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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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201.  JAWS/ジョーズ
粗製乱造されるC級サメ映画の原点であり頂点。 もちろん本作は亜流とは比べ物にならないくらい完成度が高い。 撮影時、サメの機械模型の不調により、サメはほとんど登場することなく、 出るか出ないかの演出と絶望的な状況が却って恐怖を際立たせていた。 パニックホラーの域を超えて、格調高さすら感じる。 これさえあれば他のサメ映画なんていらない。
[地上波(字幕)] 7点(2022-08-06 15:34:08)
202.  六月の蛇
カラーだったら下品だし、かといってモノクロでは物足りない。 そのどちらでもない青いモノクロが、女の内なる性をエロティシズムあふれる美の世界へと解放させる。 ストーカーの顛末等、分かり辛い個所は少なくない。 それでも青い画面が閉塞感あふれる6月の東京に湿り気をもたらし、追い詰めるようにじんわり濡らしていく。 再び性に目覚めていく女が美しい、ただただ美しい。
[DVD(邦画)] 8点(2022-08-02 22:25:09)(良:1票)
203.  ドント・ルック・アップ 《ネタバレ》 
トランプ大統領誕生から露わになった分断と、扇動するメディアを総括した2020年代の『アルマゲドン』。 彗星衝突という非現実な事態なんて周囲は信じずエンタメとして消費し、 ディカプリオを始めとする超豪華スター大集合で大真面目にバカ騒ぎを広げていく。 巨大企業との癒着を優先するという初手さえ間違えなければこのようなラストを迎えなかったものの、 自らに事態の深刻さが及ばない限り、誰もが真実を受け入れないものである。 難を上げるなら、2時間半に及ぶ内容をもっと短くできた気がする。 制約がないが故に却って引き締まらない印象を受けた。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-08-02 22:21:02)
204.  フード 《ネタバレ》 
食べるという行為は、生きるために他の生物の命を頂くことである。 これが"美食"とくれば、ファッション感覚のグロテスクなものに変貌していく。  お互いのゲロを食い合うも当然な"朝食"、 弱肉強食の本質を暴いた"昼食"、 等価交換を究極的に誇張した"夕食"  よくこんなことを思いついたものである。 それでも食べていくために動植物を殺し続けなければならないのが人間であり、業そのものだ。
[DVD(字幕)] 8点(2022-07-05 23:46:02)
205.  シェフ 三ツ星フードトラック始めました 《ネタバレ》 
ジョン・ファブローって聞いたことのある名前だな、と思ったら『アイアンマン1&2』の監督だったとは。 3を蹴って、独立系映画で原点に立ち返る姿は主人公の姿と重なる。 監督・主演と聞くとどうしても独り善がりになるけれど、 嫌みには感じず、むしろ周りに好かれるあたり、監督の人徳が感じられる。 (でなければ、名優&大スターのカメオ出演など実現しない)。  邦題からロードムービーだと思っていただけに、フードトラックに至るまでの道のりはやや退屈で、 そのシーンも尺足らずなのでちょっと肩透かし。 もっといろんなところで、たくさんの人々と交流する姿を見ていたかった。 観賞後、無性にホットサンドを作りたくなったのは言うまでもない。
[DVD(字幕)] 6点(2022-07-05 23:29:20)(良:1票)
206.  悦楽共犯者 《ネタバレ》 
シュヴァンクマイエルが行くところまで行ってしまった自己満足映画…と言いたいところだが、 6人それぞれの突き抜けた性倒錯ぶりを傍から見るとやはり滑稽で最後まで目が離せない。 個人個々で始めたはずが次第に他の人にも影響を与え、 メタ的な意味で視聴者も巻き込んでいく意味で確かに『悦楽共犯者』だ。  本作にシンパシーを感じたのであれば、誰かの性癖も犯罪行為でなければ否定しないでおきたい。 気に入らないものを排斥するお気持ちクレーマーが憚る世界なのだから。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-07-05 23:25:50)
207.  ルナシー
ヤン・シュヴァンクマイエル特有のアニメーションは章に挟む程度で控え目。 正気と狂気の境目を行き来する主人公が体制に翻弄されていく。 自由を掲げる左側も、管理を掲げる右側も極端すぎて、 いや、その両方を含有する狂った世界に自分は生かされている現実を突きつけられる。  人によっては「それで?」で終わってしまう作品かも。 主人公同様、どうすることもできないから。
[DVD(字幕)] 6点(2022-07-05 22:46:41)
208.  アリス(1988) 《ネタバレ》 
