後は時間がなくなっちゃって、やっつけになっちゃったんじゃないかなあ。 そう思わずにはいられなかった。 [ビデオ(吹替)] 5点(2011-08-16 16:25:11) |
209. 僕の彼女はサイボーグ
もし、ドラえもんがメスで、かつ姿形がしずかちゃんだったら、のび太はドラえもんに恋愛感情を持っただろうか? 持たないと思う。 自分は、この原作をほとんど読んでいるが、この点ではっきり言って全然好きになれなかった。 男に都合のいい妄想全開の話についていけなかった。 じゃあなんで今回見たかって言うと、綾瀬はるか好きだから。 こっちの期待通り、綾瀬はるかは魅力的に撮れてるし、ストーリーはキモイ。 そして終盤、ものすごく頑張ってるCGと、驚愕のラスト。 いや、驚愕って言うと、いいことに聞こえちゃうか。 唖然に憮然にふざけんなのラスト。 とにかくひどい。 ところがだ。 見終わってみると、可愛かった綾瀬はるかに結構満足している自分に気付く。 もう1回見たいくらい。 こんなんじゃ評価に困るけど、間を取って4点で。 だって、お話はほんとひどいから。1点がいいとこ。 [DVD(邦画)] 4点(2011-08-13 12:34:09) |
210. 塔の上のラプンツェル
アニメならなんでも来いの自分。 ディズニーだって、たいていは大丈夫のはず。 特にこのアニメは、巷の評判も極めて高く、期待大で見た。 ところがだ。 悪いけど、ぜーんぜんダメだった。 相手役の男の目的がいつ変わったかわからないからかなあ?とか、見終わった直後は思ったけど、そうじゃない。 本当の理由は、この映画、「主人公が若くて美人でお姫様じゃないと成り立たないストーリー」になってるからだ。 プリンセス系って言うの? 自分に言わせりゃ、女版水戸黄門だけど。 ディズニーでこの手のアニメ、よくあるけど、自分は全部ダメだったことを思い出した。 だったら、もう少しわかりやすいタイトル付けろよなあ。 「~姫」とか「美女と~」だったら、さすがに見ようなんて思わないのに。 と、オヤジの自分は、逆ギレと開き直りするしかない。 [DVD(吹替)] 4点(2011-08-10 12:40:27) |
211. エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?
この映画、DVDに日本語吹替は無い。 無いなら無いで、メニュー画面に書いといてほしいなあ。かなり探したし。 無い理由は、完璧に実話ドキュメンタリーだからってことなのかな? でも、見る側にはただの手抜きにしか思えないけど。 だって、セリフの内容が重要だから、字幕ばかり見ることになる。 そんなに昔の映画でもないのに、カンベンしてくれって感じ。 さて、映画の内容の話。 日本企業にも、内部統制という形で大きく影を落としたエンロン事件。 だから、興味津々で見たんだけど、残念ながらあまり面白いもんじゃなかった。 エンロンの経営陣は、会社潰しちゃったんだから、もちろん責任はあるけど、この映画で「悪人」扱いするほどには見えなかったし。 なんか、証言がみんな「後出しジャンケン」なんで、あまり気分いいもんじゃないし。 つまり、元社員達が「自分は前から危ないと思ってた」みたいなこと言うんだけど、「だったらその時お前が止めさせるか、会社辞めるかどっちかだろ」と思ってしまう。 一方、エンロンの経営陣は「無能」だけど「悪人」には見えない。 あれぐらい、アメリカ企業の経営陣なら当たり前じゃない?と思ってしまうこと多し。 アメリカ企業は、3ヶ月ごとに利益が確実に出ていることが、経営陣の義務みたいになってるから、法律の範囲内なら何でもやるでしょ。 もうちょっと、優良企業が道を踏み外した瞬間、みたいなところにスポットを当ててほしかったなあ。 [DVD(字幕)] 3点(2011-08-06 23:50:53) |
212. ジュラシック・パークIII
見せ場がたくさんで、ダレる所がないから楽しい。 ただ逆に、緊張感が薄いんだよね。 ま、家族向けアトラクションムービーとして合格点ってとこかな。 でも、「ありえね~」とかツッコミながら見たけど、実はこの映画見るの3回目だったりして、結構好きなんだよね。 依頼者の夫婦役を好きになれないとこは、ちょっと難点だけど。 [DVD(吹替)] 7点(2011-07-30 17:59:01) |
213. トランスフォーマー
原作を全然知らないけど、意外に楽しめた。 ロボットが敵味方とも饒舌だったりするところも、日本のロボットアニメそのもののノリのせいか、子供っぽいなあーとツッコミつつも楽しかったりする。 映像はちょっと動き速過ぎだけど、大迫力だし。 ただこれアメリカ映画なんで、オッパイの大きい女の子とクルマに愛を感じるんだけど、日本人の自分にはサッパリ響かない。残念。 ヒロインにもうちょい品と凛があって、時間があと30分短ければ、8~9点あげられるのに、惜しいなあ。 [DVD(吹替)] 6点(2011-07-24 06:10:44) |
214. 運命じゃない人
