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プロフィール
コメント数 405
性別 男性
ホームページ https://camuson.exblog.jp/
自己紹介 自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。
もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。

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201.  ロボット 《ネタバレ》 
日本公開用の139分版。歌やダンスがカットされていないインド本国版は177分ですが、正直日本版でおなかいっぱいでした。インド人にテクノロジーを与えた結果がこれだよ!!!あらすじは、ロボット博士が自分そっくりに創ったロボットが、感情を持つようになり、博士の恋敵になり、お払い箱になり、悪玉に利用され、暴走し、人間を大量殺傷し、支配しようとし、ロボットと人間の全面対決に発展するというようなもの。SFの設定としては周回遅れとも言えるのですが、ボリウッドの国民的文化産業としてのパワフルさと、面白いものは精査せずに何でも詰め込んでしまえと言うアジア的カオス精神で、ハリウッドのCG技術や、香港映画のワイヤーアクションを包括し、何やらとてつもない熱量を発してしまっている作品です。特に蚊のシーンが好きです。アメリカ映画だとC級の烙印を押されることを恐れて、こういったチープなネタは淘汰されてしまうと思うのですが、作品をきれいにまとめようとしないところがすがすがしいです。終盤、ロボットが群体で攻撃してきたところは大笑いできました。予告編などを見てなかったので、素直に驚けましたね。
[DVD(字幕)] 8点(2023-05-24 19:37:09)
202.  ひまわり(1970) 《ネタバレ》 
序盤は、いいおっさんとおばさんが海岸で抱き合ったりして、どうしたものかなと思ったのですが、32歳という年齢を聞いて、意外と若い設定だったことに、麒麟淡麗グリーンラベル吹きました。日本人の感覚だとそれでも年齢を考えろとなりますが・・・でも、後半の渋い演技に照準を合わせた結果、仕方なかったんだなと納得しました。個人的には、ロシア戦線に送られた男が、九死に一生を得て本当にラッキーだなという思いが強く、他にいくらでもあったであろう悲しい別離と相対化されて、まったく悲しい気持ちにならなかったんですよね。戦争とはあまり関係なしに、男と女の出会いや運命の儚さや切なさに、ジンときました。蛇足:テーマ曲(ひまわり「愛のテーマ」)に聞き覚えがあるなと思い、真っ先に市川崑の金田一シリーズが思い浮かんだのですが、「愛のバラード」と混同したようです。
[DVD(字幕)] 6点(2023-05-24 19:34:36)
203.  赤い風船 《ネタバレ》 
赤い風船が、意思を持ったかのように男の子に付いてくるという、単純で素朴で、どこか可愛く、おまけに50年代のパリの町並みを堪能できます。悪ガキ達が風船を妬んで、パチンコで攻撃してきたりのサスペンス要素あり、最後にはファンタジー要素もあり、短い中で飽きることなくほのぼのと楽しめました。
[DVD(字幕)] 6点(2023-05-24 19:31:30)
204.  菊次郎の夏 《ネタバレ》 
おばあちゃんに預けられたまま育った少年(小三くらい?)が、近所の無職のおじさん(北野武)とともに、母親に会いに行くロードムービー。いい景色を集めてます。特に田舎の寂れたバス停がいいですね。母親の生活する家に到着したところまでは良かったのですが、その後は好みが分かれそうです。グレート義太夫と井手らっきょが出てきて、少年を喜ばせるためにアホなことをやるのが延々と続くのですが、たけしが命令して下っ端にやらせるという、たけし軍団の構図がそのまま持ち込まれていて、身内ノリに汚されたような気分になってしまいました。久石譲の音楽はすばらしいのですが、テーマ曲はあまりに聞き慣れすぎていて、本作のための書き下ろされた音楽という気がしませんでした。岸本加世子は、姉御タイプの役もできるのかと感心。
