2201. 東京流れ者
何が良いのか分からない。 渡哲也も二谷英明もかっこいいとは思えない。 東京流れ者のしつこいテーマソングに飽き飽き。 流れ者だから女を捨てるってのも別にかっこいいとは思わない。 映像も普通。 話もつまらない。 アクションシーンが凄いとも思わない。 っていうか、鈴木清順が偉大だとは思わない。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2009-04-26 01:16:58) |
2202. NOEL ノエル(2004)
オープニングクレジットでペネロペ・クルスがトップに出てくる。 そして前半のわざとらしいペネロペ・クルスによるセクシーダンス。 観客を掴もうとするこれらのわざとらしくてあざとい演出に閉口した。 しかし、後半にたたみかけてくるハートウォーミングなエピソードの数々にまんまとやられてしまった。 そして、スーザン・サランドンの円熟した味のある演技も素晴らしい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-04-23 22:34:52) |
2203. 黒い画集 第二話 寒流
《ネタバレ》 これはこれは、胸がすくほどの傑作バッドエンド。 これでもし都合よくラストで池部良が救われたなら、凡作となっていたに違いない。 二転三転する出来すぎた展開に、途中、不安になったが、ラストのひねりなし、情け容赦なしのバッドエンドで不安解消! ストーリーを二転三転させて最後に悪者をやっつける、といった陳腐な娯楽サスペンスとなることなく、弱肉強食の世界を痛烈に表現したのは見事と言うほかない。 要するに池部良は新珠三千代に溺れさえしなければ何も起らなかった。 女に溺れたが為に、順調な出世街道から外れ“寒流”に流れされた。 家族にも逃げられた。 全ては女に溺れたのが原因だ。 男がその全人生をかけて築き上げてきた社会的地位が、たった一人の女性と懇意になったが為に、あっという間に崩壊してしまったのである。 なんという怖い話であろうか。 女というものの奪い合いから生じる人間関係の歪み。 そこから生まれる嫉妬や憎悪。 本当に怖い。 これはおそらく、守るべき物を沢山持っている人ほど怖い話だろうね。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-04-22 22:44:01)(良:1票) |
2204. 黒い画集 ある遭難
《ネタバレ》 (全面ネタバレ)『黒い画集 あるサラリーマンの証言』にひき続いて鑑賞。 本作はこの作品と全く同じ展開だった。 物語の主軸となる、ある犯罪があって、それに関わるある登場人物は自分本位の考えに基づき、ある行動を実行する。 その行動は一時は成功するが、最後には鉄槌が下され、罰を受ける。 それで「終」という流れ。 松本清張の小説は読んだことがないので、このパターンが松本清張作品の王道なのか、それとも単なる「黒い画集」シリーズ特有のパターンなのかは分からない。 いずれにせよ、パターンが決まっているから、先は読める。 その点はつまらないのだが、作品全体に漲る緊張感や、人々の奥底に潜む「暗黒」の部分を描き出している点において、この「黒い画集」シリーズは非常に面白い。 殊に、本作に関しては、90分という尺の中で、最初の60分は何事もなく進行し、犯人を追い詰めだすのは残り15分をきってからという、意表をつく面白い時間配分が施されている。 そして最後の5分で急展開。 最初の60分のいたって平坦な展開が嘘の様に、急転直下するのだ。 最後の種明かしも面白いが、この緊迫感に満ちた何も起きない最初の60分はもっとゾクゾクする魅力がある。 この作り方が実に良い仕上がりを見せている作品である。 更に3本目『黒い画集 第二話 寒流』を観るのが更に楽しみになってきた。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-04-21 22:28:51) |
2205. 黒い画集 あるサラリーマンの証言
