201. ナイトメア・アリー
《ネタバレ》 約1年ぶり2度目観賞。向上心、自信、慢心…。人の心の闇をえぐる。前半の冗長な展開から一転、ビックリ箱が用意された終盤。一気にエンドロールまで引き込まれた。詐欺師は詐欺で身を滅ぼす。自業自得ですな。観衆を揺さぶる方法を心得ておられる。さすがは奇才のギレルモ・デル・トロ監督。良作に格上げ。 [映画館(字幕)] 7点(2022-04-24 01:27:11) |
202. ナイル殺人事件(2020)
《ネタバレ》 約1年ぶり2度目観賞。アガサ・クリスティ原作のリメイク版。「名探偵ポワロ 豪華客船殺人事件」ていうカンジやね。高貴な雰囲気漂うミステリークルーズ。黒幕は恋人をパクられたオンナ。復讐に燃え、嫉妬に歪む表情はとってもコワい。迫真の名演。聞き込みを続けながら見え隠れするポアロの過去。口髭の謎。探偵になった理由。ただ、事件にはあまり引き込まれず。2時間のテレビドラマで充分な印象。 [映画館(字幕)] 6点(2022-03-20 05:14:50) |
203. 劇場版 鬼滅の刃 無限列車編
《ネタバレ》 原作の無限列車編をアニメ映画化。日本国内歴代興行収入1位作品。今作の主演は誰よりも、「まいうー」連発にして直情の正義漢・レンゴクさん。前半は「NARUTO」の無限月読みたいなんにハマってダラダラ…。見せ場はジョーゲンの鬼が出てきてから。レンゴクさん、命を懸けた死闘。その漢気と大迫力のバトル演出に心揺さぶられた。潔い散り様。テーマ曲「炎」が表すその生き様。終盤に味が出る良作。 [DVD(邦画)] 7点(2022-03-06 05:54:12) |
204. ドリームプラン
《ネタバレ》 約10ヶ月ぶり2度目観賞。テニスを通じた父娘の絆を綴る実話スポコンドラマ。世界最高の女子テニス選手、ウィリアムズ姉妹を育てたテニス未経験のオヤジ。姉妹誕生前に構想したプランに沿って、ストイックにシゴキ上げる。何より優先すべきプラン。絶対的君主のブレないオヤジ。教育や人種差別問題にも触れ、説教臭くてちょっとクドい。世間は高評価なれど、期待していた程ではねぇな。 [映画館(字幕)] 6点(2022-02-27 06:03:50)(良:1票) |
205. ゴーストバスターズ/アフターライフ
《ネタバレ》 約1年3ヶ月ぶり3度目観賞。続編公開に向けての観賞。パートⅡから32年、2016年版はすっ飛ばして、旧シリーズを懐古。元祖ゴーストバスターズのメンバーの孫娘はリケジョのメガネっ娘。そのお母ちゃんはちょっとサワぎすぎ。物語に中身はないんだけど、すっかりじーちゃんになった旧メンバーが登場。加えて、あのレジェンドもあの世から(?)CG出演。最後におばあちゃんとなったシガーニー・ウィーバーが登場し、ちょっと感動。今作は根強いファンへのプレゼントみてえな雰囲気。 [映画館(字幕)] 6点(2022-02-20 03:46:16) |
206. ウエスト・サイド・ストーリー(2021)
《ネタバレ》 約1年ぶり2度目観賞。名作ミュージカルをスティーブン・スピルバーグ監督がリメイク。米移民街、人種が異なる青年たちの抗争の中で、人種を越えた愛が燃える。禁断の愛の結末はすれ違い、あまりにも無情。60年前のオリジナル版でアニタ役を熱演されたレジェンドが、酒場の女将にして青年たちの親代わり役として出演。流れる名曲の数々。高い完成度を改めて体感。良作に格上げ。 [映画館(字幕)] 7点(2022-02-13 01:55:57) |
207. コーダ あいのうた