[ビデオ(字幕)] 4点(2023-05-24 19:30:05)(良:2票)
205.  ミザリー 《ネタバレ》 
20年くらい前にテレビ放送で見て以来です。超売れっ子な作家が、雪山で自動車を道から転落させて大けがをし、大ファンの女に助けられ、幸い中の大不幸を体験するというような話です。ファンの女役の凄味もすごいのですが、作家役の細かい表情が素晴らしいです。ファンの女は飯野賢治並みの凄味はあるけど、ブスではないのがいいですね。ハンマーでやっちゃうシーンは、体がよじれました。とてもじっとしてられません。特に2回目に振り回す時の表情がいいですね。下唇の歪み具合が最高です。
[DVD(字幕)] 9点(2023-05-24 19:28:18)(笑:1票)
206.  四畳半襖の裏張り 《ネタバレ》 
海外では「The World of Geisha」のタイトルでそれなりに有名なようです。(本作の日本語版wikipediaはありませんが、英語版wikipediaはあります。)「初会の客に気をやるな」という掟があるにもかかわらず、客にイカされてしまう芸者が、あな恥ずかしとよがるシーンを中心に、熟年の芸者、まだ若く客を取る前で鍛錬中の芸者、恋人が兵役でなかなか逢えずに肉感的な芸者 などなどが織りなす情景を描いていきます。全体的に、そこそこリアルな感じなので、芸者の世界というのはこういうものなのかと興味はそそられますが、琴線に触れるもの、心踊るものがありませんでした。主役の宮下順子は可憐なものの、寝床のシーンが一本調子なので、もういいよと思ってしまいます。そこを他の芸者のエピソードで上手く補っているというか、何とか持たせてるというか。持たせ切れていないというか。相手の男にこれと言った魅力が見いだせないのも何だかなという感じで、逆にそれだけすごいテクなのかと勘ぐれなくもないわけですが何だかな。
[DVD(字幕)] 4点(2023-05-19 18:03:24)
207.  スペースバンパイア 《ネタバレ》 
宇宙を舞台にした壮大なSFで、すぐに引き込まれ、ワクワクしながら見ました。荘厳なオーケストラによる音楽が素晴らしく、時代を感じさせますが、これぞ映画音楽という感じです。吸血コウモリ型の宇宙船が地球を襲うという、考えようによっては斬新なアイデアです。巨大な宇宙船という機械と、コウモリの羽のような生物の器官を融合させる発想には先進性を感じます。ですが、お話しの方は、次第にグダグダに成っていき、いつのまにかありがちなゾンビ映画になり、SFとしての必然性がなくなりオカルトティックに。終わり方もあまりカタルシスが得られるものではありませんでした。宇宙人役のマチルダ・メイ(当時19歳)が、地球人女性の全裸姿で宇宙船内を徘徊したりするのですが、均整が取れた美しい肢体で、生活臭がなく、ある意味、宇宙人的で、あまりエロくはないかもです。
[DVD(字幕)] 5点(2023-05-19 18:00:46)
208.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 
予備知識無しで見ることができて、とても満足です。半ば過ぎまでは、タイトルと記憶喪失の主人公から考えるに、時系列がシャッフルされた断片的な記憶が徐々に繋がり、最終的に因果関係が1本に集約しナルホドと納得する「メメント」のような作品かなと思ってみていました。ですが、どうも違う要素が入ってきて「???!」。事態が飲み込めたのは、結構後になってからですが、ほどよい混乱の後の納得感が心地よかったです。あまり説明的にならないバランス感覚が素晴らしいです。切ないエンディングに「魔法少女まどか」のほむらを思い出しました。とはいえ、思いのほかサラリとしててこれはこれでいいです。障害者ケースが一番残酷なんですけどね。あれで踏ん切りが付いたのかも。
[DVD(字幕)] 8点(2023-05-19 17:58:41)
209.  ヒトラー 最期の12日間 《ネタバレ》 
