2241. ツインズ
うーん、あんまり笑えなかった、という印象のみが残り、後はちっとも思い出せないです。えーと、全然似てないけど仕草が一緒とか、同じ服着るとか。もう部分的にしか思い出せないくらい印象にないです。あ、なんかお母さん探しの旅する話だったっけか。この監督の映画はどれも半端な笑いと半端な人情話を盛り込んでて、本当に苦手だなぁ、と思ったのは確かですが。そうそう、シュワ、青筋立ててコメディすんの、コワいよ、と思った気が。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-05 23:39:16) |
2242. 宇宙からの帰還
うーん、とにかくNASAのフィルムを寄せ集めてみました、みたいな感じで、ドキュメンタリーとしての送り手の視点が全然見えて来ない、ツラい映画でした。この映画が描いた宇宙開発の現実は当時、もう既知の事であって、改めてそこから得られる衝撃、というのはちっともなくって。唯一、ワリと近い軌道上から捉えた地球、球形をしていて、でも、そこに大地が広がり、雲が浮いていて、その雲が立体的に流れてるという映像には感動しました(うわあ、地球って俯瞰すると意外と小さいんだなぁ、あんな世界にみんな暮らしてるんだなぁ)が、その映像のためだけに、この映画をガマンして見るだけの価値はあるのかどうかは、甚だ疑問ではありました。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-05 23:37:24) |
2243. 劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険
ゴジラ見るためのオマケ。それにしても、どうしたんでしょ、出崎統演出は。50分という短い上映時間(ゴジラファンにとっては悪夢の長さでしょうけれど)にも関わらず、記号化されたアニメキャラクターが演じるハムハムランドの探検物語は、密度がなくてダレまくり。ミニハムずだけトゥーンシェーディングなフルCGで浮きまくり、だけど全くの蛇足。昔の出崎演出は、もっとシャープで無駄を削ぎ落としたものだったんですけどねぇ。かなりツラい50分ではありました。でも帰りにキャラクターグッズコーナーでゴジラグッズには目もくれず、ミニハムずのミニフィギュアセットと下敷き買ったおじさん、それは私。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-05 23:36:09) |
2244. 長江
《ネタバレ》 【ドキュメンタリーですが激しくネタバレあり!!】「僕は長江の最初の一滴が見たかった」という事で、さだまさしが長江の源流を辿る旅が延々と映されてゆくのですが、最後の最後で、「辿り着けませんでした」というオチがついて「ずてー!」っとコケる映画。その行く手を山々が遮る最後は「ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間」のラストシーンそっくり、でも、さだは少なくともこの後、塔や山を目指す事もなく、帰ってしまうワケでございますね。代わりに多額の借金の返済という、フロドとは違う苦難の道を歩む事になるのですが。さて、映画としては、えーと、中国の人々の生活を捉えた、生の息遣いを感じるものではありますが・・・お金払ってまで見たいモノではありません。日曜の午後にテレビでやってるよーな世界で。さだまさしファンならば、歌と姿とで満足できるかもしれませんけど、ファンじゃない私は、なーんでコレ見に行っちゃったのか、今となっては甚だ疑問・・・。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-03 01:11:37)(笑:1票) |
2245. 鍵(1997)
ほとんどの役者がぽわ~ん、とやる気あるんだかないんだか、みたいな演技をしている中、大沢くん一人キバりまくりの浮きまくり演技、というのが楽しい(?)映画です。まあ、クライマックスで川島なお美のヌードを見せる、というのだけが目的で作られたような映画ですから、多くは望めません。もっとも、そのヌードをありがたがれる程、私の目はなんでもいい状態ってワケではなく・・・。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-03 01:11:10) |
2246. 15ミニッツ
犯人側を先に描き、かなり犯人側の視点から描かれているクセに、一方でデ・ニーロをかなり立てた描写を盛り込みつつ、実のところ、主役は消防局捜査員なエドワード・バーンズで、って、なんなのよ。この映画の本質である筈の、マスコミによって作られてゆく犯罪者、犯罪を商品にしてしまうマスコミの罪の部分がスカスカというか、最初に伏線で描かれた後は延々と登場することもなく、映画の3分の2くらいが経過した時点でやっとこさ登場、ですからねぇ。犯人側の動機にしても、理解し難いくらいに薄っぺらな描写しかなく、あれでは東欧の人間は単細胞で短絡的、凶悪な蛮族でしかないといった風情。あんな犯人像しか描けないのであるならば、犯人はもっと小出しのミステリアスな描写に落として、主役をあくまでエドワード・バーンズに据えた上で、デ・ニーロはもっとバックアップする側に持って行った方が適切だったでしょう。もしくは、逆にもっとそれぞれの描写を猥雑に盛り込んで、マスコミ側も視聴者の姿も何もかも沢山盛り込んだ上で、1本の群像劇として構成する方法もあったかと。ここには、バランスを計算することを怠った不細工な虚像があるばかり。多重一人称な映画は、構成力が命だという基本を、理解してない感じです。しかもブラックコメディ的な匂いを見せていないこともないけれど、実のところ、笑わせたいのか違うのかが理解できず、非常に中途半端。シニカルになりたいのであるならば、もっと徹底させなさいと言いたいですわ。記号とドラマとを中途半端に組み立てて、観客にひたすら困惑のみを与えるのは止めなさい、そんな映画でございました。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-03 01:10:35) |