《ネタバレ》 家族4人の中で唯一聴こえるアタシに備わる天賦の才能。個性的で温かみのある音楽教師の熱心な指導により、いざ花開かん。夢へと羽ばたかせるか、家業に縛るか。食卓を囲む沈黙の中、手話でぶつけ合う家族各々の想い。それぞれの瞳は…口ほどに物言う家族会議。やがて通じ合う気持ちが大きな感動を呼ぶ。流れる名曲の数々。心地いい余韻。どの項目も高水準。7年前の「セッション」以来の衝撃。5年に1本というべき稀な傑作。 [映画館(字幕)] 8点(2022-02-06 01:31:08)(良:1票) |
208. ハウス・オブ・グッチ
《ネタバレ》 約10ヶ月ぶり2度目観賞。リドリー・スコット監督、豪華俳優競演によるとっても濃厚な社会派サスペンス・ラブロマンス。ファッションブランドの元祖、グッチ一族崩壊の真相に迫る。主演は奔放な「宇宙人」レディ・ガガ。富と権力から破滅へ。グッチの妻の波乱に満ちた人生を体現。熱演というより怪演のアタシ。ちょっと優男で気弱な感じのグッチをアダム・ドライバー、グッチの厳格なオヤジをジェレミー・アイアンズ、グッチの強欲なオジキをでっぷり太ったパチーノ様。衝撃の結末。グッチの映画だけにファッション映画としても観れる。 [映画館(字幕)] 6点(2022-02-05 03:45:24) |
209. クライ・マッチョ
《ネタバレ》 大御所にして巨匠、クリント・イーストウッド監督・主演。元カウボーイのオイラと世話になった雇用主の息子のロードムービー。見かけ上は少年誘拐のため、ケーサツやチンピラみたいなんに追いかけられる。道中に立ち寄った喫茶店の奥様が意外と頼れる協力者。匿われて、そこでの細やかな生活は平和なれどちょっとかったるい。深まってきたオイラと少年の絆、燃え上がるオイラと奥様の密やかなロマンス。切ない別れ。最後に再び奥様の下へ。齢90越えにしてまだまだアッチの方も現役だぜぃ。 [映画館(字幕)] 6点(2022-01-23 03:17:48) |
210. スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
《ネタバレ》 今年1本目の映画館観賞で1700本レビュー到達、まだ通過点! 約11か月ぶり2度目観賞。「ホーム」シリーズ第3弾、最終章。ドクター・ストレンジの魔術によって、過去2シリーズのスパイダーマンとその敵が登場。偉大な先輩方と共にゴブリンたちと迫力バトル。蜘蛛スーツを脱げば大学進学を考える高校生の青春ドラマが展開。濃ゆい顔のMJ、忘れられぬ恋。決して完璧ではない悩めるヒーロー像を映し出したシリーズ、完結。 [映画館(字幕)] 6点(2022-01-09 03:39:04) |
211. キングスマン: ファースト・エージェント
《ネタバレ》 約1年4ヶ月ぶり2度目観賞。スピンオフ。レイフ・ファインズ主演のキングスマン誕生秘話。多くの犠牲を払い、成立したイギリス政府諜報機関。シリアス調だけどクオリティは本シリーズには及ばねえ。 [映画館(字幕)] 6点(2021-12-31 19:28:43) |
212. ホリデイ
《ネタバレ》 お互いに失恋し、自宅を換えっこすることになったアタシたち。男女二人組、クリスマスもののラブコメだけどちょっと冗長な印象。 [DVD(字幕)] 6点(2021-12-29 05:58:53) |
213. ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ
《ネタバレ》 数年ぶり3度目観賞。続編公開に向けての復習。ヤツとの奇妙な共同生活、シリーズ第2弾。ワイルドで強面のオイラ、カラダの奥底からまくし立てるのはスパイダーマンもどきのヤツの濁声。そんな不気味なオイラから遠ざかっていくカナザワさんみてえな彼女。懸命にナニかと戦っているんだけど中身はないね。 [映画館(字幕)] 6点(2021-12-26 02:20:00) |
214. マトリックス レザレクションズ