《ネタバレ》 途中まではワクワク見られたんだけど、組長が手下を使わずに個人で動き出すあたりから違和感を覚えて、最後は尻すぼみ感。 例えば、ラスト時点で、一番得をしていたのは組長だということ。 100万+探偵の無償使用権+2000万分の女詐欺師使用権を手にしている。 一方、主人公の恋愛はどうなるかわからない状態。 これじゃ見ている客としては満足できない。 それから、ヒロインも小悪党の1人に過ぎなかったこと。 これにはガッカリ。主人公がカワイソ過ぎる。 盗んだ金を返しに来たからいいってもんじゃないでしょ。 主人公が誠実と知って、金を盗んでいるわけだから、自分的には許せないなあ。 この映画は脚本命の映画なので、ちょっとでも齟齬があると、すごく気になってしまう。 [DVD(邦画)] 6点(2011-07-17 22:47:08)(良:1票) |
215. プラトーン
公開当時なら9点つけてたと思う。 それだけの迫力や衝撃があった。 ところが、今見るとダメなんだよなあ。 戦場の最前線にいて、まさにこれから敵と戦うっていうのに、味方同士で反発ってありえないと思ってしまうから。 「全員死にたいのかよ。上の連中は何してる」ってツッコんでしまう。 この映画は40年以上前の話なんだし、アメリカにとって負け戦のベトナム戦争なんだし、といった予備知識くらいはあるんだけど、やっぱり物語に乗り切れない。 これは多分、自分が年取って、「戦争とは」とか「組織とは」とかに固定観念ができてしまっているからだと思う。 そして、この映画の監督さんにも戦争への固定観念があって、それと相容れないんだろう。 とにかく、自分が年取ったとか思ってしまう時点で、今見て面白い映画じゃなかった。 ちょい残念。 [DVD(吹替)] 5点(2011-07-03 05:37:07) |
216. アフタースクール
こんないい映画なのに、なんの予備知識もなく見てしまった。 ごめんなさい。 何がいいかって言うと、複雑な脚本の映画って、セリフに頼って映像が動かない場合が多いから、感心はしても楽しくないことが多い。 だから、「舞台劇でやったら?」ってツッコミたくなることが多い。 でも、この映画は映像が楽しいから、前半の違和感ある脚本(これはワザとそうしてると思われる)を退屈せずに見せている。 そして爽やかで納得のラスト! 自分は落涙してた。 中学時代に多少思い出のあるごく普通の大人なら、楽しいし、感心するし、感動できると思う。素晴らしいです。 [DVD(邦画)] 9点(2011-06-20 02:24:23)(良:1票) |
217. ダ・ヴィンチ・コード
公開当時、大そう話題になったけど、評判悪くて見に行かなかった映画。 今見たら、ダヴィンチっていうよりキリストの話だったんでビックリ。 宗教知識のない自分でも、大金かけてキリスト教のトンデモ解釈してることはわかる。 だから、「うわあ、こんなこと言っちゃっていいの?」という別の観点からのサスペンスは楽しめる。 このあたり、大金かけてトンデモ話を大真面目にできるハリウッドはうまいなあ。 日本でも「天武天皇は朝鮮人だった」とか「信長の暗殺の黒幕は正親町天皇だった」とか、大金かけた大作映画できないかなあ。 日本人は自粛民族だから、やっぱりムリかなあ。 [DVD(邦画)] 5点(2011-06-11 20:20:00)(良:1票) |
218. アンストッパブル(2010)
演出にキレがないのと、クライマックスがショボイので満足感なし。 むしろ、違和感を覚えながら最後までどうにか見れたっていう感じ。 違和感を思いつくままに挙げると、 ・暴走の原因。あれはあまりにあんまりだ。 ・携帯電話。仕事も私用も合わせて使いまくり。そりゃ事故も起こるわ。 ・学校の先生。「電車に乗ったことある人~」って小学生に聞くな。まあアメリカの話なんだからしょうがないんだけどさ。 ところで、この映画見て逆説的に気付いたことがある。 自分は日本の鉄道が好きだし、信頼してるし、尊敬さえしているということ。 だから、鉄道に愛情のない人ばかりしか出てこないこの映画に、イマイチ乗り切れなかった。 [DVD(吹替)] 5点(2011-05-28 22:27:34)(良:1票) |
219. ガチ☆ボーイ
かつて、ビートたけしが「「笑わせる」と「笑われる」では天と地ほども違う」と言ったことがある。 この映画の主人公は明らかに「笑われる」レベル。 でも、「学生プロレス」の「学生」だからいいのか? 自分は「プロレス」だから許せない。 学生プロレスだって、4年間で積み上げられるものがあるだろう。 何も積み上げていない主人公には、感情移入できない。 [DVD(邦画)] 2点(2011-05-21 17:29:04)(良:1票) |
220. ノウイング
《ネタバレ》 こういうの、週刊連載マンガで高校生くらいに見てたら大好きなんだけどなあ。 話の広げ方にすごくワクワクするから、たとえ結末がどうあろうと、途中を楽しませてくれたことに感激する。 でも、これ映画だし、今の自分は大人だし。 この映画をもう1回見たいかっていうと、まったくそんな気はおこりそうもないからなあ。 あ、でも、嫌いじゃないよ。 最後、「オイオイオイ、あれだけ頑張ったお父さん、ウサギ以下かよ!」ってツッコミつつも、結構楽しく見終わったから。 [DVD(吹替)] 6点(2011-05-08 20:06:50)(笑:2票) |