2247. SHARK!/シャーク!
《ネタバレ》 中学時代、仲の良かった友達が、母親を亡くして以来、とっても寡黙になっちゃいまして、そんな彼に色々と話しかけてた私なのですが、「何か映画見に行こうよ」と誘った時、彼が選んだのがこれ。気が進まなかったんですけどね・・・。広さ日本一だった有楽座で何故か上映された、ダイバーが片足を鮫に食べられてしまう、という衝撃映像がウリのドキュメンタリー。ところが、全体的には鮫の生態や人との関わりを描いたマジメな映画で、それゆえ、まータイクツとゆーか、ジミな映画とゆーか。そのウリの部分だけが映画の最後の方で唐突に「偶然撮影していた映像」として登場するのですが・・・うわー、すげー、こえー!と当時は思ったモンですけど、冷静に考えればヤラセ丸だしなんですよね・・・。なんで足食われたダイバーが延々とカメラに向って真正面ポジションでもがいてみせるんだか&カメラマンはそれを冷静に撮っているんだか。確かに片足ないですけど、血は殆ど出てないし、切り口は腱とかなくってお買い得品豚コマ肉みたいだし。思ったほどにはグロな映像じゃなくって、ちょっとホッとした私でしたが、友達がもう一回見たい、と言い出して、私はこの、いかにも当時のウサン臭さ爆発ムービーに、半日じっくりつきあう事になったのでした。お陰でこの映画の音楽、30年近く経った今でも結構覚えてますわ・・・。 [映画館(吹替)] 3点(2005-04-03 01:10:01) |
2248. アリゲーター(1980)
最初はすっごく恐いです。下水道に出現する何者かを探索するシーンは、もうビクビクもの。だけど、いざワニくんがあうあうあう~って感じで登場すると、もー「あはは~」って。脱力。てしてしと普通に歩いてる感じで、大騒ぎしているのは人間ばかり。ワニくんがホンキ見せてくれたら、もう少し恐くなったんでしょうけど、いかんせん、ハリボテちゃんですからねぇ・・・。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-03 01:09:12) |
2249. ドリヴン
ロングショットのレース映像はラジコンが走ってるみたい。「スターウォーズ エピソード1」のポッドレースでも感じた事ですが、どうしてロングになるとCGって弱いんでしょ? それはともかく、映画のテンションにちっともノッてゆけず、ひたすら眠気と戦った映画でした。「もう少しマジメにやろうよ」って感じ。コンマ秒の、危険と隣り合わせな世界に生きるストイックな人々が、「おバカで~す」状態で描かれちゃったんじゃ、セナも浮かばれません。レースを描くのであるならば、しょーもない恋愛話よりも他にもっともっと描くべきところはいっぱいあるでしょーにねぇ。レースカーはレーサーが一人で走らせてるワケじゃないんだから。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-03 01:08:49)(笑:1票) |
2250. 菊次郎の夏
作為的な映像、というのを歓迎しちゃう私なのですが、何故かこの人のはダメ。もう見てて恥かしいです。あの回るホイールからの映像とか、夢のシーンとか、「やめて~」って感じ。なんか、北野監督のスタイルとして確立されてるものじゃなくて、「こんな事してみたらいいでしょ?上手く見えるでしょ?」みたいな感じでやっているような気がしてしまって、あざとさばかり感じてしまう私なのでした。カメラぶんぶん振り回してガタガタ言わしてる方が、らしくていいと思うんですけどねぇ。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-03 01:08:24)(良:1票) |
2251. エイリアン3
《ネタバレ》 直接描写がないとは言え、あのニュートをバラしちゃったりする無神経さに腹が立ちました。一方でクライマックスのサスペンス場面では、位置関係がちゃんと描かれないために、サスペンスもへったくれもなし。どこが閉鎖されていて、どこにエイリアンを追い込む、という過程が描かれないで、状況だけ描いてもねぇ。フィンチャーの映画だから、って、この映画を再評価しちゃう向きがないでもないですが、私としては、この映画でのフィンチャーは、単なるしょーもない演出家、以上のものではないです。シリーズに無理矢理ケリ付けようとした映画だったような感じもしたんですけどね・・・。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-03 01:07:50) |
2252. ワンダー・ボーイズ
うー、この映画の面白さ、楽しむべきポイント、というのがどこにあるのか全く掴めないままでした。ここに登場する人々に、ちっとも共感できないんですよね。登場人物がそれぞれに、何を考えてるんだか意味不明。笑うに笑えないエピソードの数々。ごめんなさい、私にとってこれはとことん相性の悪い映画、という感じでした。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-03 01:07:23) |
2253. M:I-2