かなり昔にDVDで見ていたが、 アマゾンプライムで再視聴する機会があった。 こちらは原語のチェコ語バージョン。  アリスの口のアップ、引き出しの取っ手が抜けることを始めとした反復を重ねる手法に、 物語を拒絶するように話が通じないグロテスクなキャラクターたちと、 アリスから見た未知だらけの不可解な世界をシュヴァンクマイエルが的確に伝える。 そこに子供ならではの純粋さと残酷さが同居する。 そんな"鬱くしい夢"を魅せられる人によっては至高の90分だろう。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-07-05 22:46:16)
209.  Vフォー・ヴェンデッタ 《ネタバレ》 
"V"は象徴である。 彼を演じるヒューゴ・ウィービングは最期まで素顔を明かすことはないし、 実は女性と匂わせる表現もあるが定かではない。 つまるところ、誰もが社会を変えられる"V"になれるということ。  もちろん"正義"のためなら非道行為を厭わないテロリストの側面を持ち、 自由と権利を手に入れることは各々が自覚し血を流すことだと言える。 数多くの犠牲を経て民主主義を手に入れた欧米の歴史そのものだ。  あの大爆発で強烈なカタルシスを感じたが、良い未来になるとも限らない。 権力者の言うことを受け入れて平穏に暮らしたいか、 抑圧を跳ね除けて閉塞感を打ち破りたいかは一人一人が決めること。  見たのはもう昔の話であるが、現在の社会情勢と大きく重なる。 侵攻を続けるロシア政府の姿勢を自国民がどう選択するのか。 そして日本も同調圧力に従うままどこかで諦めていて、緩やかに悪い方向に進みたいのかと。
[DVD(字幕)] 6点(2022-06-28 22:10:08)
210.  ホテル ビーナス
遠い昔に視聴。 草彅剛が"チョナン・カン"を名乗る韓国人という設定のテレビ企画から始まり、 一本の映画にしたという記憶がある。 全編韓国語、ウラジオストクを中心とした撮影ロケ、モノクロに近い青みががった映像と 邦画らしかぬ無国籍感漂う雰囲気で奇を衒いたかったのだろう。 その証拠に、ストーリーが印象に残らず、全てのエピソードがとっちらかって終わってしまった印象。 ラストの演出も如何にもあざとく、これでは感動できません。
[DVD(邦画)] 4点(2022-06-27 21:43:19)
211.  ファーザー 《ネタバレ》 
意識があるまま、時間と記憶が混沌の中に落ちていく。 台詞も物事も辻褄が合わなくなり、己の記憶が改竄され、周りとのコミュニケーションが破綻していく恐怖。 そして相手が誰なのかも忘れ、自分自身も喪失していく・・・。 一歩間違えば本人もそうなるかもしれないアンソニー・ホプキンス演じる認知症の圧倒的リアリティ。 超高齢化社会になった現在、自分も家族も彼のようになったら向き合わなければならない地獄。 それでも緑が風に揺れるように全てを漂白していく。
[映画館(字幕)] 7点(2022-06-24 23:03:52)(良:1票)
212.  Fukushima 50 《ネタバレ》 
低評価の理由に納得した。 実話であるなら事実を淡々と客観的に描けばよいのに、 ヒーローもの、青春ものの要素を恥ずかしげもなくぶっこみ、 プロパガンダたっぷりの美談に仕上げてしまったこと。  後半は失速し、米軍のトモダチ作戦に、関係者家族のドラマを流す厚顔無恥っぷりで要るか、これ? そうなると事実と映画が分離され、余計に集中できなくなる。  震災によって得するのは他でもなく利権を貪る政治屋であり、 東京オリンピックと称した「パンとサーカス」で批判から目を逸らそうとしているわけだから、 吐しゃ物の臭いしかしない。 コロナ禍によって、化けの皮は完全に剝がされたけどね。 さらなる甚大な被害を食い止めようと奔走した現場関係者には頭が下がるが、 こんな形で利用されたら本当にいたたまれない。 ただただ後味が悪い。
[地上波(邦画)] 2点(2022-06-24 22:51:03)(良:3票)
213.  ある過去の行方 《ネタバレ》 
二番目の夫が始末をつけるために元妻のいるフランスに到着する冒頭からの演出、 お互いに何を喋っているのか、その空白が不穏な空気と意識のズレを作り出す。  根幹となるのは三番目の夫となる男の前妻が何故自殺未遂を図ったのか。 その過去を調べれば調べるほど、全員が不幸になっていくスパイラルに陥るのは、他のファルハディ映画と同じ。 過去と未練に縛られて誰もが面倒臭くて被害者意識が強い。 酔っているとさえ思えてくる、演出上の作為が透けて見えてしまうのは欠点か。 フランスが舞台なのだから、もっと自由に撮れば良いのに。監督は本当に生真面目なのだろう。
[DVD(字幕)] 6点(2022-06-24 22:47:15)
214.  インファナル・アフェア 《ネタバレ》 
潜入捜査官ものは映画でもよく見かけるが、同時にマフィアも警察に潜り込んでいた、という設定が斬新。 その設定に溺れることなく、善と悪の境界線でもがく二人をドラマティックに緊張感たっぷりに描き出していた。 チンピラとして無残に死んでいく潜入捜査官のヤンを他所に、裏社会のボスと仲間を裏切って消し去り、 "善人"として生きていこうとするラウの対比がやるせなくもたまらない余韻を残してくれる。 それでも血で洗った過去はいつまでも追ってくる… この無常観は確かに因果応報を望む欧米の価値観とは相容れないだろう。