《ネタバレ》 脚本が全て、原作が全てといった内容で、ひたすらストーリーで見せる。 1時間半飽きさせない内容だった。 結局、小林桂樹演じる男が最終的に不幸になった原因は、愛人をかこうという、世間におおっぴらにできない自分勝手なことをしていたからに他ならない。 つまり身から出た錆。 愛人なんかかこっていさえしなければ、証言を曲げる必要もなかったわけだし。 完全にこの男の自業自得で、感情移入はできなかった。 しかしながら、二転三転する展開と、小林桂樹の熱演、サラリーマン社会のリアルな描写など、しっかり楽しむことができた。 「黒い画集」シリーズ、もっと観てみたい。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-04-21 00:26:59) |
2206. 海と毒薬
《ネタバレ》 1980年代の日本映画で最高傑作と呼び声の高い本作。わくわくしながら鑑賞を始めた。ところが、しょっぱなからグロテスクでリアルなオペシーンが登場。ここで早くも気分が悪くなる。モノクロ映像だが、カラーでも観てみたかった気もする。ただ、陰鬱な雰囲気を醸すにはモノクロ映像が功を奏していたかもしれない。さて、本作の肝は、日本国が実際に行ったとされる生体解剖実験を、世に問題提起する社会派劇としての部分だ。米国人捕虜を実験台に、生きたまま解剖し、日本の医学発展に役立てる。これが生体解剖実験の大儀名文だ。日本に原爆を投下し、大量殺戮を行った米国人ならば、生体解剖の生け贄にはうってつけだという主張。これは現代の感覚からすれば、全くの誤りだろう。しかし、殺し殺されの戦時下においては、あながち無理な理屈ではない。 結局、手段こそ違うが、戦争をしている時点で、人が人の命を奪い去っている事には変わりがないからだ。そもそも、この生体解剖実験が良いとか悪いとかいうよりも、もっと広い視点で見て、戦争そのものが及ぼす、あらゆる方面に与える悪影響というものを考えるべきであろう。戦争が巻き起こすあらゆる問題の一つに、この作品の主題である生体解剖実験というものが含まれているにすぎないのだ。そう考えると、戦争を起こさないということが全てなのだ。戦争さえなければ、生体解剖実験などというおぞましい出来事もなかったであろうに。そう色々考えさせられた本作は、反戦映画として出色の出来というべき内容に仕上がっている。なるほど、1980年代の最高傑作の呼び声とやらは、あながち間違っていないかもしれない。それにしても、岡田真澄の外人役はマイナスポイント以外の何物でもないなぁ。岡田真澄の存在が、この作品の社会派劇としての格調高さを台無しにしてしまっている。それに、医師と看護婦のロマンスのようなサブストーリーも必要なし。半端に娯楽要素を取り入れてしまっているのが残念だ。もっと徹底的に硬派な作りにしてほしかった。 それと忘れてはならないのが成田三樹夫の活躍ぶり!ヤクザ役が多い成田三樹夫だが、こういったインテリ役且つ毒気のあるキャラを演じさせても素晴らしい。成田三樹夫には、もっと沢山の個性的でドスの効いたインテリ役を演じてほしかった。実に惜しい。何しろ、成田三樹夫は実際にも破天荒なインテリであったのだから。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-04-20 00:03:36) |
2207. 南無一病息災
ほのぼのとした感じはいいのだが、退屈な「にっぽん昔ばなし」にしか思えない。 [DVD(邦画)] 3点(2009-04-19 00:21:10) |
2208. 水のたね
《ネタバレ》 どうみても、浦島太郎のパクリ、、いや、アレンジ。 はい、めでたし、めでたしで、おもろーない! [DVD(邦画)] 1点(2009-04-19 00:19:53) |
2209. 番場の忠太郎 瞼の母
はっきり言って、話の内容は古過ぎて面白くはない。 きっとこれは、無声映画独特の雰囲気を味わうべき作品であろう。 [ビデオ(邦画)] 4点(2009-04-19 00:17:52) |
2210. 若い人(1937)
