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コメント数 895
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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201.  アイアンマン 《ネタバレ》 
一言で言えば「気持ち良い」作品。『アベンジャーズ』に繋がる以上、ヒーロー誕生秘話に大半の時間を取るが、現在のパワードスーツに至るまでの制作過程にワクワクするし、トニー・スタークの明朗快活ぶりが彩りを与える。演じるロバート・ダウニー・Jrはそれまでダーティーなイメージが先行していたが、この映画ではむしろキャラクターに奥行きを与えるくらいのハマり役なのだ。どこか大人になり切れていないチョイ悪ぽさがあり、愛国者というアンビバレントさが魅力的。彼なしでは今後のマーベルユニバースの行く末も大きく変わっていたのではないか。最後も気持ち良く、「真実を言おう。私がアイアンマンだ」と自ら正体を明かす潔さには憧れる。
[DVD(字幕)] 7点(2021-12-02 21:07:51)
202.  インクレディブル・ハルク(2008)
アン・リー版は未見。ハルクになる過程は冒頭でサラっと描き、ブラジルの貧民街を俯瞰で捉えたカメラやハルクに頼らないチェイスシーンは良い。この勢いを保ってシンプルに90分でまとめたら佳品になりえたのに、舞台をアメリカに移してからはもうグダグダで記憶に残らないという。『アベンジャーズ』と絡める以上、当然ながら説明過多になりすぎる大人の事情。エドワード・ノートンを始めとする演技派俳優の無駄遣い。そもそも緑の巨人に魅力が感じられず、主役には向いてないと思う。
[DVD(字幕)] 4点(2021-12-02 20:50:46)
203.  キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー 《ネタバレ》 
『アベンジャーズ』への壮大なダイジェストを淡々と見せられている感じ。つまらなくはないが、教科書をなぞっているだけで大胆なアプローチがないのが残念。最古のマーベルヒーローを扱う以上、仕方ないか。
[DVD(字幕)] 5点(2021-12-02 20:32:30)
204.  アナと雪の女王2 《ネタバレ》 
物足りない。前作で明らかにされなかった秘密を辿るのは当然の流れとしても、決定打と思える楽曲が見当たらず、インパクトのある新キャラが皆無なのが致命的。大団円の分かり切った完結のために、アナとエルサ以外のメインキャラを必要以上に持ち出しすぎて、物語のテンポが削がれ、作品のテーマがボケてしまった。そう、もっとバッサリ切る勇気も必要だ。例えば、ダム壊して全て収まるなら、この34年間でなぜ一度も巨人が壊さなかったのか、そして閉じ込められた王国の騎士団の服に継ぎ接ぎすらなくどう生活していたのか、全体的に説明不足なのでそこの言及に充てるべき。言わば、「あちらを立てればこちらが立たず」の状態に陥っていて、既にキャラを立たせた続編ものの限界かもしれない。
[地上波(字幕)] 4点(2021-11-19 23:35:42)
205.  俺たちフィギュアスケーター
アメリカンバカコメディでよく見かける邦題の『俺たち~』は本作が発祥なのかなと思ったが、それがどうとでも良くなるほどちっとも笑えない。ベタな展開がダメなのではなく、単純に悪い意味で構成も小ネタもイマイチで、それが集まってできた品にしか見えなかった。男二人でフィギュアを組む設定は面白そうだったのに勿体ない。
[DVD(字幕)] 3点(2021-11-05 23:39:37)
206.  ミラーズ・クロッシング
いきなり鷲掴みにされるオープニングに、スタイリッシュな画面構成で綴られる銃撃戦と二転三転する展開、裏切りが繰り広げられるマフィア映画にどこかとぼけた味があり、唯一無二の独特な雰囲気が形成される。この地点でコーエン兄弟の美学が完成されていて初期作品では完成度が高い。佳作には違いないが、そこまで記憶に残らないのは話があまりに入り組みすぎていたかと。
[DVD(字幕)] 7点(2021-11-05 22:19:42)(良:1票)
207.  ゴッドファーザー 《ネタバレ》 
確かに映画史上最高の名作なのは事実で、重厚な人間ドラマや演出に目を見張るものが多い。 完璧と言っても良い。  ただ、完璧=見る側にとって最高の映画かと言えば否。 非合法な手で財力も権力も収めるマフィアに感情移入できるか。 男にしか分からない美学に酔いしれている感がある。  とは言え、堅気で生きてきたマイケルが次第にボスとして非情さが覚醒していく様に凄みがあり、 ファミリーを守るために手段を選ばない。 そこに深すぎる闇を感じる。 憧憬と畏怖が相反する矛盾した感情こそ、 綺麗ごとではない世界にジャンルを超えた共感として長く愛されているのではないか。 自分はどうしても距離を置いて見てしまいました。
[DVD(字幕)] 7点(2021-10-23 21:15:13)
208.  善き人のためのソナタ 《ネタバレ》 