約3時間の長編です(エクステンドエディションです。劇場公開版は約2.5時間と少し短いようです)。ヒトラーが地下要塞の一室で怒号する有名シーンは、意外と早く40分あたりです。字幕を見つつ、意味を追いつつだったので、「畜生め」以外全部聞き逃してしまいました。巻き戻して、「ぷる~んぷるん」「スターリン」「柴田さん」などを無事確認し、安心しました。お話しの方は、史実に基づいているので仕方が無いですが、一本調子で、とにかく長いです。長すぎです。始まりの段階で、ヒトラーはすでに追い詰められ、くたびれていて、割と早い段階で、自殺を覚悟してしまうので、話のメリハリがないのですよね。史実としてはとても興味深いのですが、どうしてもダレてきます。ゲッベルスが、眼窩の奥に沈んだ白目のないヤバイ目をしています。恐いです。特筆です。
[DVD(字幕)] 6点(2023-05-19 17:55:37)
210.  シン・ウルトラマン 《ネタバレ》 
やはりどうしても、同じ「シン」を冠した、庵野&樋口の前作「シン・ゴジラ」と比較してしまいますね。オリジナルからして「ウルトラマン」は「ゴジラ」などに比べて、わかりやすい子供向けスーパーヒーロー作品であり、あのマンガチックなウルトラマンの造形を生かしたまま、作品に人間社会のリアルを落とし込むようなアプローチをしたところで、「シン・ゴジラ」を超えることは難しいと思われます。そんな中、長澤まさみの魅力を最大限引き出すことに注力したのは、大正解だったと思います。前作「シン・ゴジラ」の石原さとみの熱演は評価していますが、素のタレントとして見たとき、個人的に圧倒的に長澤まさみの方に魅力を感じるということもあり、ポイント高いです。巨人化GJ! 巨まさみGJです!きょまさみ(※)しかないと感じました(※筆者注:わかりみ的な何かか?詳細不明)。あと特筆すべきは山本耕史ですね。知的かつ胡散臭い宇宙人役をここまでなりきって演じられるとは。前作「シン・ゴジラ」が、人物を大量に登場させ、役者に演技をさせず、キャラ造形は、肩書や立場などによるところを大きくし、人間的描写による味付けを極力削ぎ落しているのに対して(これにより、唯一マンガチックなキャラ付けがなされた石原さとみが悪目立ちしてしまったのは否めない)、本作は、全体的にマンガチックで、比較的キャラクターのバランスがとれていると思います。まあ、普通の娯楽作品に近くなったとも言えますが。その分、緊迫感や切迫感は薄くなりますね。
[インターネット(字幕)] 9点(2023-05-19 17:50:42)
211.  リーサル・ウェポン 《ネタバレ》 
冒頭登場する女性が魅力的。売春婦とはもったいない。彼女のミステリアスで衝撃的な墜落シーンでグッと引き込まれました。事件を解決するのが、メル・ギブソン扮する若い刑事と、黒人の年輩刑事(定年前?それはセブンか)。メル・ギブソンが若くて、ナイスガイですね。面の皮がまだ全然薄い感じです。妻を亡くし、自殺願望があり、その命知らずが兵器並みという設定。一方、黒人年輩刑事は妻子供3人、上の娘は色気づくというアットホームぶりで、キャラ設定とその肉付けを丁寧にやっている感じです。(この上の娘が、結構可愛い。養子でしょうか。)その一方で、ミステリ解決の展開は雑で、敵が向こうから攻撃してきて、簡単に特定。ちょっともったいない感じです。後はもっぱらアクションですが、敵キャラが薄いですかね。
[DVD(字幕)] 5点(2023-05-17 21:33:46)
212.  キック・アス 《ネタバレ》 
クロエ・グレース・モレッツという童顔なのかオバちゃん顔なのかよくわからない女優がちょっと気になっていて、本作に子役で出ているらしいので急遽見ることにしました。結論としては、この女優は時を遡るほどに、オバちゃん臭が強くなるということが確認できました(たぶん)。ま、化粧によるんでしょうが。で、作品です。架空のヒーローに憧れる少年や男を主人公にしたヒーローものパロディーは、あまり珍しくないと思いますが(少なくとも日本では)、主人公が最後まで、スーパーな能力を獲得しないのは珍しいような気がします(途中、防御力が少しアップしますが、あくまで現実レベル)。しかも、すでにヒーローが実在していて、陰でマフィアと戦っていて、主人公がその人たちと交流するところなど、ひねりが効いていて面白いと思いました。キック・アス役の彼は、ダサい全身タイツ的コスチュームを着てしまうと、逆にイケメンが隠せないですね。