《ネタバレ》 約1年4ヶ月ぶり2度目観賞。18年ぶりのシリーズ第4弾。すっかりおっさんとおばさんになったネオとトリニティ。仰向けになれるイスに横たわってアチラの世界へゴー。何者かに支配された仮想世界アイオで、トリちゃんを救うべく激しく戦うオイラ。独特の世界観を表現するのは良いんだけど、視聴者にもよく分かるようにしないとね。これはイカンぞ。駄作。 [映画館(字幕)] 5点(2021-12-26 02:05:55) |
215. アオラレ
《ネタバレ》 ラッセル・クロウ怪演の異常ドライバーがどこまでも追いかけてくる、恐怖スリラー・バイオレンス。アタシのクラクションが原因で周囲の人々も巻き込む大騒動に発展。人生における数々の失敗も重ねて、逆恨みを晴らすためにメチャクチャするオイラ。突飛しすぎてるけれど、シラけずにそこそこ楽しめた。皆様も運転には充分注意しましょう。良作。 [映画館(字幕)] 7点(2021-12-05 05:00:27) |
216. エターナルズ
《ネタバレ》 約1年半ぶり2度目観賞。シリーズ第1弾。マーベルヒーロー草創期のお話。だけど「エンドゲーム」後を描く…何だか設定がよく分からんぞ。ヒーローが一気に10人も登場する。それぞれ個性があり、ほくろのヒロインは申し分ないんだけど、他はあんまり感情移入できねえ。サノスの弟とかいうヤツ、ち〇ぽアタマちゃうやんけ、ホンマに弟かぁ。アベンジャーズシリーズと比較して遥かに劣るクオリティ。続編ダイジョブか。 [映画館(字幕)] 6点(2021-11-07 06:11:33) |
217. マリッジ・ストーリー
《ネタバレ》 若夫婦の離婚問題を描いた対話劇。バシイシもどきのアダムくんとノムラっぽいスカ嬢、お父ちゃんとお母ちゃんの間を行ったり来たりの幼い息子。時には声を荒げながら対話劇が延々と続くが入り込めなかった。駄作。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-11-02 01:04:11) |
218. 最後の決闘裁判
《ネタバレ》 リドリー・スコット監督×マット・デイモン主演。さらにタイトルから歴史超大作アクションを想像させられるが、妻の秘めゴトを主題にしたドラマが中心。同じ場面に対して三者三様のストーリーが描かれる構成。旧友だけど変態のえろえろアダムくん、逃げるオイラの妻を追いかけ回す。修羅場シーンの「あの瞬間」は何とも品のない表情のヘンタイ男。妻役のジョディちゃん、そのカラダを張った熱演。憔悴した妻、事実を知って茫然自失のオイラ。最後の決闘裁判、怒れるオイラと変態のアイツが一騎打ち。闘いの動機はとっても不純なんだけど、お互いの意地が見えて大迫力。決して英雄による伝記スペクタクルなどではないんだけど引き込まれた。良作。 [映画館(字幕)] 7点(2021-10-31 05:02:09) |
219. 燃えよ剣(2020)
《ネタバレ》 司馬遼太郎原作の時代劇。新選組副長・土方歳三の闘いに明け暮れた生涯。細かいエピソードは省かれていたけど、主要なポイントは押さえていて約2時間によくまとめたと思う。大河ドラマ俳優競演のキャスティングもそれほど違和感なく、無難にこなしていた。人物を深堀りした長時間版も作ってほしい。 [映画館(邦画)] 6点(2021-10-17 01:37:23)(良:1票) |
220. 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
《ネタバレ》 約7か月ぶり2度目観賞。クレイグ・ボンドの最終章。ジェームズボンドに初めてお子様を授けたボンドガールを熱演のレア・セドゥ(なんかレイ・セフォーみたいやな)。ボンドを死に至らしめた面ガサガサ男、最凶の敵・サフィンを怪演のラミ・マレック。黒人女性の新007と共闘。163分、尺長の末にシリーズは一つの幕切れを迎える。 [映画館(字幕)] 6点(2021-10-10 04:31:24) |