女優のために密かに抵抗を続ける体制側の男の一途さに釘付け。良い職に就いていても孤独で幸せに見えず、社会主義の建前だらけの腐敗に、壁の向こう側の恋人たちの幸福と自由な精神に、駒として動くことに疑問を持ってしまったのだろう。そこに彼の善性と葛藤が見え隠れする。叶わぬ恋だとしても、彼女には幸せになって欲しかったその矢先の悲劇。たとえ社会主義が崩壊しても、心の空疎さを埋められずにいた男が、劇作家の著した書籍に救われる、そのスマートな演出に静かな感動が広がる。
[映画館(字幕)] 8点(2021-10-23 20:30:34)(良:2票)
209.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 
邦題は『人類の子供たち』で良かったのではないか。ただのSF映画ではないのは事実で、キュアロンの作家性が遺憾なく発揮されている。複数のカットをワンカットの長回しに見せた当時の最新技術で、臨場感を生み出すことに成功している名シーンの数々。ただ、ストーリーと登場人物の掘り下げが浅く、細かい部分はあまり覚えていない。あれでは赤ん坊が世界の希望になるとも限らないディストピアな設定が上手く活かされないと思った。唐突でどうでも良くなっている感。後の作品群に大きく活かされたという意味では、監督のターニングポイント的作品。
[DVD(字幕)] 4点(2021-09-30 23:08:26)
210.  シックス・センス
"衝撃の結末"と話題になったもののそれは装飾にすぎず、オカルトホラーと見せかけて、登場人物の葛藤と救済を描いた、真っ当なヒューマンドラマとして仕上げたところが良ポイント。その後、シャマランは変に奇をてらって、本作を超える佳作を未だ作れていない。多分に本質はあちら側で、偶然マッチした産物なのかなと思ったりする。
[ビデオ(字幕)] 7点(2021-09-30 22:43:25)(良:4票)
211.  もののけ姫 《ネタバレ》 
当時の宮崎駿による集大成であり、今後のジブリの方向性を決定づけたターニングポイント的作品。昔はシリアスで難解というイメージがあったが、久しぶりに見てみると意外にシンプルな筋書きであることに気付く。自然と人間との共存はナウシカにもあったが、綺麗事や善悪の二極化は鳴りを潜めている。必死に生き抜こうとする市井の逞しさと生活臭漂うリアリティが時代背景に厚みを生み出し、スムーズに物語を受け入れることができた。生きるため善意のための行為もどこかで犠牲を生み出し、度が過ぎればその対価は大きくなる。必要悪と絶対悪の違いでしかない。それに気付けない人間の愚かさと業を描きつつも、答えもなく矛盾だらけで、それでも距離を置きながら未来を模索するアシタカとサンの対話が味わい深い。
[地上波(邦画)] 7点(2021-08-15 23:55:49)
212.  ターミネーター3 《ネタバレ》 
こんな続編は見たくなかった。無駄に派手なだけのアクションに、違和感ありまくりのコメディ描写と、素人目でも冒涜されたと思っても仕方ない。ダメ人間になったジョン・コナー役も完全にミスキャスト。ただ、時代に適合できなかった青年が救世主としての自覚と成長を感じさせる、バッドエンドすれすれのラストを評価する向きは分からなくはない。荒廃した未来から来たカイルの息子である以上はこうならざるを得ないわけで・・・。ターミネータの冠を使わず、完全なパロディとして製作されていたら違っていたと思う。
[地上波(吹替)] 3点(2021-08-06 22:34:23)
213.  ターミネーター2 《ネタバレ》 
30年経っても色褪せないのは、現在でも通用する特殊効果だけではなく、前回で悪役だったT-800の立ち位置に他ならない。サラ・コナーとの敵対と、ジョン・コナーとの疑似的な父子関係とも取れる友情。その歪な三角関係で生命金属のT-1000に立ち向かうのだから、面白くないわけがない。人間性もないようなT-800が交流を通して、どこか人間味を感じさせるあたり、そしてサラが仇だったT-800との和解に深い感動を覚える。発端となったチップを壊しても、未来からカイルとの間にジョンが存在する限り、あの戦いは終わらないだろうと思いつつも、この先の物語は見たくないくらい完璧なラストだったとしか言いようがない。
[DVD(字幕)] 9点(2021-08-06 22:18:31)
214.  ターミネーター 《ネタバレ》 
低予算だから。ジェームズ・キャメロンが無名だから。シュワルツェネッガーがターミネーターだから。この三つが見事に揃ったからこそ無機質な暴力性を直に感じることができる。人間味を一切感じさせない、どこまでも追ってくるT-800を前に、サラ・コナーを守り抜こうとするカイル・リースの頼りなさに最後まで緊張感が持続する。しかし、この吊り橋効果でジョン誕生のきっかけになり、荒廃した未来が避けられないのがやるせない。それでも戦い続けるしかないサラ・コナーの宿命に深い余韻を生む。
[DVD(字幕)] 8点(2021-08-06 21:53:48)
215.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》 