[DVD(字幕)] 7点(2022-06-24 22:41:45)
215.  ディパーテッド 《ネタバレ》 
『インファナル・アフェア』とはどうしても比べざるを得ないのはリメイクの宿命か。 ドラマチックな要素を排除して、ひたすら冷徹にドライに描いたため、同じ内容でも別物に見えるが、 無意味に血生臭いだけで無味無臭、長く感じてしまった。 仮にこちらを先に見たとしても十分厳しい。 見ていて何も残らない。  キャリア最高の映画でもないのに消去法的にオスカーを貰ったスコセッシが一番不本意ではないか。 スコセッシとはどうしても相性が悪いんだよね。  いろいろ文句は言ったが、オリジナルとは違い、 ディカプリオの名誉が死後回復して、デイモンが落とし前を付けられて巡査部長に消される。 ある意味、ハリウッドらしい溜飲の下がるラストだった。 そして、窓の向こうの議会議事堂と一緒に映るネズミ…
[DVD(字幕)] 3点(2022-06-24 22:20:27)
216.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 
監督の前作は未見のまま、授賞式直前に観賞。 巧みなストーリーテリングやメッセージや感動を求める映画ではない。 原色の万華鏡に彩られた'50年代のロマンティック・ミュージカルに オマージュを捧げた"ザ・エンタメ"にひたすら徹した姿勢に好感が持てる。 冒頭のハイウェイの長回しは圧巻で期待が膨らむが、中盤あたりから雲行きが怪しくなり、 もう少し短くできたのでは?と思ってしまった。 ワクワクするような鳥肌ミュージカル演出が次第に減っていったのが原因か。 エマ・ストーンの"夢追い人の歌"にしんみりしつつも、ラストで一気に挽回するかと思えば、 期待したほどの爆発力もなく、あっけなく終わった感じ。 それは主役の男女が夢を叶えた"大人"になってしまったのも大きいかもしれない。 お互いの夢は叶えたが理想の恋を成就することができなかったほろ苦さの残る甘い夢。 現実を忘れさせてくれる往年のハリウッド映画に捧げるラブレターだと思えば納得できる。 業界人ならむせび泣くほど絶賛するかもしれないが、ド素人の自分にはどうも醒めて見てしまった。 全体のメリハリのなさがこの映画の弱点。 至福感でも『シカゴ』や『アーティスト』にも劣る。 これで作品賞含む歴代最多11部門受賞タイはいくのか・・・と思いきや、まさかの作品賞落選。 納得なのか可哀想なのか、甘い夢から覚めるような結末そのものだった。
[映画館(字幕)] 6点(2022-06-08 23:04:01)
217.  地獄の黙示録
コッポラが『ゴッドファーザー』を超えるために作ったはずが、撮影現場の混乱ぶりが凄まじすぎて、 物語の破綻ぶりとカオスがジャングルという地獄巡りに彩を添えているのが皮肉すぎる。 難解なのは言うまでもないが、強烈なインパクトも備えているので、 カンヌパルムドールを分け合った『ブリキの太鼓』に近いものを感じた。 終盤のカーツ大佐との対話でどうして眠くなってしまってしまうんですよね。
[DVD(字幕)] 6点(2022-06-08 22:50:36)
218.  オデッセイ(2015) 《ネタバレ》 
地球外のサバイバル劇にユーモアを交えたところが異色である以外はとりわけ普通のSF。 本当にリドリー・スコットの映画かと思うくらいに物足りない。 如何にして水と食料を確保するかの前半をなかなか魅せるも、 後半は話が一気に飛ぶため孤独や体調不良に追い詰められる感じが伝わりづらく、 救出でも器具がガタつくフラグが立っているのにトラブルなく成功してしまうため、 もう少しハラハラさせる要素が欲しかった。 帰還を待っている群衆の存在も過剰で必要なし。 英米中のみという中途半端さでてっきりギャグでやっているのかと。 最近は中国に媚を売らないとヒットを望めなくなってきてるのかな? 時代の流れを感じる。
[地上波(吹替)] 6点(2022-06-08 22:39:42)
219.  グラディエーター 《ネタバレ》 
捻りもない王道なまでの復讐劇でストーリーは弱め。 その代わり、長尺を飽きずに見せるリドリー・スコットの演出力と、 ラッセル・クロウとホアキン・フェニックスの熱演、豪華絢爛な美術で見事に押し切る。 暴君を倒した英雄の滅びの美学が光る。 それを堪能する作品かと。
[DVD(字幕)] 7点(2022-06-08 22:38:26)
220.  スズメバチ
シチュエーションには惹かれる。 戦争映画さながらの絶望的な籠城戦で面白くないわけがない。 でも、やはりストーリーが弱すぎて、アッサリ終わってしまった。 雑なのは仕方ないにしても、それを吹き飛ばすくらい、もっと派手に撃ちまくってほしかった。
[DVD(字幕)] 4点(2022-06-01 20:26:51)
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