トムがトムでトムをトムにトムと、教会白い鳩二挺拳銃スローモーション。二人の男の俺様映画に金払って付き合わされる方の身にもなってよ・・・。「スパイ大作戦」の映画化から007モドキに格下げしちゃってるし・・・。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-03 01:06:57)(笑:1票) (良:1票) |
2254. ベルサイユのばら
《ネタバレ》 ムチムチで女らしいオスカルは、まーいいとしましょう(いや、良くないんでしょうけど)。問題は、オスカルが、ちっとも自分の隊長としての任務と民意との間で苦悩したり、反旗を翻したりせず、なんとな~く革命にピクニック気分ででかけて、アンドレが撃たれちゃって、という展開。オスカルはねぇ、愛のためなら自分の隊をねぇ、平気で捨ててねぇ、男といちゃつくよーな女じゃないんだよぉぉぉ! [映画館(字幕)] 3点(2005-04-02 01:00:27) |
2255. パトリオット
なんか、イギリス軍がアメリカにおいて民間人を虐殺したという事実自体がないらしいんですけど。この映画、罪もない人々が虐殺されて、そこで正義のアメリカ人たちが立ち上がって勝利を収めました、って展開だけど、まるっきりフィクション。インディアンも悪いやつ、もともとはイギリス人が侵略して奪った土地って認識は全くなし、黒人奴隷はみんな白人に感謝、なんて都合のいい映画なんだか。その上製作会社の親会社は日本企業、監督はドイツ生まれ、主演はオーストラリア育ち。何考えてるんだか・・・。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-02 01:00:02) |
2256. 沈黙のテロリスト
《ネタバレ》 「沈黙」付いてるけど、セガール映画じゃないじゃないの、これ。主役はトム・サイズモアで、セガールは部分部分で、あーはいはい、って出てくるだけ。やっすい爆発シーンとやっすいテロの真相。ドラマティックな設定を最後までほっぽらかし。敵ボス途中で死亡。セガール拳も爆発しなきゃ、有色人種バンザイもベタなエコロジーもないんじゃ、セガール映画じゃありませんわなぁ。唐突な終わり方まで含めて、ちゃんと撮影しきれてないモノを、無理矢理繋ぎ合わせたでしょ?って感じでした。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-02 00:59:17) |
2257. 乱気流/タービュランス
《ネタバレ》 主人公があまりにバカで(あぶないヤツだ、って最初っから言ってるってのに!)、その上、他の登場人物もバカなので、『とっとと落ちてしまえ!』と思いながら見てました。「エアポート’75」の世界で「羊たちの沈黙」したらどーかな?という安易な発想によって、ご都合主義のみで構成された物語は、真面目に映画を見ようとする気持ちをどんどんと萎えさせてくれます。タイトルにある乱気流は「こんにちわ」ってやってきたと思ったら、飛行機くるん、と動かしただけで「さようなら」って去っていっちゃうし。ええ~?って。もうびっくりがっくり。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-02 00:58:53) |
2258. SPACE JAM/スペース・ジャム
日本でもジョーダンが子供のアイドルで、ワーナーアニメが普通に楽しまれていたら、この映画の価値もあったんでしょうけれどねぇ。大人が見るにゃキビシ過ぎ。実写とアニメとCG、ついでにビデオ映像が入り乱れて、ちっとも融合してないぐちゃぐちゃな世界、メチャクチャな設定と強引な展開、だけどアニメのキャラクターを生かしたエピソードはあまりない、と。最後まで映画に入ってゆけず、ぼーっとするばかり。ジョーダンさん、ごめんなさい。私、フツーに「バックスバニー」の映画見てた方がよっぽどマシ、とか思いました。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-02 00:58:29) |
2259. 狗神
ダメだ~、自分の日常からは、かけ離れ過ぎてて入り込む余地が全然ありません。面白いポイントも、ちっともないですし。監督、自分の映画に冴えない息子出すの、いー加減にしたらぁ?って、そんなトコくらいにしか気が向いていかない映画でした。私、四国って行った事ないんですが、「死国」とセットで「こういう世界なの?」って勘違いしちゃいそうです。罪作りな映画だなぁ。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-02 00:58:05) |
2260. ハルク
《ネタバレ》 「ああ、マルチ~、マルチ画面~!燃え~!!」という映画でした。いやぁ、やっぱりマルチ画面最高!映画は、というと・・・あれ?どんな映画だったか、ちっとも覚えてないですわ。緑色のCGがべけんべけん、と弾む映画。んで、えーと、ジェニファー・コネリーも年は隠せないなぁ、でも、きれいだなぁ、って。最後はジェニファーも実は・・・、ってオチでしたっけ?喋るロバとか出て・・・ん? [映画館(字幕)] 3点(2005-04-02 00:57:37) |