後のリメイク版、市川崑監督、池部良主演の『若い人』を観たことがあったので、ストーリー的に何ら興味を持てなかったのが、私にとって致命傷となり、退屈極まりなかった。 しかも、市川崑監督版の方が良かったし。 それでも、元祖の『若い人』を観るという価値はあるだろうけど。 それにしても、この時代の豊田四郎監督は、いまいちな作品が多い。 後年に味わい深い名作を残した監督とはとても思えない。 [映画館(邦画)] 4点(2009-04-19 00:16:27) |
2211. 王将一代
《ネタバレ》 ナンミョーホーレンゲーキョーナンミョーホーレンゲーキョーナンミョーホンレンゲーキョー・・・ しまった! またリメイク観てもうたー! ストーリーを楽しめないからリメイク系は楽しめない気質なのに・・・ でもあのブラックなラストにはビックリ。 なかなか最後にくわせてくれます。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-04-19 00:08:44) |
2212. OK牧場の決斗
《ネタバレ》 最後の決斗は盛り上がるにしても、それまでがダラダラと長すぎる。 「退屈極まりないのは最後に決斗があるから我慢しろ」、と言わんばかりの長たらしさ。 それに加え、最後の決斗で6対4と頭数で不利であるにも関わらず、メイン二人は生き残り、残り二人も軽症、だけど相手は全滅という、あっけにとられるような都合の良さが決定的マイナス。 映像も綺麗だし、音楽も味があってよいが、やっぱりアメリカ映画はなぁ・・・という印象。 ただし、それとは別に、主演二人の演技は素晴らしい。 男としての魅力も存分に出ていた。 [DVD(字幕)] 5点(2009-04-16 23:01:30) |
2213. 大列車強盗(1903)
やっと観れた。 面白くはないが、1903年製作の映画で、違和感なく観れたのは凄い。 [インターネット(字幕)] 3点(2009-04-16 19:41:58) |
2214. イヴの総て
完成度の高い作品。 脚本が実に緻密。 役者陣の演技も巧い。 難を言えば前半のつまらなさ。 終盤の盛り上がりがあるとは言え、早送りしたくなるほどの退屈さ。 それと映像。 技術的な意味では素晴らしい映像だが、芸術的な意味では何もない。 又、女優陣も魅力に欠ける。 マリリン・モンローが端役で出ていたが、やはり彼女が一番輝いていた。 [DVD(字幕)] 7点(2009-04-15 00:42:08) |
2215. 展覧会の絵
手塚治虫があらゆる技法を駆使して、撮りあげた30分ほどの短編アニメーション。 内容はかなり暗く、観た後に気分がダウンした。 [DVD(邦画)] 3点(2009-04-13 20:04:52) |
2216. 詩人の生涯
ジャケツってなんやねん! それを言うならジャケットだろうが!! っていうか、そこまでジャケツ、ジャケツ言うなら、いっそのこと題名を「ジャケツ!」にすればいいのに。 [DVD(邦画)] 0点(2009-04-13 20:03:50) |
2217. 椅子
《ネタバレ》 アニメーション全集に収載されていたので、てっきりアニメーションかと思いきや、そうではなかった。 椅子しかない部屋に人を閉じ込めたら、どんな動きをするか。 それをただフィルムに撮っただけの作品で、面白くも何ともない。 実験的精神は認めるが・・・ [DVD(邦画)] 3点(2009-04-13 20:02:54) |
2218. アオス
グロテスク極まりない、しょーもないアニメ。 [DVD(邦画)] 0点(2009-04-13 20:01:55) |
2219. LOVE
《ネタバレ》 女が男を「ラブ!ラブ!」言いながら、ひたすら追いかける。 これが、単純な絵柄なのに、えらく恐ろしく感じた。 [DVD(邦画)] 1点(2009-04-13 20:01:03) |
2220. 人間動物園
相当に前衛的なアニメーションだが、はっきり言ってわけがわからない。 [DVD(邦画)] 1点(2009-04-13 20:00:03) |