[DVD(字幕)] 8点(2023-05-17 21:32:08)
213.  ラン・ローラ・ラン 《ネタバレ》 
20分後に10万マルクを工面しないと殺される彼氏のために、走りまくる女性ローラの話。無限にある可能性の中の3つのカケラの話。各カケラの序盤にアニメが挟まっていて、このアニメが雑で下手なのが、また、いいリズムと味を出しています。一番感心したのは、ローラが激走中に遭遇した人の未来の運命を、十数枚の連続写真でチラ見せするというアイディアです。ローラがリセットを繰り返すことにより、ローラの運命だけでなく、激走ローラの周りの人達の運命をもピタゴラスイッチ的に、バタフライエフェクト的に変えてしまうことを端的に示すだけでなく、アクセントとしても有効で、更には、チラ見せ運命は笑える結末が多く、爆笑の連続でした。まったく飽きずに最後まで楽しめました。また、機会があったら見たいくらいです。独語原題は「Lola rennt」、英題が「Run Lola Run」。今気づいたのですが、英題をつける際「能登かわいいよ能登」構文を採用したことが成功の秘訣だったのかも知れません。
[DVD(字幕)] 8点(2023-05-17 20:23:21)
214.  ペーパー・ムーン 《ネタバレ》 
母親を亡くした9歳の少女と聖書訪問販売の詐欺師とのロードムービー。娘の母親とつきあいがあり葬式に参列した詐欺師は、方角が同じということから、嫌々ながら、娘を遠くに住む親類の家まで送ることに。その道中で、父と娘を演じつつ、うまく詐欺をこなしていくといった話。詐欺の手口がなかなか参考になります。いや参考にはしませんが(笑。本作品の発表が40年前ですが、作中では、さらに40年前の禁酒法の時代という設定です。時代物の雰囲気を出すために白黒映画にしていますが、映像は鮮明で美しく、カンザスの大地の広大さが際だって感じられます。特にラストシーンがイイですね。
[DVD(字幕)] 5点(2023-05-17 20:15:59)
215.  ビューティフル・デイズ 《ネタバレ》 
原題がAda Apa dengan Cinta?。英題がWhat's Up with Love? 。無難ではありますが、印象に残らない邦題ですね。それはさておき、インドネシアの女子高生が主人公。日本の女子高生とあまり変わらず、元気いっぱいに学園生活を楽しんでますが、貧富の差の激しい国ですから、一部の富裕層と思われます。主人公の女子高生はそこそこの美人。後藤久美子似か。相手役の男子高生は東南アジアには珍しいタイプのシャープな顔つきのイケメン。このイケメンが、一匹狼タイプで、文学などもたしなむのですが、口が悪いというか、手厳しいというか。彼女の方も、詩を書いたりギターを弾いたり多芸、かつ生意気なので、すぐ喧嘩になるものの、お互い惹かれ合っていくというような流れ。これだけシンプルな青春恋愛ものは今の日本だとなかなか作られないので、結構、貴重かなと。
[DVD(字幕)] 6点(2023-05-17 20:13:28)
216.  スペイン一家監禁事件 《ネタバレ》 
スーパーのビニール袋をかぶせられ、後ろ手に縛られ、おそらく激しく殴打されビニール内部で顔がグチャグチョになっているであろう男が、意識を取り戻し、ヨタ歩きする冒頭の長回しで一気に引き込まれました。呼吸が激しくなるに伴い、息を吸い込んだときにビニールに口の形が現れ、息を吐いたときにまた戻る、異形の生物を思わせるようなグロテスクで面白い映像でした。迫真の映像と渾身の演技による暴力と恐怖のリアル感が素晴らしいのですが、終盤、観客の予想の裏をかくためだけに不自然になっているところがいくつかあって、気持ちが萎んでしまいました。そこだけが惜しいですね。
[地上波(字幕)] 6点(2023-05-12 18:15:52)(良:1票)
217.  雪国(1965) 《ネタバレ》 