犯人捜しのサスペンスとして期待すると肩透かしを食らう。 どちらかと言えば重厚な人間ドラマ寄りの作りで、その割に緩慢に感じてしまうくらい話の筋が分かり辛い。 それでも、あまりのタイミングの悪さとすれ違いで負のスパイラルに陥ってしまう不条理に苦虫を嚙み潰す。 怒りに赴くまま復讐に走り続ける男、過去から逃げられない苦しみに怯えた男、 ただ傍観するしかない男がもしあの日立場が違っていたらと思い返してももう遅い。 自分の行った"復讐"を妻から肯定された男はひたすら"贖罪"という名の自己満足を続けるだろう。 それはまさに正義を標榜してきたアメリカそのものであり、自己責任と片付ける貧困と格差社会が強くリンクする。 スクリーンで悪人を裁いてきたイーストウッドによる自戒と諦念がそこにあった。
[映画館(字幕)] 6点(2021-08-06 21:36:20)
216.  ハドソン川の奇跡
良くできた美談と言えばそれまでだが、淡々としながらもコンパクトな上映時間の中で一気に見せる、イーストウッドの抑制された演出とトム・ハンクスの好演が光る。ニュースでは知っていたが、ヒーローとして祭り上げられ、疑惑を持たれた機長の苦悩に焦点を置いた後日談と顛末に釘付けになった。誰一人として死なせないパイロットとしての誇りと責務が重くのしかかる。だからこそ彼の謙虚さが大きく際立つ。
[地上波(字幕)] 7点(2021-08-06 20:56:34)
217.  ザ・ライダー 《ネタバレ》 
頭部に後遺症を負った或るロデオライダーの現代の西部劇。出演者は家族を含め全て本人で、『ノマドランド』でも描かれていたフィクションとドキュメンタリーの境目を突いた演出手法は既に確立している。ときどき差し込まれる大自然を捉えた画が主人公の心の揺れ動きを代弁する。死と隣り合わせで生きてきた男にとっての唯一の生き甲斐が奪われてしまう重大な変化。それはブラジャーを嫌がる自閉症の妹も、父によって売られてしまう愛馬も、自分より重い後遺症の兄貴分も同一である。だが、その現在がいつまでも続くとは限らない。一つの領域にまで突き進んだ者にしか見えない孤高にリンクしたそれは、理不尽さの中でどう折り合いをつけて日々を生きていくかに真実味を与えている。この無常さは欧米では出せない味だろう。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-07-24 21:12:20)
218.  シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション
敢えて日本語吹替版で視聴。大のシティーハンター好きのコメディアンがわざわざプロットを原作者に持ち込んで許可を得た上で、一年半かけて脚本を練り込み、監督も主演もこなしたということだから、熱意もリスペクトも伝わるだけでなく、原作を知らなくても楽しめる良い意味でハチャメチャな作り。舞台がフランスなのに、日本名で呼び合うからオリキャラのフランス人が浮いちゃうツッコミどころはあるものの、それすら許してしまうようなノリと勢いに誠実さがあったのだろう。
[インターネット(吹替)] 7点(2021-07-14 23:38:16)
219.  ガッジョ・ディーロ
欧州に旅行した者にとってロマはあまり良いイメージはなく、倫理観で相容れない部分が根底にある。もちろん本作はそれを問う内容ではない。母方にロマのルーツを持つ監督なだけに、排他的なコミュニティで暮らす彼らがどんな文化と歴史を持ち、どんな生活をしているかを知るには打ってつけである。ユダヤ人みたいに豊潤な資金も権威もなく、差別と迫害の歴史を感情豊かに音楽に織り込み、笑顔で今を生きていく力強さを感じる。主人公とヒロインを除くロマは本物で、喜怒哀楽を全身で表現するイジドールは演技の域を超えており、アカデミー賞レベルだった。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-07-14 09:18:49)
220.  ミュージックボックス 《ネタバレ》 
無実の罪をかけられた者を救うために奔走する。 しかし、本当は罪を犯していた。 ──という設定は、サスペンスものでよく見かける"驚愕の結末"。 本作も例外ではないが、父親を弁護する娘が主役である。  真実を知った娘にはあまりにも受け入れ難い、心身を引き裂かれてしまうほどであった。 良き父親だった男が粗暴な面を見せ始め、裁判で次第に綻び、 真相を突き付けられてもなお己の罪を否定し続ける。 こういう時代だったから、生き残るためには仕方なかったのだ、と正当化する。 それは戦争とは無関係な現代でも同じだ。 脛に傷を持たない人間などいない。 一見、正義に邁進する人ですら傲慢で言えない秘密を持っているものなのだ。 右翼も左翼も己の正義のためなら邪魔者を排除する点で同じ穴の狢、目を背けているだけ。  ただ、ミュージックボックスというパンドラの箱を開け、 過去を直視した彼女の取った決断は本当の正義だった。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-07-05 00:12:18)
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