2361. スピード2
こんな出来栄えでスピードを名乗るとはスピード違反、最低速度違反です。 [ビデオ(字幕)] 3点(2010-04-12 00:11:48) |
2362. ディアボロス/悪魔の扉
パチーノの一人舞台場面ありきの作品。何度観たか分からないこのシーンのはじけっぷり、イカレっぷりはパチーノ名場面集のひとつでサイコーです。マネキンに見えてしまうキアヌ・リーブスも忘れられません。その他はあらかた忘れてしまいましたが・・・ [ビデオ(字幕)] 7点(2010-04-10 23:08:12) |
2363. 荒野の1ドル銀貨
マカロニウエスタンといえば思い浮かぶ本作。よ~く練られた脚本、哀愁に満ちたジュリアーノ・ジェンマ。子供時分の記憶が鮮明に残っている作品です。 [地上波(吹替)] 7点(2010-04-10 04:10:02) |
2364. ロッキー
ロッキーのように成功出来るかどうかはともかく、幾つになってもどんな境遇の中にあっても、自分の人生は自分で切り開いていこうとしなければ、と思わされる映画史に残るテーマ曲です。 [地上波(吹替)] 7点(2010-04-10 03:25:15) |
2365. ミッドナイト・ラン
登場人物、脚本、展開、結末に平板さが否めないにもかかわらず、作品全体からじんわりと滲み出る可笑しさ、爽やかさ、切なさに包まれ、心地良い余韻を味わえる不思議且つ大好きな作品です。複雑怪異な役ではなくとも存在感際立つデ・ニーロに名優ぶりを再認識させられます。 [ビデオ(字幕)] 8点(2010-04-10 02:57:11) |
2366. 北ホテル
《ネタバレ》 ただ一度、21歳の時に鑑賞した際の、粋なルイ・ジューヴェの立居振舞、切ないラストシーンが脳裏に焼きついています。もう一度観たいという思いが最も強い作品です。 【2016/12/31再見】自ら死を望んだエドモンの胸中を思うと切なくてやりきれない。生きて欲しかった。 [DVD(字幕)] 8点(2010-04-06 10:24:27) |
2367. ミモザ館
ルイズを演ずるフランソワーズ・ロゼーが忘れられない作品。ピエールに対する母としての情と女としての情が徐々に徐々に入り混じってゆく彼女が迎えた結末。激しく舞う紙幣の中で、それが紙屑にしか映らないであろう面持ち。胸中を察すると言葉にならない思いに囚われます。 [地上波(字幕)] 8点(2010-03-15 12:05:13) |
2368. あげまん
当時、男性陣の揃いも揃った身勝手さに、憤然としたものです。今はそれに加えて、都合のいい女で悦に入るナヨコにも共感出来ません。男女問わず、上がるも下がるも自分自身。「それ」にすがるさもしさが何ともはや。着眼点が陳腐な上に観察眼も見るべきものがない伊丹監督にしては凡庸な作品です。 [映画館(邦画)] 5点(2010-03-01 18:44:56) |
2369. お葬式
本作の、脚本家兼監督、伊丹十三の着眼点、観察眼、ユーモアセンス、サービス精神に唸らされ惹き入れられ、遺作まで見続ける事となりました。本作はキャラクターのアクが今ひとつ弱い所が惜しまれます。 [映画館(邦画)] 8点(2010-02-08 18:46:05) |
2370. ストレイト・ストーリー
それぞれのエピソードにおけるアルヴィンの言動と佇まいに、生を授かった時から、消え去ってくれない辛い思いも背負って行かねばならない定めと、毎日欠かさず何もかもを見守ってくれる大空のような存在に近づいて行く事が歳を重ねる事である素敵さを感じました。老いに対する怯えを軽減させてくれた本作に感謝。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-18 00:05:16) |
2371. シッピング・ニュース
全編を通して、これ見よがしな悲痛な出来事のてんこ盛り状態。映画とはいえ現実離れが過ぎているように感じました。一方で展開と結末はそれに反比例して棒読みの如き味わい無きもの。多数出演しているいぶし銀の俳優、風景に溶け込んだ音楽が活きておらず残念です。 [DVD(字幕)] 4点(2010-01-17 02:31:38) |