原作は既読。映画は1957年の東宝、1965年の松竹がありますが後者。前者は未鑑賞。湯沢温泉を舞台にした作品です。しかし、なぜ作中で「ゆざわ」でなく「ゆむら」にしたし、「越後湯村」にしたし。どうでもいいけど。さて、冒頭が列車のシーンじゃないので、アレッと思い、なぜ省略したしと思ったのですが、途中で出てきます。時系列通りわかりやすくしたのですね。トンネルを抜けたのが昼間になっているのは、夜の雪景色を上手く撮れなかったためでしょうか。原作からして、娯楽要素はほとんどないのですが、結構原作に忠実で、真面目につくられているという印象です。中途半端に客に媚びる改変がないのは好印象です。雪に閉ざされた温泉街の中のメリハリのない話ですが、さほど飽きることなく見続けられてしまうのは、演技の間や、映像の構成など、それなりに完成度が高いのだと思います。若き岩下志麻が綺麗ですが、若くてもやはり凄味があります。加賀まりこがまだ幼さが残っているのと好対照です。もう少し精細な映像だと、雪の白さ、張り詰めた寒さが、より際だつと思うのですが、60年代のカラー映像らしいとも言え、これは仕方のないところですね。
[DVD(字幕)] 6点(2023-05-12 18:13:08)
218.  太平洋の地獄 《ネタバレ》 
太平洋の無人島に漂着した日本兵とアメリカ兵の物語。他の人間は一切登場せず。アメリカ映画らしくないです。最初は敵対していたけど、孤島に二人きりということもあってか、相手を殺すまでには至らず。そのうち、なんとなく、いがみ合うのも面倒臭くなり、一緒に船をつくり島を脱出することに・・・と文字で書いてしまうと、いかにもねらったクサい感じがしてしまいますが、それを感じさせないのは、役者の魅力と、ロケーションの魅力、見せ方の魅力なのでしょうね。三船は、基本男前なのだけど、どこか滑稽さを感じさせるところが絶妙ですね。コンスタントに笑えます。エンディングが2バージョンあるのですが、どちらかというと本編じゃない方が唐突感がなく余韻が残って好きです。
[DVD(字幕)] 8点(2023-05-12 18:07:32)
219.  サンザシの樹の下で 《ネタバレ》 
文化大革命期の中国。主人公の若い女性(高校生くらい?)が、農家にホームステイ(※1)するところから始まります。ホームステイ先に居候してた、爽やかイケメンと恋に落ちるというような話です。そもそもの2人の出逢いのきっかけから、その後の恋愛の不自由など、背景として文化大革命が関わっているのは確かなのですが、話のメインはあくまでラブストーリーで、その行き着く先が、あまりにありがちなパターンなことから、文化大革命関係ないじゃん?ありがちな話の背景を差し替えただけじゃん?というような感想を持ってしまいました。主人公の彼氏は、やってることはストーカーで、爽やかイケメンなので辛うじて許されてるようですが、結構引きますね。農村の自然の映像はとても美しく、ノスタルジーを喚起するものでした。また、ホームステイ先の子役の演技がとても自然で良かったです。※1. 上山下郷運動は、都市部の青年層に対して、地方の農村で肉体労働を行うことを通じて思想改造をしながら、社会主義国家建設に協力させることを目的とした思想政策。
[DVD(字幕)] 5点(2023-05-12 18:04:59)
220.  エーゲ海の誘惑 《ネタバレ》 
ウクライナ映画は初めてということで、期待してみたのですが、舞台はギリシャだし、言語は英語だし、ウクライナのウの字も見られない作品です。新婚さんが、エーゲ海の島に大邸宅を買って、画家の夫は絵を描いたりして、優雅な新婚生活を満喫するかに見えたのですが、妻が、素行不良になって、現地の女性と関係を持ったり、夫と女性をくっつけようとしてみたり、刺激を求めてアブノーマル路線に落ちるというような話です。たまたま、妻の名前が、この地にまつわる古代ギリシャの女性詩人と同じだったため、詩人の魂が乗り移ったのか、本人が勘違いして浮き足だったのか、気持ちのタガが外れてしまったということなのでしょうが、古代の芸術家が憑依したような重みはまったく感じられないし、あっけらかんと行動する割に、他人に対してはやたらヒステリックだし、長々と詩的または哲学的な表現を並べたりするのが寒いわで、何を伝えようとしていて、何を楽しめば良いのかよくわからない作品でした。映像は綺麗で、普通に金をかけてるだけに、スッキリしない感じです。
[DVD(字幕)] 2点(2023-05-12 18:02:39)
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