2372. ハーヴェイ
ハーヴェイとは、お人好し・愚直・ばか正直の象徴でしょうか。迷いなきエルウッドの穏やかさに、他者をそのように位置づけて見下す者の心の貧しさを思わされます。けたたましさが目に付いた姉のキャラクターにもう少し深みがあって欲しかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2010-01-15 18:09:47) |
2373. イブの三つの顔
《ネタバレ》 冒頭に実話と告げられているので、障害の模様が平板に描かれている物足りなさ、障害の原因に納得しかねるのも止む無しと眺めていました。意外だったハッピーエンドが脚色されたものである事を鑑賞後に知り、腑に落ちぬ思いが募ります。ただ、京劇の変面の如く(但しメークは一緒)一瞬で別人となる若きジョアン・ウッドワードの演技は特筆もの。感嘆しました。 [DVD(字幕)] 6点(2010-01-10 02:54:40) |
2374. 白痴(1951)
死から生を授けられた亀田の人を憎まず、蔑まず、責めずの姿が、妙子、綾子、綾子の母といった面々がエキセントリックであるが故に際立っていましたので、赤間の野卑さや強欲さが物足りなかった点が非常に惜しまれます。結末を暗示するかのような写真店でのスリーショットの迫力は凄まじく、この先忘れることはないでしょう。 [DVD(邦画)] 6点(2010-01-10 02:33:43)(良:1票) |
2375. そんな彼なら捨てちゃえば?
人間関係を把握するのがやっとの状態。ドロドロした話でないのは分かるとしても、盛り上がりのないダラダラとした展開は退屈。何度か出てくるインタビューシーンの蛇足さが一番印象に残りました。挑発的なタイトルですが、捨てちゃうのは彼ではなくて、自身の依存心、執着心、復讐心ですね。 [DVD(字幕)] 3点(2010-01-07 08:37:38) |
2376. 望郷(1937)
《ネタバレ》 ペペが破滅へと至る過程に、因果応報であるという思いと、損得を抜きにした感情の迸りに対する強い羨望が入り混じります。ジャン・ギャバンといえばあの場面が真っ先に思い浮かぶ名演出が見事です。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-01-06 02:16:59) |
2377. ウィスキー
ハコボにとってマルタは空気のような存在。その空気の微かな揺らぎを感じられない、若しくは感じまいとする事に対する代償。人は空気無しでは生きられないのに。鈍感は罪である事を実感させられます。 [DVD(字幕)] 5点(2010-01-05 01:09:13) |
2378. マダガスカル2
《ネタバレ》 前作未見。アフリカに辿り着くまで話が呑み込めませんでしたが、以降は楽しめました。ペンギン司令官に爆笑の連続。悪役がもっとしっかりしてくれないと盛り上がりません。期待を持った分残念に思いました。 [DVD(字幕)] 4点(2009-12-28 02:38:46) |
2379. ラフマニノフ ある愛の調べ
ライラックは祖国への郷愁か、アンナへの郷愁か。作曲出来ない事の苦悩の源は何であるのか。全編に亘って話の焦点がぼやけている上に、時系列の前後の激しさによる散漫な印象が加わり、観終わって思うのは だから、何なのか? 何度か観直せば感じるものがあるかもしれませんが、その気も起らない作品です。 [DVD(字幕)] 3点(2009-12-28 02:18:01) |
2380. 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ
ロバート・カーライル演ずるレナードがしょぼい中年オヤジにしか見えないのが致命的であり、エレクトラ、Mも中途半端な役どころで物語が盛り上がりません。ただ、エレクトラを制裁するボンドの姿から、「慰めの報酬」「カジノロワイヤル」の駆け出し諜報員から積み重ねた年期を感じられたところに2点上乗せとします。 [DVD(字幕)] 5点(2009-12-21 21:25:54) |